NEXT Rainbow!!   作:A×K(アツシくん)

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愛ちゃん…可愛い…ぐほっ…。

最近網タイツ推し強くない?気の所為?


第47話

「……よし」

 

作詞したノートと、作曲をしたUSB持って…と。

俺は身支度をして家を出た。

 

結局、昨日のお出かけは…μ'sのメンバーと会って

ライブ見てご飯食べて終わってしまった。

 

しずくは拗ねてたけど、今度必ず埋め合わせするからと言ったら何とか許してくれた。

 

そして、次の日には沼津に行こうとするんだから俺は中々の行動派だな…と自分に笑ってしまう。

 

「…さて、千歌や梨子は喜んでくれるかな…」

今回はアポ無しで訪問する予定だ。

新幹線の中でパラパラと作詞ノートに目を通す。

 

(…なんだかんだ言っても…千歌と梨子なら仲直りしてそうだけどな)

底なしの明るさがいい所の千歌と面倒見のいい梨子。

普通に考えれば合わないわけが無い。

 

(…それに、曜だって果南だっているしな)

着くまでの間、しばらく眠りにつくことにした。

…また夢の中で…悠に出会える…なんて、期待をしながら。

 

 

────────────────────

 

 

「…なんて、あるわけないよな…」

沼津駅に着いた俺は1人でツッコミを入れていた。

…いや、下手したら乗り過ごす所だった。

 

「あれっ、峻さんっ?」

「んっ?……あぁ、ルビィちゃん!」

 

聞き慣れた声に振り向くと、黒澤姉妹が居た。

「お出かけ?」

「うんっ!♪」

「お久しぶりですわね、峻さん…今日はどのようなご用件で?」

「あぁ、千歌に作詞したノートと作曲したデータを渡しにね」

 

そう言うとダイヤの顔が一気に明るくなった。

「まぁっ…!それは関心ですわっ!♪

せっかくですので、お茶でも飲みながら見せてくださいます?」

「あ、ルビィも見たい!」

 

…まぁ、隠すものでもないし…ゆくゆくはAqoursのみんながライブで披露するから…いい、か。

(少し恥ずかしい気もするけど…)…いいよっ!」

 

 

 

 

 

………………………………。

 

 

 

喫茶店でノートに目を通す2人。

 

「わああぁ…♪」

「この歌詞は…どう言った経緯で思いついたのですか?」

「ん、まぁ…なんだかんだ言っても…友達って大切だよって…そんな所?

なんか、千歌や梨子を見てるとそんな気がしてきて」

 

「…千歌?」

「…り、梨子……???」

 

俺の発言に2人は大きく首を傾げる。

…しまった、普通に呼び捨てにしていた。

 

「そ、それよりっ…!

曲の方も聞いてみる…っ!?」

「あ、聞きたい!」

「ええ、ぜひ♪」

 

…危ねぇ、やり過ごせた…。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

黒澤姉妹と喫茶店で別れ、俺はそのままバスに乗った。

ぼーっと、外の風景を見ていると。

 

(……淡島だ…果南や鞠莉…いるかな?)

自分が辿った記憶が蘇る。

…そういや、このバスも…みんなで乗ったっけな。

 

「…いや、今は信じよう…悠として…戻れるために」

1人…心に誓う俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十千万の前に着くと…千歌が砂浜の所にいた。

 

「よーしっ!しいたけ~次はムーンサルト!」

「いや、さすがに犬にムーンサルトは難しいよ!?」

「…じゃあ…三点倒立?」

「犬にどこまで可能性求めてるのっ!」

 

…何やら千歌と曜…あと、しいたけがワイワイ騒いでいる。

「わんっ!」

「あぁっ、しいたけ待っ─────あっ…峻くん!?」

「おっす」

 

「久しぶりー!どうしたのっ?」

「これ、渡しに」

バックから作詞ノートとUSBを渡す。

それからしいたけの頭を撫でまくる。

 

「おーしおし」

「わんっ!」

 

「そんなっ…わざわざ持ってきてくれなくても…」

「2人の様子も気になったしな」

「…む、むぅ…とりあえず、上がって!」

 

そう言われ、俺は十千万の中に入った。

 

 

 

 

 

 

 

【5分後………………】

 

「…こ、こんにちは…っ」

まるで怖いものを見るかのようにおずおずと入ってくる梨子。

 

