ギッッッッッッラン★
「……さて、ご飯も食べ終わって…お風呂も済んだ…が
特訓って何をするんだ、かすみ?」
「ふっふっふ~…皆さん、今後の対決でどういう項目が出てきそうだと思いますか~?♪」
「項目…ですか?」
「大食い…ダンス…うーん、あとは…」
かすみの質問にみんな頭を悩ます。
…まぁ、にこの事だから…突拍子もないこと言いそうだしな…。
「…まぁ、無難に考えて…歌とか、ファッションとか…知識とかじゃない?」
「確かにっ♪いかにもスクールアイドルらしい勝負になりそうだねっ♪」
「ということは…全部に通ずるところがあると思いませんか~?♪」
「ん…全部に通ずるところ?」
「前もって予習復習する、ということでしょうか?」
「それもいいのですが…それだと闇雲過ぎますっ
かすみんが言いたいのは…全てにおいて…''平常心''がものを言うと思います!!」
「…平常心?」
しずくがんん?というような顔をする。
歩夢もうーん…と頬に手を当てて考える。
「はいっ!♪
どんな場面でも自分らしさと自分のペースがあれば勝てるってことです♪」
「…まぁ、焦ったり緊張しないって言うのは重要だよな」
「ですですぅ~♪ということでそれが第一の特訓です!♪」
「…でも、どうやって特訓を…?」
「それには~…♪
峻先輩の協力が必要で~す!♪」
「…え、俺?」
みんながこちらを見る。
「…まさか、怒ったフリとか…μ'sの真似をしろとか…そういうこと?」
「いえいえ!違いますよ~♪
峻先輩には…あることをしてもらいま~す♪」
そう言うとかすみは…しずくの腕を掴んで身動きが取れないようにした。
「…えっ?」
「か、かすみちゃんっ…何をっ…?」
「…ま、まさか…」
「はいっ♪峻先輩には今からくすぐりをしてもらって皆さんには耐えてもらいま~す!♪」
「え、えええぇっ…!?!?」
「そ、それは特訓にならないかと…!!」
「そ、そうだよ…っ…そ、それにくすぐりなんて…っ///」
「かすみさんっ…はな、して…っ」
さすがに嫌なのか…しずくも解こうとするが…
かすみが耳元でなにか囁く。
「…いいの、しず子?
これって対決だけじゃなくて…演劇の時も平常心は役立つとかすみんは思うんだけどなぁ~…?」
「うぐっ……そ、それは…///」
「…何こそこそ話してるんだ~…?」
「…わ、わかりましたっ…峻先輩…どうぞっ…!」
「いいのか、しずく?」
少し俯いてもごもごするが…決心を決めたしずくは意志が固いようだ。
「…じゃあ…遠慮なく…」
「しゅ、峻くん…っ…ホントにやるの…!?」
「うぅ…この後私たちも…されるんですよね…?///」
優しく…しずくの脇腹をなぞる。
足を少しばたつかせるしずく。
「っ……ぁ…///」
なんとも言えない…いやらしい声が出るしずく。
それを見て面白がるかすみ。
そして、見てはいけないと思いつつもチラチラと見てしまう歩夢。
せつ菜はじとーっと見ている。
「(ふっふっふ~…かすみんはくすぐり効かないから…せいぜい皆さんはくすぐられてあられもない姿を見せるのです…♪)」
「…あっ…しゅ、ん…さぁん…///」
「脇腹、弱いんだ?」
「そ、そこはっ……いけま、せ…んっ…!///」
口元をきゅっと紡いで耐えるしずく。
…さすがにこれ以上は可哀想に思えてきた。
「…ほい、よく耐えたなしずく」
パッと手を離し…頭を撫でる。
「ほぇ……ぁ……は、はいっ…///」
「…つ、次っ…私する!///(峻くんに撫でて貰えるなら…頑張る…っ!)」
「え、ええっ…歩夢…?」
俺の困惑した表情も、ものともせず…歩夢が近づく。
「…じゃ、じゃあ…」
大きくさらけ出した太ももを指でなぞる。
「ひゃうぅ…!!///」
案の定くすぐったい声を出す歩夢。
…これって…ホントにくすぐったいだけ…だよな?
「う、うぅ…でもっ…もっと…し、てっ…///」
「…えっ……もっと?」
意外と…歩夢って欲しがり?…と言うか…攻められるのが…好き、なのか?
「…わかった」
してと言われてしないのも申し訳ないので…とりあえず強めにくすぐる。
「ぁ……うぅっ…んっ…ひゃ、んっ…!///」
「…歩夢…可愛いな」
「そ、れっ…はっ…いまっ…いわなっ…ひゃん…っ!///」
…いかん、俺の方が限界を迎えそうだ…。
せつ菜やしずく…面白がって見てるかすみも居るし…この辺でやめておくか…。
「…お疲れ様、歩夢…大丈夫か…?」
「はーっ……はーっ…♡///」
…いかん、事後みたいになっとる…。
ちらっと横目でせつ菜を見るが…ポケーっと口を開いて見ている。
「…せつ菜…?」
「………………はっ…!
