NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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虹ヶ咲学園スクールアイドルのライブの日に投稿できたのは…たまたまです!!!←


第2話

授業中、俺はノートを取らずに

今起きてる事と分かってる事を書き留めた。

 

自分の名前 宮之原 峻

年齢 高2(17)

部活は何も入ってない。

 

Aqoursの皆は冴木 悠と言う男の存在を知らない。

あの事故の2ヶ月前に遡っている。

そもそも、あの事件のことが公にされていない。

 

(…つまり…2ヶ月後に何か起こるってことか…?)

 

「峻くん、峻くんっ」

隣の席の歩夢が突っついてくる。

 

「どうした?」

「ノート…取らなくて大丈夫なの?」

「ああ、予習してきたから大丈夫」

「そ、そうなんだ…(勉強…苦手なはずだったのに…予習なんて珍しいな…)」

 

…そもそも、今やってるのは高校2年生の授業。

意識的には高校3年生に上がった俺には…既にやってる事の繰り返しである。

 

教える順番や内容にあまり遜色は無い。

それよりも今自分の身に起きてる事の方が大事である。

 

 

 

────────────────────

 

 

授業後…。

書き留めたメモは多かったが…抜本的な解決には至らなかった。

 

「峻くん、次…体育だよ?」

「とと…そうだったな…」

 

周りを見ると明らかに少ない男子生徒の後を着いていく。

…まあ、浦の星に比べたら全然良いけどな…。

 

 

体操着に着替えると…さらに違和感を覚える。

(身長は俺よりも少し低いけど…それだけで感覚はこんなにも変わるのか…)

 

ちなみに今日の体育はソフトボールらしい。

さっき男子生徒が話していた。

 

 

 

グラウンドに出て真っ先に体を動かす。

…これならできるかな?

 

「…よっ…」

その場でバク転をしてみる。

…そう言えば、MIRACLE WAVE以来だなぁ…。

 

「…峻くん…いつの間にそんなことできるように…?」

心配そうに歩夢が見つめる。

 

「……んー…イメチェン?

というか…高校生デビュー?」

「もう高校生2年生だけど…

と言うか、そんなことしてたら…また''目を付けられちゃうよ?''」

 

「…?」

この時、歩夢が言ってた言葉の意味が俺にはわからなかった。

 

 

【峻~打てるのか~?】

【ちゃんとボール見て振れよ~】

 

ギャハハと数少ない男子生徒達が笑う。

…なるほどね。

まぁ、こんな容姿だし…納得いく部分もある。

 

 

「ほっ…!」

快音残してボールはグングンと伸びていき…7メートルはあるだろうか防護用のネットの真ん中辺りまで飛んだ。

 

「はは、もう少し筋力あれば越えてたのになぁ」

【……】

【…すげー……】

 

「…しゅ、峻くん…まるで別人みたい…」

楽しそうに体育を受ける峻を見て、歩夢が思わずそう呟いた。

 

 

───────────────────

 

「峻くんっ、帰りに出掛けない?」

放課後、歩夢が遊びに誘ってきた。

 

「いいよ、どこに行くのかな?」

「新宿!…ほら、この前お揃いのパスケース…探しに行こうって約束したし…」

「…ん、そうだな…じゃあ、行こうか!」

 

心の中で、歩夢に謝りつつ…俺は歩夢と一緒に新宿に向かった。

 

 

 

着いてからは、これといった事も無く…2人でパスケースを選んで買ったくらいだ。

 

「良いパスケース、見つけて良かったね♪」

「ああ、大事に使わないとな」

 

その時、通行人が何かを食い入るように見ていた。

「あっ…何かやってるのかな?」

「都会だしな、有名人が何か──────────」

 

見た瞬間、俺は言葉を失った。

そこに映っていたのは…何度も声を聞いた……あの子だった。

 

【皆さん、こんにちは!

スクールアイドル Aqoursの…高海千歌です!】

(千歌…っ…!)

 

それだけでは終わらなかった。

他のメンバーもしっかり映っていた。

しかし、さらに驚く事が…。

 

【そして、スクールアイドル μ'sの高坂穂乃果です!】

(えっ…穂乃果…さん…?)

 

そこには…同じような衣装を着たAqoursとμ'sのメンバーが…映っていた。

 

【今日は、今度開催される…スクールアイドルフェスティバルのお知らせをしに来ました!】

「スクールアイドル…フェスティバル…」

 

もちろん、初耳だった。

そんなイベントがあるなんて全く知らなかった。

…いや、知らされてない?

…まさか…千歌に限ってそんなこと……それに、μ'sの人たちも…。

 

(……ああ、そうか…)

俺はこのイベントに…この子達に…何も携わってない、のか…。

 

そう思うと…どこか、距離が遠く感じてしまった。

たくさん話して、たくさんの道のりを歩いて…一緒に頑張ってきたことが…全く覚えてない。

それがどんなに辛いことか…。

 

 

(……っ…………)

逃げ出したくなった。

…だけど、彼女達は悪くない。

そして、庇う訳では無い、が…俺自身も…悪くない。

 

「…峻くん、すごい見てるけど…ああいうの…興味、あるの…?」

不安そうな顔で歩夢が覗き込む。

 

「…あぁ、なんでか知らないけど…すっごく…無視できないって言うか…頭から離れないって言うか…」

「…ふふっ、虹ヶ咲学園にもあるかもね、スクールアイドル部♪」

 

その言葉に俺は我に返った。

たとえ相手が何も覚えてなくても…伝えられることは、あるのじゃないか、と。

そう思うと居てもたってもいられなかった。

 

「…歩夢」

「ん…なぁに?」

「俺…他の人達にも誇れるくらいの…スクールアイドルを虹ヶ咲学園から…届けたい!」

「…うんっ♪

私は…峻くんのすることなら、何でも応援するよ♪」

 

こうして、俺のスクールアイドル部活動という目標が密かにスタートしようとしていた。

 

 

 

「…峻くんがアイドルする訳では…無いよね?」

「…一応、雑務中心ってことにして…」




次回はあの子が出てきますよ!


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