アズールレーン─トリカゴ基地の日々─   作:大和亀蔵

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一回SS風でやってみたかったんで、ちょっと実験的に?

ここまでのお話のまとめ的な、読んでも読まなくても大丈夫です。ニューカッスルと指揮官が帰ってきてから翌日あたりの時系列


「指揮官の知らない、ある日のコーヒータイム」 前

『コーヒー会』

 

そう名付けられた謎のイベントが、トリカゴには存在する。

 

話によれば、月に一度開催されているトリカゴに所属するKAN-SEN達の集まりの事であり、名前の由来は主催者がエスプレッソをよく飲むカブールだからだと、指揮官は聞き覚えている。

 

恐らく、皆でコーヒーでも飲んで話し合っているのだろう。

 

少なくとも仲良くしてくれているのなら、なんの問題もない。

 

ぜひ行ってもみたいのだが男子禁制らしく、キッパリと参加はお断りされ、そんな想像を勝手に膨らませているのだが、それこそ名付け親であるカブールの──否、KAN-SEN達の思う壷というやつである。

 

コーヒー会とは言わば仮の名前、いやトリカゴのような通称、略称とでも言おうか。

 

その本当の名前は──

 

*

 

──トリカゴ基地、作戦会議室。

 

カブール 「さて、ガスコーニュ以外は集まったか。珍しく多いな」

 

『......』

 

カブール 「報告書も回ったか。では! これより、コーヒー会こと、公正秘書艦委員会を始めさせていただく!」

 

パチパチパチパチパチ

 

カブール 「進行役はいつもの通り小生だ。サディア代表コンテ・ディ・カブールが務める」

 

ウォースパイト 「議長もいつもの通り、ロイヤル代表ウォースパイトがやらせていただくわ。よろしく」

 

パチパチパチパチパチ

 

カブール 「では手筈通りに、この会議の趣旨の説明から入らせてもらおう。ニューカッスル」

 

ニューカッスル 「承りました。それでは端的に。コーヒー会は、我々同じヒトに恋するKAN-SEN同士。指揮官様の情報の共有、またトリカゴ条約違反者の報告を目的とした会議でございます」

 

ニューカッスル 「公正秘書艦委員会という名前ではありますが、食堂に設置してある質問箱をご活用いただければ、普段は他人に聞き辛い事を匿名で訊ける機会でもありますので、存分にご活用くださいませ」

 

カブール 「うむ。その程度でいいだろう。まず、小生が確認している範囲での警告をしたい。エルドリッジ」

 

エルドリッジ「......?」

 

カブール「今月も無断執務室来訪回数、断トツのトップだ。誇りたまえ」

 

エルドリッジ「ぶい」

 

ノースカロライナ「そこ、喜ぶとこじゃないわよ」

 

エルドリッジ「......ぶい?」

 

カブール「はぁ。もう君は秘書艦をやらない代わりに、やりたい放題だからな。お咎めはなしというか、なるべく公務中に邪魔はしないでくれとしか言えない」

 

エルドリッジ「指揮官、困ってない」

 

カブール「彼が困ってなくても、我々は困るんだよ」

 

『......』コクコク

 

エルドリッジ「わかっ、た?」

 

『(絶対分かってない)』

 

カブール「では次。ニューカッスル」

 

ニューカッスル「はい?」

 

カブール「いや、何を不思議そうにしてるんだ君は。未遂に終わったが秘書艦独占疑惑と、あと何より彼と重桜二人旅の件だ」

 

ニューカッスル「無罪を主張致します。なんなら、どちらも原因を作った大鳳様を咎めるべきでは」

 

ウォースパイト「間違ってはいないわね」

 

大鳳「私も被害者なんですが!?」

 

カブール「ふむ。まあ、秘書艦の一件に関しては指揮官自ら罰を下したし、よしとしよう。重桜の件に関しても君が提供する情報によっては、考慮はすることにする」

 

ニューカッスル「寛大なご判断に感謝致します」

 

カブール「次、君が来るとは珍しいがル・トリオンファン」

 

トリオンファン「はい」

 

