主人公に勝てなくても幸せにはなったオリ主   作:ヅダはISなんぞに劣る筈がない!!

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主人公に勝てなくても幸せにはなったオリ主

クラス代表となった俺はISの特訓を始めようと箒とセシリアと共にアリーナに来た時、あいつがやってきた。

 

 

「おい兄貴!今日がお前の年貢の納め時だ!!」

 

 

俺たちの前にやってきたのは打鉄と同じ色の機体、白式のパチモンみたいなISだった。

 

 

「前回の打鉄とは違うんだよ打鉄とはなぁ!こいつの名前は打鉄突撃機動型!白式のアイディアを活かして白兵戦特化!対象を捕捉して逃がさない強化モノアイセンサー!両肩部シールドにはアサルトライフル焔火が内蔵されて手にブレードを持ったまま射撃が可能!さらに白式と同時期に完成した機体の荷電粒子砲の技術を応用したブレードの荷電粒子刀が特徴だぜ!」

 

 

「前回の打鉄とはって…見たところスラスターと装甲を増やしてブレードが日本刀から雪片っぽいのに変わっただけに見えるけど。」

 

 

「う、うるさい!」

 

 

こいつの名前は織斑秋十、俺の双子の弟だ。

昔から何かと俺に勝負をしかけてくる奴なんだけど…そりゃ最初はまぁ運動会の100m走とか、学校のテストの点数比べとか、競い合うのは嫌いじゃないし楽しんでたりはしたんだけど……小学校から中学校までの9年間365日ずっと勝負とかやらされるといい加減…その…飽き飽きしてくる。中学卒業近くとか受験勉強しなきゃいけない時期とかも勝負しろとか言ってくるし……。

まぁ受験勉強の大切さと将来設計の重要さを千冬姉と一緒に説教したら大人しくなったけど。

 

 

「とにかく俺と勝負しろ兄貴!!」

 

 

「……1回だけな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言えば秋十は負けた。

代表を決める時の戦いでは片手にアサルトライフルもう片手にブレードの銃剣二刀流で武器を構えては打鉄の装甲で最低の攻撃だけ耐えてアサルトライフルを乱射しながら突貫、近づいたらブレードで全力の一撃をかまし、当たろうが外れようが通り過ぎるように全速力で離れては突貫を繰り返すという一撃離脱戦法をしていたがセシリアにはBT兵器を犠牲に攻撃パターンを読まれて撃ち落とされ、俺の時は鍔迫り合いの最中に白式の一次移行が発現、そのまま鍔迫り合いしたブレードごと秋十を叩き斬って敗北した。

 

 

今回はその反省を活かしたのか両手でブレードを構えては両肩のシールド内蔵のアサルトライフルを撃ちまくりながら突撃、そして斬り掛かると見せかけて通り過ぎたり斬り掛かっても鍔迫り合いで俺のブレードを塞いだ状態で両肩のアサルトライフルを連射しては俺が秋十から距離を取るように仕向けたり俺から攻撃しようなら全力で逃げ回ってと打鉄の装甲を過信せずに相手の攻撃に一切触れようとしない戦い方を披露したがビュンビュンとアリーナの端から端へと飛び回るもんだからすぐ追加したスラスターの推進剤を使い切ってはIS本体のスラスターだけでは重すぎる追加武装と装甲に動きを取られて俺の零落白夜の餌食となった。

 

 

 

「ぐぬぬ……つ、次は負けないからな!やーい!お前の幼馴染の姉ちゃん指名手配犯!!」

 

「次も負けないからなー!やーい!秋十の姉ちゃんの親友うさ耳コスプレおばさん!」

 

 

「それどっちも私の姉さんの事だろ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「篠ノ之さん!俺と勝負だ!」

 

 

「だから私は箒でいいと…ん?一夏じゃなくて私と勝負するのか?」

 

 

