新サクラ大戦 もう1人の英雄   作:シャト6

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紐育華撃団は、ジェミニとラチェットに決まりました。

続いては、現帝国華撃団です。


第6話

俺は今現在、支配人室ですみれと向かい合っている。

 

すみれ「それで、何故10年もの間、わたくしの前からいなくなったのかしら?」

 

洋「……」

 

すみれ「黙っていては分かりませんわ」

 

それでも俺は、何も言えない。実際すみれの前から消えたのは紛れも無い事実。俺に言い訳する権利はない。

 

すみれ「それとも…わたくしに愛想つきましたの…」

 

悲しい顔をしながらそう言うすみれ。

 

洋「それはない。俺を好いてくれたすみれやさくら達に、愛想を尽かすわけがない」

 

すみれ「……」

 

するとすみれは、椅子から立ち上がり俺の膝に座り、腕を首に回してくる。

 

すみれ「……」

 

洋「…ったく。相変わらず、寂しくなったらこうするのは、昔から変わらないな」

 

すみれ「…貴方のせいですわ」

 

洋「そうか」

 

俺は暫くの間、すみれの頭を撫でる。すみれも俺にバレない様に泣いていたが、肩が震えてるし俺の服が湿ってるからバレバレだ。そして暫くして泣き止み、本題に入る。

 

洋「俺はこの10年、アイツらの霊力の代わりになる物はないかと、旅をし研究を続けていた。そして、ようやく完成まであと一歩のところまできた」

 

すみれ「でしたら、それを使えば…」

 

洋「ああ。あいつ等を此方に戻したまま、降魔皇を封印できる。だが、それにはあいつ等の中から、一本でもいい。髪の毛が必要だ。今の天宮達の霊力は、あいつ等とは違う。それに、一瞬だけ降魔皇を足止めする必要がある。デメリットがデカイのも事実だ」

 

すみれ「そうですの…今のわたくしには、霊力がありません」

 

するとすみれは、悲しい顔をする。

 

洋「そんな顔をするな。お前は充分頑張ってる。ここが無事なのがその証拠だ」

 

すみれ「…そう言われて、少しだけですが肩の荷が降りましたわ」

 

洋「そうか」

 

すみれ「……」

 

するとすみれは、俺にキスをする。懐かしい…

 

洋「……」

 

すみれ「フフッ。10年ぶりのキスですわね」

 

洋「そうだな」

 

そこから暫く、俺が言うのもなんだが甘い時間が流れた…そして、すみれの奴がひと通り甘えたら、俺を今の華撃団に紹介するので、食堂に案内された。食堂に行くと、既に今現在いる花組に、風組の連中もいた。

 

すみれ「皆さん、改めて紹介いたしますわ。彼は、かつてわたくし達と共に帝都の平和を守り、降魔大戦でも一緒に戦った高倉洋ですわ」

 

洋「紹介に預かった高倉洋だ。ま、すみれや前の3華撃団とは古い付き合いだ。これからは俺もちょくちょく寄らせてもらう。よろしく頼む」

 

『よろしくお願いします!』

 

現花組、風組の連中は挨拶してくれた。

 

天宮「高倉さん!あの、あの時は本当にありがとうございました!」

 

洋「何度も言ってるだろ。あれは俺がただムカついただけだって」

 

誠十郎「いえ、自分からもお礼を言わせて下さい。さくらを助けてもらい、本当にありがとうございます」

 

洋「ったく、この生真面目なところは、歴代の隊長達と同じだな」

 

俺がそう呟くと、すみれの奴はクスクス笑っていた。

 

洋「取り敢えず、天宮と神山の事は知ってるが、他の連中は知らないな」

 

誠十郎「ああ、紹介します。1人いない人もいますけど。彼女は花組の1人で東雲初穂です」

 

初穂「東雲初穂だ!さくらの奴を助けてくれて、ホントありがとな!」

 

「気にするな」

 

誠十郎「そして、クラリス・スノーフレイクです」

 

クラリス「ク、クラリス・スノーフレイクです」

 

「ああ。しかし、まさかアイリス並の霊力を持ってる奴に会うとは驚いたな」

 

クラリス「えっと…」

 

「お前、その力に恐怖を抱いてるみたいだが、結局はその力を世の為人の為に使えるか。自分次第だ」

 

クラリス「!?」

 

俺がそんな事を言うと、すみれが手を叩く。

 

すみれ「皆さん、ここで新しい仲間を紹介するわ。世界が誇るスタァ、アナスタシア・パルマ!」

 

するとロビーから女が入ってくる。

 

アナスタシア「ここに来れば退屈しないって、星たちが言ってたけど…フフッ…確かにそうみたいね」

 

洋(星たち?)

 

クラリス「Main Gott..!(う、ウソ…!)本当にアナスタシアさん…?」

 

天宮「有名な人なの?」

 

初穂「知らないのかよさくら!世界的に有名な大スタァじゃねぇか!」

 

と言われても知らん。

 

アナスタシア「皆さん、ご機嫌よう。私はアナスタシア・パルマ。帝劇の舞台に招かれるなんて光栄ね。花組の名に恥じぬ働きを約束するわ」

 

初穂「は〜、すげぇ…」

 

クラリス「優雅ですねぇ〜…」

 

東雲とクラリスの奴は、アナスタシアを見て感動していた。フッ…昔ファンから見た、すみれやマリアを思い出すな。

 

洋(だが…この女…)

 

俺は何故だか、アナスタシアに違和感を覚えるのだった。

 

すみれ「アナスタシアさんには、花組のスタァとして舞台の華を務めてもらいますわ。そしてもちろん、華撃団の一員として、戦いにも加わってもらいます」

 

そらそうだろな。流石に今の帝劇に、役者だけ雇う余裕はないだろうしな。さてさて、どうなる事やら。

サブキャラヒロイン候補です。

  • 竜胆カオル
  • 大葉こまち
  • 西城いつき
  • 本郷ひろみ
  • 村雨白秋
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