カブール「指揮官との過度な接触があったと聞いているが、エルドリッジアタックを食らっているからよしとしよう。ただ、停電はさせない程度の接触にしてくれたまえ」

 

トリオンファン「は、はい」

 

カブール「以上だ。次に、報告をあげたいのが、ニューカッスルとノースカロライナだな」

 

ニューカッスル「はい」

 

ノースカロライナ「ええ」

 

ウォースパイト 「では、ニューカッスルから。私はもう聞いたけど、重桜の件で仕入れた指揮官の情報よ。全員知っておいてほしいわ」

 

カブール 「心得た。では、報告を頼もうか」

 

ニューカッスル 「畏まりました......まず、前置きに、重桜には飛ばされましたが楽しいものでもなく、とても大変でしたと言っておきます。不法入国者扱いで逮捕されかけましたし、斬り合いを間近で見せられかけました」

 

オーロラ 「た、逮捕ですか?」

 

ニューカッスル 「はい。大鳳様と北風様はご存知かと思われますが、重桜は二つの組織があり、そのうちの一つに追われました」

 

シュペー「本当に大変......」

 

ニューカッスル「過ぎたことなのでもういいです。では、私的なモノはここまでにして......。指揮官様の事で報告したい件は二つあります。一つに、あの人は、特殊性癖を持っているわけでも、男性愛者でもなく。そもそも恋愛感情を抱けないと判明しました」

 

『......!?』

 

ネプチューン「や、やっぱり重桜ってやべー方々が多いからトラウマで......」

 

ノースカロライナ「ですね、ネプチューンさん......」

 

ニューカッスル「......? 何のことか私にはさっぱりですが、重桜の方は皆良い人ばかりでしたよ。久しぶりに友達も出来ましたし」

 

ウォースパイト「あら、それは初耳だわ。良かったじゃない」

 

北風「ちなみに、誰ぞ? 神祠の人間だとは思うのだが」

 

ニューカッスル「瑞鶴さんと、陸奥さんです」

 

北風「おおっ、瑞鶴さんに陸奥様。うんうん、その二人は良い人だ。北風もとてもお世話になった」

 

フォーミダブル「友達の事はわかったから。その、指揮官が恋愛感情を抱けないって、どういう事ですの?」

 

カブール「小生も、それは聞いておきたい」

 

ニューカッスル「......友達との約束なので、全てをお話しすることは出来ませんが。あの人は重桜を救った代わりに、ヒトとして大切なココロを失ったとだけ。重桜時代の彼について詳細を聞きたければ、大鳳様か北風様にお尋ねください」

 

ウォースパイト「私も、そこは省かれたのよね。大鳳、北風。教えて貰っても?」

 

大鳳「......話しても私にメリットがありません。ですから、黙秘とさせていただきますわ」

 

北風「同じく。ただ、あの人は重桜の英雄だ。それだけだぞ。恋心の事は北風も初耳だ」

 

ニューカッスル「......兎も角、あの人が全く我々に対してなびく様子が無いのは、先天的で天然なものではなく。後天的な理由があったからでした」

 

エルドリッジ「トリオンファン、ちゅっちゅしかけてたよ?」

 

トリオンファン「え、エルドリッジさん.....///」

 

ニューカッスル「恐らく、指揮官様からすれば、イタズラか何かとでもお思いでしょう。トリオンファン様、その一件の後、あの人から迫られた事は? そこまですれば、その後があっても不思議ではないのですが」

 

トリオンファン「............ありませんわ。なんなら、後日に顔を合わせた時も、普段通りでしたわね」

 

『......』

 

トリオンファン「何ですのそのご愁傷さまみたいな目は!?」

 

エルドリッジ「トリオンファンごめんね」

 

トリオンファン「その謝罪が逆に傷付きますわ......ううっ」

 

マラン「ちなみに、ちゅっちゅ仕掛けてたって、どんな感じに?」

 

トリオンファン「やってもいいですけど、姉様のお体をお借りしてもよろしくて?」

 

マラン「いいよ」

 

