アズールレーン─トリカゴ基地の日々─   作:大和亀蔵

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またまたそうやって、オリ設定足す真似するー

独白で地の文を少なめにしているので状況が分かりにくいと思います、すいません......


「桜降り積もる、この場所へ」 重桜編その9

「今日も綺麗に咲いてるねー、長門姉」

 

「うむ、実に見事。民の信仰の賜物だ」

 

「ここまで綺麗に咲かせてくれた皆に、それに指揮官に感謝しなきゃね。お正月、帰ってきてくれるのかな?」

 

「奴も忙しい身だ。あずーるれーん本部とのやり繰りもあるだろう。我儘は言うでない」

 

「えー、そんな事言って。長門姉だって会いたいくせに〜」

 

「そ、そんなこと......あるけど」

 

「ほらねー」

 

「む、陸奥! 余をからかうでないぞ!」

 

その日は大樹重桜への見回りを、余と陸奥そして江風でしておった。

 

変な理由ではない、重桜が枯れておらぬか、力をちゃんとつけミズホの大地を守ってくださっているかの確認だ。忙しい身である余と陸奥の休憩の際の日課でもある。

 

おおよその結果は分かるだろうが、この日に見つけたのだ。

 

普段通り、天高く伸びる重桜を見ていた時の事だ。

 

「......ん?」

 

「どうしたの、長門姉? 何か見つけた?」

 

「あの花弁。少し光っておらぬか?」

 

「えっ!? どれどれどれ? 陸奥も見つけたい!」

 

「余の指さしておる先だ陸奥。江風も分かるか?」

 

「ええ。確認しました。神子様あれは?」

 

「もしや......江風、特別に大樹に足を付ける事を許可する。あれを取ってきてくれぬか?」

 

「御意」

 

夜空に光る星々の様に小さく、しかしながらハッキリと光っておったのを余は今でも覚えておる。

 

そして江風に取ってきてもらい、案の定それは、

 

「神子様。ご確認を」

 

「わあ! ねえ、長門姉これって」

 

「ああ、文献でしか拝読しておらんかったが。狐桜かもしれぬ。実に運がいいな。見られるのは五十年に一度と書いておったが」

 

「すごいすごいすごーい! 近くで見ると霊力確かにあるね! 陸奥も頑張って見つけなきゃ!」

 

「ええっ!? だから、五十年に一度って」

 

「分かんないよ。本に書いてある事が全部じゃないもん。今日に二枚だって無いわけじゃないよ」

 

「そうかもしれぬが、日に二枚もなんて。余だって初めて今日見たのに......」

 

「............あっ! ねえ! 長門姉あれ! あれもそうじゃない!?」

 

「なぬっ!? どこ!? 本当に見つけたの陸奥っ!?」

 

「ほら見てあそこあそこ!」

 

「......ホントだ......江風、すまぬ。もう一度登ってくれぬか?」

 

「は、はい」

 

事実は小説よりも奇なるもの。なんと、陸奥もすぐ様に二枚目を見つけおったのだ。実に驚いた。開いた口が塞がらないとは、まさにあの時の事を言うのであろう。

 

「やったー! 私も見つけちゃった!」

 

「ふふっ。良かったね陸奥......しかし、文献を書き改めねばならぬな。五十年に一度ではなく、日に二度あることもあると」

 

「本当だよ! もしかしたら三度目もあるかも?」

 

「流石にそれはないだろう。一生分の運を余はここで使いたくないぞ」

 

「あははっ、私も。それにしても、どうするのこれ? 何かに使う?」

 

「うーむ、結界の強化か。一枚は赤城に渡してもいいかもしれぬ」

 

「あっ、それいいね! あとさ。これ景品にしてお正月に皆で羽子板大会とかどう? 楽しそうじゃない?」

 

「神聖なる狐桜を景品か、罰が当たりそうだが......楽しそうなのは確かだな。考えておこう」

 

