R版も何とか更新していきたいのですいませんが気長にお待ちいただけると幸いです…
凛「愛さーんっ、一緒に外で運動しよ~♪」
愛「おっ、りんりん乗り気だね~いこいこ!♪」
凛「わーい!愛さんと遊ぶにゃー!♪」
穂乃果「2人とも姉妹みたいだね~♪」
仲良く遊びに行った愛と凛を眺めながら穂乃果が呟いた。
…しかし、にこの顔は険しく…。
にこ「むむむ……」
絵里「にこ、顔にしわがよってるわよ」
にこ「そんなこと~…!!…ぬぬぬ…!!」
絵里が後ろから諭すが…それでもにこの表情は変わらない。
そこに、まるで火に油を注ぐ用に…。
「こんちには~……あ、ぬぅあんでるたーる人」
彼が顔を出した。
にこ「ぬぅわにが、ぬぅあんでるたーる人よ!!殴るわよ!」
絵里「……………ぷっ……」
にこ「絵里も何笑ってるのよ!…って、私が気にしてるのはそこじゃなくて…」
(あ、ぬぅあんでるたーる人はいいのね)
にこ「対決なのに仲良くしてどーすのよ!って話!」
「…うーん…絵里、どう思う?」
絵里「…そうねぇ……仲良きことは美しきかなって思うけど…って、絵里…?」
「…あ、いけね…え、絵里~…さん?」
絵里「…ふふっ、絵里でもいいわよ♪」
歩夢「……峻くん?」
せつ菜「峻さん?」
にこ「あんた達まで仲良くしてどーするのよ!
…もー!早く対決するわよ!!」
「ほいほい…それで対決内容は?」
にこ「知識対決よ!」
穂乃果「知識?クイズって事?」
にこ「そうよ!イントロクイズ…って所かしら?」
果林「虹ヶ咲からは…誰が出るかしら?」
彼方「うぅーん…せつ菜ちゃんにする~…?」
せつ菜「わ、私ですか!?」
「…うん、俺もせつ菜ならできる思うよ!!」
せつ菜「わ、分かり…ました!///」
これでもかと顔を近付けると顔を赤くしたせつ菜。
その姿を見て穂乃果がわぁ~と嬉しそうな顔をして
歩夢が果林の胸元でおよよと嘘泣き(?)をしていた。
「えっと…μ'sからは…?」
にこ「あぁ、それなら……」
花陽「にこちゃーん!連れてきたよ~!」
真姫「な、なによ!急に部室に来てって…ピアノ弾いてた所なんだけど…!!」
にこ「μ'sからは真姫が出るわ!」
「これは…強敵だね…」
せつ菜「相手にとって不足なしです!…いざ…一子相伝の兄弟子対決です!」
そう言うと何かの拳法のような構えをするせつ菜。
それを見て真姫がやれやれと肩を落とした。
「…せつ菜、真姫が困ってる」
せつ菜「あっ…す、すいません、つい!!」
真姫「…いいわ、私もそう簡単に負けるつもりは無いし」
にこ「じゃあ、対決の説明するわね─────」
そう言うと知識対決の説明が始まったが…。
誰かが俺の肩を叩く。
「ん?」
希「やっほ♪…対決中?」
「うん、今からね」
希「見てるだけっていうのもアレやし…占い、やって見る?」
そう言うと胸ポケットからカードを取り出す希先輩。
…揺れたのは見て見ぬふりをしよう。
希「こーやって……ふふっ、視線が釘付けになっとるよ?
見るのはカードの方だよ?♪」
「あっ…す、すいません…」
希「ええよ、男の子やもんね♪…じゃあカードを1枚選んでみ?」
そう言うとキチンと並べられたカードの中から1枚を選ぶ。
希「''運命の輪''…」
「意味合いとしては…」
希「んー…異性からの印象が良くって~…運命的な出会いや一目惚れ…新しい恋の芽生えとか…かな?」
(…言えない…正解だとか…)
希「気になる子、いるん?♪」
「え、あー…あはは…」
笑って誤魔化すしか無かった…。
───────────────────
にこ「勝者…優木せつ菜!」
せつ菜「いい勝負でした!」
真姫「イントロクイズって…スクールアイドルのって聞いてないんだけど…!!」
「お、勝負終わった?」
果林「ええ、せつ菜の圧勝、だけどね」
穂乃果「チョコミントなんてスクールアイドルグループがいるんだねぇ~」
「俺はバニラ派だけどね」
歩夢「えっと…峻くん、アイスの話じゃないんだけど…」
──────────────────
その対決の帰り道…。
それとせつ菜は2人で帰っていた。
せつ菜「あの…ほんとに送ってくれなくても…」
「俺の身勝手でやってるだけだから気にしないで」
せつ菜「…ありがとう、ございます」
「…まぁ、あの一件以来、少しせつ菜の事に関しては俺も神経質になっているというか…」
せつ菜「……あのっ!」
せつ菜の足が止まった。
声の様子からして…ただならぬ様子だった。
せつ菜「…私、皆さんに…伝えようと思います。」
「…それって…」
せつ菜「はい、やっぱり…このまま隠し続ける訳には…いかないので…」
「…大丈夫、なの?」
せつ菜「…ごめんなさい…意を決したのに…少し、怖いです…」
「…大丈夫、俺がついてるから」
優しくせつ菜を抱きしめると…確かに抱きしめ返してくる力が伝わってきた。
せつ菜「…はい、ありがとうございます…峻さん」
「……うん」
──────────────────
【翌日】
歩夢「あれ、せつ菜ちゃんは?」
しずく「確かに居ませんね…?」
かすみ「むー!せつ菜先輩1人でこっそり練習をしてるのでは…!!」
果林「考えすぎよ、かすみちゃん…峻、何か知ってる?」
「いや、特には……彼方さん、そろそろ膝枕やめてもいい…?」
彼方「あと、45分~…♪」
「いや、微妙に長いな!」
みんなで談笑をしていると…部室にノックの音が響く。
璃奈「んっ…誰だろう…?」
愛「せつ菜じゃない?ノックするなんて珍しいけど…」
扉が開くと…そこにいたのは…。
菜々「失礼します」
かすみ「げっ、生徒会長…!!」
「げっ、とか言うなよ…かすみ…」
かすみ「な、何か用ですか…!部活動の件なら…!」
果林「はいはい、突っかからないの…」
菜々「…その…ごめんなさい!!」
突然頭を下げる生徒会長に皆が困惑する。
しずく「ど、どうしたんですかっ!?」
愛「と、とりあえず頭を上げなよ!」
「あー、こほん…いや、みんなに伝えたい事があってな……」
歩夢「…峻くん?」
「…な、''せつ菜''」
「「「えっ!?!?」」」
みんなの驚きを他所に…菜々が眼鏡と髪留めを外した。
すると…いつも見慣れたせつ菜の姿に早変わりした。
何度見ても…ドキッとするのは俺だけだろうか?
