NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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虹ヶ咲学園のメンバーでまたしても野球チームを考えようとしてる今日この頃



※途中、微シリアスです


第37話

「すいません、書類運んでもらうの…手伝ってもらって」

 

「そのための補佐だろ?気にすんなや」

「ですが……」

 

職員室を後にした俺と菜々会長。

ほとんど書類を持っていった俺に対して申し訳なさそうな顔をする。

 

…まぁ、重かったのは確かだけど…。

 

「力仕事は男の役目!…それより、俺は菜々会長が根詰め過ぎてる気がしてそっちが心配だよ」

「わ、私は大丈夫ですから!!」

 

「嘘つけ、最近また生徒会室で寝てる回数多いの知ってるからな」

「そ、それは……///」

 

その度に俺の上着を掛けてあげて午後の授業の時には上着無しでワイシャツ姿で授業を受けてるのがしょっちゅうだ。

 

「…だから何かあったら遠慮なく言えよ?」

「は、はい……って、ど、どこにいくのですか?」

「いーから」

 

校舎とは違う道を進む俺に戸惑いつつも…着いてくる菜々会長だった。

 

向かった先は…自動販売機。

流石に生徒会長補佐を続けてれば菜々会長の好みだってわかる。

 

「ん、ほら」

「お、お気になさらず!!」

「買った後にそれ言っても手遅れだろ…いいから、少し肩の力抜いて…な?」

「…あ、ありがとう…ございます…///

…好きな飲み物…覚えててくれたんですね///」

 

「補佐だからな、多分生徒会長の事なら一番知ってるんだしじゃない?」

「あははっ、そうかもしれませんね!♪」

 

メガネを掛けて、髪型も違うけど…こうやって笑う姿はせつ菜そのものなんだよなぁ…。

 

 

「…ふふっ、何だか…学校デート…みたいですね…♪」

「手でも繋ぐか?」

「は、はいっ!……あ、いえ…その…それは2人きりの時が…いいです…///」

「今から…2人きりになって…甘えてもいいんだよ?」

 

耳元で小さく呟くと菜々会長が顔を赤くして距離を取る。

 

「な、ななななっ!だ、ダメですっ!!///」

「あれ、キスはしたのに?」

「そ、それは雰囲気というか…!!///」

 

「うそうそ…また今度、な?」

「…はぁ…峻さんには敵いません…」

「菜々会長のこともせつ菜のこともなんでも──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時…………''何か''気配を感じた。

 

 

ふと、上を見上げると……そこには……………。

 

 

 

 

 

 

「危ないっ!!!」

「きゃっ…………!!!」

 

 

 

 

咄嗟に菜々会長の体を庇って倒れ込む。

その直後、パリンっという割れる音がした。

 

「っ……大丈夫か…菜々」

「は、はい…っ……一体…何が……か、花瓶…?!」

 

 

落ちてきた方向を見る…誰か…居る。

 

 

 

「……畜生…っ!!」

菜々会長を置いて俺はすぐ後を追いかけた。

 

 

「…峻…さん…………」

菜々会長は…ただ呆然としてるだけだった。

 

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

(はぁ…はぁ……ここの窓が…空いてる…)

しかし、流石に犯人は既に姿を消していた。

 

「愛が言ってた…菜々の事を付け回す奴か…?」

【やっぱり追いかけてきたよ…ふふっ…はははっ…!】

 

 

「…逃げねぇなんて随分余裕なんだな…お前、何者だ?」

【僕はね…知ってるんだよ…中川菜々は…優木せつ菜だって】

 

「…何が目的だ」

【欲しいんだよ…中川菜々…いや、優木せつ菜が

でもね…邪魔なんだよ…お前が…】

 

つまり…花瓶は菜々ではなく俺に向けて落としたって事か…。

 

「…ふんっ…クソ野郎だな…はい分かりましたとでも言うと思ったか?」

【やっぱりそう言うよねぇ…でも、それも想定内なんだよねぇ…】

 