だ、大丈夫です!…これもスクールアイドルとして備えておかないといけないスキルです!!」
なんだか変なスイッチが入ったせつ菜。
…ん、まぁ…受け取り方は…人それぞれだからな…。
「…じゃあ…行くぞ?」
「はいっ!」
どんと来いと構えるせつ菜。
「…まずは…脇腹…」
「んっ……くっ…///」
…お、耐えるな?
なら、首元とか…。
「ぁ……やっ…///」
ここが弱いのか、くすぐる腕に触れるせつ菜。
しかし、解こうとする力は弱く…むしろその顔は光悦に浸っていた。
「…ぁ…峻…さ……んっ…ぅ…///」
「せつ菜…そんな声出すんだな…」
「…峻…の、せい……です、よ…っ…///」
「……っ…」
ここでそれは反則だろ…という気持ちもあったが…考えないようにしてくすぐりを続けた。
「っ…んんっ……い、やっ……!///」
いや、という言葉に反応してしまった俺は急いで手を離した。
「わ、悪い!やりすぎた!」
「ぁ……い、いえっ!そういう意味では…///」
「ふっふっふ♪皆さんくすぐりには弱いようですね~♪
まぁ、かすみんはくすぐりきかな────」
話終わる前に…しずくがかすみを捕まえた。
「さぁ、峻先輩っ…どうぞ!」
「えっ、えっ?…しず子?」
「かすみさんだけ何もしないのは不公平です!」
「…ごめんね、かすみちゃん…でも今回は私もそう思うよ…」
「あ、歩夢先輩まで…っ!」
「くすぐりが効かなくても…他の方法があります!///」
「せつ菜先輩も~…!」
「…と、言うことだから…ごめんよ、かすみ」
「え、ちょ…っ…峻…先輩…っ?
…や、やめっ……きゃああああっ!!」
かすみの叫び声が部屋に響いたのでした……。
……あ、ちなみに怖い映像を見せただけだよ?
見せ終わったあとポカポカ殴られたけど。
───────────────
「さてっ、皆さんそろそろ寝ましょうか♪」
「…なんでベットが置いてある…」
「知りませんか?移動式の折りたたみベットなんですよっ♪」
「…えっと、うん…初めて見た…と言うかなんで…5個も?」
「峻くんも一緒に寝ないの?」
「…あ、やっぱそういうこと?」
「当たり前です!」
「…あ、あはは…(千歌に聞いたら…是非はないよ!!とか言いそうだからやめておこう…)」
じゃんけんの結果…俺の両隣は歩夢とかすみになった。
そして、向かい合うようにせつ菜としずくというような形に。
電気が消え、皆が眠りにつく。
…が、寝れない俺はふと、こんなことが頭をよぎる。
(…これって…Aqoursのみんなとお泊まりした時と似てる…)
あの時は確か…隣にいた曜が…こっちの布団に入ってきて…。
「…んっ…峻くん…っ?」
「…っ……!……あ、あぁ…歩夢…どうした?」
「…眠れないの?」
「…あぁ、何だかな…」
「ふふっ、峻くんって…昔から知らないところだとなかなか寝付けないもんね…旅行とか一緒に行った時そうだったなぁ…なんだか懐かしくなっちゃった♪」
「…あ、あぁ…変わらないよな…」
「…でも、こうすると…不思議と落ち着いたよね…私も峻くんも…♪」
そう言うと歩夢はこちらのベットに手だけ伸ばした。
そして、俺の手を握った。
「…ふふっ、子供の頃に戻ったみたい…♪」
「なんだか恥ずかしいけどな…」
「そう、だね……///
…も、もう寝るねっ、おやすみっ♪」
と言って眠りについた歩夢…だが、握った手は…離さなかった。
(昔…か……ホントにこの男は…どんな人物だったのだろうか…)
何かの参考に、と…携帯の写真ファイルなどを開いたが…これと言って参考になりそうなものがなかった。
かと言って歩夢から聞くのも違和感あるしな…。
「うぅーん……かすみんランドですよぉ…~♪」
「んっ……なっ…!」
……蹴られた。
考え事をしていたというのもあって…思い切りクリティカルヒットした。
「にゃへへ~…かすみんランドへ~…ようこそ~♪」
「ん、ななっ…!?」
驚くことにかすみがゴロゴロ転がって…こちらのベットに忍び込んできた。
それはまるで…海苔巻きのようにくるくると。
(ん、んな展開あるか…っ!?)
起こそうにもなかなか起きない。
「くっ…かすみってこんなに寝相わるいの、かよっ…!」
起こそうとした……が。
「…ふへっ…♪」
「っ……はぁ…」
こんな心地の良さそうな寝顔みたら…そんな気もなくした。
「…いい夢見てんだろうなぁ…かすみ」
そっと頭を撫でてこちらに寄せて抱きしめる。
小さく…彼女が俺の名前を呼ぶのだけが聞こえて…俺も眠りについた。
次回はここに出てこなかった5人が出てきます!
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