せつ菜「きゃぁああああああっ!!!(バシーーーーン!)」
「ただいま~……」
夜9時過ぎに帰宅……と、言っても自分の家に、では無い。
彼方「あっ、おかえり~♪」
エプロン姿で出迎えてくれる彼方。
手にお玉を持ってるあたり……ちょうど帰りに合わせて夜ご飯を作ってくれてたのだろうか。
「今日は何かな?」
彼方「今日はね~、峻くんの好きな生姜焼きだよ~♪」
「おっ、食べたいって思ってたんだよな~!」
2人で談笑しながらリビングに向かう。
と言うのも、俺はここ最近彼方の家に泊まったり顔を出したりしている。
……今日で7日目である、もう既に自分の家と化していた。
遥「あっ、峻さんおかえりなさい♪」
「遥ちゃん、ただいま」
遥ちゃんも彼方と交際した事と俺が働いて彼方との時間を増やしてくれと話すと泣いて喜んでくれた。
彼方の母親はと言うと……。
「あ、その前に……はい、彼方」
封筒を渡すと、彼方は少し気まずそうな顔をした。
彼方「……あ、う、うん……あ、ありがとう……ね?♪」
やっぱりまだ給料を貰うことに抵抗を感じているのだろう。
「遠慮するなよ、彼方の美味い料理食べれてるんだし……な?」
彼方「で、でも……悪いよ~…っ」
「彼女のために頑張るのは彼氏の務めだろ?」
彼方「…………///」
遥「……何か、カップルって言うよりも……2人とも新婚さんみたいだね?」
彼方「なっ────────///」
「……確かに」
彼方「しゅ、峻くんまで~っ!//////」
因みに、彼方の母親にも事情を説明した。
そして、自分の考えと気持ちをしっかりと打ち明けると
「大事な娘のためにそこまで考えてくれる人が悪いはずがない
それに、彼方の幸せそうな顔を久しぶりに見た」と交際をOKしてくれた。
「んじゃ、いただきまーすっ」
彼方「食べて食べて~♪」
「……ん、美味い!はぁ~…染みるわ~……」
彼方「お、大袈裟だよ~……っ」
「いや、ホントにホントに……いい奥さん貰ったわ……」
彼方「だから、気が早いよ~っ!///」
遥「あはは、仲良しだな~、ホントに」
彼方「は、遥ちゃんまで~……///」
────────────────────────
【夜……】
「彼方、寝ないのか?」
時刻は夜の23時……彼方はまだ勉強机と向き合っていた。
彼方「あっ、うん、もう少し起きてるよ~♪」
「……そっか」
彼方「勉強終わった彼方ちゃんが、熟睡できるように布団を温めておいてね~♪」
「……わ、分かった…」
泊まる度に、彼方は必ず俺の腕枕を所望してくる。
そして、部室に居る時も……エマや歩夢に膝枕をしてもらうが……。
彼方「な~んか、違うんだよね~……♪」
そう言って、トボトボと俺のところに来て膝枕で眠りにつく。
それを見て果林やしずくが、微笑んでその姿を見てくる。
彼方「おじゃましま~す♪」
そんな事を思い返していると、彼方が布団をめくってきた。
「おいで、彼方」
彼方「は~い♪」
嬉しそうに彼方が身を寄せてくる。
大きな山がこれでもかと接触してくるが、それももう当たり前になってきた。
彼方「……目線がエッチだよ~……///」
「……悪い」
彼方「もう、逃げないんだから……ゆっくりたっぷり…味わって良いんだからね~……//////」
「……か、彼方……」
下で遥ちゃんが寝てると言うのに、俺と彼方はキスを何度も繰り返した。
口を塞ぐだけで、彼方の思ってる事が伝わってくる。
彼方「……ぁ……そうだ、峻くん……///」
「……ん、どうした?」
彼方「明日から……お昼は用意しなくて、いいからね?」
「えっ……どうして?」
彼方「お弁当用意するから~♪」
「えっ、お弁当っ?」
彼方「あっ、峻くんが思ってる事は無いから大丈夫だよ~…?」
「うぐ……っ」
彼方「朝早くおきるって訳じゃないし、遥ちゃんの分も彼方ちゃんの分も作ってるから1人分増えても大丈夫だよ~♪」
「……彼方のお弁当……」
昼休みに2人でお弁当を食べる……。
うん、凄くカップルらしい……アーンとかしてもらったりして。
彼方「もちろん、膝枕のお礼もあるし、彼女だし、してあげるよ~……♪」
「ぜひ、お願いしたい……!」
彼方「はぁーい♪」
「あ、そうだ……じゃあ、俺もワガママ言っていい……?」
彼方「……んー?」
俺は自分の頭の位置を少し下げて……彼方の胸に頭を当てた。
「彼方の胸枕~……」
彼方「しゅ、峻く~ん……///」
「……めっちゃ柔らけぇ……」
彼方「も、モゾモゾするよ~……///」
「…………zzz」
彼方「…ホントに寝ちゃった……///」
峻が寝たのを確認した彼方は……峻のおでこにキスをした。
彼方「大好きだよ……峻くん、これからもずっと一緒にいてね…///」
その言葉に、峻は少しだけ微笑むのだった。
次回:分岐ルート 優木せつ菜
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