天宮「ところで支配人。必要なものが2つって仰ってましたよね?」
「いやぁ、よかった。忘れられてるんじゃないかと思ったよ」
すると今度は、帝劇内の方から男が出てきた。
誠十郎「れ、令士!お前なんでここに!?」
令士「おいおい、何でとはお言葉だな。もう1つの秘密兵器とは、オレの事よ!!」
天宮「お友達ですか?」
なんだコイツ…気のせいか紅蘭と同じ雰囲気を感じるんだが…
誠十郎「…兵学校時代の同僚、司馬令士だ。俺が戦術本科、あいつが機工整備科で首席同士だった」
令士「誠十郎とは、色々と張り合ったもんさ。いわば…永遠のライバルってやつかな」
誠十郎「ああ。また一緒に頑張ろう!期待してるぞ、令士」
令士「は?お前…本当に誠十郎か?熱でもあるのか?」
誠十郎「…そうだよな。お前はそういう奴だ。お前に真面目に答えた俺がバカだったよ」
洋「ライバルっていうより、悪友だなあれは」
すみれ「フフッ」
俺の言葉にすみれの奴は笑っていた。
すみれ「それじゃ、わたくしは部屋に戻ります。神山君、後でわたくしの所に来てくれる?」
誠十郎「はっ」
そしてすみれは支配人室に行ってしまった。俺は久々に劇場内を見て回ろうと思っている。後ですみれの所に顔出すがな。
洋「それにしても…」
今は客が入れる時間帯なんだが、人数が少なすぎる。
洋「ホント、あの当時はここがこんな風になるなんて夢にも思わなかったがな」
ロビーにいるのは、数が数えれる程しか客は来ていない。
洋「こりゃ財政難になって当たり前か…」
俺は現状ではそうなって当たり前と思うしかなかった。さて、1階回るついでに、すみれの所に顔出すか。
洋「すみれ、入るぞ」
俺はノックして入ると、すみれの横に像のヌイグルミみたいなのがあった。
洋「なんだこれ?」
すみれ「この劇場のマスコットの【ゲキゾウくん】ですわ」
洋「ゲキゾウくんねぇ」
俺はジッとゲキゾウを見る。
ゲキゾウ「パ、パオ〜ン」
洋「……」
この声、それにこの気配…もしかして…
洋「神山、お前何やってんだ?」
「「!?」」
俺がそう言うと、すみれは驚きゲキゾウになってる神山は、激しく揺れていた。
すみれ「な、何故分かったのかしら?」
洋「いや、さっきの鳴き声といい気配といい、神山と同じだったからな」
するとゲキゾウは煙を出し神山に戻る。
誠十郎「支配人…バレてしまいましたけど…」
すみれ「…洋さんは特別なだけですわ」
洋「ってか、何で神山はそんなんになってたんだ?」
神山「実は…」
話を聞くと、劇場を少しでも盛り上げようと、神山を宣伝部長にさせ、すみれが神崎重工の技術を集結して、このゲキゾウ変身土台を作ったそうだ。
洋「神崎重工の技術を変なところで使うなよ…」
俺が言った事に何故か神山が頷いていた。そして神山は、ロビーに台座があるとすみれに言われ、支配人室を出ていった。
洋「ったく、あんなの作る暇があんなら、無限や装備なんかに金使えよ」
すみれ「あら?あれも立派な資金源になりますわよ」
洋「さいですか」
すみれ「それで、如何だったかしら?10年ぶりの帝劇は」
洋「ああ。外見は多少なりとも変わっていたが、中は殆ど変わってないな。地下に行くのが、階段からエレベーターになったくらいか?」
すみれ「そうですわね。巴里や紐育は、エレベーターとお聞きしていましたので」
洋「そうか。それと、神山の部屋は元かえでの部屋か」
すみれ「ええ。一応貴方の部屋も用意して起きましたわ。使うかご自由になさって下さい」
洋「はっ。わざわざ用意しなくても」
ま、こういうところがすみれのいいところでもあるんだがな。
現・帝国華撃団からのヒロインは、清十郎があざみ、クラリス。高倉のヒロインはさくら、初穂、アナスタシアに決まりました。
サブキャラヒロイン候補です。
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竜胆カオル
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大葉こまち
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西城いつき
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本郷ひろみ
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村雨白秋