かすみ「あー!!!せつ菜先輩!!」
エマ「えぇ~…!どういうこと…??!!」
果林「峻…知ってたの?」
「ん、まぁ…試すような事をしたのはすまない…ただ、少し訳があってな」
歩夢「…えっと、どういう事?」
「確かに菜々がせつ菜だったのは隠していた…けど
家の問題とか…色々あって隠しながら活動していたんだ」
かすみ「どうして、峻先輩は知っていたんですか?」
「前に転んだせつ菜の手当をした時の絆創膏が菜々会長と同じ場所にしていたから、もしやってね」
愛「んー、全然気が付かなかったよ~!」
璃奈「見事なステルススキル…」
しずく「あんなに朝礼で姿見ていたのに…全然分かりませんでした…」
彼方「学校内で見た事ない人がいるのも納得だよね~」
せつ菜「…あ、あのっ…皆さん、怒ってないんですか…?」
歩夢「怒る?…どうして?」
せつ菜「だ、だって…皆さんを騙すようなことして…」
果林「驚いてはいたけど…皆それぞれ事情はあるわ…ね、かすみちゃん?」
かすみ「…む、むー……確かにビックリしましたけど…せつ菜先輩もきっと、悩みながら活動していたと思うと…怒る気にはなれません」
「おっ、かすみは大人だな~」
かすみ「あ、頭を撫でないで下さい~!///」
「…な?言った通りやろ?」
せつ菜「…皆さん…本当にすいませんでした…!!
これからは全精力をかけてスクールアイドル活動に邁進します!!」
彼方「張り切りすぎはダメだよ~」
しずく「これからは皆さんで力を合わせて行きましょうね!」
エマ「峻くんの力があれば大丈夫だよ~♪」
「えっ、俺!?」
果林「そうねぇ~…隠していた共犯として…峻には飲み物でも買ってきて貰おうかしら?」
「パシリかよ……いいよ、何がいい?」
果林「お茶ね♪」
彼方「紅茶~♪」
しずく「カルピスで!♪」
愛「コーラ宜しく~!♪」
「君たち…」
歩夢「峻くんっ、私も行こうか?」
果林「だーめ、歩夢も甘やかさないの」
歩夢「えっ、で、でも…」
「大丈夫大丈夫…行ってきまーす」
1人、部室を後にする俺。
──────────────────
果林「さて、行ったわね」
歩夢「果林さん、一体……」
果林「そろそろはっきりさせましょ?…みんなは峻の事をどう思うか」
「「「「えっ………………」」」」
その言葉にみんなが言葉を失う。
しずく「ど、どうって…」
愛「それは~………」
歩夢「…私は…峻くんの事が…好き…」
かすみ「あ、あああ、歩夢先輩っ!?」
果林「そう、歩夢は素直ね♪」
彼方「彼方ちゃんも好きだよ~…♪」
璃奈「私も…峻さんの横にいると…心がポカポカする…この気持ちは…一体…」
エマ「それを恋っていうんだよ、璃奈ちゃん♪
……んー…私は峻くんの事、弟みたいで甘やかしたいなぁ~って思う時が多いかなぁ…♪」
せつ菜「わ、私だって…!!峻さんのこと、が…///」
かすみ「み、皆さんに負けないぐらいかすみんも峻先輩の事を想ってます!…スクールアイドル同好会を続けようって言った時からずっと!」
しずく(この状況で…初めてのキスをしたって言うと…地雷を踏むことになるのかな…)
せつ菜「は、初めてのキスはしずくさんに取られましたが2番目は私が…!!」
しずく(せつ菜先輩ーーーー!!!!!…あぁ、バレた…)
歩夢「わ、私は朝峻くんの事起こしているもん!おでこにキスだって何回もしてるし抱きしめられたりしてるもん!」
璃奈「峻さん…罪な男?」
愛「えぇ、りなりー…それ今更?」
果林「ふふっ、この先どうなるか楽しみね♪」
彼方「果林ちゃん、楽しんでない~…?♪」
「ええっと…後はカルピ………ふぇっくしゅん!!!」
間違えてドクターペッパーのボタンを押す峻だった…。
ちなみにかすみに渡したら怒られて再び買いに行く事となってしまった。
久々だから…アレ、やな…笑
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