「やった。大樹様だって皆の笑顔が見たいはずだしきっと大丈夫だって!」

 

「ならいいのだが......江風、そろそろ戻ろうか」

 

「はっ」

 

「あら、三枚目はいらないのかしら、お二人さん」

 

「......っ!? 何者だっ!?」

 

「あら怖い刀なんて向けちゃって。みーんなお母さんに敵意丸出しなんだから。もう少し優しくして欲しいわ」

 

「お主、せいれーんか。今更重桜に何をしに来た。またこの国を沈める気か?」

 

「オブザーバーやピュリファイアーと同じ扱いはやめろ。お母さんはあの子の為を思ってここに来た──のに」

 

(!? こいつ一瞬で距離をっ!?)

 

「はあっ!」

 

「おっと、危ないわあ。刀傷は治りにくいから嫌なのよねえ」

 

「長門姉! 大丈夫!?」

 

「大丈夫だ、何もされておらん」

 

「あら。一応プレゼントはしといたのだけど。右手の中に」

 

「......右手? これはっ!?」

 

「狐桜よ。お母さんが見つけた三枚目のね。それを使って貴方にお願いがあるの。お母さんじゃ使えないからね」

 

「何を余にさせるつもりだ?」

 

「そんな眉間にシワを寄せることもないじゃない。貴方の愛しの指揮官と言えばいいのかしら? まあお母さんのでもあるけど。それを使って少し頼まれてくれない?」

 

「何を?」

 

「あの子にミズホの神秘を戻して欲しいのよ。一枚目と二枚目は送り迎えに使って、その三枚目でね。狐桜なら出来るでしょう?」

 

「......お主の真意が見えぬ。お前の目は赤城よりひどい。霧のような先の見えぬ目を持つ者の言葉など聞くに値せん」

 

「あら、じゃあ少しは晴らしておこうかしら。お母さんはスペクテイター。ただの見物人よ。そして、あの子の恋心を取り戻してあげたいだけ」

 

「こい、ごころだと?」

 

「お母さんだってこの世界で生きている者だもの、知っているわ。ミズホの神秘を自ら手放した人間は、カミの怒りに触れ人間性を一つ失うと」

 

「長門姉、そうなの?」

 

「......奴の言う通りだ。余の知っている限りでも数名覚えがある。手足が動かなくなった者、目が見えなくなった者、食欲を失い、飢えて死んだ者もおった」

 

「そんな......じゃあっ!」

 

「そう。あの子も例外じゃないのよ。何も失っていない様に見えるけど。あの子は人間にとって最も大切なものをカミに奪われている」

 

「それが、恋心だと言うのか?」

 

「さあ? 貴方の記憶にお任せしましょうかしら。では、よろしくね。世界に愛されたあの子が、誰かを愛するためにも、あはっ! あはははははははっ!?」

 

「待てっ! ......ちっ......神子様、追いますか?」

 

「............」

 

*

 

「......以上が、事の顛末だ。そして余は、狐桜を三枚持っておる。これだ。既に術も仕込んである」

 

話が終わると同時に、長門はそっと三枚目の狐桜を二人に見せた。

 

花弁の輪郭に沿うように、鈍い桜色の光が放たれている。

 

「スペクテイター......ねぇ」

 

「オブザーバーとピュリファイアーは、我々トリカゴでも鋭意捜索中の個体です。しかし、スペクテイター等という個体名は初めて聞きました」

 

「私も同じくでしょうか。オブザーバーにピュリファイアー、今となっては忌々しい名前ですが......どこかで死んでないかしら」

 

人の身を案じるには物騒すぎる言葉で赤城は蔑んだ。

 

指揮官がいたからこそ今があるものの、重桜全土への奇襲など人が行う所業ではない。

 

それこそ、カミなのかもしれないが。

 

「......ろいやるの従者よ、一つ質問がある」

 

「なんなりとどうぞ」

 

