(君と、夏の終わりー将来の夢ー大きな希望わすれーないー)
「ん、しょっ…と…」
お風呂の後の柔軟体操は、念入りにしますっ。
…って、これも峻先輩からのアドバイスなんですけどね…。
(…最近のかすみん…ずっと峻先輩のことばっかり…)
かすみんにとって、1番大事なのは、ファンであり…スクールアイドルであり…。
(…でも、そのファンの中に…峻先輩はいるのかな…?)
部長であり…良き相談者であり……かすみんの…。
(ち、違う、違うもん…っ!!///)
1つの想いが、胸を過ったけど…すぐに否定します。
だって、かすみんなんかじゃ…峻先輩は手を焼いちゃうし…。
(…はぁ、もっと素直にならないと…)
…峻先輩は、どう思ってるんだろう。
分からないって言ってたけど…それじゃあ、かすみん…納得しない…。
「…聞こう!思い立ったが……えーっと…?…ま、まぁいいもん!」
ポチポチと携帯をいじるかすみ。
数コールの後…彼は電話に出た。
峻「かすみ?どうしたよ、急に」
「こんばんはぁ~っ、かすみんですよぉ~♪」
峻「いつもの様子なところ悪いけど、部屋着…着崩れてるからな」
「えっ?……あっ…!!///」
こういうとこは、平気で言ってくるところ…かすみんは惑わされてしまいます…。
峻「まさか、その様子を見て欲しいって事だったのか?」
「ち、違いますよぉ!///」
峻「…なんか要件ありって感じだな?」
「…えっと、ですね…」
────────峻先輩にとって、私は何ですか?
(…聞きたい、けど…)
聞いた先を考えるのが…怖い。
正直、果林先輩のようなスタイルの良さもないし…。
エマ先輩みたいに…大きくないし…。
しず子のように…可愛くないし…。
峻「おーい?」
「へっ?…あっ、な、なんでもないですよぉっ!」
峻「なにか隠してるよな」
「…ぅ…」
峻「正直に言わないと……どうなるか、分かるよね?」
こういう時の峻先輩は…ずるい…。
でも…かすみんは…そんな発言にも…ドキドキして…聞いてしまいます…。
「…その…峻先輩は…」
身を捩り…前屈みになりながら問い詰める。
「…峻先輩にとって…かすみんって、どんな存在ですか…?」
目を瞑り、答えを待つ。
峻「大事な存在だよ」
「…えっ…?」
峻「しずくから聞いたよ、かすみが悩んでるって
もう見てられないから…先輩力になってあげてくださいってさ」
「…しず子…」
峻「そんなん大事な存在に決まってるだろ?
俺とかすみは同好会設立時からの仲じゃんか」
「そうではなく…っ!!!!
そのっ…大事な存在って…部員として…です…か…?///」
峻「…それって…」
「かすみんはっ…峻先輩のこと…好き、です…っ///
意地悪なところも…かっこいいところも…全部全部…大好きです…///」
峻「…かすみ」
「…その…ずっと、その事ばっかり考えてて…///」
峻「…あーー…そうだったのか…ごめん、気が付かなくて…」
「そういう鈍感なところも好き…です///」
峻「…その、ありがとう…かすみ
俺で、いいのか?」
「かすみんは峻先輩じゃなきゃ嫌です!!///」
峻「…そうか、じゃあ…これからよろしく頼むね…かすみ?」
「…ぁ…は、はいっ!!///」
峻「その、泣いて喜んでるところ悪いんだけど…見えてるよ…」
「…見えてる?どこがですか…?///」
峻「…………」
私は、無言で鎖骨の下辺りを押さえた。
「………!!!//////
ば、ばかぁーーーっ!!!!!//////」
恥ずかしさのあまり、そのままの勢いで電話を切った…。
その日の夜は、恋人になれた嬉しさと見られた恥ずかしさで少し寝不足でした…///
次回:恋人と言うより…。
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