仕事頑張ってたなぁ~あはは~…(血涙)
行けた人いるのかな?
※評価4件ついてました!ありがとうございます!
色づくまであと1つ!
「………はぁ」
「…あの~…貴方…だあれ?」
「えっ………?…あっ……!!!」
目の前で様子を見に来た女の子…
オレンジ色の髪の毛で…くせっ毛の目立つ…。
「(千歌…っ…!!)…えっと……俺は…」
「観光…に、来たの?」
「…うん、そんな所…」
「千歌ちゃ~ん!」
「もう、先に行かないでよ~」
「あはは、ごめ~ん」
「はぁはぁ…いきなり走り出したと思ったら…何事ですの…?」
「うゅ…びっくりしたぁ…」
「(曜…それに、果南も…ダイヤもルビィも…)……っ……うっ…ぁ…」
「えっ!?ち、千歌ちゃん…泣かした!?」
「え、えええっ!?
千歌何もしてないよ!?」
「ご、ごめん…違うの…Aqoursの人達に会えたのが嬉しくって…」
「えーーっと…とりあえず、話聞いてみようよ?」
「そうだね、ここじゃなくてウチの旅館で話、聞くよ?」
「…あり…がとう…」
何度も見た旅館…十千万の前。
しかし、どうしてだろう…。
この埋まらない溝は…。
俺の中では…千歌や曜…果南との思い出が蘇るのに…。
「わんわんっ!!」
「う、わわっ…!?」
「しいたけが初めての人にこんなに懐くなんて珍しい~…」
「し、しいたけ…?」
「そうっ、ウチのペットだよ!…いつもは番犬みたいな役割してるんだけど…あはは、貴方って動物に懐かれるタイプなのかな♪」
「(…しいたけ…もしかして…俺のことを覚えて……いや、そんなこと…あるわけないか…)……分かってたとしても…犬じゃ喋れないしなぁ…」
「わんっ!」
ぼそっと話した言葉にしいたけは返事をしてしっぽを振るだけだった。
──────────────────
「えっと、改めまして…スクールアイドルAqoursの高海千歌ですっ♪」
「宮之原 峻って言います…東京でスクールアイドル同好会の部長してます…」
「渡辺曜であります!…って……お~…?
東京のスクールアイドルだって、千歌ちゃん!」
「私は松浦果南だよ、よろしくね♪
その宮之原くんが…沼津にどうして来たの?」
「(本当はみんなの声が聞きたいから…とは言えないから…)…Aqoursとμ'sのスクールアイドルフェスティバルって言うのを聞いたら…いてもたってもいられなくて…」
「あははっ、貴方もスクールアイドルの輝きを追いかけてる人なんだねっ♪」
「……えっと…1つ、質問してもいいですか?」
「ん?なぁに?」
「…Aqoursの皆さんの高校って…」
「…''浦の星女学院''って言うよ?」
「そこに…男子生徒って…」
「あははっ、いないいない!そんなことあったら生徒会長がぶっぶーですわ!って言うよ~♪」
「あ、今の千歌ちゃん少しダイヤさんに似てたよ♪」
「(そう、だよな…)作詞は…」
「私!高海千歌が担当してまーす!♪」
「曲作りは…」
「ここにはいないけど他のメンバーが作ってるよ♪」
「……あの、何で初対面の俺にそこまで教えてくれるの?」
「んー…疑うような所はないから、かな?」
即答で果南が答える。
…まぁ、確かにスパイなんてスクールアイドルじゃ無さそうだし…熱狂的なファンは居そうだけど。
「それに……」
少し俯き気味に千歌が答える。
「何だか…言葉に表せないけど…はじめまして…って…感じがしないって言うか…あはは、何言ってるんだろ、私…」
「(…千歌………………)……あ、あのっ……!」
──────でも、言葉が出てこなかった。
俺は、悠で。
Aqoursのみんなと部活動して。
衣装作ったり、作詞作曲したり。
時に喧嘩したり、泣きあったり笑いあったり。
…好きになって…好きを受け止めて。
想いを重ねた日々があった、と。
───────言ったところで何になるんだろう。
思い出す訳でもないし…。
それに、変なこと言ってる人なんて…思われなくない。
「…………………………」
無意識のうちに俺は立ち上がっていた。
「…?」
そして、部屋を出て…迷うことなく、自分が使っていた部屋の前で立ち止まる。
その様子を見ながら千歌が後をついてきた。
「……ここ、なんの部屋?」
「えっ…?…もうしばらく使ってない…物置部屋だよ?」
