NEXT Rainbow!!   作:A×K

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あ、あなたちゃぁん…(大蛇丸風)

色々賑わいますね、ラブライブ!!嬉しい限り!!


第27話

「あ、しゅんしゅんこっちこっち~♪」

「わっ、峻さん…私服オシャレ…」

「…そうかな?歩夢が選んでくれ─────」

 

「わー、わー!!」

「むむむ~…?彼方ちゃんレーダー…怪しいって言ってるよ~…?」

「あ、あはは…///」

 

週末、俺と愛と歩夢、璃奈と彼方の5人でカラオケに来た。

…そう言えば、カラオケって…聖良と来て以来…か?

 

「峻くん…カラオケに誘ったけど…歌うの大丈夫…?」

「えっ……歌うのは嫌いじゃないよ?」

「…そ、そうなの…?…いや、峻くんの歌って…こう…''独創的''っていうか…」

 

…むっ、今の言葉で何となく勘づいたぞ。

(峻って……音痴…なのか?)

 

となると…本気で歌うのはダメか?

…いや、でも本気で歌いたいし…。

 

「まー、まー♪

カラオケなんて楽しんだ者勝ちっしょ!♪」

いつものテンションの高さで部屋に向かう愛だった。

 

 

 

──────────────────

 

 

「彼方さん…何歌う…?」

「うーん…遥ちゃんが~…好きな曲にしようかな~♪」

 

「おっ、じゃあ愛さんの十八番、最初に入れちゃおうかな!♪」

「え、ええっと…私は~……」

 

 

…女子4人に俺1人。

(……いかんいかん、歌って気を紛らわさないと)

 

先陣を切って曲を入れる。

GRee〇eNはいいぞ、G〇eeeeNは。

特に愛唄なんかよく歌うぞ。

 

 

「おっ、しゅんしゅんそういう系も歌うのか~♪」

「…は、初めて聞くけど…」

 

 

 

「あはは、ちょっと挑戦してみ─────」

 

話の途中で歌い出しが始まった。

すうっと息を吸い、紡いだ歌声に周りがしんっと静まる。

 

「上手い…璃奈ちゃんボード…''キラキラ''」

「何だか心地よい眠りに付けそうな歌声~…♪」

 

「しゅ、しゅんしゅん凄~い…!歌手みたいじゃん…!♪」

「…カッコイイ…///」

 

周りをシャウトするこの感覚……なるほど、嫌いじゃねぇな…。

 

「…ふぅ、初っ端だったけど…どうだったかな?」

「凄い凄い!愛さんビックリしちゃったよ~!♪」

 

「歩夢ちゃん…なんで携帯出してるの~…?」

「えっ、いや、あのっ…む、ムービー撮ってて…!///」

「盗撮……ダメ、絶対……」

「そ、そんなのじゃないよぅ!!///」

 

「ねぇねぇ!今度は愛さんとデュエットしようよ~!♪」

「わ、分かったからそんなに体引っつけるな…!」

 

「わ、私も峻くんと一緒に歌いたい…!!///」

「分かったから~!!!」

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

結局、ほぼほぼ半分くらいの時間はデュエットか俺の歌う時間に費やした。

 

…まぁ、みんなが満足してくれたならそれでいいんだけどね

俺もいいストレス発散になったし。

 

「はー、すっきりした~♪」

「また来ようね♪」

 

「うぅ~…ん……すやぁ…」

「彼方さん、寝ちゃ、ダメ…」

 

 

終了の時間となり…部屋を出ると…。

 

 

?「さっすが、にこちゃん~歌うの上手いよね~♪」

?「アンタは合いの手入れすぎ!歌うのに集中出来ないじゃない」

?「うふふっ、それが穂乃果ちゃんのいい所だから♪」

 

?「と言うけどにこもノリノリだったじゃない」

?「え~り~…?余計なこと言わないの~!」

 

 

 

 

「…あれっ…あの人たちって…」

「……μ's…だ」

 

「「「…えっ?」」」

 

真剣なトーンで話し始めた俺に対してみんなが驚いた。

そして、俺は…今目の前で起きてる状況に驚きを隠せなかった。

 

 

「…あ、あのっ…!!」

────つい、声をかけてしまった。

 

 

 

?「…?…はい?」

穂乃果が振り向いた。

 

?「貴方たち…虹ヶ咲学園のスクールアイドルの人達よね?」

そして、にこがすかさず質問をしてきた。

……ん?なんで俺たちのこと…。

 

「…知ってるんですか?」

?「虹ヶ咲学園のことは私達、音ノ木坂学院も一目置いてるの…あぁ、紹介が遅れたわね…私は───」

 

「絢瀬絵里…さんですよね」

「え、ええっ…そうよ…貴方は?」

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会…部長の宮之原 峻って言います」

 

「へぇ、男の部長ね~…その割にはいいライブするじゃない」

「に、にこちゃん…っ…い、言い方が悪いよ…っ」

「いえ…まぁ、男の部長は珍しいですからね」

 

 

 

「…しゅんしゅん…いとも簡単に話しかけてる…」

「μ'sって…Aqoursの人達と並ぶくらいのトップスクールアイドルだよね…」

「峻くん…知り合い…なのかな…」

 

 

 

「…ふぅん、じゃあそれが本当か…私たちが確かめてあげるわ!」

「に、にこちゃん!?」

 

「…いいんですか?…お忙しいのでは…」

「いえ、それは本当よ

…生徒会でも、一度虹ヶ咲学園の事は視察に行きたいと思ってたところなの」

 

「…じゃあ…約束…ですよ」

「ええ、すぐにでも視察に行くわ♪」

 

「貴方たちスクールアイドル同好会の事もビシバシ鍛えてあげるから覚悟しなさ~い♪」

「あ、あはは…」

 

こうして、μ'sのメンバーが虹ヶ咲学園に来る事となった。

…せつ菜やかすみが聞いたら驚くだろうな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ことりちゃん、さっきから静かになって…どうしたの?」

「あの人……すごく…かっこよかった…♡///」

「…こ、ことりちゃん…???」




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