トリオンファン「えっと、こんな風に距離を詰めて、おでことおでこを合わせて、私しか見えないようにして......唇を、と思ったところでエルドリッジさんが」

 

マラン「お、おお......これは私でもドキドキする///」

 

『(これでもダメなのかあ......)』

 

オーロラ「ありがとうございますトリオンファンさん......ここまでやってもだめというのも、恋心が失われてしまっているなら、色々と納得ですね」

 

ネプチューン「下劣ですけど。考えてみれば指揮官様って男としての本能と言いますか、愛欲が皆無でしたものね。あんな本も見つかりませんし。それに、フォーミダブルや大鳳さんの服なんて、普通の男性なら一目でイチコロでしょうに」

 

フォーミダブル「た、確かに指揮官から視線は感じないけど。わ、私はロイヤルレディとしてのオシャレで......///」

 

大鳳「ほんっとそれですわ。指揮官様のために下げてますのに、ちっとも見てくださらない......」

 

『(さすたい)』さすが大鳳の略

 

カブール「だが、正直大問題だぞ。種の存続は生命の根幹。言わば本能。それが無いということは、今や禁断の果実の味を忘れたアダムというわけだろう?」

 

ウォースパイト「なら、もう一度食べさせてあげたらいいのよ。でも、そうね。何かやってみても、サラッと受け入れられたり、びっくりしたとか、心配されて片付けられてしまうし......」

 

トリオンファン(意外とあっさりお膝に座れたのも......)

 

ノースカロライナ(私がうさ耳つけてみたら心配されたのも、そう言う理由なら納得ですね)

 

フォーミダブル(にゃんにゃんしてみてもダメだったのもそういう......)

 

シュペー(だね......)

 

エルドリッジ「お布団に潜り込んだら、びっくりされた」

 

ノースカロライナ「ああ。言ってたわね、そう言えば」

 

ウォースパイト「条約違反な気もするけど、まあいいわ。布団の潜り込みもダメなのね。そもそも、エルドリッジはかなり指揮官と距離が近いけど、どのくらいの事までやってみせたの?」

 

『(それは確かに、気になる)』

 

エルドリッジ「ノースカロライナ、どういうこと?」

 

ノースカロライナ「えっと、そうね......指揮官とお出かけしたことは?」

 

エルドリッジ「ある」

 

ノースカロライナ「指揮官と手を繋いだことは?」

 

エルドリッジ「ある」

 

ノースカロライナ「一緒のお布団で寝たりとか」

 

エルドリッジ「ある」

 

ノースカロライナ「あとは......一緒にお風呂に入ったこととか」

 

エルドリッジ「な、ない......///」

 

ノースカロライナ「さすがにそこまではないか」

 

フォーミダブル(アホ毛が凄いことになってるけど、どういう原理なんだろう)

 

北風(アホ毛が凄いことになってるな)

 

マラン(どうやったらあんな形に?)

 

ネプチューン(あの三人、絶対どうでもいい事考えてますわ......)

 

トリオンファン「い、一緒にお風呂なんて、そ、それはもう夫婦なのでは!?」

 

オーロラ「そ、そうですね」

 

大鳳「指揮官様から誘ってさえ頂ければ、大鳳はいつでも」

 

ウォースパイト「意外ね。自分からいくかと」

 

大鳳「指揮官様に卑しい女とは思われたくありませんの。出来るなら、指揮官様から大鳳を選んでほしい。そしたらぁ♡」

 

カブール「そこまで服を下げてる時点であれだがな。今となっては、卑しいという言葉を抱くのかさえ疑問ではあるが」

 

トリオンファン「私としては、着任最初のウォースパイトさんの言動が今の指揮官様に繋がっているのではと思っていましたけど」

 

ウォースパイト「否定は出来ないわね......」

 

シュペー「何だったっけ?」

 

ノースカロライナ「私たちは貴方に命を預ける兵器よ。劣情は不要。どうしてもと言うなら私を使いなさい、と」

 

ウォースパイト「なんで一字一句覚えているのかしら?」

 

ノースカロライナ「記憶力には自信があるので」

 

