見たいけど仕事終わるまで…SNSなども見ないでネタバレを防ぎつつ楽しみにしてます…!
この日、俺たち虹ヶ咲学園のメンバーとμ'sのメンバー
Aqoursのメンバーで集まって定例会が行われた。
…場所は…虹ヶ咲学園の食堂。
と言ってもこの時間帯は使う人もいないからほぼほぼ貸切だ。
なのでμ'sやAqoursのみんなが色々買い込んできて…。
穂乃果「新作お菓子美味し~!♪」
千歌「あっ、私も欲しい~っ♪」
「…えーーーっと……さて、具体的なことを…詰めておこう、か?」
穂乃果「そうだねっ、今日中に全部決めちゃうくらいの気持ちで、ばーーーっと!」
エマ「えっと、広報と~…イベント運営と~…出展関係…?」
愛「はいはーい!質問~!♪」
「はい、愛!」
愛「広報は何となくどんなものか分かるんだけど~…
出展でどゆこと?…あと運営って…すこーしイメージわかないって言うか…」
希「あぁ、ソレ沼津の合宿でも保留にしてた話やね」
ことり「そう言えば話が盛り上がっちゃってそこまで話せなかったもんね」
しずく「出展って…出店…のようなものですか…?」
せつ菜「確かにそのような意味合いですが…文化祭とは規模が違いますので
今回は自分たちで申請したり注文したり外部とのやり取りも多くなりますね」
にこ「なんか面倒ね~」
「おいおい…」
花陽「みんなでやったらきっと楽しいよ」
真姫「にこちゃんより峻や花陽がずっと大人ね」
にこ「な、なんですって~っ!?」
凛「でも、やることが多くなると頭が混乱しちゃうにゃ~…」
しずく「苦あれば楽あり、ですね」
千歌「その事なんだけど…私たちに任せてくれないかな?」
「…千歌?」
果林「任せるって…どういう事?」
千歌「イベント運営についての色々!」
海未「お任せしていいならありがたいですが…大丈夫なんですか?」
梨子「ええ、この間の合宿のあと…Aqoursのみんなで話したの
運営に参加したことある私たちが中心になってやった方がいいんじゃないかなって」
ダイヤ「経験があるので多少お役に立てるかと」
ルビィ「ルビィたち、イベントのお手伝い頑張ったんだよっ♪」
「少しどころじゃないよ…すごく役立つよ!」
そう言って俺はルビィの頭を撫でた。
ルビィ「えへへ…何だか、嬉しい…♪」
善子「もちろん、貴方にも協力してもらうわよ?♪」
「ああ、総監督だからな」
千歌「…と、言うわけで!みんなどうかな?」
絵里「それなら心強いわ。お願いできるかしら?」
善子「このヨハネに大船に乗った気持ちで任せておきなさい!♪」
「沈没しそう…」
善子「なんですって~!?」
ダイヤ「…こほん、まず予想来場者数と必要な飲食店の数を決めないといけませんわ」
曜「日本全国からスクールアイドルが集まるだから日本の美味しいものを集めたいよね、峻くん!」
「…あぁ、そうだな」
俺らは今…途方もない…そして想像もつかない壮大な計画を立てているんだ…と思うと、胸の高鳴りが抑えられない。
……ドックン!!!
「…っ…はっ…!!」
…いや、この高鳴りは…ドキドキやワクワクから来るものじゃねぇ…っ…!
(体が…暑い…っ…!!)
曜「…峻くん…っ??」
「わ、悪い…水…くれ、ないか…?」
曜「う、うんっ…」
少し慌てた様子でキャップを外し、水を差し出す曜。
受け取るやいなや、半分くらい一気に流し込む。
「…はぁ、はぁ…落ち着いた…」
曜「…大丈夫、峻くん?」
「…あぁ、平気…へっちゃら」
まだ鼓動が早いけど…見て見ぬふりをしよう…。
まるでコナンくんみたいだな…なんて笑える余裕があるってことは…平気なんだろう。
歩夢「特別メニューって作っちゃダメなんですか?」
ダイヤ「もちろん、構いませんよ♪」
鞠莉「なら、シャイ煮を更にリニューアルさせましょうかしら~?♪」
善子「くっくっく…堕天使の涙を降臨させる時が来たわね…!」
ルビィ「ぴぎぃっ…!
ルビィ…それはたべたくない、よぅ…」
善子「お子様用の味付けも…用意する、わよ…?」
「目を逸らしながら言われても説得力無いな…」
梨子「会場に設置する案内板も必要なるね」
千歌「あと~…迷子センター?