「トリカゴにいるKAN-SENの中で、奴と恋仲の関係もしくはそれ以上の者はおるか? 巫山戯てはおらん。真剣に答えてほしい」

 

言われて、トリカゴの面子を思い浮かべる。

 

一番彼との距離が物理的な面と精神的な面でそれぞれ近いのは、大鳳とエルドリッジだろうか、しかし、恋仲かと言われれば違うと断言出来る。いや、断言したい。

 

「......いえ、私の知る限りでは。もしかしたらの可能性はあるかもしれませんが」

 

「そうか少し安心した。なら、あの見物人が言うておった事も真かもしれぬ」

 

「ミズホの神秘の消失と共に、あの人は人を愛する心を失ったと」

 

「うむ。指揮官は奇跡的にミズホの神秘を手放しても、何も失わなかったと余は思っておった。五体満足、心身の異常もない、と。しかし、恋心。俗に言えば愛欲を失ったと言われれば確かに合点がいく。それぞれ心当たりがあるのではないか?」

 

「「「......」」」

 

確認を請う長門の問いかけに、一同は押し黙った。

 

トリカゴとしても、暫定リーダーであるウォースパイトとノースカロライナによって公私混同の区別を徹底している。想うのはいいが、せめて国の代表として執務中は任を果たせと。

 

しかし、休憩中や執務が終われば話は別。特に大鳳は凄い、凄いが、それでも尚、指揮官はのらりくらりと弾を避けきって見せている。

 

そもそも、撃たれていることにさえ、なんなら銃声にさえ気付いていない。かもしれない。

 

他の二人も考えていることはニューカッスルと似たようなものだった。

 

「余は、せいれーんの企みに乗ろうとしている。すでに指揮官を呼び立てる所にまでは事は進め、狐桜を用いてミズホの神秘を奴に返し、失った心を埋めようとな」

 

「正直な感想を述べても? 長門様」

 

「なんだ?」

 

赤城のその言葉を聞いて、長門はついに答えが来たかと少し震えた声で応じた。

 

一瞥して赤城は言った。

 

「そんな犬畜生共の餌にもならないほど穢らしい提案、なぜ今すぐ捨てずに、まだ持っていらっしゃるのかしら?」

 

「......ちくっ?」

 

困惑する長門の事などお構い無しに、赤城は鋭く続きの言葉を言い放つ。

 

「心の底から失望しましたわよ長門様。貴方も癪ではありますが、私と同じく指揮官様を愛する者。指揮官様の為に日夜、民の信仰を受け止め、重桜神祠の頂点に君臨しておいでだと思っておりましたのに」

 

「だ、だから余は」

 

指揮官のために、私たちのために──

 

「黙りなさい」

 

「......っ!?」

 

躊躇いのない赤城の一言に、長門は目を見開いた。

 

「最初の質問に答えましょう。貴方を侮辱せざるを得ませんわ長門。自らの考えならまだしも、かつて、ミズホの大地を陥れかけた敵の愚策に自ら手を貸すとは、恥を知れ」

 

「............」

 

ぴしゃりと言い放った赤城の言葉を、長門は途方に暮れた子供のようにただ呆然と受け止める。

 

自分は間違っていた──その思いが長門の心を蝕もうとしたところで、赤城は一つ息を吐いてから続けた。

 

「しかし、敵となろうとは思いません。嫌いになろうとも。まだ貴方は、私と違って引き返せる」

 

「......!」

 

またしても長門は目を見開いた。

 

堪えきれない涙が一雫だけ、畳の上に落ちる。

 

「長門。今すぐその狐桜を捨てなさい。たとえセイレーンの言う通りに、指揮官様の恋心が狐桜によってお戻りになろうと、それは私の求めた愛ではありませんわ。私は、私の愛する人は私の力で手に入れます」

 

「......」

 

長門は何も言わない。じっと、赤城の答えを受け止める。

 

「友として、もう一度言います長門。今すぐその狐桜を捨てなさい。敵に情けをかけられる程、貴方が守ってきた重桜は落ちぶれていないはずでしょう?」

 

「......あか、ぎ」

 

自分の為に叱ってくれた相手の名を、長門は弱々しく呟く。

 

──友として。

 

不思議とその言葉は長門の中で、すんなりと受け入れられた。

 

同じ国に生まれ、一時考えは違えたものの、今は互いに組織の長となり、何より同じ人を好きになってここにいる。

 

これを友と言わずして、なんと言うのだろう?