一夏は千冬さんと零落白夜の制御の特訓をしているから今日はセシリアに頼んで模擬戦をしていたのだが…。あいつがやってきた。

 

 

「打鉄とは違うのだよ打鉄とは!あと姉さんの邪魔したら怒られるし…。あと零落白夜って下手したらISごとパイロット斬っちゃうんでしょ?ならそれを制御する特訓とか邪魔したらダメじゃん。」

 

 

つまり私とセシリアの邪魔ならしていいと言いたいのかお前は…。

こいつの名前は織斑秋十、前から騒がしくて負けず嫌いな奴だった。基本的に一夏に剣道や柔道の試合を持ちかけてきたりするが一夏の都合が悪いとだいたい私に勝負をしかけてきた…剣道で十回くらいボロクソに負かしてやったら柔道、追いかけっこ、算数のテストと自分が勝てそうな勝負にコロコロ替えてくる…微妙にセコい男という印象だな、まぁ全部勝ったがな、負けた時がうざったそうだから。

 

 

「打鉄とは違うと言っていたがその機体は…。」

 

 

「良くぞ聞いてくれた!こいつはラファール・リヴァイヴの改修型のスナイパーカスタム!今までの機体とはちょっと違うぜぇ!!」

 

 

「ちょっとどころか機体の種類そのものが別物になっているではないか。」

 

 

「うるせぇ!篠ノ之さんの剣道なんざ撃ち落としてやるぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言えば秋十は負けた。

スナイパーカスタムはラファールの性能を操縦性、スピード、特定の装備の使用だけに徹底的に向上させた機体で背中の羽は白式程ではないが大型化されカニの爪のように開くと内蔵されたミサイルランチャーが現れ、武装は左脚部に追加した円形の小型ジェネレーターからケーブルの繋がったレーザーライフルと腰裏にマウントされたサブマシンガンとIS用ナイフと従来のラファールよりシンプルになっていた、恐らくその分のメモリを本体の反応速度やハイパーセンサーの精度、狙撃能力やミサイルの誘導性等の能力向上に割り当てられているのだろう。

 

だがセシリアと何度も訓練している私から言わせてもらえば付け焼き刃の狙撃は防げない事は無い、相手を近づけさせない逃げっぷりには手を焼いたが目くらましのミサイルはセシリアから教わった方法でアサルトライフルを撃てば直撃を避けれる程度には撃ち落とせる。それに近接武装がナイフしかなく白兵戦能力をほとんど捨てたような機体では接近する事さえできれば私の剣から逃れられる筈がない。

何度か逃げられつつも狙撃時にその場から動かなくなる癖を逆手に取り打鉄の装甲を犠牲にして一気に距離を詰めてブレードで攻撃を食らわせてやった、時間をかけたがほぼそれの繰り返しで私は奴に勝つ事ができた。

 

 

「むむむ…つ、次こそ負けねぇからな!!覚えてろよ!やーい!お前の初恋の人唐変木ーぅ!!」

 

 

「なんだと!?やーい!貴様の兄は難聴野郎!!」

 

 

『それどっちも一夏の事だろうが!!』

 

『急に叫んでどうしたの千冬姉!?』

 

聴いてたのか千冬さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なんなのよこいつ!?アリーナのシールドを突き破っtきゃぁ!?』

 

『避けろ鈴っ!!』

 

『もう避けてるわよ!!』

 

 

『おい兄貴!?なんだこいつ!?』

 

 

『それがわからnえ!?秋十!?なんでいるんだよ!?』

 

『試合が終わった後に兄貴の白式の整備点検手伝おうとピットに来たらいきなりシャッターが勝手に開いてレーザービームが飛んできたんだよ!!』

 

 

『あ、本当だ、私が避けたからピットに直撃してる…よく避けたわね…。』

 

 