カブール「ふっ、滑稽だな。自分ならいつでも大丈夫と示したつもりが、むしろ気を遣われたわけだ」

 

ウォースパイト「戦士としての意思を貫き通したと言ってもらえる?」

 

カブール「そういう事にしておこうか」

 

北風「しかし、指揮官は恋ができないとするなら。ガスコーニュさんに言った答えも納得出来るぞ」

 

エルドリッジ「うん」

 

シュペー「ガスコーニュさんって、前の時のあっちのガスコーニュさんの事かな?」

 

北風「うむ。あのガスコーニュさんが、指揮官に聞いていたのだぞ。私の事が好きかと」

 

ウォースパイト「かなり直接的にいったわね。指揮官はなんて?」

 

北風「嫌いなところはないと仰られていた。きっと、それが彼の最大限なんだろうぞ?」

 

マラン「嫌いなところはない、ですか。でも、それって逆に、好きなところはあるになりませんか?」

 

エルドリッジ「うん。エルドリッジ、指揮官の好きな女の子のタイプ、知ってるよ」

 

『!?』

 

オーロラ「ほ、本当ですかそれ!? どうやって!?」

 

エルドリッジ「普通に。指揮官どんな子が好き? って」

 

シュペー「つ、強いね。指揮官はなんて答えてたの?」

 

エルドリッジ「えっと」

 

『......』ドキドキ

 

エルドリッジ「エルドリッジみたいな、毎日一生懸命頑張っている子って///」

 

『(求めてた答えとちょっと違う!)』

 

ウォースパイト(指揮官もお世辞ではないのでしょうけど、何というか違うわね)

 

フォーミダブル(ですわ......もっとこう、髪型とか仕草とか好きな女優さんとか、そういう答えを求めていましたわ)

 

マラン(言ったらあれだけど、微笑ましいですね)

 

北風(正直、北風がというか、誰が聞いても似たような答えが返ってきそうな気がするぞ......)

 

『(確かに)』

 

大鳳(メイド! もうこれ次に進めなさい!)

 

ニューカッスル「おほん。さて、これまでのあの人のご様子から、私は一つの仮説を立てています」

 

シュペー「仮説?」

 

ニューカッスル「はい。あの人は恋は出来ませんが、その代わりに、私達を愛する事は出来ているのです。兵器である我々に、とても優しく接して下さっているのが、何よりの証拠でしょう」

 

ウォースパイト「もう嫌というほどね......愛と言っても隣人愛、家族愛という事ね?」

 

ニューカッスル「仰る通りです。ご姉妹がいらっしゃる方なら分かるかもしれませんが、家族が膝の上に座ってきたり、あーんしたり、例えばハグをしてきたとしても、驚きはしても受け入れるのではありませんか?」

 

カブール「う、うむ。まあそうだな。チェザーレだとあまり想像出来んが」

 

ノースカロライナ「私も、ワシントンが甘えてくるのがあまり想像できないけど。でも、もし甘えられたら受け入れる、かな」

 

フォーミダブル「お姉様達なら受け入れて下さるでしょうし。受け入れますわね」

 

オーロラ「私も同じくですかね」

 

シュペー「むしろ喜びそうかな......」

 

ウォースパイト「陛下が求めるのならば、勿論妹達でも」

 

エルドリッジ「うん」

 

マラン「たまにトリオンファンと一緒に寝るし」

 

トリオンファン「ですわね。あーんはしませんけど」

 

北風「北風もわかるぞ。秋月型の子達はとても良くしてくれたから。それに、師匠たちも」

 

ネプチューン「大鳳さんわかります?」

 

大鳳「さっぱり」

 

ニューカッスル「......ともかく、あの方は最早、私達を家族として、そして部下として接して下さる事しか出来ないと考えるのが妥当でしょう。それ故に、あの人の事が好きな私達がいるのも、事実ですが」

 

『......』

 

シュペー「一つ質問」

 

ニューカッスル「どうぞ」

 

シュペー「その失った本能は戻せないの? 重桜って非科学的な力を使えるし出来そうに思うけど......」

 