 

「............友として、か。ふふっ、こんなに誰かから叱責を受けたのは何時ぶりだろうか」

 

自然と長門は笑みを浮かべていた。

 

もう、涙はない。

 

「有難う赤城。おかげで目が覚めた。余は......私も、愛する人は私の力で手に入れる。手に入れてみせる」

 

ギュッと、長門は狐桜を持っていた右手を力一杯握りしめてみせた。

 

手を開けばヒラヒラと、光を失った唯の一枚のサクラが散った。

 

「すまぬ、世話をかけた。今までの事は全て忘れてくれ。三枚目など初めから無い。指揮官は明日に帰す。それだけだ。めいどもそれでよいな?」

 

「......はい」

 

静かに、ニューカッスルは承諾の意思を示した。

 

「うふふ。では、何も無いのであれば私もお暇させていただきますわ」

 

先程までの態度とは打って変わって、赤城は安心したように目元を綻ばせると、立ち上がった。

 

その前にと、ニューカッスルは一つの質問を頭領の二人にぶつけておく事にした。

 

「あ、折角の機会ですので、お二人に是非聞いておきたいことがあるのですが」

 

「なんだ?」 「はい?」

 

注目の視線がメイドに集まる。

 

「もし、あの方がロイヤルをお選びになったら。お認めになりますか?」

 

ピクンと狐耳が大きく揺れ動いた。

 

長門だけでない、赤城のものも。

 

「......そんな事はさせぬぞ絶対にだ。生まれた場所に骨を埋めるのが世の道理。必ず重桜に帰ってきてもらう。そもそも、余とそういう約束を交わしておる。最後には重桜に帰ってくるとな」

 

「うふふ、そうですわ。今でこそあの小娘に任せてますけど。最後は重桜の、そして赤城のものに。うふふふふふふ」

 

(仲良いですねこの二人)

 

両者どちらも、なんかドス黒いオーラを出してるあたり。

 

「ですがあの人なら、その約束とやらもお墓を重桜に程度に考えてそうですけどね」

 

「うそっ!? いや、確かに。言われたらそんな気もしてきた......」

 

「指揮官様ぁ。赤城のお味噌汁を毎日ですか? うふふふふふふふふふ」

 

赤城はダメだが、長門はまだまともそうなので、ニューカッスルは質問を続ける。

 

「では、もし、重桜とロイヤル両方。もしくはそれ以上なら?」

 

「それ以上だと?」

 

怪訝そうに持ち上がる長門の声を、軽くニューカッスルは受け流す。

 

「ええ。あの人は、トリカゴにいるどの国のKAN-SENも皆平等に扱ってくれています。その全てのKAN-SENと、という話も有り得なくはないかもしれません。その時は、どうなさますか?」

 

KAN-SENが伴侶となった前例がないため、所詮、机上の空論でしかないが、優しい彼ならもしかしたらはあるかもしれない。あってほしい。

 

ニューカッスルとしては、その未来は彼がいてくれる愛する平穏に違いはないのだ。

 

「ううむ......」

 

「うふふ、指揮官様ぁ、稚児は何人欲しいですかあ?」

 

不敵に笑った赤城の笑みを、長門は一つ咳で払う。

 

「おほん。重桜を選んでくれているのなら、認めはしよう。余も最近は考えが変わった。支配する者とは妾を多く持つ者だとな。過去の歴史がそう物語っておる。余が認める者なら良いぞ、うむ」

 

ちゃっかり自分が一番である事は譲らない長門。

 

これには、指揮官との楽しい新婚生活を妄想していた赤城も黙ってはいない。

 

「仮にそうなったとして、この赤城が正妻である事は以外は認めませんわ。だって、指揮官様は私のモノですもの」

 

「ふんっ。相変わらず食えん奴だ」

 

「あら怖い。食われるのは私のほうでしたか」

 

「......」

 

「......」

 

(仲がよろしいのか悪いのか、どちらなのでしょうか.....)