『へへ!それはこの機体!メイルシュトロームBTE(ブルー・ティアーズ・エクスペリメント)のお陰だな!こいつはブルーティアーズの戦術実証機でBT兵器を2機備えてるんだぜ!BT兵器の威力が高い代わりに本体は実弾のライフルしか使えないけどその代わり脚部にミサイルポッドを搭載して火力を補ってるから安心だな!』

 

 

『どうやって避けたかを聞いたつもりなんだけど?』

 

 

『なんでイギリスの代表候補生でも無いのにそんなの乗ってるんだよ…。』

 

 

『うるせぇ!この侵入者は俺がぶちのめしてやるぜ!援護は任せろ!!』

 

 

((あ、「お前らは引っ込んでろ!」とか言わないんだ…。))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言えば秋十の機体は大破したわ。

最初秋十がビットとライフルの銃撃で三方向から攻撃しては相手が(まぁアレは無人機だったんだけど)避ける方向を制限してあたしと一夏に背中を向けるように誘導して一夏が零落白夜で本体の(無人機の人の部分ね)腕を避けるようにビーム砲付きの大型アームを切り落として武装を破壊しての無力化を図ったけど無人機は直ぐに対応して残った片腕を盾替わりに秋十から叩き潰そうとしてきた、秋十も秋十でそれを読んでたのかミサイルを同時に何発も放って爆風で動きを止めては瞬間加速を連続で行って距離を取り、巧みに無人機と追いかけっこしては隙を見てミサイルとビットで攻撃を繰り返s…あれ?あいつさり気なくセシリアができなかったマルチタスクしてない?ま、まぁセシリアと違ってあいつのビットは直線的な動きしかできてなかったし…。

まぁ最終的に一夏が止めを刺した後に「へへ、ざまーみろガラクタ野郎。」とか言って無人機の残骸をぺちぺち叩いてた所で自爆に巻き込まれたわ……ねぇセシリア…なんで少し離れた位置に居た私と一夏が保健室のベッドで包帯巻きにされて直撃喰らったあいつは無傷で篠ノ之に『クラスのみんなの避難誘導してたから見てなかったが勝利に酔って自爆に巻き込まれるとは何事だ!油断禁物という言葉を知らんのか!!』って説教受けてるの…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ某所

 

 

「ラウラ少佐、先日IS学園で起きた無人機事件は知っているな?先程Ms.織斑から弟殿の護衛を我々に依頼してきた。君は今から日本…IS学園へドイツ代表候補生として転入してもらう。」

 

 

「はっ!了解しました!」

 

 

「モンド・グロッソでは我々はテロリストにブリュンヒルデの家族の誘拐を許してしまった、この汚名を挽回する為にも是非ともMs.織斑から教わった技術を振るって欲しい。」

 

 

「はい、織斑教官も被害者である一夏殿も我々の落ち度を責めずに寧ろ庇って頂きました…その御恩をお返しする為にも粉骨砕身力を尽くすつもりであります!」

 

 

「……ところであの帽子がうさ耳の形に盛り上がった整備士が君の専用機となるISを弄り回しているように見えるのだが…。」

 

 

「はい!何やら身に覚えのないデータがインストールされていたので検査に出したところ『あー、これは修理案件だねぇ…大丈夫大丈夫!たばn…整備士さんが今日中に直してあげるからねー!』との事であります!」

 

 

「そうか…なら専用機は君の転入に間に合うように後ほどクラリッサに送らせる、日本で手続きもあるだろうから君は一足先に日本へ向かうといい。」

 

 

「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と鈴の怪我も癒えて有耶無耶になった勝負の続きをする為にセシリアと箒に立会人をして貰って模擬戦を始めようとした時、あいつが来た。

 

 

「よう兄貴!」

 

 

「やらないからな?」

 

 

「いや俺はただ2人の勝負を見学させてもらおうと…。」

 

 

「普段の行いが悪い。………聞きたかったんだけど秋十はどうしてそんなポンポン新しい機体に乗り換えてるんだ?というよりISってそう何度も別の機体に乗り換えられるもんなのか?」