「…しゅ、峻さん…!」

様子を見に来た菜々が後ろにいた。

 

「菜々っ、来るな!!」

振り返った瞬間……背後から重い衝撃が肩から背中にかけて伝わった。

 

 

「…っ……!!!」

奴が手にしていたのは…警棒だった。

 

 

【これ以上近づいたら…コイツはタダじゃ済まないよ~?】

「…な、何が目的なんですかっ…!」

 

怯むことなく…立ち向かう菜々。

しかし、それが男を更に怒らせる。

片膝をついた状態の俺をまた殴る。

 

「ぐっ……!!」

「峻さん!」

 

【簡単な事だよ…私は貴方の物になります…そう言えばコイツは解放するし、優木せつ菜だってことも…バラさない

…でも、ずっと僕を満足させてくれなきゃ、だけどね~…?】

 

高笑いをしながら俺を何度も殴る男。

「だ、めだ…菜々…っ…言う、な…!!」

「峻さん……っ……ごめん、なさい…でも…貴方だけは…助けたいんです…っ!」

 

その言葉に男の手が止まった。

【へぇ…じゃあ…どうするの?】

「私は……貴方の物に─────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菜々の言う言葉が…スローに聞こえる…。

俺の身体の痛みが…そうさせてるのか…それとも、感覚が薄くなってるのか、分からない…。

 

 

でも、ただ1つ…言えることは…。

菜々は……俺が……守る……っ!!!

 

 

決意を……力に変えて…男の足を掴む。

 

【…あ?…まだ動くのかよ】

ため息混じりで大きく腕を振りかぶる。

トドメを刺す気だ。

 

 

…しかし……………。

ガシッと…その警棒を掴み…そして……''折った''

 

【…ん、なっ……!!】

「…そう…易々と倒せると思うなよ……」

 

プチンと何か…黒い感情が俺を覆った気がした。

…コイツは…許せない……何があっても…!!

 

 

【ふざけっ──────────】

話終わる前に回し蹴りが側頭部にヒットする。

 

大きく吹っ飛ばされる男。

しかし、攻撃の手は止めない。

 

 

「…俺も人がなっちゃいねぇな…」

ふうっと息を整え胸ぐらを掴み…右ストレートを叩き込む。

 

【ぁ…がっ…歯、がっ…!】

「…峻…さん…」

 

菜々は恐怖のあまり…立ち尽くすのがやっとだった。

そんなことを全く気にせず…俺は何度も殴った。

 

【ゆ、るし……】

「黙れ」

 

顔を鷲掴み…そのまま床に叩きつけた。

すると、騒ぎを聞きつけた先生たちが駆けつけた。

 

俺も……その場で倒れ込み…そのまま意識が無くなった…。

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

「……う、ううーん………」

「…ぁ…っ…峻さん!!」

 

目が覚めると…そこは保健室だった。

体中が痛い…よく見ると腕とかアザだらけだった。

 

「…アイツは…」

「…先程、先生と…警察の方が取調べをしました

…盗撮などが浮き彫りになって…書類送検、されました」

 

「…そう、か…」

「…助けて、くれて…ありがとうございます…私、なんと言ったら…」

 

「なんも言わなくていい…キツい言い方になるかもしれないけど…菜々、お前は…黙って俺に守られていろ」

「…で、ですが……」

 

「どんな事があっても…俺のそばを離れることは…許さないからな」

「…峻さん…」

「…でも、無事でよかった…」

 

「ぶ、無事でよかったじゃありませんよ!!