ニューカッスル「いいご質問です。もう一つの報告は、それをやろうと画策していたのが長門様でしたという事です。ただ、セイレーンに唆されてですが......」

 

『......!?』

 

大鳳「スペクテイターでしたっけ?」

 

ニューカッスル「ご存知でしたか」

 

大鳳「昨日、長門様から。私もセイレーンが一枚かんでるとは知りませんでした」

 

シュペー「感情持ち?」

 

ニューカッスル「はい、我々が探しているオブザーバーやピュリファイアーと同じく、感情を持った個体という事は判明しています」

 

マラン「その反応からするに、鉄血でも未確認の個体って事ですか?」

 

シュペー「私は初めて聞いた......ビスマルクさんなら何か知ってるかも」

 

カブール「鉄血がそう簡単に吐くとも思わんがな。しかし、その件は指揮官にも報告した方がいいと小生は考えるが」

 

ニューカッスル「最優先事項と私も考え。すでに報告済みです。更に奇妙な事に、スペクテイターは自らを母と自称し、個人的に指揮官様の事を気にかけている様子でもあったようです」

 

ノースカロライナ「気味が悪いですね」

 

オーロラ「ですが、セイレーンが指揮官さんの失った心を戻そうとしていたなんて、どうしてでしょうか? 目を狙って、ならまだ分かるのですが」

 

『......』

 

ウォースパイト「まだまだ疑問は残るけど、そういうヤツがいるという事を覚えておいて。これから先、私達にも接触をしてくるかもしれないわ」

 

『......』コクリ

 

ニューカッスル「終わりに、長門様のご計画も未遂となり、私とあの人はここへ帰ってきたというわけです」

 

大鳳「誰が止めましたの?」

 

ニューカッスル「赤城様です」

 

大鳳「赤城さんが......まあ、セイレーンに手を貸すくらいなら、確かに......」

 

ニューカッスル「同じ考えで安心しました。以上が私からの報告です」

 

ウォースパイト「言っとくけど。彼が動じないからといっても、皆々最低限の節度は保って頂戴。彼が自ら手を出したのなら目を瞑るけど、くれぐれも我々からは襲わないこと、わかってるわね大鳳?」

 

大鳳「さすがにあんな目に二度もあいたくありませんわ......」

 

マラン(最初の方でシャワー中におしかけて、指揮官との一ヶ月接触禁止処分だったよね。指揮官は知らないだろうけど)

 

シュペー(だから、すっかり元気のなくなった大鳳さんをたまたま指揮官が見てしまって、一週間になったあのことだよね)

 

ウォースパイト「よろしい。我々の本来の任務はセイレーンへの反逆なのだから......私からも以上よ」

 

カブール「ありがとう。では、ノースカロライナ。報告を」

 

ノースカロライナ「えー、おほん。お待ちかねかは分かりませんが、執務室の机の件です。私とネプチューンさん、大鳳さん、あと一応エルドリッジでの捜索が完了した事をお知らせします」

 

ニューカッスル「私がいない間に、その様な事を?」

 

ノースカロライナ「ごめんなさい。出来るのが指揮官がいなくて、執務室の鍵が開いていたあの時くらいしかなくて......」

 

ニューカッスル「いえ、別に怒るつもりは。むしろよくやってくれましたと言いたいです」

 

ウォースパイト「捜査はいいけど、何か盗んだりしてないでしょうね?」

 

ネプチューン「大丈夫ですわ。私とノースカロライナさんがいたんですもの。大鳳さんを取り押さえるくらいは楽勝です」

 

大鳳「はぁ。指揮官様のペン......」

 

『(何かはあったな......)』

 

ノースカロライナ「では、早速ご報告を──」

 

 

 

 

後編へ続く




トリカゴ条約ですが、各々国の代表として組織運営に問題がないようにという目的で作られました。




というのは表向きで、実際のところは指揮官が襲われることの防止条約。なお、指揮官からなら全てオッケーではあるが、本人はそもそもトリカゴ条約の存在を知らなかったりする(

あと、地味にですがニューカッスルさんからの呼び名を「瑞鶴さん」と「陸奥さん」に変えてあります。友達になったので、という事で
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