びゅうお行ったり
スタンプ集めたり沼津バーガー食べたり大変充実した2日間でした。
…さぁ、明日から7連勤だ(白目)
「えっ…ええええー!?」
それは歩夢も悲鳴にも近い叫び声から始まった朝の事。
「しゅ、峻くん…その髪…どうしたの!?」
「えっ…ああ、切りに行った、昨日」
「昨日行ったの…?」
それは遡ること昨日の事。
いい加減この髪の毛に慣れないって言うのもあり、美容院に行った。
……まぁ、峻本人がどう言うかは分からないが自分がやってたヘアースタイルに変更した。
この方が落ち着くんだよな…。
「…変だったか?」
「う、ううん!むしろかっこいいよ!
…ただー…皆が珍しそうな顔で見てるから…」
通学路で会う人達が確かにこちらを何回か見てくる。
…そんなにイメージ変わっただろうか?
「(しゅ、峻くん…髪型変えるだけで…こんなかっこいい人になるなんて…ああ、目なんか見て話せないよ~…///)…きょ、今日はスクールアイドル同好会に行くんだよね?」
「ああ、放課後な…具体的な案を出さないといけないし」
「うんっ、じゃあ…放課後向かおうねっ♪」
「…なんで歩夢はあっち向きながら話してんの?」
「い、いいから!///」
その後、歩夢は授業中も昼飯の時も…顔を合わせてくれなかった。
(……なんか怒らせるようなことしちゃったかな…)
──────────────────
【放課後】
俺と歩夢はスクールアイドル同好会の部室の前にいた。
「おつかれーっす」
「こ、こんにちは~…」
「あっ、やっと来てくれました~♪
歩夢先輩と、宮之……うええええっ!?」
「元気なやつだな…」
「だ、だだだ、だって、宮之原先輩…その髪型!!」
「…変か?」
「…あ、いえ…変では…ないです…」
頬を掻きながら答える中須さん。
…と言うか、堅苦しいのは苦手なんだよな…。
「(怒られたら直せばいいか)…よし、かすみちゃん」
「は、はいっっっっ!?!?!?///」
後ずさりしながら壁にもたれ掛かるかすみちゃん。
「…どうしたの?」
「あ、いえっ、な、なにもっ!!///」
見かねたのか、歩夢が近づく。
「か、かすみちゃん…大丈夫?(ごめんね…なんか峻くん…高校生デビューっていって…イメージがガラッと変わっちゃって…)」
(変わりすぎにも程がありますよっ!…あ、あの眼差しは…正直…反則と言いますか…)
(うん…私も…そう思うよ…///)
「…なーに2人でこそこそ話してんの…早速具体的な案を出していくよ」
「う、うんっ!」
「は、はいっ!」
どこか落ち着かない2人と作戦会議を始めるのであった。
「…よし、まずは…このスクールアイドル同好会には、かすみちゃんの他に4人、居たんだよね部員が」
「は、はいっ…そうです」
「詳しく聞かせてもらえるかな?」
「…え、えっと…かすみんの他に居たのは…生徒会長の前でも言ってましたが、優木せつ菜と言う部員と
他の高校から転入して来た、桜坂しずく・近江彼方・エマ・ヴェルデの3人です」
「…優木せつ菜って人のことはちょっと分かったけど…他の3人は初めて聞く名前だな…」
「来なくなったのは…喧嘩とかしちゃったの?」
「あ、いえ…むしろ喧嘩なんかしないくらい仲は良かったんですよ?」
「ん、じゃあ……なんでこんな状態に?」
「''方向性の違い''というもの…でしょうか」
方向性…か…。
「みんな、ライブに取り入れたい要素が多くて…まとまりきらなくて…」
「その、優木せつ菜って子は…?
実績があるって言ってたんだし…まとめることも…」
「…いえ、むしろ…優木せつ菜先輩が、一番遠慮をしていたと言いますか…」
「…遠慮…?」
「…なるほどね」
周りに合わせなきゃいけない自分と、本当にやりたいことが言えないもどかしさと…。
そしていつの間にか消えかかっていたやる気という名の情熱の火が小さくなって言った…って所か。
「…しっかし、参ったな…」
ここはその前まで入っていた3人に話をするだけしてみるのが手…か?
(や、やっぱり…考える姿もかっこいいですね…)
(うん…ホントに別人みたい…)
(…こんな時、千歌ならどうする…?)
同じ状況を千歌に置き換えて考えてみる。
…すると、答えは簡単だった。
「…よしっ、1人1人話に行ってみるか!」
「え、ええぇ~っ!?」
驚きの声を歩夢が上げる中、直ぐにかすみちゃんが止めた。
「そ、そんなの無理に決まってます!
…また、同じことに…」
「なるなんて誰が決めたよ?
