そしてお出かけ先発表!
さらにさらに!せつ菜ちゃんとイチャイチャする?お話です!
「さて、みんな…テストの結果は戻ってきたかな?」
かすみ「かすみん…緊張しすぎてあまりよく眠れませんでした…」
璃奈「分かる…」
果林「もし自分の点数が60点以上じゃないと…って思うと全然眠れなかったわ…」
愛「泣いても笑っても結果は変わらないからなるようにしかならないって♪」
せつ菜「…では…峻さん、確認してもらえますか?」
「えっ、俺?」
せつ菜「はいっ、ここは部長として皆さんの点数を確認して欲しいんです!…って言っても…見るのが怖いって言うだけなんですがね…」
「…そういう事か、まぁ…かすみや果林も見るのが怖いって顔してるからな」
かすみ「お願いします…峻先輩」
果林「そうね…お願いするわ…峻…」
「…じゃあ、まず…安全そうな人から…」
歩夢、愛、せつ菜…の順で点数を見ていく。
「愛も歩夢も…せつ菜もか、平均点80点以上なんだな」
愛「へへーん、愛さんは真面目だからね~♪」
歩夢「峻くんのおかげだねっ♪」
せつ菜「スクールアイドルの為なら全力を尽くしました!」
「エマと彼方としずくもよく頑張ったね」
エマ「勉強会が凄く役に立ったよ~♪」
彼方「苦手な理数系が何とか乗り越えられたよ~♪」
しずく「これも峻さんのおかげですねっ♪」
「…さて、問題の3人…」
璃奈「…璃奈ちゃんボード…ごくり…」
かすみ「お願いします…お願いします…!」
果林「……………………………」
「…おっ、璃奈ちゃん70点以上取ったじゃん!」
璃奈「ほんと…?……璃奈ちゃんボード、バンザーイっ!」
「…果林…は…危なかったな…っ…
平均点、62点だ…」
果林「ま、まままま、まぁ…越えてれば問題ないわ…っ」
愛「…と言うわりには…体震えるよ?」
果林「む、武者震いよ…!!」
「最後はかすみ………あっ……………」
かすみ「…えっ……あってなんですか…あって…!!??」
歩夢「…まさか…かすみちゃん…」
愛「そんな……かすかす……」
しずく「かすみさん…………」
かすみ「そんな事無いですよ!!!ねぇ、峻先輩?!」
「……かすみ…お前…逆にどうやったらこうなるんだ…」
俺は静かにテストの用紙を机に置いた。
「…全部…60点……………」
かすみ「………えっ…………」
せつ菜「せ、セーフじゃないですか!」
かすみ「……ぁ……も、もーーー!驚かせないでくださいよー!」
しずく「…かすみさん、泣いてます?」
かすみ「な、泣いてないもん!!」
「…あはは、これで全員クリアーだな」
歩夢「…ちなみに、峻くんは何点?」
「ん、全部95点以上」
愛「…保健体育が100点なのが気になるけど…」
「…あはは…」
茶を濁すように俺は話を切り替えた。
「…さて、三船の奴にも見せに行きますか」
せつ菜「お供します!…元生徒会長として見守りたいので…!」
と言うわけで俺とせつ菜……いや、着替えたから菜々と一緒に生徒会室に行く事にした。
──────────────────────
その途中で……………………。
【ねぇねぇ!スクールアイドルの優木せつ菜ちゃんって知ってる?】
【知ってる知ってる!あのライブの曲凄くノリノリになれるよね~!】
【…でも~知ってる?優木せつ菜ちゃんってこの学園にいるみたいだよ?】
【スクールアイドル同好会に居るらしいけど…何年何組なんだろうね?】
【もしかして、先生とか?!】
【ないない~w】
「…………ぷっ…」
菜々「わ、笑わないでくださいよっ…峻さんっ!」
「わ、分かってるって…でも…っ……ぷっ…くくっ…」
菜々「も~…忘れてますけど……両親に説得するの…忘れてませんよね?」
「分かってるよ、あと少しだ…ライブまでもう少し辛抱だよ…それより、両親は何か言ってるか?」
菜々「…いえ、何も……昔から両親はこういう時は…何も言わないんです…放っておく…と言いますか…」
「…そんな状態にはさせておかないよ…ま、俺に任せろよ……菜々の力になりたいからな」
菜々「…峻さん…」
「…そんな目で見るなよ…もっと顔見続けていたくなるだろ…」
菜々「…好き、です…♡///」
「…こんな所でそんなこと言うなんて…いけない子だ…」