「そんな畏まるなって…元気か?」

「う、うんっ…私は…元気だよ?」

しかし、目線が落ち着かない。

…むしろ、千歌と合わせないように何とか泳がせてるような気がした。

 

 

「…私、飲み物取ってくる!♪」

「ああああっ!曜ちゃん!?」

 

千歌の制止を無視し、曜が席を外した。

…あれは空気読んでくれたんだな…。

 

「…ん、2人とも…とりあえず…作詞ノート見て」

「「…う、うん…」」

 

パラパラとノートに目を通す2人。

「はっきり言う、そんなの2人らしくない!」

 

「……………っ…」

「あっ……………」

 

「そりゃ、友達だし同じグループのメンバーならぶつかる事もあるけど…いつまでも引きずってるのは似合わないよ!」

 

「…うっ……」

「そ、それは…………」

 

「特に千歌!」

「えっ…うぇええっ!?」

あ、また呼び捨て…まぁ、いいか、止められないし。

 

「お前のいつもの明るさはどこいった!2人の時は借りてきた猫みたいになってるし!」

「…ううっ…」

「あと、梨子!」

「は、はいっ!」

「作詞を担当してる千歌を支えられるのは作曲のしてる梨子だけだから!

もうそんな気まずいな…見たいな、表情や雰囲気は辞めること!」

 

「…は、はい…っ」

「ほいっ、じゃあ仲直りの握手!」

 

「……あ、の…梨子ちゃん…」

「……ごめん、なさい!」

「わあああ、謝らないで!千歌も悪いんだし…!」

「そ、そんなこと…っ!私の方が悪いし…!」

「い、いやっ、千歌の方だって…!」

「わ、私…っ!」

 

「「…ぷっ…あはははっ!」」

(やれやれ、一安心だな)

 

「ありがとう、峻くん…その迷惑かけて…ごめんね…」

「仲直りできたならそれでいいんよ」

「…でも、さすがに呼び捨ては…恥ずかしい…かなぁ…///」

「…そ、それは…咄嗟で出て…すいません」

 

「お待たせー!………む?取り込み中?」

「な、なんでもないよ!///」

「そ、そうそう!///」

 

と、言うが曜には何かすぐに察しがついたようで。

「…ありがとね、峻くん」

「知ってたのか」

「途中からだけどねっ…あーぁ、私も呼び捨てで呼ばれたいなぁ~」

「うっ……よ、曜…」

「はーいっ!♪」

 

嬉しそうに笑う曜。

…どうしてだろう、曜と呼ぶ時だけは…こんなにも胸が高鳴るのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…じゃあ、ライブ…楽しみにしてるから」

「うんっ!絶対見てね!」

「峻くんが作ってくれた曲…絶対に大切にするから!」

「うん、いい返事…っと、バス来たから…また連絡するよ!」

 

そう言って俺はバスに乗った。

3人はバスが発車するまで手を振ってくれた。

 

 

 

 

 

 

「…行っちゃったであります」

「でも、会いに来てくれて嬉しかったっ!♪」

「なんか、峻くんらしいけどね…♪」

 

「あっ、そういえば!」

曜が何か思い出したのように声を上げた。

 

「その曲の名前ってなんて言うの?」

「えーーっとね……確か…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「''Thank you FRIENDS!!''…だったかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

沼津駅前に着き、これから新幹線で東京に戻ろうかと思った時だった。

 

 

「ん、電話か?…歩夢かな?」

しかし、画面には桜坂しずくと表示されていた。

 

 

「もしもし、しずく?」

「もしもし、先輩っ!…今、大丈夫ですか?」

「大丈夫だけど…どうしたの、急に」

 

「その…先輩が言ってた埋め合わせ…今日して欲しいんです!」

「え、今日!?…いや、今からどこ行くのさ…」

「どこにも行きません!…あ、いえ私は行きますが…」

 

「…えっと、どういうこと?」

「今から先輩の家にお泊まりしに行きます!」

「えっ、ええええっ!?」

 

「というか、もう家を出ました!」

「な、なんで急に…!」

「ふんだっ、先輩が水族館に連れていかなかったからですよっ」

 

……ああ、これは電話の先で頬をふくらませて拗ねてるな…ほんと可愛いやつ。

 

「…わ、分かった…あのな…」

 

 

今の事情を説明して…俺は東京に急いで帰るのだった。




読み上げ機能を使ってみました。
自分の小説が朗読されるって少し不思議な感じですね。

峻くんが峻(たかし)くんって読まれた時は少し吹きましたがw

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