使用料はせつ菜ちゃんか侑ちゃんのニーソッ…………
ぎゃあああぁああああぁああぁあああ!!!!
女生徒「あっ、王子!」
演劇部員「ホントだ、王子~!」
「……………………」
しずく「あ、あはは……」
あの演劇以来、困ったことが起きた。
それは、かなりの人数から王子……と呼ばれる事が増えた事だ。
聞くところによると、あの演劇のアドリブのセリフや立ち振る舞い……しずくを抱き上げたりするのが、さながら王子様みたいだ……との事らしい。
しずく「……でも、王子って言うのは……間違ってないと思いますよ?」
「え?」
しずく「……だって、私の……王子様、ですから……///」
「……しずく…」
あの後、俺としずくは晴れて恋人同士になった。
なったからと言って、特に今までと変わりはない……はず。
……いや、1つ変わったことがあるとすれば……。
【演劇部】
部長「よしっ、今日はここまで!」
しずく「もう少し……やらないと……っ」
「こーら、しずく……やりすぎ」
しずく「峻さんっ!……で、でも……っ」
「ほら、飲み物とのど飴……続きは夜、マンツーマンでしてやるから、な?」
しずく「むぅ……分かりました……♪///」
「ん、偉いぞ、しずく」
しずく「えへへ~……っ♪///」
部長「……次の演劇、恋愛漫画をベースにしよっかぁ……」
演劇部員「部長、そのセリフ……今週で18回目ですよ……」
部長「……お茶、甘いなぁ……」
演劇部員「あぁ、上の空だ……」
────────────────────────
【帰り道】
「部活長引いたし、今日はウチに泊まるか?」
しずく「はいっ!この間、泊まる時用の衣類、沢山持って来ておいて良かったです♪」
「……いや、それは良かったんだけどさぁ……」
しずく「……?……どうしたんですか?」
「平気で下着を俺の衣類ボックスに入れるのは……その……」
しずく「……ダメ、ですか……?///」
「俺も、年頃の男だぞ……?」
しずく「私の王子様はそんなことしませんもーん♪///」
「…………………………」
しずく「……えっ、し、しません……よね?///」
「してないけど、今後は自信ないかも……」
しずく「もぅ……しっかりしてください!
これからは……その、先輩には色々目指してもらうんですから!」
「目指す?何を?」
しずく「…私の願い……聞いてくれますか?」
「……あぁ、聞かせて欲しい」
しずく「今まで、私は……先輩の理想のヒロインになりたいと思ってました
もちろん、先輩にその事を告げたことはありませんが……
……でも、結局は理想のヒロインになれたのは……先輩のおかげでした」
「……俺は何もしてないよ」
しずく「いいえ、先輩と出逢えたから……私の物語は始まりました
先輩という存在は太陽のようで……いつしか先輩の理想のヒロインになりたい、そう思いました」
「……しずく」
しずく「私も、まだまだ未熟ですね……♪」
「そんな事ないよ、それに……俺もしずくのおかげで……物語が始まった、かもな……と言ってもまだ序章に過ぎないけどな」
しずく「……私と先輩の物語……ずっと、描き続けてくれますか……?///」
「あぁ、そのためには……俺もしずくの理想の王子様にならないと、な?」
しずく「……その必要は、ありませんよ……」
───────────────────だって、先輩は……。
───────────出会った時から私の王子様だったから。
しずく「……ふふっ♪」
「……えっ?」
しずく「なんでもありませんっ♪早く帰りますよ?♪」
「あ、待ってよ!」
これから続く、2人の物語。
色々な出来事が起こり、描き悩む事もあるだろう。
でも……2人なら乗り越えられる。
憧れと理想と想いが2人を紡いだのだから。
次回:分岐ルート 朝香果林編
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