NEXT Rainbow!!   作:A×K

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新SRのせつ菜ちゃんとスケート編のせつ菜ちゃんゲットしました!!!

俺が……せつ菜ちゃん推しだあああ!(トランザム)


第70話

「……やっぱりわかんないな」

歩夢「えっ?…何が、かな…峻くん?」

 

買い物途中、俺がぽつりと呟いた言葉に歩夢が首を傾げる。

 

「いや、普通なら俺がガツンと言ったりテストの約束も待ったんだから…スクールアイドル同好会の廃部なんて諦めるんだけどなぁ…」

歩夢「うん…そこまでして無くしたい理由とか、あるのかな…」

「…まぁ、どういう手立てで来ても押し返すのみだけど………さぁ、歩夢…」

歩夢「…?」

 

「腕にがっしり抱きつくのは少し…」

歩夢「だ、ダメだったかな…っ!?」

「いや、腕が…挟まれてるというか…」

歩夢「わ、私だって少しは成長したもん!///

…確認、してみる?///」

 

「ん、んんん!!…ほら、水着コーナー着いたよ?」

歩夢「むーー…///」

 

そう、俺と歩夢は約束通り水着を買いに来た。

…まぁ、一応俺のも…ということで…。

 

歩夢「峻くんって、どういう好き?」

「どういうのって…」

 

と、答えに困っているとまた歩夢が頬を膨らました。

歩夢「…果林ちゃんやエマちゃんには言ったのに…///」

「あ、あれは2人が強引に…!!」

歩夢「じゃあ、私の水着も選んでよ!///」

 

「え、えええっ…!!??」

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

【試着後…】

歩夢「…どう、かな…?///」

何着か候補を選び、試着を繰り返す歩夢。

 

「…良い、けど…布面積が…」

歩夢「んー…じゃあ、最後はこれ、かなぁ…」

そう言うと、カーテンを閉める歩夢。

 

「…とほほ、役得なのか苦労が絶えないのか…」

…まぁ、でも…悪くは無い、よな。

 

歩夢「峻くん…?」

「ん、ああ、悪い悪い…歩────」

 

 

歩夢が着ていた水着を見て言葉を失った。

めちゃくちゃ可愛かった。

 

歩夢「おーい、峻くん…?」

「えっ、あ、ああああっ、そ、そのっ!!」

歩夢「…ふふっ、これに決めた♪」

「………うん」

 

見透かしたように上機嫌で着替えて買い物を済ました歩夢だった。

 

 

 

 

────────────────────

 

 

【さらに1週間後】

 

愛「おぉーーーー!海だーー!」

かすみ「わーい!行きますよ~!!」

エマ「ふ、2人とも待って~…!」

 

 

せつ菜「照りつける太陽!そして目に余るくらいの皆さんの水着姿!これぞ海ですね!!」

彼方「峻くん、よくこんな場所知ってたね~」

「まぁ、ね」

 

果林「峻~、オイル塗って~」

歩夢「あっ、わ、私も!///」

 

「…えっと……はい」

 

しずく「峻さんっ、それが終わったら皆さんでビーチバレーしましょうっ♪」

「うん、少し待っててね」

 

 

……ってな感じで…みんなの相手をしつつ…何故か…何故か果林と歩夢の背中にオイルを塗ることに…。

2人とも既に上の水着を取り…落ちないように手で押さえていた。

 

(…もちろん、普通の行為…なんだけど…)

なぜこんなに興奮してしまうんだ…!?

いや、歩夢が恥ずかしそうにこっちを見てきたりするから…!!??

 

果林「ふふっ、照れちゃって…峻は可愛いわね♪」

「なっ…う、うっさい!」

果林「ひゃんっ…!///」

 

一思いに果林の背中にオイルを塗る。

柔らかい肌の感触が手に広がる。

 

果林「横、のっ…ラインもやってね…?///」

「……………………………」

 

聞いてはいるが…あえて受け答えはしない。

(意識しちゃうからだよおおおお!)

 

果林「んっ…塗るの、うまいわね…峻…///」

「あ、ありがとうございます…」

 

息付く間もなく…歩夢の方も背中にオイルを塗る。

歩夢「…峻くん…手つき…変な気がする、よ…?///」

「き、気のせい!だから!!」

 

…もう、まともに前なんか見れないよ…。

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

かすみ「しず子~、行くよ~!」

しずく「どこからでもどうぞ!!」

 

 

2人のオイル塗りも終わり…俺はしずく達とビーチバレーで遊んでいた。

チーム分けはエマ・愛・かすみ。

そして、俺としずく。

 

…まぁ、男がいるから当然のハンデっちゃハンデだよな。

 

かすみ「そぉーーれ!」

勢いよくサーブをしたかすみが放ったボールは俺の元に。

 

「ほっ、と」

しずく「流石です、峻先輩!」

 

続いてトスをしようとしたしずく…だったが。

しずく「…あ、あれっ…!?…ひゃん!」

何故頭にポツンとボールが当たってヘディングのような形になりボールは砂浜に落ちた。

 

かすみ「しず子~、それじゃサッカーだよー♪」

しずく「か、かすみさん!今のはミスです、ミス!

