ランジュ「……んぅ~……」
部室に入ったら、ランジュが難しそうな顔をしながらペンを咥えていた。
「何してるんだ?」
ランジュ「あら、峻っ!♪」
パタンとノートを閉じて、飛びつくランジュ。
見慣れた光景なので、特に栞子やミアも突っ込むことはなかった。
ランジュ「ちょっとスクールアイドルの勉強をしてただけよっ♪」
「ランジュも勉強熱心になったなぁ」
ランジュ「ふふんっ、もっと褒めてくれてもいいのよっ?♪」
得意げに胸を張るランジュ。
その様子を見ていたミアがため息混じりで何かを言い出そうとしていた。
ミア「ランジュ…見苦しい言い訳なんかしてないで正直に言えばいいのに」
ランジュ「なによぅ、言い訳なんかしてないわよ」
「……なんかあったのか?」
栞子「えぇ……っと、まぁ……はい。」
「そっか……まぁ、ランジュが話したくない事なら無理には聞かないけど……」
ランジュ「……話したくないって訳じゃないわ。ただ……話すのが恥ずかしいと言うか……///」
「?」
ランジュ「なんでもないわっ、気分を変えて屋上で続きするわね!
峻、再见♪」
結局、ノートを持ってランジュは部室を後にしてしまった。
「……何だったんだ?」
ミア「さぁね、Babyちゃんが直接聞くのが1番じゃないかな」
栞子「ミアさんに同意ですね」
「うぅーん……聞きにくいこと?」
ミア「''今は''……うぅーん、むしろ今が聞きやすい…かも」
「どういうことなんだ…」
栞子「そんなに深刻な問題では無いですよ、普段通りで大丈夫ですから」
「……まぁ、そういう事なら…様子見に行ってみるよ」
何か力になれることがあるかもしれない、と峻も部室を後にするのだった。
ミア「……言わなくてよかったの?次のライブの事」
栞子「皆さんの意向ですから…それに、ランジュが歌うのは…」
ミア「……あのランジュが…ねぇ」
──────────────────────
【屋上】
ランジュ「ここの歌詞は、もっと情熱的に……難しいわね~…。
でも、無問題ラ!ランジュに出来ないことなんてないわ!♪」
ランジュ(もっと言えば、実際峻が横にいてくれたら……捗るのだけれど……恥ずかしくて頼めそうにもないわね)
ふと、部室をそそくさと出ていってしまったことを憂いているランジュ。
その時、頬に何かが当たった。
ランジュ「きゃあっ!!」
「お、わりぃわりぃ…驚かせちまった?」
飲み物を持った峻がそこに居た。
ランジュ「しゅ、峻……!どうしてここに?」
「様子見に来た」
ランジュ「謝謝っ、ちょうど喉が渇いてたのよっ♪」
飲み物を受け取り、ごくごくと飲むランジュを見ながら……峻は隣に座った。
「……何か手伝えそうなこと、ある?」
ランジュ「……っ……」
その一言に、ランジュの目が少し丸くなった。
「隠しててもバレっバレ……って、まぁ…ミアや栞子から少しヒントはもらったけど」
ランジュ「……そのぉ……」
「言いにくいなら良いよ、でも…力になれそうなことあるなら言ってな」
ランジュ「……笑わないで聞いてくれるかしら?」
「ん、もちろん」
ノートをギュッと握りしめて小さく呟くランジュ。
ランジュ「……次のライブの歌詞を……作ってたの…。」
「いいね、それで悩んでたの?」
ランジュ「……その…テーマが恋愛と言うか…峻をイメージして作ろうってランジュは考えたの…///」
「……あぁ、それで……」
ランジュ「ミアからも言われたわ、ランジュは恋愛の事分かってないって
でも、ランジュはそんなこと無いって思ってたわ。
峻は居るし、ランジュは毎日楽しいものっ。
……でも、いざペンを走らせると…言いたいことや乗せたい言葉がありすぎて……困ってしまったの」
「……いいんじゃない?ありのままを乗せれば」
ランジュ「で、でもっ……!」
「いつもみたく、強気でどんどん前に走ってくランジュの思いを乗せれば伝わるよ…それに、俺はそんなランジュが見たいし」
ランジュ「……峻……」
「って、今ここで伝えたらライブまでの楽しみが無くなっちゃうから勘弁な?」
ランジュ「……ふふっ、分かってるわっ♪」
いつもの様に、悪戯っぽく笑うランジュ。
吹っ切れたのか…元気よく立ち上がった。
ランジュ「やっぱりランジュは、もっともっと峻の目を釘付けにさせるわ!」
「その意気だよ」
ランジュ「いつまでも、峻ばっかりにリードされてたらランジュのプライドが許さないわっ!」
「夜は弱いくせに」
ランジュ「な、なによぅ…!///
それとこれとは関係ないわっ!///」
照れながらも、両手を広げて笑いかけるランジュ。
ランジュ「……だから、完成して…ライブで大成功したら…
ランジュの事、好きって……沢山言ってほしいわっ♪//////」
………………………………………………
【ライブ当日】
ランジュ「きゃはっ!♪
峻、どうだったかしらっ?♪」
「答えなんて決まってんだろ?……最高!」
ランジュ「そうよね、そうよねっ♪
さすがランジュよねっ!♪」
ミア「全く……相変わらずの歌詞なんだから…」
栞子「ふふっ、ランジュらしさが出てましたね♪」
ランジュ「でも、好きでしょう?♪」
「好き?大好きに決まってんだろ」
ランジュ「……峻ってば、嬉しいこと言ってくれるじゃない♪///」
ミア「Good grief…こっちはこっちで相変わらずだし…」
栞子「仲睦まじくて喜ばしいことですよ」
ミア「ホント…Babyちゃんの前では子供になるんだから…」
ランジュ「さぁっ、ランジュともっと色んな景色を見に行くわよ~!♪」
「わかったから!ここで抱きつくな~!」
ランジュ「嫌よ~っ!♪///」
評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。