ラブライブという作品に出会えたことに奇跡と感謝をしていきたいと思います…!!
と、いうモチベーションを持ちながら6連勤頑張ってます
( ´ཫ` )
「…あれ、せつ菜は?」
しずく「あ、今休憩って言って屋上に行きましたよ?」
果林「と言っても…あの様子だと、休憩もままならないと思うけど…」
エマ「やっぱり、あのことが気になるのかな…」
歩夢「再選挙の動きが凄く活発になってるからね…特に三船さん…」
「休み時間には同学年の生徒に話しかけてるって言うしなぁ…」
かすみ「じゃじゃ~ん!かすみん探偵の登場ですよ~っ!♪」
どこからか持ち込んだ手帳と虫眼鏡を持ったかすみが来た。
「…また変なこと始めてるし…」
かすみ「かすみんの情報によりますと~…」
しずく「結構、三船さんの賛成派はいるようで…実際、演劇部に来た放送部の子が居まして…確かに、頭角を現してまして…」
「…演劇部的にそれはどうなの?」
しずく「演劇が良くなると思う反面…確かに驚きは多いですね…」
愛「愛さんもテニス部の子にダブルスからシングルに転向した子がいて、最初は猛反対して…結局シングルになって良い成績を取るようになったけど…本人に聞いてみたらやっぱりまたダブルスに戻りたいって本音を言ってたけどね…」
「…それを2ヶ月少々でか…凄い行動力だな」
かすみ「あーん、かすみんの手柄が~っ!」
「悪い悪い、でも一生懸命動いてくれてありがとうな」
そう言って、かすみの頭を撫で…立ち上がる。
しずく「峻さん?」
「当の本人はどう思ってるか、ね…」
そう言って部室を後にした。
果林「…峻も気苦労が絶えないわね」
歩夢「…うん、無理してなきゃ…いいんだけど…」
しずく「峻さん、視野が狭くなること多いですからね…」
────────────────
せつ菜「……………………………………」
「……やっと、見つけた…」
せつ菜「あっ……峻さん……っ」
「…って、漫画やアニメじゃ屋上は定番スポットか」
せつ菜「……そう、ですね…」
「…今のは笑うところなんだけど…
…まぁ、いいや…やっぱり思い詰めてるだろ?」
せつ菜「………………………」
せつ菜は口をキュッと結び、少し悔しそうな顔をした。
「………図星、だな」
せつ菜「…私が…絶対に、勝たないと…でないと…同好会が…っ…」
泣きそうな顔に変わった。
「…1人で背負い込み過ぎだ」
せつ菜「ですがっ…!」
「ですがじゃない、部長命令だ」
せつ菜「…わ、私のために…峻さんに迷惑掛けたくないんです…っ!!」
俺の横を通り過ぎようとするせつ菜の腕を掴む。
「…待てよ…っ!」
せつ菜「…っ…!」
少し痛かったのか、苦悶の表情を浮かべるせつ菜。
「……そんな寂しいこと…言うなよ…
頼られないのは……守れないのは…辛い…」
せつ菜「…峻…さん…」
抱きしめて今にも消えそうな声でそう呟いた俺。
「…俺はいつだってせつ菜の味方だ…
話せば…少しは楽になるし…なにか答えが見つかるかもしれない…だから…っ」
せつ菜「…ありがとう…ございます…
…じゃあ…あなたにだけ…話しても…いい、ですか…?」
「…あぁ、もちろんだ」
暫しの間、俺とせつ菜は屋上で抱きしめ合っていた。
────────────────
その後、連れてこられたのは…生徒会室。
せつ菜「…実は…生徒会長になろうって強い思いは…無かったんです」
「じゃあ…なんで生徒会長に?」
せつ菜「両親の影響…ですかね…
自ら先頭に立ってリーダーシップを取れる人になれ、と」
「……まぁ、確かに…学校でぱっと思いつく物って言ったら…学級委員長か生徒会長だよなぁ…」
せつ菜「えへへ、これで小中高とストレートで生徒会長になりました…♪」
「…じゃあ、生徒会の事務的な物は苦手?」
せつ菜「ああ、いえ!そんな事は!