 

 

「兄貴の所属が倉持技研だとしたら俺はIS委員会に所属してるんだよね…それで『量産されない機体や使わない試作機に男性パイロットを乗せて正式パイロットが乗っても大丈夫か、実際に操縦した上での問題点を探s」

 

 

「なんだそれは!?まるでモルモットではないか!?」

 

「そうだ秋十!!お前そんn」

 

 

「いや、俺の方から頼んだんだけど…。」

 

 

「「そうなのか?」」

 

 

「いやぁ…本来ならISコア1つにつき一機の専用機を一人しか動かせない所をコアに外付けのメモリを増設することでコアを他の機体に付け替えれる様にしたり他の人でも生体データを登録すれば動かせられるようにする…えーっと『セーブ・データ・システム』だったかな?それを搭載したISコアを丸ごと専用でくれるって聞いてさ…ISを動かせられるってんなら色々な機体に乗りたいし。」

 

 

「あぁ…組み立てもしない癖に色んなプラモデル買い溜めしてたなお前…。色々乗りたい気持ちは分かるけど1つの機体を習熟した方がいいんじゃないのか?そっちの方が他のみんなに勝てると思うけど。」

 

 

「う、うるせーやい!お前のねーちゃん汚部屋住人!!」

 

「なんだと!そっちこそお前んちの長女酒乱全裸女!」

 

 

「どっちも千冬さんのことじゃない!?殺されるわよ!?」

 

「もう遅い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言うと織斑兄弟はジ・Oとキュベレイを相手にした百式並にボコボコにされたわ。でもあれだけズタボロにされておいて次の日にケロッとした顔で『よう飯一緒しようぜ鳳さん!』って来る秋十はなんなの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう兄貴!今日も平和そうな顔してるな!俺、兄貴のそういう自然な微笑み顔好きだぜ!あ、そうそう!前々から兄貴が欲しがってた射撃兵装、試作品を用意したから放課後ちょっと付き合ってくれよ!」

 

 

「お、おう…。ご機嫌だな秋十…。」

 

 

「恋は人生を変えるってやつさ!」

 

 

転校生が来てから1週間、他のみんなはタッグトーナメントが近いからなのかピリピリしているってのに…秋十だけ凄いご機嫌だ。中学時代から頑なに外さなかったトレードマークのサングラスも外して改造したノースリーブ制服も俺と同じ無改造になってる…。

まぁこれはアレだけど原因は微笑ましい理由だから別にいいや。

 

 

「おはよう秋十くん、一夏くんといい元気なのはいい事だ。」

 

 

「おう!おはようボーデヴィッヒさん!」

 

「あ、おはようラウラ。」

 

 

「うむ、秋十くん。転校初日にも言ったが私は別にラウラで構わないぞ?」

 

 

この人はラウラ・ボーデヴィッヒ、第二回モンド・グロッソで起きた『織斑一夏誘拐事件』で千冬姉と協力して事件の犯人であるテロリストを発見して助けに来てくれた軍人だ、テロリスト自体は千冬姉1人で倒しちゃったらしいけど彼女達ドイツのIS部隊がいなければ発見できなかったかもしれないって話だ。

 

 

「ボーデヴィッヒさんも俺のことは呼び捨てでいいよ?なあ兄貴。」

 

「おう、同じクラスの友達だしな。」

 

 

「そうか?日本語の講師から男の友達には必ず名前の後に『くん』を付けるものだと聞いたが…。」

 

 

「それ以上に仲のいい友達には呼び捨てでいいってことだよ。」

 

 

「そうか、では改めてよろしく頼むぞ。一夏、秋十。」

 

 

