璃奈「…………………………」
鏡の前で指で口角を上げる璃奈。
「……なにしてんの?」
璃奈「笑顔の練習」
「既に十分笑えるようになったと思うけど」
璃奈「まだまだ、峻さんの前だけだし…」
「……でも、どうして急に?」
璃奈「……まず、峻さんの家に挨拶行く時に……無愛想な子って思われたくない」
……話が何段かすっ飛んでる気がするが……突っ込まないでおこう。
璃奈「それに……笑った方が可愛いって……言われたし…///」
「……誰から?」
愛「そーーーだよぉーーーー!りなりー、笑った方が可愛いって~!!」
後ろからワシワシと髪の毛を撫でる愛。
璃奈はされるがままに、グワングワンと揺れていた。
「はいはい、そう言ってもらえるのは嬉しいけど
璃奈は俺のだからなー」
愛「くぅ……これが目の前で大好きな子を取られる感覚……悪くない…」
「何言ってんだお前」
璃奈「愛さんも、峻さんも……仲良く、だよ?」
愛「アイアイサー!!!」
「現金なヤツ……」
────────────────────────
【その日の夜】
璃奈「峻さん、ゲームしよ」
「ん、いいよ……って、新作のゲーム機じゃん……もうGETしたの?」
璃奈「最速予約……璃奈ちゃんボード…………は、無いけど…
ぶいぶいっ」
「よーし、じゃあ明日は休みだし…とことんやるか!」
璃奈「RTA……興味あるの?」
「いや、全然……」
璃奈「裏技、一緒に探そう?」
「見つけてどうするのさ……」
璃奈「ワザップ……」
「それ以上はいけない」
璃奈「……でも、こうやって峻さんとゲームするの楽しい」
「俺も楽しいよ?」
璃奈「……だから、ずっとこうしてたい」
「……璃奈?」
璃奈「…………………………」
ぎゅっと袖を掴む璃奈。
少し俯き加減で寄り添って来た。
璃奈「……ずっと一緒にいれる……かな……?」
「言えるよ、俺が断言してやるよ」
璃奈「…ほんと?」
「あぁ、ホントだ」
璃奈「他の子に目移りしちゃダメ」
「しないって……もしかして、あんま信用されてない?」
璃奈「過去の経験を元に……」
「……痛いとこ突くな、反論できん」
璃奈「……峻さん追跡GPS開発しなきゃ…」
「いや、ほんとに作れそうだからやめときな!?」
璃奈「……ふふっ、冗談♪」
「…………あ……っ」
話を聞いてクスッと笑う璃奈を見て
愛の言う事が何となく分かった気がした俺は璃奈の頭を撫でた。
璃奈「………………?」
「璃奈って、ホント可愛いなぁって」
璃奈「……そういうの普通に言うの……反則///」
「事実なんだけどな」
時折見せる笑顔は眩しくて
もっともっと彼女を笑わせてあげたいと思う俺だった。
次回:栞子編
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