お待たせしすぎて渡良瀬になったちゃったわ……(?)
あのライブの後……それからと言うのものの……。
せつ菜「峻さんっ!今日お家に行ってもよろしいでしょうか?!」
歩夢「ぶーーーーーーっ!!!!」
昼飯の時、せつ菜が身を乗り出してお願いしてきた。
それを見ていた歩夢はお茶を吹き出した。
虹ヶ咲なだけに虹がかか……いや、やめておこう。
歩夢「せ、積極的すぎないかなぁっ!?」
せつ菜「……そう、ですか?」
「……俺はダメとは言わないが……休みの日とかにした方が良くない?」
せつ菜「……ヤダ!」
「……え?」
せつ菜「ヤダっ!」
「や、ヤダって……お前なぁ……」
正体が明かされた後……せつ菜は菜々の姿よりもせつ菜の姿でいる回数が増えた。
そして……駄々を捏ねる回数も増えた。
せつ菜「……むぅ……峻さん、意地悪です!」
「……ど、どうにかしてくんない?」
果林「あら、リア充の悩みは聞こえないわね?」
かすみ「そーでーす!聞こえませーん!」
「……おんまえら……」
そして他のメンバーはこの様にドライな対応(?)をする事が増えた。
せつ菜「どうしてもな頼み事があったのに……」
「……え?そういうことなら早く言ってよ……いいよ、おいで?」
せつ菜「さすが峻さんですっ、大好きです!!♪」
彼方「……暑いなぁ…」
エマ「11月だよ、彼方ちゃん」
彼方「……むぅ」
しずく「……なんか、せつ菜先輩……幼稚化してるような────」
ミア「しずく……それ以上は、いけない」
しずく「え、あ、は、はい……」
ランジュ「じゃあ、ランジュは二人の間にお邪魔す─────」
璃奈「百合とカップルの間に挟まるのは……重罪」
ランジュ「……こ、怖いわよ、璃奈ぁ……」
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【峻の家】
「さあ、上がって……って言いたいところなんだけどさ」
せつ菜「……?……どうしましたか?」
「家に寄る前に買い出ししてたけど……何用?」
俺の手には2つの大きなレジ袋があった。
せつ菜「それはですね~……」
自分のバックを漁るせつ菜……そして取り出したのは……。
「……?」
せつ菜「料理を教えてください!!」
エプロンだった。
「……りょ、料理……?
それに、そのエプロンは……」
せつ菜「彼方さんと作りました!ペアエプロンですよ!」
「……あぁ、なるほどね…形から入るタイプね」
しかし、またどうして料理なんか……。
せつ菜「……その、私は……料理が…出来ませんから」
「……あー……」
多分合宿の時のことをまだ根に持っているのだろう(152話 参照)
「……良いけど、手厳しいよ?」
せつ菜「はいっ、スパルタでお願いしますっ!」
「OK、せつ菜がそこまで言うなら教えるよ」
せつ菜「ありがとうございますっ!」
「でもその前にそんなにタバスコは使わないからね」
せつ菜「えぇっ!?」
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【料理中】
せつ菜「えぇっと、ここは……」
「違う、その切り方は怪我するよ」
せつ菜「は、はいぃ……」
ことごとく指摘されたせつ菜がどんどんと落ち込んでいく。
せつ菜「……ここまで出来ないなんて……」
「誰でも不得手はあるもんだよ……だけど、なんでまた料理を……」
せつ菜「……その……」
包丁で野菜を切るスピードを遅くしながらせつ菜が言葉を詰まらせた。
「……言いたくないこと?」
せつ菜「……絶対に、笑いませんか?」
「笑わないよ、聞かせて?」
せつ菜「……その……ゴニョゴニョ……///」
「え?」
せつ菜「…………は、花嫁修業…………です……///」
「…………………………」
せつ菜「な、何とか言ってくださいよぉ…///」
「……ごめん、聞いてる俺の方が照れるわ……」
せつ菜「…………///」
「……よ、よし!続けるか!」
せつ菜「は、はいっ!///」
気まずい雰囲気の中作ったオムライスは…少し恥ずかしくて優しい味がするのだった。
次回:恋人でありパートナーであり……。
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