…それに、ここまで来て…スクールアイドル同好会は潰させない
…かすみちゃん、いっぱい練習してたんだろ?」
「…えっ…?」
「足首見れば分かるよ
…それに、そういう手当とか、まとめる人が…必要だろ?」
「…それって…」
「……へへっ……ドーンと大舟に乗ったつもりで任せてみてよ!」
敬礼ポーズをする。
まるで昔…あの子がしていたように。
「宮之原先輩…そんな所まで見てくれて…///」
「ふふっ、確かにそうだね♪
峻くんなら…何かしてくれそうって思ってるよ♪」
「おうっ!じゃあまずは桜坂さんから、話に行ってみるか!」
その言葉の後俺としずくちゃんと歩夢は部室を後にした。
─────────────────
着いたのは演劇部の練習場だった。
今は壇上で芝居の練習をしている。
「本格的だな」
「そりゃ、しず子は役者を目指してますからね」
「…しず子?」
「かすみんが呼んでるあだ名です♪
…というか、なにも部活中ではなくお昼休みとかの方が話を聞いて貰える確率が高いのでは…」
「そう言うなって…思い立ったらすぐに行動するのも悪くないよ?」
「そ、そうですけど~…」
「うっ……うぅっ…」
「あ、歩夢先輩っ!?…泣いてるんですか?!」
「凄い…凄いよ…あの演技…何度も見てるけど…熱が…感情がここまで伝わってくるみたい…っ…」
「(歩夢は感受性豊かだな…)…つまり、スクールアイドルの活動も…演劇部に通ずる…ってところか」
「正解です、宮之原先輩。
…最初はスクールアイドル活動が演劇に役立つんじゃないかって思ってる同好会に入ってくれてたんです」
「…じゃあ、早速…」
「でも…しず子は…スクールアイドル同好会ではなく…演劇の方を…っ…!」
「か、かすみちゃんっ…峻くんもう連れてこようと…!」
「………えっ…………」
目線の先にはこちらに向かってくる宮之原先輩としず子の姿が。
私は咄嗟に後ろを向いた。
「…ごめんな、部活動中に…しかも疲れてる中」
「いえ、大丈夫です……かすみさん、同好会以来…ですかね?」
そんなに話してなかったのか…この子は。
「ごめん、単刀直入に聞くね……何があったのかな?」
「ちょ、先輩…っ!!」
「そ、そういうのは順序が…っ」
「回りくどいのは無しだよ…俺は桜坂さんの本音が聞きたいだけ」
「…私も…本当はスクールアイドル活動に打ち込みたかったのです
…スクールアイドルに…憧れていた、ので…」
「…でも、そうじゃなくなった原因があった…ってこと?」
「…最初はすごく楽しく活動していました。
自分自身もやり甲斐があって…お芝居にプラスになるような事ばかりでした
…特に、せつ菜さんの演技はすごくて…勉強になることばかりでした」
…ここでも出るのか、せつ菜って人。
「でも…せつ菜さんが向いてる道に…私は立てなくて…
こうしたい!こうです!って……上手く言えなくて
だから…演劇部で、さらに技術を磨こうと思って…スクールアイドル同好会と距離を置いてしまって…」
「そ、それならそうと言ってくれれば…!!」
焦るかすみちゃんを手で制す。
「本人も色々考えたり頭の中整理したかったってことだよ
…こっちが無理にどうこうさせようったってこれは本人の問題だからな」
「はい、おっしゃる通りです…私自身も…余裕がなくて…その…ごめんなさい!」
「…つまり、スクールアイドルの為に…演技の練習をしていたってこと…だよね?」
「はいっ、それはもちろん」
「と言うことだよ、かすみちゃん」
「…えっ……ど、どういうことですか?」
「桜坂さんはスクールアイドルの情熱が無くなった訳じゃない…と言うかスクールアイドルに憧れてここに来たのに無くなると思う?」
「…あなたは…面白い人、ですね」
「ああ、宮之原 峻だ。面白い人って認識で覚えてていいよ
…ごめんね、桜坂さん
脅す訳では無い…けど…このままじゃスクールアイドル同好会…無くなるよ」
「ええっ…!?…あっ……」
最初は驚いていた桜坂さん。
しかし、なぜそうなっているのかはすぐに分かったようだ。
「…その…本当にごめんなさい!」
「謝らなくていいよ……ただ、こちらから聞きたいことは1つだけ
…スクールアイドル同好会…戻ってきてくれる、かな」
「…もちろんです!」
「ほ、ほんとっ…!?」
「やったねっ、かすみちゃん!」
「よっし、交渉成立だなっ
…あー、お礼になるか分からないけど俺も演劇の手伝いしてもいいか?…こういうの俺も好きだから」
「えっ、峻くん…初耳だけど…」
「あれ、言ってなかったっけ?(まさかAqoursの振り付けとかダンスとかやってたとか言えないしな…)」
「もちろんですっ!…宮之原さん、ヒロイン向きの顔をしていますし…♪」
「「………え?」」
硬直する歩夢とかすみちゃん。
「…ま、まぁ…よろしくね、桜坂さん」
「はいっ、こちらこそ…若輩者ですがよろしくお願いします♪」
こうして同好会3人目のメンバーが無事に揃った。
今回の心残りといえば松月に行けなかったことですかね…
定休日とは…。
淡島の周りをぐるっと歩くのは中々無い体験で身も心も沼津に染まりました。
ここでスクスタの主人公は曜ちゃんと青春ヨーソローしたのか…いいなぁ…。
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