NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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こいつ毎日ニジガクのお話投稿してんな?????


分岐ルート 朝香果林 その4

「も、モデルを辞める~っ!!?!?!?」

果林「…話は最後まで聞いてちょうだい」

 

昼休み、突然の告白に周りの目も気にせず峻は立ち上がった。

 

果林「一時的に、よ

昨日事務所の人から提案されたの」

「な、なんでまた…」

 

果林「…正直な事を言わせてもらうと、モデルは何時でも復帰出来るわ

…でも、スクールアイドルで居られる時間は残り少ないでしょ?

だから、今はそっちに尽力して欲しいって…でも、雑誌にはスクールアイドルとしての姿を載せてもらえるし…そんなに私は困ってないわよ?」

「…果林…」

 

果林「…それに……」

「……???」

 

果林「何でもないわっ♪

私の考えは言ったわよ?後は頼れるマネージャーくんが…決めてちょうだい…ね?♪」

「決めるも何も…」

 

果林(後は…彼との今という時間をもっと大切にして欲しいって言われたのは…さすがに、言えないわね…///)

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

「………うーん…」

果林が載っている雑誌を、ペラペラとめくる峻。

その様子を、ニジガクメンバー達が覗き込んできた。

 

エマ「それ、果林ちゃん?」

「うん、そうだよ」

 

ランジュ「やっぱり映りがいいわね~…あっ、ランジュも負けてないわよ?♪」

かすみ「かすみんの方が上ですからっ」

ランジュ「な~によぉ~?」

かすみ「なんですか~っ!」

 

「…こうして見ると、遠い存在だよな、果林って」

彼方「どうしたんだい、物思いに耽って」

「いや、モデルでもスクールアイドルでも人気が出始めて…何だか凄いな~って」

 

ミア「良い事じゃないか、もっとBabyちゃんも誇らしげにしていいと思うけど」

「うん…まぁ、そうなんだけどね…」

 

しずく「…でも、果林先輩も変わったと思いますよ?」

「そう?」

しずく「なんと言うか…顔付きが安らいでいると言うか…

ほらっ、この写真とかも笑顔が素敵じゃないですかっ」

「言われてみれば…そう、かも?」

 

愛「カリンも変わったって事だよ~っ♪」

歩夢「でも、峻くんの前では甘えん坊だけどね♪」

せつ菜「未だにあの動画、見かけますもんね」

 

「…あれなぁ…ネット社会…ホント怖いわ…」

璃奈「でも、あんなに幸せそうな果林さん見てると…こっちも嬉しい」

栞子「一時的ではありますが…同好会を離れてたので尚更そう思いますね」

 

かすみ「…………」

ランジュ「わ、悪かったわよ~っ、あの時は!」

かすみ「問答無用ですっ!こうしてやりますから~!」

ランジュ「く、くすぐるのは聞いてないわよ~っ!!」

 

 

彼方「…アレは置いといて…」

(置いとくのか…)

 

彼方「でも、果林ちゃんも果林ちゃんなりに頑張ってるのだよ

峻くんが知らないだけで」

「…俺が、知らないだけで…?」

 

彼方「もっともっと、果林ちゃんの事を知るべきさ、少年よ」

「…果林の…事を…」

 

果林「お疲れ様~…って、みんなしてどうしたのよ…?

特にランジュとかすみちゃん…」

 

かすみ「今いい所なので!!」

ランジュ「ひゃ、ひゃははっ!!わ、分かった!分かったわよ~っ!///」

 

 

果林「ねぇ、峻?」

「ん?」

 

果林「ちょっと、部屋まで来てくれない?」

歩夢「っ!?///」

せつ菜「なっ…!!///」

愛「……お、おぉ~…///」

 

「いや、何を考えてるの、そこは」

栞子「今までの峻さんの立ち振る舞いがそうさせたのですよ」

「………」

璃奈「あ、クリティカルヒットした」

ミア「Over kill…容赦ないね…」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【果林の部屋】

 

 

 

「…そんで、どうしたんだ?

何か話したい事でもあったのか?」

果林「ちょっと、写真を撮って欲しいの」

 

「…写真?部室でも良かったんじゃ…」

果林「…2人きりじゃないと、撮れない写真もあるの…よ?♪」

 

峻をベットに腰掛けて…果林は距離をゆっくりと詰めていった。

 

果林「…ねぇ、峻…」

「な、なんだよ…」

 

果林「…柄にも無いことを言うかもしれないけど…聞いてくれるかしら?」

「…き、聞く、けど…」

 

果林「私、もっと峻との時間を…大事にしたいの

スクールアイドルでもモデルでもない…峻と一緒に過ごす時間が」

「い、今も十分時間は出来てると思うけど…」

 

果林「…もう…っ、そこは女の子の心を理解してあげなきゃダメよ?」

「…う、うぐ…ごめん…」

 

果林「…もっと甘えたり…一緒にドキドキしたり…手を握って…笑ったり…私だって、したい…のよ?///」

「…果林…」

 

果林「これはモデルでもスクールアイドルでも出来ない事よ?