「おう!よろしくな、ラウラ(さん)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果から言えば秋十は撃沈した、いやこの場合撃チンしたと言うべきだろうか。転入してきた頃から男というにはあまりにも不自然な所の多かったシャルが案の定女の子だったのだ。まぁ秋十は普通に気づいてたのか『君こそ俺の理想のパリジェンヌ!!付き合ってください!いや!お友達からで構いませんから!!』とか叫んでクラスのみんなから男色って勘違いされかけてたし。

最初飲み物買いに出かけた帰りに秋十の叫び声が俺の部屋から聞こえた時はとうとうやりやがったかと部屋に飛び込めば手にシャンプー入のレジ袋を持った秋十が床に倒れてて脱衣場にはバスタオル巻いたシャルが居た。

……そういえば昼休みに「あ、シャンプー切らしてたな」って秋十の前で呟いたな。

 

 

そのあとシャルのお家事情で色々あったけど話すのが面倒臭いからいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハニー♡、俺の事好き?」

 

「だーいすきだよ!ダーリン♡……ほら、ダーリンの為に朝ごはん作ってきたの!その代わり僕は食堂のランチだけどね。」

 

「おぉ!ハニーの愛妻弁当だ!やったぜ。」

 

 

 

 

「ぶっ飛ばしていいかしらあのグラサン…長袖になった以外元に戻ってるし…。」

 

「暴力は良くないぞ鈴。しかし教官から聞いたが『恋人になりたいから君にどんな事でもしてあげたいんだ!』の一言が決め手とは……やはり恋というものは変な言い回しなんて馬鹿馬鹿しい告白なんぞせずとも当たって砕けろが最適解なのだな。」

 

 

「………。」

 

 

「ん?鈴、そんな頭の痛そうな顔で私を見てどうかしたのか?」

 

 

 

 

 

 

『ニュースです、フランスの女権団体がIS企業デュノア社のアルベール・デュノア社長に対して娘であるシャルロット・デュノアさんを人質に脅し、男性操縦者織斑一夏さんの所有するISのデータの強奪を命じたとして脅迫罪を初めとした複数の罪状を理由に何人ものメンバーが逮捕されており、中にはアルベール氏の親族もいるとの事で…これに対してIS委員会特別顧問の篠ノ之束博士は『未来あるIS適性者がこのような事件に巻き込まれてしまった事を非常に悲しく思う』等とコメントを………』

 

 

『臨時ニュースです、ドイツのIS研究所が違法研究を行っていたとしてドイツ軍からの告発があり、IS委員会から調査員が派遣された所、調査される前に研究所が爆発、幸い怪我人はありませんでしたがテロリストによる犯行の可能性もあり、IS委員会の篠ノ之博士は「IS学園を襲撃した無人兵器テロと同一犯の可能性があり見過ごすことはできない」とコメントを……』

 

 

 

「なぁ箒、束さんって行方不明とかじゃなかったか?」

 

 

「あぁ、1つの場所に留まるとテロリストに関係ない人が狙われる可能性があるから世界中を飛び回って行方を眩ませる事で自爆テロだの襲撃だのできないようにしているらしい。必要な時だけ公に最低限出て基本的にはテレビ電話等を通してNASAとかの宇宙開発機関とISの研究をしているそうだ。」

 

 

「そうなのか…。」

 

 

「ちなみにあの無人機って本当に束さんじゃないの?」

 

 

「…………『いっくんの護衛用ISが完成したからIS学園に運びこもうとしたら丁度いっくんが試合で活躍してて興奮しながら見てたらちゃんと固定してなかったせいでアリーナのど真ん中に落とした上に衝撃で制御コンピュータが暴走しちゃったんだよね、ごみんね?☆』だそうだ。」

 

 

「何してんだ束さん…。」

 

 

「心配するな、姉さんは私と千冬さんがメントスコーラ限界チャレンジの刑に処した。」

 

「何その私刑!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…お尻がまだポッカリしてる気がするよう…。」

 

「束様、いい加減トイレから出てきてください。いちいち近所のコンビニに行くのは面倒臭いです。」

 

 


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