早く曜ちゃんのブラメロの衣装でないかな…。
「あっ、2人ともー!」
「峻、時間ピッタリね♪」
「今日はお出かけ楽しみにしてるよ♪」
「お、おおおう…」
2人の服装は…なんとも刺激的だった。
特に果林。
読者モデルだからなのか…かなりオシャレしてるように見える。
これは他の人たちが果林をチラチラと見るのも納得だ。
…いや、エマも肩出しの服とか着るんだね…。
新鮮というか…逆に色気がムンムンというか…。
「何をしてるの?行きましょ?」
「あ、ああ…行くよ」
と言うと、果林とエマは何の躊躇いもなく…。
両腕に抱きついてきた。
「……あ、あの…2人…とも?」
「…?何かしら?」
「どうしたの、峻くん?」
「…いや、何してるのかなーって」
「あら、嫌だったかしら?」
「果林ちゃんから教わったんだけど…」
…なんと言う知識を教えこんでるんだ、果林…。
俺の腕が…埋もれてるぞ…。
(周りの視線が…痛い…)
主に男からの視線。
それもそうか…両手に花というか…両手に花束って所か…。
「あ、お、俺…飲み物買ってくる!!」
多分顔真っ赤なんだろうなぁと思いつつ俺はその場を離れた。
「あらあら…刺激強めだったかしら?」
「でも、そこが峻くんの可愛いところだよね~♪」
「ふふっ、そうね♪」
そんな会話を2人でしてる時…近寄る1人の人物…。
【君たち…今暇?】
ピクっと驚くエマ。
しかし、果林はまるでその人物が見えてないくらいスルーをして。
「峻~遅いよ~♪」
「か、果林…っ!?」
「そ、そうだよ~っ…!」
急いで後を追って空いてる腕に抱きつくエマ。
…結局、さっきと同じ光景に。
【…も、モテ男だ……勝てねぇ………】
がっくりと肩を落とすその人物を峻は目で追っていた。
「…どうかしたの?」
「なんでもないわ♪さ、行きましょ?」
「そういえばどこに行くの?…私も何も聞かされてないのだけど───」
「しーっ、行ってからのお楽しみよ♪」
「なんだか嫌な予感がするんですけど、果林さん…」
「そんなことないわよ?至って、一般的な場所よ?」
────────────────────
と言っていたが……。
「どこが……至って…………」
プルプルと震える俺を宥めるエマ。
「あら、健全じゃないかしら…?……''水着屋さん''」
「どこがじゃあああああっ…!!」
「夏を先取りよ?」
得意げに笑う果林。
…夏ったって…誰も夏に海行くとか言ってないし…。
「あら、私は行く気だったわよ…海」
「あっ、私も行ってみたい~♪」
ここにエマも参戦してさらにややこしい事になってきた。
「今度歩夢やせつ菜に話通しておかないとね~♪」
「俺の是非は…」
「峻くんは…私たちと海に行きなくないの…?」
「えっ……い、いや…そんな事は…」
「決まりね♪…それで峻はどんなのが好きなのかしらね?」
「なっ!?……い、いや、俺は…っ!」
視線を外そうにも周りには水着だらけ。
…しかも、かなり際どいやつ。
「峻くん…こういうのがいいんだ…」
手に取り…ゴクリと生唾を飲むエマ。
「い、いや、そうじゃなくて…!!!」
「エマだとそのサイズじゃ合わないんじゃないかしら?」
「も、もー!果林ちゃんそんな事言わないでよ~!///」
そう言って自分の胸を持ち上げるエマ。
突然の出来事に俺は咳き込んだ。
「な、何してんの!」
「峻はセクシー系の水着が好きなのね~♪
…なら、私は貝殻にでもしようかしら?」
「昭和すぎるよ!」
…一瞬でも想像した自分が恥ずかしい…。
「ふふっ、冗談よ♪
とりあえずエマと試着してくるわね♪」
そう言うと何着か持って果林とエマは試着室に入ってしまった。
「マジかよ………」
1人取り残された俺。
正直居心地が悪い…。
「…ん、携帯が鳴ってる」
ポケットから携帯を取り出すと…。
「…しずく?」
【あっ、峻さん!…今、大丈夫ですか?】
「うん、大丈夫だよ」
【…あの、その……】
「う、うん…落ち着いて…でいいからね?」
【あ、ありがとうございます…】
何回か深呼吸すると、しずくから告げられたのは…。
【今度…お出かけ…しませんか…っ!?】
「…えっ?」
歩夢といい、愛といい…。
エマや果林…そしてしずく…。
お出かけしたがりすぎない…?
「…俺でいいの?」
【峻さんと…一緒に思い出作りたくて…】
「しずく…」
【お、おこがましくてすいません!!】
「大丈夫だよ、凄く嬉しい」
【あ、ありがとうございます…!
じゃあ…来週の土曜日でいいですか…?】
「うん、楽しみにしてるね」
しずくとお出かけか…なんか緊張してきたな…。
「誰と電話かしら~?」
「か、果林…!!」
振り返ったが果林の姿は水着だった。
「な、なんて姿なんだ…」
「似合ってるかしら…?」
「…すごく似合ってるよ」
「エマの方が凄いわよ~…♪」
「…え?」
エマの方を向くと…恥ずかしそうに胸元を隠すエマが居た。
「うぅ…生地が少ないよぉ…///」
「…どう?♪」
「2人とも…めちゃくちゃ可愛いです」
「あら、なら決定ね♪」
「ほ、ほんとに…?///」
「ほんとほんと…すっごく可愛いよ…」
その言葉を聞くとエマの表情が晴れた。
「じゃ、じゃあ私これにするね!」
「お会計してくるからちょっとまっててね~♪」
そう言うと2人はまた試着室に戻った。
買った水着を手に2人は上機嫌だった。
────────────────────
一方その頃…鼻歌交じりでパンを作る子が…。
「明日しず子に持っていこ~♪
…あー、でも…辛いパンとか入れてもすぐ気付かれちゃうし…やめておこ…。」
「あ、そうだ!来週の土曜日しず子とりな子誘ってお出かけしようかな?
スクールアイドル同好会の活動が忙しくなってあんまり行けてないから…きっと2人も賛成してくれるよね!
どこ行こうかな~、水族館とかがいいかな~?♪」
1人、出かけの予定を立てるかすみ。
……ダブルブッキングになるとは露知らずに…。
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