…出来るのは…峻…アナタと居る時だけ…よ?」

「………………」

 

果林「事務所の人にも言われたの…もっと彼との時間を大切にしなさいって」

「そ、そうだったの…!?」

 

果林「確かに…言われてから気づいたわ

峻と居る時だけは…私は本当の私で居られるんだって

でも…中々恥ずかしくて言えないじゃない?」

「…だから…あの話を…」

 

果林「…でも、私はアナタの意見に賛成するわ?

峻なら、間違った選択をしないと知ってるもの♪」

「…お前、そういうとこ本当に不器用だぞ」

 

ゆっくり仰向けに寝っ転がりながら、果林の髪を撫でる峻。

果林「し、仕方ないじゃないっ、初恋だもの…!///」

「でも、そんな姿を見られる俺はすっごい幸せ者だよ」

果林「…///」

 

「大好きな彼女が、ここまで考えてくれてるんだもんな

俺も、その想いを汲み取らなきゃ男じゃねーよな」

果林「じゃ、じゃあ…っ」

 

「果林」

果林「…えっ…あっ、は、はいっ…!///」

 

「もっと幸せにすっからよ」

果林「…ふふっ、期待してるわよ…っ♪///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【一方その頃の部室】

 

 

 

 

かすみ「い、今突撃すれば…スクープ激写出来ますかね…っ!?///」

栞子「出来るかもしれませんが、何故バランスボールを持って行こうとするのですか…!!変な集団だと思われてしまいます!バランスボールは却下です!」

 

しずく「あ、行くこと自体はいいんだ…」

愛「帰ってきたら、しゅんしゅんに尋問する」

エマ「しなくても自分から言ってきそう…」

 

ミア「Babyちゃん…Crazyだから有り得るね」

せつ菜「果林さんも峻さんに甘いですからねぇ…」

歩夢「暇だからって、果林さんのホクロを突っつくのやめて欲しいんだけどな~…///

見てる方が恥ずかしいもん…///」

 

璃奈「最近、よく見る…」

ランジュ「そんな事してるのっ!?」

彼方「罪な男だぜ…峻くんよ…」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【しばらくして】

 

 

果林「峻、次はこっちよ~っ!♪」

「はしゃぐな…っていうのは無理そうだな、ただ迷わないようにだけしろよ~?」

 

果林「しゅ、峻が一緒なら大丈夫よっ!///」

「行先間違えそうになったくせに…」

果林「あ、あれはたまたまよ!たまたま!///」

「はいはい、見るんでしょパンダ」

 

果林「…う~っ…私の方が、お姉さんなの…忘れてないでしょうね?///」

「昼も夜も甘えるような人はお姉さんと見た覚えは無い」

果林「こ、声が大きいわよ…っ!!///」

 

「あっ、果林」

果林「こ、今度は何よ…っ///」

 

振り返った果林の表情を携帯のカメラに収める峻。

果林「…と、撮るなら言ってくれればいいのに…っ!///」

「それじゃあ、いつもの撮影とかと変わんないだろ?

俺は素の果林を見たいんだよ…こうやって笑う果林とかさ」

果林「…ホント、敵わないわね…峻には」

 

 

話し合いの結果、果林はしばらくの間、モデルを活動休止という形になった。

しかし、SNSや雑誌で取り上げるスクールアイドルの写真や

オフショットはかなり人気なのだとか。

下手したらモデル時代よりも知名度が上がっているとか。

 

 

果林「頼れるマネージャーが付いて…私は幸せ者ね~…♪」

「おいおい、今は彼氏だろ?」

果林「そうね、とっても頼れる…とっても大好きな彼氏…ね♪///」

 

くすっと笑う果林の表情は、誰にも見せた事ない…柔らかく全てを包み込んでくれるようなそんな笑顔だった。

 

「そう言えば…俺らってツーショットの写真って撮ってないよな」

果林「モデルしてた時は撮ってたでしょ…?」

 

「いや、カップルとしてだよ…こう…自撮り?とかさ」

果林「と、撮れるわけないじゃない!///そんな…恥ずかしい…っ!///」

「いーから、いーから!」

果林「ちょっ、ちょっと峻…っ!!///」

 

肩に手を回し、シャッターを切る峻。

撮り終わった後、果林が横目でこっちを見てきた。

 

果林「…強引なんだから///」

「嫌じゃないだろ?」

果林「…ひ、秘密よ、秘密っ///」

「はいはい、そういう事にしておくよ」

 

果林「…は、早く行くわよ!///」

「おう…って、そっちは逆だっつーの…」

果林「わ、わざとよ!わざと!///」

「どうだか…」

 

 

恥ずかしそうに口を尖らせた果林が先に歩き始めた。

…が、数歩歩いた所で止まった。

 

 

 

 

 

果林「……その…ありがとう…ね…峻…///」

モデルとして…そして、スクールアイドルとして見せない…。

1人の女の子…朝香果林としての表情がそこにはあった。

 

 

 

 

朝香果林編

TRUE Fin




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