 

はたまた、そのどちらもなのかもしれない。

 

時と場合によると言うやつである。

 

「さて......」

 

目線で火花を散らす事にも飽きたのか、赤城はその場で何度か鼻を鳴らすと、部屋の襖に手をかけた。

 

「部屋は分かるのか?」

 

「指揮官様の匂いを確認しましたので子細ありません。あちらの方角でしょう?」

 

「余には全然わからんが、あっとるのが怖い。さて、余も参ろう。客人の見送りくらいはせんとな。陸奥の様子も気になる」

 

軍と神祠の長達の会談はお開きとなり、吾妻が搬送された部屋にへと向かう。

 

長門が先頭をきって進み、吾妻や指揮官の部屋にいる戸に手をかけ、開こうとした時に、中にいた陸奥の声がそれぞれの耳に届いた。

 

「ねえ。指揮官はさ。もし、ミズホの神秘がもう一度使えるってなったら嬉しい?」

 

『......っ!?』

 

先程まさに話にしていた事。

 

陸奥もスペクテイターと接触していたのだ、長門の目論見も勿論知っている。

 

その上で聞いているのだろう。

 

自然と、彼の答えを待つ空気が出来上がっていた。

 

「......ミズホの神秘がもう一度か。有難いけど、俺としては無くなった事に後悔はしてないよ」

 

「そう、なの?」

 

「自分で言うのも恥ずかしいけど、名誉の勲章ってやつさ。俺の力を失っただけでこの国を守る事が出来たんだ。安いもんだよ。そんな安いお釣りをまた貰ったって正直、困るかな」

 

「......そっか」

 

「ミズホの神秘を無くして、何か体調が悪くなったりなどはございませんか?」

 

「いやー、全然ないけどな。至って健康だけど......あっ」

 

「なに?」

 

「神秘が無くなってから、無くしたどころかむしろ色んな人との出逢いが増えて嬉しいよ。陸奥も吾妻も、他のみんなもだ。大切な人達だよ。あっ、本部の上司は別な」

 

「まあっ」

 

「ふふっ、そっか。ごめんね。気になったから聞いただけ」

 

「いつものって事だな」

 

「そうそう。いつものいつもの、えへへっ」

 

『......』

 

大切な人、だなんて優しい声で言われたのは全員初めてだったので、茶を沸かせるくらいには襖前の廊下の温度が異常に上がっていたが、長門はブンブンと横に首を振って己を取り戻すと襖を開けた。

 

「吾妻、赤城が来た。そろそろかえ......」

 

「「あっ......」」

 

「......?」

 

指揮官は首を傾げているが、他の二人は──具体的に状況を説明するなら、指揮官と一緒の布団に入って横になっていた二人は気まずそうに声を漏らした。

 

唯一布団に入っておらず正座で待機していた瑞鶴が、一同を代表して弁明をあげる。

 

汗を滝のように流しながら。

 

「あー、長門様。私は止めたよ? 怒られるからって...あの?」

 

「......お」

 

「「......お?」」

 

「お主ら何を羨まけしからんことをぉぉぉぉぉ!!!!」

 

重桜の夕暮れ空に、長門の一喝が響いた。





つまり指揮官はミズホの神秘を使いすぎとはいえ、自分から手放した事でカミサマに対価として、恋心を持っていかれちゃったわけなんですねー。

それで他人からの好意にも特に気付かないというか、気づけないという......ゆゆゆかな?

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