NEXT Rainbow!!   作:A×K

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「特に書くことがないのでかすみんのスカートをめくります」

「ちょ、発言が危険思考なんですけど!!??
あ、今回の投稿はキャラの名前がカッコの前に入りますよ~♪」

「よくできました、さっスカートめくりますか」
「だーかーらー!!」


第30話

約束の土曜日。

 

俺を筆頭に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーは音ノ木坂学院に向かった。

 

「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!」

部室をノックすると早速…μ'sのメンバーが揃っていた。

 

穂乃果「いらっしゃ~い♪」

せつ菜「あ、改めて見ると…生μ's…ですよね…」

エマ「なんか感動的だな~…♪」

 

ことり「勝負って言うことだけど…楽しんでいこうね♪」

かすみ「むむむ!ですが負ける気はありませんよ!」

 

希「気合が入っとんね~♪

まるでにこっち見てるみたいやわ♪」

にこ「にことはオーラが違うわ!オーラが!」

 

かすみ「そんなことないですよ~!」

にこ「ぬぅなにを~!?」

かすみ「なんですか~!?」

 

「…あ、あはは…毎度毎度すいません…」

海未「いえ、部室が賑やかになるのもいいものですね♪」

歩夢「…それで…勝負って一体…」

 

にこ「まずは一回戦の勝負の場所に移動するわ!!」

「………どこ?」

 

 

 

 

──────────────────

 

 

にこの後を着いていくと…到着したのは…。

 

「中華屋さん?」

 

にこ「一回戦のお題は…''大食い!''」

璃奈「…大食いって…スクールアイドルに関係…あるの?」

 

「確かになさそうだけど…」

にこ「ぬぅわに言ってんよ!今のスクールアイドルは大食いのスキルの一つや二つ持ってて当たり前よ!」

絵里「にこったらまた大袈裟なことを言って…」

 

せつ菜「いえ…っ…確かに、いっぱい食べて美味しそうに食べるスクールアイドルは素敵だと思います!」

「って、共感した!?」

 

凛「μ'sからは、かよちんが出るにゃー!♪」

花陽「が、頑張ります!」

 

…花陽ちゃん…か。

見た目は食べなさそうだけどな…しかし、ウチで食べる人…と言えば…。

 

 

エマ「じゃあ、私出るよ~♪食べるの大好きだし~♪」

果林「そうね、異論はないわ」

「…分かった、エマ…初めが肝心だからな…頼むぞ」

エマ「はーい♪」

 

にこ「勝負は至ってシンプル!どちらが多く餃子を食べれるか!」

「また口の匂いが気になりそうなものを…」

 

にこ「あ、にんにく不使用の物を頼むわよ♪」

「…用意がいいことで…」

 

にこ「じゃあ行くわよ~よーい…スタート!」

 

にこさんの掛け声とともに花陽さんとエマが餃子が口に運ぶ。

 

花陽「ん~…美味しい~♪」

エマ「ホントだ~美味しい~♪」

 

凛「うぅ…見てたら美味しそうに見えてきたにゃ…後で凛もラーメンと餃子たのもーっと!♪」

穂乃果「あ、私もー!♪」

 

「…ここまではほぼ互角だな…」

果林「…でもμ'sの花陽ちゃん…細いからあんまり食べなさそうだけど…」

 

真姫「…いえ、花陽の本当の食べっぷりはここからよ」

「…え?」

 

確かに…1皿リードはしていたがそんなに大差はついてなかった。

…その時だった。

 

花陽「あ、追加でご飯いいですか~?♪」

「「えええっ!?」」

 

じ、自分から食べる量増やした…だと…?

確かに餃子だけでは味に飽きてしまうけど…!

 

 

花陽「わ~…つやつやご飯…いただきまーす♪」

そう言うと餃子を1個…口に運び…ご飯を……。

 

 

(…ん?)

 

花陽さんが口にご飯…を……。

 

(き、消えた…っ!?)

確かにご飯の量は減ってる…しかし、食べるスピードが早すぎて目が追いつかない。

 

真姫「…ね?花陽はご飯が大好きで何杯目も食べられるのよ」

「い、いや…それにしても…これは…」

 

かすみ「え、エマ先輩っ!負けちゃいますよ!」

愛「とか言ってる間にどんどん餃子のお皿空になっていくよ!?」

 

「…ひぇー…俺には無理だわ…」

ことり「峻くんは、あんまり食べない方なの?」

 

「意外と食わないかも」

ことり「へ~…そうなんだ♪」

歩夢「むっ……で、でも!私が作る料理はいつも沢山食べてくれるもん!」

 

「歩夢の手料理美味いからな」

歩夢「え、えへへ…///」

ことり「いいなぁ~♪」

 

歩夢「…む~…っ」

ことり「うふふ~♪」

 

…こっちでも…鍔迫り合いが…。

 

エマ「…へぇ~…餃子にご飯、か…いい事聞いちゃったかも♪」

 

しずく「…まさか、花陽さんに対抗して…ご飯を頼むのでしょうか…?」

「…ま、まさか…それは─────」

 

エマ「ふんふふーん♪」

手提げ袋から取り出したのは…。

 

穂乃果「パ、パン?!!?!」

絵里「しかも何個も出てくる…!!」

 

「ぎょ、餃子にパン…」

エマ「意外と合う~♪ボーノ♪」

パン一口に対して…餃子を一気に2個食べるエマ。

その勢いは凄まじく、どんどん花陽さんとの差を縮めていく。

 

 

 

 

 

 

 

にこ「…そこまでーーー!!!」

 

エマ「えっ?」

花陽「も、もうおしまい?」

 

にこ「はい!集計係!」

 

希「んー、と…こっちは7皿やね~」

璃奈「エマさん…8皿」

 

にこ「くっ……一回戦の大食い対決…虹ヶ咲学園の勝利…っ!」

 

「お、おお…勝った感ないけど…よっしゃ…」

花陽「いい勝負だったよ~エマさん♪」

エマ「私もだよ~♪美味しいから勝敗なんか考えてなかったけど…♪」

 

花陽「私もっ♪あっ、ご飯おかわり良いですか~?♪」

真姫「ま、まだ食べるの!?」

 

エマ「私もパン追加しよ~っと♪」

かすみ「いや、どんだけ出てくるですかっ!」

 

 

にこ「…これじゃあ勝負じゃなくてお食事会じゃない!」

希「まぁまぁ、食事を通して固い絆が生まれたって事やん?♪」

 

「…だな、俺も同意」

歩夢「私もっ♪2人を見てると美味しそうに食べてるし♪」

にこ「くっ……あ、明日二回戦やるわよ!!」

 

「えっ、明日?」

急すぎないか?と言おうとしたが…絵里さんに肩を叩かれた。

 

絵里「ダメよ…峻…あれは完全に燃えるスイッチが入ったにこよ…」

「…あ、あぁー…」

 

 

恐ろしいくらい納得をしてしまった俺だった。




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好きなキャラアンケート③

  • せつ菜
  • しずく
  • かすみ
  • 果林

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