…すいません、峻先輩」

「あはは、しずくらしいミスの仕方だね、可愛かったよ」

しずく「…つ、次は頑張ります!///」

 

そのまま、かすみチームのサーブ。

愛「愛さん~…サーーーブ!」

今度はしずくの方にボールが行った。

 

 

「しずくっ!」

しずく「今の私は…バレーボール選手…!

完全になりきった私に、愛さんのサーブは効かない…!」

 

…あ、なんかすごく嫌な予感がする。

バスっ。

 

しずく「んにゃっ……!!」

案の定、しずくの顔面にボールがヒット。

 

そのまま砂浜に倒れるしずく。

「し、しずくー!!」

愛「ご、ごめんごめん!大丈夫~!?」

 

さすがにビーチボールだからそこまで痛くはないと思うが…。

 

しずく「えーん!峻先輩~!しずく、痛かったです~っ!///」

と、言いつつ抱きつくしずく。

 

「し、しずく?」

しずく「…てへっ♪///」

 

かすみ「あーーーー!今かすみんの真似したー!」

エマ「ま、まあまあ…」

 

「あ、あぁ…かすみの真似だったのね、通りで…」

しずく「でも、抱きつくのは…私がしたかったからしたんですよ♪」

「…っ………」

しずく「ふふっ、峻先輩も嬉しいみたいですね♪」

「…ノーコメントで……」

 

と言っても目線を合わせないで唇を噛んでるあたり、自白してるようなもんだけどね…。

 

愛「おーい、いつまで抱きしめ合ってるの~」

愛さんが目が横棒みたいになってる。

あれかな、アン〇ーテールの主人公かな。

 

「わ、悪い悪い!再開するよー!」

と、ボールを持ったが…すぐ横でしずくがボソリと…。

 

しずく「また後で、してあげますね…♪」

「……え?」

 

この後、このコメントが影響したのがボロ負けした。

 

 

 

───────────────────

 

 

 

「おーい、2人とも~そろそろ休憩するよ~」

璃奈「あ、峻さん」

 

「…そう言えば、よく水場で璃奈ちゃんボードを使えるよね…」

璃奈「うん、撥水紙」

「撥水…紙…?」

璃奈「水に濡れない紙…今日のために作ってきた」

「気合いの入れどころが違うよ!?」

 

彼方「すやぁ…」

「って、彼方も海に来て相変わらずか…」

 

ボートでぷかぷか浮いてると思ってたけど…。

璃奈「彼方さんが流されたいように監視してた」

「ありがとうね、璃奈ちゃん…もっと遊びたかったろ?」

璃奈「ううん、こうして空を見ながら海の景色を眺めるの、好き」

「そっか、じゃあとりあえず彼方を連れて…戻ろうか」

 

ボートを押しながら砂浜に着くまで璃奈ちゃんと話す俺だった。

 

 

────────────────

 

「お疲れ、せつ菜…疲れてないか?」

飲み物を差し出すとせつ菜はそれを笑顔で受け取った。

 

 

せつ菜「ありがとうございますっ!♪

えへへ…少しはしゃいじゃいました…♪」

「こういう時のせつ菜は子供っぽいのに…同好会作る前の会長と来たら…」

 

せつ菜「そ、その話はしないでくださいよ~…っ!」

「うそうそ…っ…まぁ、せつ菜も変わったよな」

せつ菜「変わるきっかけをくれたのは峻さんですよ

…こんなにも…私以上に真っ直ぐな気持ちで向き合ってくれて…」

 

「…ん、俺は当然のことをしたまでだよ」

せつ菜「その当然のことが優しすぎるんですよっ!

…もうっ、アニメだったらチートキャラですよ、チート…!」

「…そ、そうなの?」

 

せつ菜「はいっ、ですから…これからも…もっと…」

頬に口付けをするせつ菜。

 

せつ菜「…私が知らないこと…たくさん、教えてください…ね?///」

照れくさそうに彼女は立ち上がり…他のメンバーの輪に入っていった。




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