歩夢「あ、峻くんっ、ほっぺにご飯粒ついてるよ?♪」
「え、どこ?」
歩夢「……あーん……取ったよ♪」
「……あ、歩夢……っ」
口で頬に付いたご飯粒を取った歩夢の姿をかすみがパンを齧り取りながら見ていた。
かすみ「ぐぬぬ……距離近くないですかぁ!?」
ランジュ「そう?いつも通りな気がするけど」
しずく「お付き合いしはじめたんですし、あれが普通なんですよ♪」
かすみ「ぐぬぬぬ……っ!」
果林「……ところで、歩夢……それって…」
歩夢は制服とシャツの間に白いパーカーを着ていた。
歩夢「えへへ……似合うかな?♪」
栞子「えぇ、自由な校風ですし……歩夢さん、白い服はよく似合います♪」
歩夢「ありがとうっ、栞子ちゃん!」
せつ菜(……最も、μ'sさんとの合同合宿の時にも見ましたが……
歩夢さんの顔は幸せに満ちた顔をしてましたからね……)
彼方「さっきファンの子にも似合ってるって言われてたもんね~」
歩夢「えへへ……峻くんと一緒に居れるような感じがするの…///」
「……ほ、本人隣に居るのにそういうこと言うなよ……」
歩夢「あっ、ご、ごめん……っ!!///」
周りの生徒【【今日の昼食……甘いなぁ……】】
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【その帰り】
歩夢「~♪」
「ご機嫌だね、歩夢」
歩夢「こうやって一緒に帰れるのが……嬉しくて……♪」
「……これからは、ずっと一緒だ、安心して?」
歩夢「……うんっ!♪」
「あ、待って歩夢!」
家に着く直前に俺は歩夢を呼び止めた。
歩夢「……?」
俺はカバンを開けて…………1本の花を差し出した。
歩夢「……えっ……これって……」
「……ローダンセ……その……歩夢にプレゼントしたくて……」
歩夢「……峻……くん」
「……花言葉があってね……''変わらぬ想い''……俺の気持ち……だから」
大切そうに……差し出した花を持つ歩夢。
そして、胸の中で抱きしめたまま……愛おしそうに目を細めた。
歩夢「……嬉しい……///」
「……良かった……」
そのまま微笑んだ歩夢は階段を駆け上がった。
事態が飲み込めない俺は一番下から歩夢を見上げていた。
歩夢「……ホントはね、もう少ししてから……披露したかったんだけど……峻くんに内緒で……曲を作ってたの」
「……えっ?」
歩夢「……聞いて……くれる?」
贈ったローダンセを自分の髪の毛に付けた。
「……歩夢……」
歩夢「……これは……スクールアイドルの上原歩夢じゃなくて…
1人の…峻くんの恋人として送りたい……曲……
聞いてね……峻くんっ」
歩夢「──── Awakening Promise!」
歩夢が歌う歌詞からは……自分の気持ちや進みたい道……。
そんな内容が歌とダンスに込められていた。
歩夢「……私は……峻くんとの道を歩きたい
愛を込めて……歩いていきたい!」
「…歩夢……ありがとう、俺も……歩夢と共に歩いていきたい」
階段を数段登り……俺は歩夢に膝まづいて手を差し出した。
その手を……歩夢は確かに握りしめてくれた。
この曲と……歩夢の気持ちを受け止めて……俺はこれからも一緒に歩いていく。
……守ってみせるよ……絶対に、な。
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【次の日の朝】
「…………朝、か……」
歩夢「おはよ、峻くん♪」
隣に居た歩夢がゆっくりと起き上がって、クスッと笑った。
「……なんか、幸せだな」
歩夢「ふふっ、分かったから……朝ごはん、食べよ?♪」
「……やだ、歩夢が良い」
歩夢「も、もーーっ……ダメだよ……///」
「……えーーー……」
歩夢「……私がいいなら……その……もう少し、早く起きないと……ダメ、だよ……?///」
そう言って歩夢は俺にキスをした。
……恋人になってから初めてのキスだな。
「……そういうとこだよな、歩夢って」
歩夢「……え?」
「無自覚に誘惑してくるとこ」
歩夢「そ、そんなことないから!///」
と、言いつつも笑ってくれる歩夢。
これからは朝から幸せな彼女の姿を見れると思うと……自然と俺も笑ってしまうのであった。
次回:分岐ルート 近江彼方編
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