峻さんも先生方から厳重注意と2週間の停学処分なんですよ!?」

「……えっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えええええ~!!??……いっ…いっっっったあああ!!!」

 

 

 

 

──────────────────

 

 

「…っ、つつ…」

「峻くん…大丈夫…?」

 

あの事件の後、俺は虹ヶ咲学園メンバーに事情を話した。

 

みんな俺の体の怪我を見て心配をしてくれた。

…もちろん、菜々がせつ菜って事はまだ知られてないけど。

 

おかげで音ノ木坂学院まで行くのも一苦労だ…。

幸運にも…骨は折れてはいなかった。

 

 

「こんにちは~…って、峻くんどうしたのその怪我!!??」

「…あ、あはは…穂乃果ちゃん、声大きい…」

 

明らかに喧嘩後っぽい姿を見て穂乃果ちゃんが驚いた声を上げた。

 

「…明らかに…ただ事じゃない気がするわ…大丈夫?」

「う、うん…少しな…」

…まさか停学処分中なんて言えないしな…。

それに、これは放課後だし…セーフだよな?

 

 

「峻の怪我が気になるけど…4回戦よ!

お題は…度胸試し!」

「…鋼のメンタルってこと?」

 

「そう!スクールアイドルたるもの、どんな時でも自分のアピールをすることが大事よ!」

「…まあ、理にかなってる?」

 

「そして、今日使うのがこれ!」

にこさんが手にしたのは…DVDと…スマホ。

 

「こ、これって…怖い…DVD…!?」

「ふふっ、そうよー!このDVDを見ながら心拍数を計るアプリでどっちが怖がったか測定するわ!」

 

「…虹ヶ咲学園メンバーからは…誰が出る?」

「か、かかかか、かすみんはそういうのNGなので…!!」

「きゅ、急に外も曇り始めてきたよ…!?…璃奈ちゃんボード…''ガタガタガタガタ''」

 

「…えっと…抜擢するようで悪いけど…彼方さん、お願いできるかな…」

「お~…任せろ~う」

 

「μ'sからは希が出るわ!」

「スピリチュアルパワー、見せたるよ?」

 

代表の2人は余裕感があるが…ほかの人たちは…。

 

「こ、こここ、怖くないけど…かすみんは峻先輩の後ろに居させてもらいますからね!!」

「わ、私も…!!璃奈ちゃんボード…''おろおろ''」

 

「…わ、私も…ちょっと…後ろからちらちら見させてください~…っ!」

「花陽さんまで…それに俺の背中なんてそんな大きい訳では…」

 

 

流れてるDVDから女性の悲鳴が聞こえると、怖がりメンバーたちも悲鳴をあげる。

 

「「「きゃああああ!!」」」

「な、殴れば幽霊だって…!!」

「真姫ちゃん…それはスクールアイドル発言としてどうなの…」

 

 

そんなメンバーを後目に…希さんと彼方さんは微動だにしない。

 

希さんは…食い入るように映像を見つめる。

…彼方さんは……。

 

 

(あれ……なんか…肩が少し上げ下げしてる……まさか…)

 

…寝てる?

…いや、まさかな……。

 

 

 

 

 

 

 

「しょ、勝者……近江彼方…!」

…これは…勝ちでいいのだろうか…。

 

彼方さんの心拍数果は…ほぼ変動が無い。

「…いぇ~…い…」

 

「ね、寝てたのー?!」

「い、異議ありー!!」

 

真姫さんと穂乃果ちゃんが異論を唱えた。

…まぁ、彼方さん自身も寝てたのを認めてるしね…。

 

「…んー、敵に塩を送る訳では無いけど…

あの状況でも寝れるのは…ある意味メンタル強いやん?」

「うっ…」

「そ、それは……」

 

 

「これは希さんに1本取られたな」

「で、でもこれで五分よ!…5回戦…覚えてなさい!」

 

「あはは…」

「峻、大丈夫?」

 

「あっ…絵里さん…大丈夫ですよ、さすがにまだ痛みますが」

「貴方がそんな姿だと…私も心配だから…早く良くなってね♡」

 

「…うっ…はいっ」

「…そうだっ、今度お出かけしましょ?…2人きりで…♡」

「…えっ…?」

「考えてちょうだいね♪

それじゃあね♪」

 

 

 

ウィンクをしてその場を立ち去る絵里さん。

……さすがにあの顔は…反則だろ…。




峻くんが怒る姿が書きたかった…。

どこかで峻くんとμ'sメンバーの掛け合いを書きたい!!

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