せつ菜ちゃん可愛い
まずは栞子が指摘してきた問題点への対策を練っていた。
しずく達1年生と果林達3年生…そして俺たち2年生で各生徒たちに話を聞き署名活動をしに行った。
しずく「ただいま戻りました」
「おかえり…どうだった?」
璃奈「…惨敗…」
かすみ「たくさんお願いしたんですけど…みんな反応が薄いっていうか…」
ため息混じりで愛がもたれかかる。
愛「そっちもかー…」
それに続くように…果林も。
果林「私達も…上手く集められなかったわ…
楽勝だと思ってたけど…甘かったわね…」
せつ菜「…うぅーん…スクールアイドルフェスティバルをニジガクで!っていうアイデアはいいと思うんですが…」
歩夢「うんっ、スクールアイドルフェスティバルのことを知ってる子は協力的だったし…」
エマ「うぅーん…知ってる人と知らない人の温度差がねぇ~…」
「…やっぱり…そういうこと、か…」
エマ「話を聞いてるとね?…スクールアイドル同好会の事やスクールアイドルフェスティバルのことを知らない子も結構いて…」
彼方「えぇ~そんなぁ~…」
せつ菜「虹ヶ咲は…生徒数も多いですからね…知ってる人は…ひと握り…と言ったところでしょうか…」
璃奈「とんだ誤算……璃奈ちゃんボード…がーん…」
かすみ「かすみんのクラスの子達はみんな応援して署名してくれたのに~…!」
「…とんでもねぇ…今まで見落としてたからな…学園内の評価とか…認知度って…」
歩夢「この前見に来てくれた子とか…SNSの反応で知られてるなって思ってたけど…まだまだだったんだね…」
「…まさかせつ菜の親に見せたライブを入れてもこれ程とは、な…」
せつ菜「多分…あれでも一割に満たないかと…」
愛「なーるほどねー…知らない同好会がイベントしたいから署名してくださいって言ってもスルーされる訳だ…」
果林「…完全に足元をすくわれたわね…」
彼方「まさか学園内でこんな知られてないなんて思わなかった~……」
璃奈「井の中の蛙…だったね…璃奈ちゃんボード…しゅん…」
エマ「…うん、反省だね…」
「……………………………………………………」
みんなが一生懸命に署名してるのに見向きもされないことに…すごく悲しい気持ちになった。
このままじゃいけない…でも、焦る気持ちばかりだった。
しずく「…大……で……峻…さんっ…」
「えっ…?」
ぼんやりしてたのか上手く聞き取れなかった。
しずく「だ、大丈夫ですか…っ…峻さん…?」
「…悪い、そんな顔してたか?」
しずく「いえ……ものすごく顔が悲しみに満ち溢れてたので…」
「…あぁ、悪い…」
彼方「問題はどーやって知ってもらうかだね…一斉にゲリラライブとかする~?」
かすみ「わ~っ、それはいいアイデアですね~っ!♪
かすみんのファンも同時に獲得しちゃいますよ~!」
せつ菜「…あ、あのっ…それは栞子さんを怒らせてしまうかと…
何事も許可が必要…って事です!」
果林「でも…誰にでも見てもらう…かぁ…」
しずく「興味が無い人にも…アピールする方法…ですね…」
エマ「うーん…興味のない人を振り向かせるって難しいよね~…」
「…何か………あっ…」
俺は天井を見上げた。
歩夢「峻くん…?」
果林「天井に何かいるのかしら?」
「校内放送…これだよ!」
彼方「なるほど…これなら自然に耳に入るね…」
「放送部に相談してみる価値はある…!」
しずく「それに、毎日繰り返せば覚えたくなくても覚えると思います!」
かすみ「それっ、それだ!しず子~!♪」
せつ菜「スクールアイドル同好会による…虹ヶ咲学園お昼休み放送部…ですね!!」
エマ「うん、やってみようー!♪」
「よし、それじゃあ明日放送部にかけあってみる!」
────────────────────
【その日の夜】
鞠莉「はぁ~い?」
「おっす、鞠莉…夜遅くにごめんな」
鞠莉「珍しいわね~♪
どうかしたのかしら?」
「スクールアイドルフェスティバルの準備についての連絡事項なんだけど…」
鞠莉「オフコース♪
峻となら朝までだっていつだって電話できちゃうわよ~♪」
「はは…ちゃんと寝なよ…?
鞠莉の玉のような白い肌が傷ついちゃうからね…」
鞠莉「うそうそ~♪…それでそれで?連絡事項は~?」
「…うん、実はな…」
ーーーーーーーーーー…………………………
鞠莉「へぇ~、そんなことが…」
「明日放送部に、掛け合うって言ったけど…待ちきれなくて部活終わりに相談して何とか明日の昼休みから放送できるようになったんだけど…」
鞠莉「エクセレント♪さすが峻ね~♪
なら~…明日は飛び入り参加しようかしら~?」
「…え?…平日だよ?…あっ、電話か?」
鞠莉「まぁ、明日のお楽しみよ~♪」
「…………?」
────────────────────
【次の日の昼】
歩夢「そろそろ放送室に行こ、峻くん?」
「おし、行こうか」
ブロロロロロロロロ……………………
「…何の音だ?」
歩夢「…ねぇ…あれって…」
歩夢が指さす先に…。
「…ヘリコプター…?」
歩夢「…こっちに…向かってきてない…?」
「…向かってきてない…じゃなくて…ぶつかるぞ…っ!?」
急いで歩夢を抱きしめて庇う。
鞠莉「はぁ~い!♪」
「…ま、鞠莉~ぃ!?」
…ん?鞠莉の口が動いてる?
鞠莉「あ・け・て~♪」
…窓を…か?
歩夢の頭をポンポンと叩いて俺は窓を開けに向かった。
「こうか~?!」
鞠莉「いえ~す!離れて~!♪」
…な、何する気だ?
鞠莉「鞠莉ぃ~……ジャ~ンプ!!!♪」
…と、飛んだ!?ヘリコプターから!?
「…ま、回った…?!」
その後…数回転した後…教室に転がりこんで来た
鞠莉「パーフェクトっ!♪」
歩夢「…え、えええ~………っ………」
────────────────────
【部室】
鞠莉「えっへへ~、怒られちゃった~♪」
果林「そりゃそうよ…沼津からヘリコプターで乗りつけて来るなんて…普通ないわよ…」
エマ「うん、教室の窓から見てたけど…ヘリコプターから鞠莉ちゃんが出てきた時はびっくりしたよ~…」
「しかも飛んだし…」
愛「さすが鞠莉~、やることがビッグ~♪」
かすみ「注目度はバッチリ集めましたね!」
彼方「知り合いなの?って質問の嵐だったよ~♪」
せつ菜「Aqoursのメンバーだってはしゃぐ子も居ましたよ!」
璃奈「来てもらえてすごく嬉しかった」
しずく「よ、予想とはだいぶ違いましたが…目標は達成出来ましたね!」
「これぞ秘策…ってか…」
鞠莉「うふふ、内浦から来た甲斐があったわね~♪」
実際…この後…部室に署名したいと言う生徒たちが押しかけた。
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