NEXT Rainbow!!   作:A×K

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「えー、桜坂裁判所 裁判長の桜坂しずくです
被告 作者 貴方はまたしても更新を滞らせてしまいましたね?」

【勤務先が人が居なくて…休日返上をば…】

「ですが…UMAのイベントは…やりこんでましたよね?」
【あ、それは…あの…】

「異議ありです!!作者もプライベートの時間が欲しいはずです!!」
【せつ菜ちゃん……!】

「…なるほど、情状酌量の余地もある、とのことですね
…では、判決………主文 死刑」

【なんでだよ!!】

こんな感じで始まります…。


第38話

5回戦の前…俺は絵里さんにお出かけに誘われた。

 

その道中。

 

(…これって、明らかに…デート…だよなぁ…?)

男と女が2人で出掛けるのをデートというのは俺の考えすぎだろうか?

 

…でも、誘ってきたのは…絵里さんの方だし…。

本人はそう思って……いやいや!考え過ぎだよな…。

 

 

「あっ、峻~こっちよ♪」

「お待たせしました、絵里……さ、ん…?」

 

────待ち人は…1人ではなかった。

 

「…あ、あの…何故希さんと…にこさんも?」

「お出かけの話をしたら2人も一緒に行きたいって…ダメかしら?」

「い、いえ!むしろ光栄です!」

 

「ふふっ、ウチも峻の事…知りたくって♪」

「…の、希さん…」

 

面と向かって言われると…さすがに照れる。

 

「μ'sのことを引き出すんじゃないかって…私は偵察に来たのよ!別に一緒に出掛けたい訳じゃないわ!」

「ふふっ、分かった分かった…さっ、行きましょ?♪」

 

ムキーーっと怒るにこさんを宥めつつ…絵里さんを先頭に東京の町を練り歩く事となった。

 

「…この後…5回戦ですよね、大丈夫なんですか?」

「…まぁ、むしろ本人は好都合って言ってたわ」

「好都合?」

 

「次の対決…スタミナ対決らしいんよ?」

「スタミナ…」

「μ'sからは凛が出るわ、勝負の前に少し体を動かしたいそうよ?♪」

 

…となると、虹ヶ咲からは…

残ってるのが…歩夢とせつ菜とかすみと璃奈と愛…。

 

無難に行けば…愛になるのかな。

 

「…ふふっ」

「…?…あっ、すいません…変な顔してましたか?」

「いいえ、そうじゃないわ♪

貴方…本当にスクールアイドルのことが好きなのね♪」

 

その言葉に俺は呆けてしまう。

言われてみれば…いや、言われてみると…確かに俺はスクールアイドル中心の生活を送ってるような気がする。

 

…それも、元はと言えば…Aqoursに携わることになったから、だよな。

「…ええ、そうかもしれませんね…ですが、俺にとっては充実してます」

「…ま、その言葉に嘘は無いみたいね」

 

「にこっちも、素直に認めてあげればいいのに♪」

「勝負が終わるまでは認めるわけにはいかないわ!」

 

「にこったら…でも、男の子の部長さんなんて斬新よね」

「あ、それウチも思った!♪」

 

 

 

「(Aqoursの時も居ましたけどね…)…ま、まぁ…確かに他には…なかな──────────」

 

このとき、俺は…3人にはぐれてしまってる事に気が付かないで…そのまま歩いていた。

 

 

その時。

 

 

ドンっと誰かに肩がぶつかった。

「きゃっ…!!」

 

「あっ、ご、ごめんなさ──────────」

 

顔を見ると………その人は…。

 

「…曜ちゃん!?」

「あっ…峻くん!!」

 

…曜と千歌と梨子…だった。

 

「すっごーーい!偶然だね!」

「び、びっくりした~…!」

「今日は、お買い物?」

 

「うん!他の3人と…あれ?!」

後ろを見ると、その3人が居ない。

 

「(…は、はぐれた…!?)…え、えっと…」

この歳になって迷子なんて笑えない(場所は知っているけど)

 

「…???」

「あ、あはは…はぐれたみたい…」

「ええっ…!?」

「連絡、してみたら?」

 

「…連絡先聞いておいてよかった~…」

電話をすると、すぐに繋がった。

 

【Aqoursの3人にばったり遭遇した?】

「うん、というか3人とはぐれた事に気が付かなくて…」

 

【私たち…もう学校に戻る途中なのだけど…】

「えっ!?俺置いてけぼり!?」

 

