新しいメンバーですので暖かい目で見てくださいね!
「よう、明日暇か?」
栞子「薮から棒にどうしたのですか…」
「いーから、いーから……暇か?」
栞子「………………………」
栞子が自分の手帳に目を通す。
栞子「…特に、何も予定はありませんが…」
「よし、なら俺がその日は予約済みな」
栞子「…突然過ぎて追いつけないのですが…」
「ま、話はそんだけだ」
栞子「あ、ちょっ…!!!」
まだ理解出来てない栞子を他所に俺は生徒会室を後にした。
(…さて、と…これで第一段階は完了っと…)
この間、偶然見たんだけど…アイツ明日誕生日なんだよな…。
(予定ないって言ってたけど…祝ってもらったりしてなかったのかな?)
気になるところではあったが…とりあえず準備に取り掛かることにした。
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【部室】
「…よし」
せつ菜「あの~っ、峻さん?
この装飾で大丈夫ですか~?」
「OKー、そんな感じ~」
歩夢「まさか峻くんから突然こんな提案があるなんて…」
「アイツも知らない仲じゃないからな…せめて祝ってやろうかなって」
愛「そういうとこ、しゅんしゅんって…律儀だよねぇ…」
「ん、そうか?…まぁ、誕生日とかは特別だからな」
かすみ「あっ、かすみん~…パン作ろうかな~?」
璃奈「怪しい…」
しずく「えぇ…手に隠したあれはまた辛い物でしょう…」
彼方「峻くんの頼みだからね~、腕によりをかけてケーキ作るよ~♪」
果林「なら、私とエマで買い出しに行こうかしら?」
「すまないな、みんな」
歩夢「みんな同じ気持ちだよ、栞子さんのお祝いしようねっ!♪」
こうして、着々と栞子の誕生日パーティーの準備が進められた。
────────────────────
【次の日】
栞子「…あの…何故放課後に私は部室に向かってるのでしょうか…」
「今日の放課後は俺が予約済だからな、俺の言うことを聞いてもらうぜ?」
栞子「ち、近いですっ…顔…///」
「っと、ごめんな………さて、と」
部室の前で1度立ちどまる。
「心の準備はいい?」
栞子「…えっ、心の…準備…??」
首を傾げる栞子を他所に…俺は扉を開けた。
………………すると。
パンパーーーーン!!!!
栞子「…………へ?」
勢いよく打たれたクラッカーの紙が栞子の頭の上に降りしきる。
「……そんなデカいクラッカーを使わなくても…」
愛「えぇ~?…大きい方が良いでしょ?なんでも」
…そう、か?………………まぁ……そう、なのか…???
歩夢「さっ、栞子さん!こっちこっち!♪」
栞子「ええっ、あのっ………………」
かすみ「ほらほら、呆気にとられてないで~♪」
栞子「い、一体何事ですか…っ??」
せつ菜「今日、栞子さんのお誕生日ですよねっ?」
栞子「な、何故それを…っ??」
「ふふーん」
栞子「あ、貴方…っ!!」
「生徒手帳の生年月日が見えただけだよ…だから昨日予定聞いたの
…って、誕生日なのに予定なかったのか…?」
栞子「…毎年、祝ってもらったことは…」
「…お堅いお家だねぇ…まぁ、今日はパーッと行こうぜ!」
栞子「…で、ですが…っ………」
「ほらほら!いーからー!」
栞子「わ、わわわっ…!…押さないで…くださいっ…!」
彼方「ほらほら~…彼方ちゃん特製のケーキだよ~…♪」
真っ白なイチゴがたくさん乗ったショートケーキを目の前に…栞子は黙り込んだ。
栞子「…………………//////」
「…もしかして…甘いの好き、だった?」
栞子「そ、そんなことっ…………あ、あります……///」
「じゃあ、遠慮なく食べな!」
果林「ほらほら~栞子さ~ん?…あーん♪」
栞子「じ、自分で食べれますから…っ!///」
エマ「はいっ、これ私からのプレゼントだよ~♪」
栞子「…あ、ありがとうございます…///」
スクールアイドル同好会のメンバーからお祝いされて
どこか気恥しそうに対応する栞子だった。
歩夢「喜んでくれたみたいだね♪」
「だな、お祝いした甲斐もあるって事だ」
栞子「……あのっ」
「おう、主役どうした?」
栞子「…………ありがとう…ございます…///」
そう言うと、栞子はまた同好会のメンバーの輪の中に戻って行った。
歩夢「…ふふっ、嬉しそうな顔だったね♪」
「…あんだけ素直ならいいのになぁ」
そんな本音は本人に聞こえるはずもなく…。
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