同級生【あっ、せつ菜ちゃんおはよ~っ】
せつ菜「はいっ、おはようございます!♪」
同級生【ねぇねぇ、あのアニメ見た?】
せつ菜「はいっ!もちろんですっ!
特にあのシーンでの主人公の~─────」
「…すっかり溶け込んだなぁ」
元生徒会長 中川菜々が優木せつ菜と分かってしばらくが過ぎた。
今ではすっかり、せつ菜で居るのが当たり前となってきていた。
(ま、菜々が気楽で楽しいならそれでいいんだけどな)
熱く語るせつ菜の姿を見て、ぼんやりとそんなことを考える峻だった。
歩夢「どうしたの、峻くん?」
「んー?…いやぁ、せつ菜で居るのが普通の光景になっててすごいなぁーって」
歩夢「あはは、でも先生から呼び出される時とかは眼鏡かけて菜々ちゃんに戻るけどね?」
「切り替えの速さ…プロ並かよ…」
歩夢「でも、確かにせつ菜ちゃん…すっごく楽しそう」
「歩夢もそう思うか?」
─────────────────────
【その日の帰り道】
せつ菜「……不思議です」
「ん?」
帰り道に、ふと…せつ菜が言葉を漏らした。
「……不思議…とは?」
せつ菜「昔は…想像できなかったんです
こんな風に…大好きなアニメや漫画の話をしたり…
スクールアイドルを続けられたり出来る毎日が…私にとっては不思議で……」
「あぁ、なるほどね…まぁ、確かにそうかも…な?」
せつ菜「あの日…あの時、峻さんが直談判に来なかったら……と考えると……」
「あはは、運命かもな?」
せつ菜「……そう、ですね…こうやって…か、彼女になっています……し……///」
「そこで恥ずかしがるなよ…」
せつ菜「ま、まだ慣れないんです!///
……もぅ、何で峻さんはそんなに堂々としているんですか…///」
「えっ?
……いや、こんな可愛い彼女が居たら鼻も高くなるだろ?」
せつ菜「自然にそういう事言うの……本当にずるいですから…ね?///」
カバンで顔を隠すせつ菜。
耳まで赤くなってる姿を見て、峻は吹き出した。
「俺はもっとそういう菜々見たいけどなっ」
せつ菜「……付き合って最初に、菜々って呼んでくれた時……本当に嬉しかったんですよ?///」
「知ってる、言ってる俺も呼んでて嬉しかったから」
せつ菜「……敵いませんね、峻さんには」
ふぅ、と息を漏らしたせつ菜が峻の前に立つ。
せつ菜「でも…私も峻さんの事をもっともっとドキドキさせたいんですからねっ?♪」
メガネをかけたせつ菜がニコッと笑いかけた。
「……っ」
せつ菜「あっ、今ドキッとしてましたね?♪」
「う、うっせーっ!!してねーよ!!」
せつ菜「ふふっ、そういうことにしておきますね♪」
せつ菜「これからも……一緒に歩んでいきましょうね!」
元気いっぱいに笑うせつ菜を見て、自然と笑みがこぼれる峻だった。
せつ菜ちゃんキュンキュンメモ:6話も書く
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