やり甲斐もありますし、何より…両親が何も言ってこないので」
「…でも、生徒会長じゃなくなったら…」
せつ菜「今回のスクールアイドルの事もありますし…もうずっと学業に専念することになる、かと…」
「…それは、避けたいな…せつ菜…いや、菜々が居てこその生徒会長 補佐だからな」
せつ菜「峻さん…」
「とは言え…何か…こう、三船栞子に勝つぞってコンセプトが欲しいよなぁ……
せつ菜は、どういう学園にしていきたい?」
せつ菜「わ、私は…!
……ええっと、みんなが過ごしやすい学園を作りたい、ですかね…」
「…まぁ…無難だな…正直」
せつ菜「こ、これでは勝てませんよね…」
「…うーん、こんな時は~…」
ガサゴソと携帯を取り出す。
タップしたのはビデオ通話のアイコン。
「出るかな…」
せつ菜「…?」
ダイヤ【もしもし…峻さんですか?】
「あ、ダイヤ!…さん、こんにちは…」
ダイヤ【突然お電話してきて…どうしたのですか?】
「あ、いや…ちょっと相談事があって…」
ダイヤ【その前に…峻さんにお礼をしなくてはいけませんね
千歌さんと梨子さんの件、ありがとうございました
まさか他の学校の方に作詞と作曲をお手伝いしてもらうなんて…】
「いいのいいの、それでね…相談事が……」
ダイヤ【そうですか、生徒会長として……。
私の場合は、まず生徒同士で話し合いをしてもらうようにしています
生徒会が先頭に立つのも、もちろん大事ですが…
生徒の自主性を阻害してはいけませんからね】
「なるほど~…この前聞けばよかったな、それ…」
鞠莉【やっほ~♪】
ダイヤ【ま、鞠莉さんっ…!?】
鞠莉【困り事なら小原鞠莉にご一報~♪】
ダイヤ【ご、ごめんなさい、峻さんっ!鞠莉さんが急に…っ】
「あはは、なんだか見てると安心するので大丈夫ですよ」
────────────────
絵里【あら、峻?デートのお誘いかしら?】
「…あのねぇ…」
絵里【ふふっ、冗談よ♪
後ろでふくれっ面してる子がいるからこのくらいにしておいて…】
「?」
せつ菜「…っ…//////」
急いでブンブンと首を振るせつ菜。
絵里【それで、要件は何かしら?】
「…えっと、実はな…」
絵里【生徒会長として…ねぇ…
やっぱり、小さい意見でもしっかり聞いてあげるって言うのが大事かしらね?…ほら、生徒会長って難しいイメージとか厳しいイメージあるじゃない?
だから、大きなの器で…こう、門戸を開くように…】
希【えりち~、峻くん困惑してるよ~?】
絵里【あっ、ご、ごめんなさいっ…伝わったかしら?】
「それはもう…ヒシヒシと…」
絵里【ふふっ、お役に立てたなら良かったわ♪】
────────────────
「…ってな訳で…こうなったな」
ホワイトボードに言われたこと、2人して共通してる点を上げる。
せつ菜「もっと…生徒の意見を聞いてるってアピールが必要ですね!」
「じゃあ、意見箱の設置を増やすか?」
せつ菜「はいっ!…あっ、お手伝いしてもらっても…」
「もちろん、そのつもりだよ」
せつ菜「ありがとうございます…っ!
…良かった…峻さんみたいな頼れる人が近くにいてくれて…///」
「言ったろ、味方だって」
せつ菜「…峻さん…///」
「…せつ菜…」
しかし、見つめるだけで何事もなく終わった。
せつ菜「…この続きは…また、後で…///」
「……う、うん…楽しみにしてる…?」
最後が疑問形になり、2人で笑い合うのだった。
無敵級!!
かすみん!!!
……ごほん、楽しみですね。
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