せつ菜「素晴らしい向上心です!!」
かすみ「ほんとですっ……って!読者になりすまして推薦書こうとしてますー!運営さんーー!!」
「そ、そんな事してないよ!!」
かすみ「せつ菜先輩からも何か言ってやってください!」
せつ菜「承認欲求ですね!!!!!」
かすみ「そうじゃなくて!!」
※そんなことしてないですよ?
海での息抜きをした数日後。
部室でくつろいでいると電話がなった。
歩夢「峻くん、千歌ちゃんからだよ~」
「…?…もしもし?」
千歌【おぉ~…峻くんかのぉ~…?】
「……え?」
浦島太郎のような声を出す千歌。
……あぁ、心当たりあったわ。
「…勉強、お疲れ様…」
千歌【いやぁ~…大変だったよ~…おかげで60点以上は取れたけど…】
「そっか、Aqoursも無事にクリアしたんだね」
千歌【とりあえずダイヤさんも一安心ですわっていつも通りになってくれたから良かったよ~……あ、そうだ…それでね?】
「うん?」
───────────────────
「合宿~~~~???」
千歌【そうっ!♪
スクールアイドルフェスティバルに向けて三校で合宿しよって!】
「…んー…確かに、それは大事だけど…」
千歌【急だったかな…?】
「いや、悠長には言ってられないからな…ちょっとこっちでも議案として出して結論を出すよ」
千歌【分かった!じゃあ返事待ってるね♪】
そう言って千歌との電話は切れた。
歩夢「千歌ちゃん、なんだって?」
「あぁ、実はな……………………………」
「「「「合宿???」」」」
「あぁ、スクールアイドルフェスティバルも近いからな…更なる結束を高めるためにも、だ」
果林「いい事だけど…急ねぇ」
「あぁ、行ける人と行けない人が居るかもな…」
愛「連休があるとはいえ~…厳しいかなぁ…」
「…とりあえず、行けそうな人…誰がいる?」
そう言うと手を挙げたのは…5人。
「歩夢とせつ菜と果林と…エマと…彼方、か」
かすみ「かすみん、門限とかありますし…」
しずく「私も親が許可出さないと思うので…」
璃奈「私も…」
愛「うーん…お店のお手伝いがあるからなぁ~…」
「いや、無理強いはしないよ、合宿に行けなかった分しっかりサポートするから」
せつ菜「私は峻さんとならどこまででもお供します!」
歩夢「わ、私だって…!!」
果林「となると…合宿先は…沼津になるのかしら?」
「みたいだね」
エマ「沼津行ってみたかったんだ~♪」
彼方「行けない4人にもお土産買っていくからね~♪」
かすみ「わーいっ、楽しみにしてまーす♪」
「…じゃあ、6人で行くって千歌に伝えておくね」
千歌にメッセージを送るとすぐに返事が来た。
千歌【分かった!後で詳細を送るね!】
こうして虹ヶ咲学園・μ's・Aqoursの三校で行う合同合宿の予定が立った。
────────────────────────
「…ちゅーことで…合宿って話になったんだけど…」
曜【そうそう、話は急に出たんだけどね…】
その夜、俺と曜は電話で合宿の件について話していた。
「…そっかぁ…沼津…」
曜【えへへ、悠くんが来るの楽しみにしてるよ♪
…あっ、そうだ!久々にヨキソバ食べる?♪】
「ヨキソバも良いけど曜も欲しいかな」
曜【…ま、またそういうこと言うんだから…///
…別に…嫌じゃ、無いけど…///】
「あはは…ごめんごめん、からかっちゃった…」
曜【も、もー!!!///
悠くんなんて知らない!!おやすみ!!///】
少し怒りながら曜は電話を切ってしまった。
…あれは照れ隠しだろな。
────────────────
【そして、約束の日】
電車の窓から外を眺める希さん。
希「虹ヶ咲学園からは…峻くんと歩夢ちゃんとせつ菜ちゃんと果林ちゃんとエマちゃんと彼方ちゃんの6人なんだね♪」
「あぁ、μ'sからは、穂乃果ちゃんとことりちゃんと希さんと絵里さんなんだね」
絵里「ええ、そうよ♪…って…穂乃果は食べるの少しやめなさい」
穂乃果「ふへぇ~…????」
ことり「穂乃果ちゃん、はいお茶♪」
穂乃果「んぐんぐ…ありがとう~♪」
「…こっちはいつも通りって感じだな」
希「虹ヶ咲学園のみんなもそうやん?」
彼方「電車…揺れる~…すやぁ…」
エマ「彼方ちゃん、寝ちゃダメだよ~…!」
果林「…いや、今は大丈夫じゃないかしら…?」
「…あ、あはは…確かに…」
絵里「それにしても、何も言わなくても峻と一緒に合宿出来るなんて…運命の糸かしらね?♪」
歩夢「……むーーーーーーーーーーーーーー…」
絵里「あら、歩夢…妬いた?」
歩夢「そんなことないです…っ!!」
「うん、歩夢…腕抱きつくの力いっぱいしないで…痛い、痛い…」
せつ菜「峻さんは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の大事な部長ですよっ!
誰にも渡しません!」
歩夢「せ、せつ菜ちゃんの言う通りだよっ!!」
絵里「ふふっ、好かれてるのね♪」
「…絶対からかわれてる…」
少し余裕そうな絵里とそれをふくれっ面しながら見る歩夢だった。
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