ほら、迷ったりする人とか居るかもだし」
「…………………」
果林「な、なんで私を見るのかしらっ!?」
「いや、何となく…?」
果南「じゃあ、迷子センターに必要なぬいぐるみとかオモチャとか必要かな?」
ルビィ「アナウンスの原稿、花丸ちゃんとルビィで作るね♪」
ダイヤ「せっかくのイベントですので、限定グッズがあってもいいかもしれませんね」
穂乃果「これが…Aqoursの力…っ!?
リストアップが止まらないよ~っ!」
愛「運営さんの支えってほんと有難いものなんだね~…
もう、うんうん、イエーイ!なんてお気楽なこと言ってられないな~」
彼方「さすがの愛ちゃんもダジャレのキレがない~…」
愛「あぁーもーっ、キレがないって言わないでよ~っ」
絵里「虹ヶ咲学園のみんなも話し合いに参加してちょうだい~?
Aqours主導だけど、任せきりは良くないからみんなで一緒に考えましょ?」
ダイヤ「よろしくお願い致しますわ」
かすみ「はいはーいっ、かすみんのアイデアを聞いてくださ~いっ」
さっきまで凄い勢いでメモを取ってたかすみが元気よく手を挙げた。
かすみ「皆さんの顔をモチーフにしたパンを販売するなんてどうですか~?♪(にしし…まぁ、かすみんのが売れ行き1位ですけどね♪)」
「…それ…食うんだよね…頭からガブリと…」
かすみ「…あっ…」
見た目以上に食べる方はダメージでかいと思うぞ…。
ことり「じゃあ峻くんの顔をケーキにしようよ~♪」
「まって、それって切るんだよね!?見たくないよ!?」
ことり「大丈夫~♪中はストロベリーソースにするから♪」
「いや、余計にリアル!!!」
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【次の日の放課後】
「じゃあ、みんな今日もお疲れ様!」
「「「お疲れ様で~す」」」
歩夢「…峻くん、今日も残り?」
「自分のやる事とか…スクールアイドルフェスティバルの広報とか…まぁ、色々あるからね」
歩夢「そっか…あんまり遅くならないでね?」
「うん、なるべく早く切り上げるよ」
歩夢「ご飯作ってるね♪」
そういうと急ぎ足で歩夢が部室を後にした。
「…そっか、せつ菜も自分の家に戻ったんだもんな」
あの一件以来、せつ菜はご両親と和解。
…したんだけど…せつ菜が家に来て欲しいと催促するようになった。
理由は知らないけど。
「…飲み物でも買ってこようかな」
そう思って部室を出た時だった。
栞子「あっ…」
「あ………」
たまたま前を通り過ぎようとしていた栞子に遭遇した。
「見回りか?」
栞子「…えぇ、終わって生徒会室に戻るところです
貴方は……見たところ、居残りで作業してると見受けられますが」
「まぁ、スクールアイドルフェスティバルが近いからな」
栞子「…よくそこまで、労力を惜しまないですね」
「…なぁ、ここじゃなくて部室で話さないか?」
栞子「………………………」
その言葉に栞子はただただ黙って着いてきた。
「…まぁ、座って」
自分の座ってた前の座席に座る栞子。
「…えっと…なんの話しだったっけ…あ、そうだ労力を~…か」
栞子「…直談判の時にも思いましたが…貴方の自信は一体どこから来るのですか」
「…んーーーーー………」
パソコンを閉じて首を抑えながら俺は言葉を続けた。
「人ってさ……突然の覚醒したりするじゃん?
隠れた才能が…とか、メキメキ頭角を…って」
栞子「……………」
「もちろん、みんながみんなそうなる訳じゃないよ?
ただ、変われるきっかけってさ案外些細なこと…かもって俺は思うんだよ
誰かの影響だったり、励ましだったり、支えだったり…
可能性は無限大!だからね
上手いとか下手は二の次三の次。
本人が楽しくてやってるのが好きならば…俺はそれでいいと思う」
栞子「…私のやり方が…真っ向から間違ってる、と…?」
「そうは言ってないさ
栞子には栞子なりの考えがあってそういう行動をしてるのも俺は発言してるからな……まぁ、あん時は大人げなかったなって…今思えば後悔してるけど…」
栞子「…貴方は…」
「…ただ、あいつらは…スクールアイドル同好会のみんなは…もう少し長い目で見てやってくれないか?」
栞子「………失礼します」
「待っ────────」
その言葉の前に栞子が俺の前へ立った。
栞子「……貴方のその考えは…まだ私の中では思ってる物とかけ離れ過ぎて…よく分かりません
……ただ、悪くない…かなと思いました」
「…そっか、うん、そう言って貰えると嬉しいよ」
栞子「…明日…部室に来てもいいですか」
「…いい、けど…どうして?」
栞子「……いえ、良いと言って貰えただけで構いません
また明日…部室で会いましょう……''峻さん''」
「えっ…!?」
最後にクスッと笑ったのは…俺の見間違い、だろうか…?
次回:ニジガクメンバーと生徒会長、再び
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