「…そっか…ごめん、変なことして」
荷物を持って帰る支度を始める。
…これ以上居ても…精神的に辛いだけだ…。
「えっ、もうバス無いよ!?」
「…しまった…」
千歌たちと会えてすっかり忘れていた…バスはもうとっくに終車が終わっていた。
「…泊まっていきなよ!明日明後日休みなんだし!」
「えっ…でも、そんな急に…」
「志満姉に聞いてくるー!」
そう言うと千歌がすぐ部屋を出た。
「………あはは、千歌って昔からああいう所あるから…」
「…そ、そうなんですか…」
「ねぇねぇ!そっちのスクールアイドルの事について教えてよ~♪」
「う、うん…これがこの前やったライブの動画なんだけど…」
──────────────
結果、部屋の空きがあった為…俺は泊まることとなった。
そして、今はというと……。
(またここにいるし……)
砂浜で大の字になっていた。
……携帯を見ると…歩夢から連絡が入っていた。
今は…そんな気がないが…連絡返しておかないと大変なことになりそう。
【あっ、峻くん!?お母さんから聞いたよ!?…今…沼津に居るの?】
「…あぁ、悪い…」
【…峻…くん…?】
明らかに様子がおかしい事に歩夢が直ぐに気がついた。
「…Aqoursと会って…俺と…ニジガクみんなの方向性を確かめたくて……なんか悩んじゃって…無理を承知で他のスクールアイドルの人達に聞きたいなって…悪い、身勝手な行動して…」
【う、ううん!大丈夫だよっ!…良かった…無事で…
じゃあ、日曜日には帰ってくるんだね?】
「ああ、みんなにもそう伝えて……」
【…帰ってきたら…ギュッてしてね…?///】
「…歩夢?」
【みんなには私の方から伝えるから大丈夫だよ!じゃあね!///】
そう言うと電話は切れてしまった。
(…歩夢……前までそんなこと言う子じゃなかったのに…)
揺れる気持ち。
…Aqoursのみんなと過ごした日々を忘れられないだけに…
ニジガクのみんなを意識しても…大丈夫なのだろうか、と…。
(…って、それは俺が勝手に言ってるだけだよな…やめよ……)
「こんなところで横になってたら…風邪、ひきますよ?」
「えっ……?……あっ…梨…っ…!!…だ…誰?」
「…?…あ、千歌ちゃんから聞いたのっ
東京でスクールアイドルやってる部長さんが来てるって♪
私は桜内梨子…貴方は?」
「宮之原 峻…」
「峻くん、だねっ♪
私も作曲してるんだけど、峻くんの作る曲も…なんだか聞いてて懐かしくなる感じがしたから…どんな人なんだろうなぁって見に来たの♪」
「(…峻、か……昔から変わらないな…梨子は)…そっか…ありがとうね」
「ふふっ、千歌ちゃんが言う気持ち…分かるかも♪」
「…ん、なんか言った?」
「何でもっ…あと、千歌ちゃんが呼んでたよ?」
「…呼んでた?」
「私の家と千歌ちゃんの旅館…隣同士だから」
「…あ、そう…なんだ…うん、ありがとう…行ってみるよ」
────────────────
「あ、きたきた!♪」
「(…千歌の人懐っこさも相変わらず…だな)…俺に…何か用事…?」
「せっかく沼津まで来たんだし…明日案内するよ!
…と、言っても千歌は仲居のお手伝いがあるから…曜ちゃんが教えてくれるんだけど…迷惑だったかな…?」
「…ううん、ありがとう。沼津の事もっと知っておきたいって思ってたの」
「そっか、良かった!♪」
…曜と一緒にお出かけ…か。
(運命って…皮肉なものだね…)
【その日の夜…】
俺は静かに起きて部屋を出た。
本来、旅館客と千歌達がいる部屋は離れていて…普通の人なら見つけられない。
…しかし、俺はいとも容易く千歌の部屋の前に着いた。
(…そりゃ悠の時は何回も歩いたからな…)
ドアを開けると…静かに千歌が寝ていた。
「……千歌…俺だよ…悠だよ…?」
そんなこと言っても千歌は思い出してくれないだろう。
…それに、今の状態だと…部屋に忍び込んでる状態。
何をしに来たんだろ…俺…。
「…っ……おやすみ…千歌」
「ううん…もう食べられ…ないよぉ…~…♪」
「……ふっ…」
その夢に…果たして俺は映っているのか…と疑問に思うのは
野暮だと思った俺だった…。
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