ミア「Babyちゃん、ちょっとこれ耳にかけて」
ヘッドホンを差し出すミア。
耳にかける前に、大きなため息を漏らす峻。
「だから…Babyじゃないし、ちゃんでも無いし…」
ミア「はいはい、分かったから。峻って呼んで欲しいんでしょ?
Babyちゃんらしいね」
「……年下のくせに、からかいやがって…」
ミア「学年は上だから、ボクの方が先輩だぞっ♪」
「わーったよ…そんで、ヘッドホンがどうしたんだよ?」
耳にかけると、音楽が流れた。
英語の歌詞で、歌っていたのは……。
「……ミアの歌声だな、これ」
ミア「……そ」
「新曲か?なかなか良いな、これ」
ミア「………………」
聞き入る峻を尻目に、ミアは頬杖をついて、そっぽを向いていた。
「……ミア?」
ミア「新曲……だけど、新曲じゃない」
「どういう事だ?」
ミア「Babyちゃんって、ホント鈍感だよね」
ため息と共に、頭を抱えるミア。
その様子を見て、うーんと考え込む峻。
ミア「どうせ考えたって思い浮かばないの、知ってるからね?」
「うぐっ……」
返す言葉も無い……と、峻は苦笑いを浮かべた。
ミア「……この曲は…ボクからの日頃からのお礼…///」
「……お礼?」
ミア「だから…Babyちゃんだけに…峻だけに、聞いて欲しい曲」
「……えっと、つまり…俺のために作ってくれた曲ってこと?」
ミア「べ、別に嫌なら聴かなくて良いからっ!///」
「……これ、音源貰えるか?」
ミア「い、良いけど…どうするつもりなのさ?」
「決まってんだろ?毎日聴くんだよ」
ミア「……あぅ……///」
「可愛い、可愛い可愛い彼女が作ってくれた曲を聴かない彼氏が何処に居るんだよ?」
ミア「可愛いって言い過ぎっ!///
……ホントに、Babyちゃんってば…ホントに……///」
何か言いながら、携帯にデーターを転送するミア。
その様子を、後ろから眺める峻。
「あの曲、タイトルってあるのか?」
ミア「あるよ、聞きたい?」
「せっかくならな」
ミア「───stars we chase」
「stars we chase……か」
ミア「Babyちゃんの事を想って……書いた曲、だから…///
凄く、楽しくて…スラスラ歌詞が浮かんで…こんな事、今まで無かった…」
「……ミア…」
作業が完了したのか、何も言わずにミアが抱きついてきた。
ミア「……Thank you……Babyちゃん」
「何言ってんだよ、俺だって幸せを貰いまくってるっつの」
ミア「ボク……もっともっと、Babyちゃんと一緒に輝きたい
……協力、してくれるかな…?」
「せ、責任重大だなぁ…」
ミア「そこは男らしく任せろって言って欲しいところなんだけど」
「……あい、すいません…」
ミア「まっ、そこがBabyちゃんの良さだけどね
ボクは全部知ってるからっ!♪」
「この前まで、甘えん坊だったくせに」
ミア「い、良いだろうっ!?///」
「こうやって、抱きついてきて、これがアメリカンスタイルだ~とか言ってきて~」
ミア「お、怒るよ!Babyちゃん!!///」
「はいはい、悪かった悪かった」
ミア「生意気……っ……でも……///」
「好き、だろ」
ミア「…………///」
「ありがとうな、ミア……この曲、ずっとずっと大切にするよ」
ミア「All right…当たり前だろ……馬鹿…///」
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【数日後】
「~♪」
歩夢「峻くん、最近その鼻歌ばっかりしてるね?」
「良い曲があってな~」
歩夢「へぇ~」
かすみ「ミア子?顔赤いよ?」
ミア「き、気のせいだしっ!///」
璃奈「何だか……必死…」
ミア「What's?!そんな事ない!///」
栞子(ミアさん…幸せそうですね)
ランジュ(もう少し素直だと可愛げがあるのだけれどもね)
栞子(その辺は、峻さんがリードしてくれますよ)
ランジュ(まっ、それもそうね)
ミア「Babyちゃん、みんなが意地悪してくるっ!///」
「あんまりからかいすぎるなよ~?」
ミア「Yesっ!ほら見たか!Babyちゃんもこう言って─────」
「からかうのは俺の役割だから」
ミア「べ、Babyちゃん……っ!?!?!?///」
かすみ「あー、それもそっか?」
歩夢「否定できないなぁ…」
ランジュ「…ほ、ホントに大丈夫よね?」
栞子「お、恐らく…」
ミアルート
TRUE Fin
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