菜々「…あっ……///」
人気の無いすみっこで菜々を抱きしめる。
擦り付くように肩や首筋をなぞる。
菜々「…ぁ…っ…峻さ、んっ…」
「……ん………………」
菜々「誰か…来ちゃい、ますよ…っ…///」
「……ん、なら……見せつけてやろうぜ…」
菜々「んんっ…!///」
逃げようとする菜々…しかし、後ろが壁のため…。
すぐに捕まりキスをした。
俺の手には菜々から外した眼鏡があった。
「………っ…」
菜々「だ、めです…っ…本当に…っ!///」
「…そんな顔も可愛いけどな」
しかし、辞めることなく俺はキスを繰り返した。
口と口から銀色の糸が伸びる。
菜々「…もぅ……好きにして、ください…♡///」
「…ん、じゃあ…お楽しみは最後に取っておこうかな」
菜々「…ほんとに…仕方の無い人です…///」
眼鏡を掛け直し、恥ずかしそうに俺の顔を見る菜々だった。
─────────────────────
【生徒会室】
栞子「…ふむ、どうやら口だけでは無かったようですね」
菜々「…約束は守りました。これで廃部も休部も無しでいいんですよね?」
栞子「そうですね、今回のところは見送ります
…まぁ、これも部長さんのお力添えがあったことをお忘れなく」
「…持ち上げてくれるところ悪いんだけど、みんなの頑張りにも目を向けてやれよ
それに、俺は当然のことをしたまでだ…俺の力添えをどう発揮させたから個々の努力が物語ってるだろ?」
栞子「…そういうことにしておきましょう
ですが、一度クリアしたら全て終わりになる訳では無いので悪しからず」
「何度でも来いよ、何度でも乗り越えてやるよ」
栞子「何度も言いますが…私はスクールアイドル同好会は学園生活に有益なものと考えていません。
…いずれ、必ず廃部にさせます」
「言ってろ。
…と、あくまでも生徒会長相手だから言い方には気をつけろってか?
────その考え、180度変えさせてみせますよ」
栞子「…素直に今回の結果は受け入れましょう…おめでとうございます」
菜々(あの三船さんが言い負けた…っ!?)
「ふんっ……行くぞ、菜々」
菜々「あっ、は、はいっ!」
栞子の顔を見ることなく俺は翻し、生徒会室を後にした。
栞子(まるで動じる事ない真っ直ぐな心を持っていて…揺るがない自信………そしてあのカリスマ性………あの人は、一体………………)
──────────────────
【部室】
「やーやー諸君~」
かすみ「あ、遅いですよー!」
歩夢「三船さん、なんだって?」
「どうもこうもないよ~、今日のところはおめでとうございます…ですが、いつか必ず廃部させます…だとさ」
愛「うわっ、感じ悪~…」
果林「どんな手で来ても…戦うまでよ?…ね、峻?♪」
「ん、言われっぱなしも癪だからきちんと言い返してきてやったよ…なぁ、せつ菜?」
せつ菜「はいっ、あの三船さんを言い負かす当たり、流石でした!」
しずく「それで、廃部や休部が無くなったのはいいんですが…おでかけの件…どこになったんですか?」
かすみ「あっ!かすみんもそれ聞きたいです~!」
果林「では、部長の口から発表してもらいましょ?♪」
「…君たちそれが目的だったな?…まぁいいや
来週の連休を使って…海にいきまーーす!」
エマ「えっ、海!?すご~い!」
彼方「これまた意外だね~」
かすみ「わーいっ、海で遊べる~!」
せつ菜「青い空、青い海!これはアニメにもある展開ですね!!」
しずく「水着…どうしようかな…っ?」
果林「あらぁ?…峻ってば、この前付き合ってもらった水着を早速拝見したいのかしら?♪」
歩夢「この前…?」
「あ、あれは果林が半強制的に連れ出したんじゃ…!」
歩夢「わ、私だって一緒に下着屋さん行ったもん!///」
愛「…愛さんも居たんだけどな~……」
歩夢「そ、その気になれば下着で海に入っても…!///」
「わーわー!!!歩夢!今週末買いに行くよ!」
璃奈「なんか…峻さんって…みんなから好かれてるよね…」
しずく「きっと…かっこいいからですよ…///」
かすみ「何うっとり見てるの…しず子…」
次回!ニジガク、海に行く!!
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