【ぬぅわぁにやってんのよー!…はぁ、こっちはスクールアイドル対決してるから…Aqoursの3人、エスコートしてあげなさい?】

【にこっち優し~♪】

【うっさい~!!!】

 

 

「…あ、あはは…」

静かに電話終了のボタンを押す。

 

「…俺もご一緒して…いいかな?」

「もちろんであります!」

「峻くんは何をしてる途中だったの?」

 

「…実は……」

 

 

 

 

 

─────────────────

 

 

 

「だったら、私たちも用事済んだし!」

「スクールアイドル対決見に行くであります!」

「…急に押しかけて迷惑じゃないかな?」

 

「ううん、むしろ虹ヶ咲学園メンバーも喜ぶと思うよ」

 

こうして俺と曜と千歌と梨子の3人は音ノ木坂学院に向かうこととなった。

そして、その時の会話が……。

 

 

「…そう言えば、梨子ちゃんって…元々音ノ木坂学院だったんだよね?」

「あれっ…私…話したっけ?」

 

「(あっ、いけね…)…絵里さんから聞いたんだよ~…」

「あ、そうなのね♪」

 

「…ねぇねぇ、峻くん…」

袖をくいくいと引っ張る千歌。

…やばい、可愛い…抱きしめたい…。

 

 

「…な、なにかな?」

「峻くんが…Aqoursの部長になったら…どうなるのかなぁ…って♪」

 

顔を赤くしながら…微笑んだ千歌。

「あっ、曜もそれは同感であります!♪」

 

(2人とも…)

「…じゃあ…いつか…いつかだよ?

Aqoursとμ'sと…虹ヶ咲学園…3グループが一緒にライブする時があったら…それに全力で協力したいな」

 

「ほんと!?約束だよ!」

笑顔で指切りげんまんをした俺と千歌だった。

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

音ノ木坂学院に着くと、既に凛ちゃんと愛が走っていた。

 

「おー、ここが音ノ木坂学院でありますね~!♪」

「μ'sの人達を見ても驚かないんだね」

 

「ほら、スクールアイドルフェスティバルで一緒だったからね~♪」

「ああ、それもそうか」

 

「あっ、峻くん!……って…えええっ!?」

「な、なんですか歩夢先輩…突然大声を……ってえええー!?!?」

 

「か、かすみさん…っ!μ'sさんの前でなんて大声を……あ、ああああ!!」

「3人とも、はしたないわよ………え、えええっ…???」

 

 

「峻…っ…さん…!??!」

 

各々が…困った顔をして…固まった。

 

「…固まったけど…どう思う?」

「いやぁ~…人気者は辛いですな~♪」

「千歌ちゃん…」

 

「ふふっ、相変わらずだね♪」

 

 

「な、なんで峻先輩がAqoursの方々と一緒なんですか!?」

「そ、そこまで人脈が…!?」

 

(いや、俺の記憶上は一緒に活動してたんだけどな)

「…実は……」

「待った!」

 

事情を説明しようとしたところ…にこさんに止められた。

「決着が…つくわ」

 

あ、忘れてた…愛と凛ちゃんが対決してるとこだった。

「……っ…はっ…!!」

 

ゴール寸前で凛ちゃんを交わした…愛。

「はぁ…はぁ…あー、危なかった…!!」

「負けたけど…楽しかったにゃ~♪」

 

「…おお…ガチだねぇ…」

「曜も参加したかったでありますっ」

 

「勝者…宮下愛!」

「やりぃー!♪…って、あれれ?…峻、この人達…だれ?」

「あ、説明まだだったね…実は」

 

 

 

───────────────

 

 

「へぇ~…すご~い!」

「あ、あああああ、あのっ!私千歌さんの大ファンなんです!!」

 

「せつ菜先輩…圧がすごい…」

 

「あ、あはは…」

手をぶんぶん振って握手をするせつ菜に思わず苦笑いする千歌。

 

 

「…む、むむ…」

「あら、にこ…なんか不服そうね?」

 

「絵里…あの男を中心に…仲良しこよしになってる気がしない?」

「…まぁ、確かに…言われてみれば」

「…どこかで面影が…ううーん、思い出せないわ…!!」

 

 

一人悶々と頭を抱えるにこを心配そうに見つめる絵里だった。




更新頑張らないと…頑張らないと…


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  • エマ
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  • 璃奈

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