NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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侑ちゃんが可愛くて頭抱えるレベル


朝香果林 分岐ルート
分岐ルート 朝香果林 その1


果林「ごめんなさいね、峻」

「最近、エマじゃなくて俺に頼む回数増えてないか?」

 

果林「エマも忙しいみたいなのよ……それに、道案内兼ボディーガードの役割もして欲しいし♪」

「……だからってさぁ……駅から5分のところを迷うなよ……」

 

果林「地図って不思議よね……携帯傾けても辿り着かないのよ」

「ダメだこりゃ」

 

ここ最近、果林のモデル業の道案内をする機会が増えた。

と言うのも、部室で唸ってる所を見かけて声をかけたら子犬のように縋りついてきたという経緯だ。

 

「マネージャーとか居ないのか?モデルなんだろ?」

果林「まだまだ駆け出しのモデルにそんなものは無いわよ?

事務所は名の知れたところだけど……」

 

「そんなもんなのかねぇ……」

果林「……そ・れ・に~っ…峻がマネージャーやってくれても、いいのよ?♪」

 

俺の唇に指をつける果林。

こういう事を平気でやってしまうのだから俺の内心も冷や冷やだ。

 

「はいはい、俺にマネージャー業出来るわけないでしょ」

果林「そうかしら?スクールアイドル同好会の部長として

みんなのスケジュール管理もしてるんだし…悪くないと思うんだけど?」

 

「んなら、マネージャーになったら最初に直して欲しいところ言ってやるよ」

果林「そ、そこを支えるのもマネージャーの仕事でしょ!///」

 

……だからってなぁ…毎朝起こして欲しいって言うから

モーニングコールしてるけど、寝ぼけてビデオ通話にするのはホントにやめて欲しい。

果林は部屋の中だと色々無防備すぎるから……。

 

果林「……ま、その話はそのうちゆっくり話しましょ?」

「本気にしてんのかよ、別に俺は……」

果林「そう言ってなんだかんだやってくれるのが、峻の良い所って知ってるわ♪」

「………………………………」

 

こういう所はお姉さん感がするし、果林の方が上手のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

【撮影終了後】

 

 

果林「お待たせ、峻……外で待ってなくてよかったのに」

「中に居ても場違いだろ?」

 

果林(モデル仲間か俳優さんですか?って聞かれたことは……黙っておきましょ)

「さて、夜飯食うか?ご馳走するぞ」

果林「あら、餌付け?」

「……あのなぁ…」

果林「冗談よ、それに──────」

 

 

その時、話を遮り…果林が俺を引っ張った。

「────────っ!?」

果林「自転車が来てるわ、危ないわよ?」

「……あ、あぁ……悪ぃ」

果林「意外とドジねぇ?♪」

「……うるせ、それより…」

 

普通に当たってる、何ならからかうかのように腕を絡ませてくる。

果林「あら、嬉しくないの?」

「……嬉……う、っ……」

果林「ふふっ、可愛いわね~っ♪」

「う……っ……っさい!飯行くよ!」

果林「はいはい、行くわよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか、この何も無い普段の出来事が、後に大事になるなんて

俺たちは知る由もなかった……。

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

【数日後】

 

 

 

何やら部室の前が、騒がしい。

かすみが覗くように中を見ていた。

 

「どした?」

かすみ「~っ!!!!……って、先輩ですかっ……

……ちょっと、こっちに!」

 

そういうと、階段のところまで連れてかれた。

かすみ「果林先輩が、ものすっごーーーくご機嫌ななめなんですっ」

「……果林が?」

 

しずく「そうなんです、受け答えも端的で……少し角があるというか…」

「……うぅーん……ほら、あれじゃない?女の子─────」

ミア「BE QUIET……それ以上はいけないよ、Babyちゃん」

「……あ、はい…………つっても、埒あかんしな……俺聞いてくるよ」

かすみ「えぇっ、大丈夫ですかぁ?」

「大丈夫大丈夫、案外なんてことないかしれないしな」

 

 

 

そう言って、俺は部室に入っていった。

 

 

中に入ると、果林が腕を組みながら……怪訝そうな顔をしていた。

目の前には……雑誌があった。

 

「果林?」

果林「……あぁ、峻……」

確かに、端的ではあった……が。

角が立つどころか、少し困った顔をされた。

……雑誌が関係あるのだろうか?

 

 

「何かあったのか?……それに、その雑誌…」

果林「……話すより、見てもらった方が早いわね」

そう言うと、果林は雑誌を手渡してきた。

 

「あ、もしかしてアレか?この前撮ったモデルの写真がイマイチだったとかそんな────────────────」

 

 

 

 

 

そこには、こう書かれていた。

【モデル兼業の人気急上昇スクールアイドル、熱愛発覚か】

【路上で堂々と腕組み、飲食店に消えてゆく】

 

 

 

 

 

「…………え?」

果林「言わゆる、パパラッチってやつよ」

「……え?これ……えっ?」

あまりに予想外の展開に俺は狼狽えた。

 

果林「私なんかじゃそんな物に載らないと思ってたけど……迂闊だったわね……」

頭を抱える果林。

しかし、この内容は…………。

 

 

「誇張しすぎてないか?別に腕組んだのだって危ないから俺の身を寄せただけだし……」

果林「証拠もない、目撃者もいない……相手方はそんな中をそれっぽい写真を撮って容赦なく書き込むのよ」

「……そんな……」

果林「とりあえず事務所の方が対応してくれてるわ

峻も変な気を起こして、雑誌の編集社に行くとかしないでちょうだいね

相手の思う壷よ」

 

「……わかった」

果林「…そんなに重く受け止めないで♪

これくらいのほとぼりなら、すぐ冷めるわ♪」

「……………………」

 

そう言う果林の表情は、どこか曇っていた……。




次回:前途は多難で災難で

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