主人公に勝てなくても幸せにはなったオリ主   作:ヅダはISなんぞに劣る筈がない!!

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残業が全て悪いんです。

だから俺は悪くない………すいません、更新ずっとしてなくてすいませんでした。


初めて前後編に別れたが幸せを目指すオリ主

昔の話…。

 

 

 

「はぁ!?簪ちゃんのISは造らないですって!?」

 

 

「い、いえ!楯無様、造らないではなく人員削減による延期…。」

 

 

「んな言い訳が通る訳ないでしょ!!あの子は日本の代表候補生!!それをたかだか男性操縦者の機体を造るからって蔑ろにしていいと思ってるの!?」

 

 

 

 

 

 

う、うぅ…いっくんの護身用ISを作りたいから工廠貸してって倉持のお偉いさんしてる元クラスメイトを頼ったら他の人に皺寄せがきてる…これ絶対束さんのせいだよね…どうしよう、なんかあの日本人にしてはちーちゃんの後輩並に不自然に黒とかけ離れた髪色してる女の子めっちゃ怒ってるよう…なんか日本政府お抱えの臀部だか愛撫だか知らんけど裏世界で暗躍してる家柄っぽいし下手な対応したらIS学園に入学するいっくん達に何かしら被害が…。

 

束さんならあいつを物理的にも社会的にも黙らせて話終わらせるくらいできるけど………いっくんに嫌われたくないし、ちーちゃんとあっくんには

 

「お前の夢を手伝う代わりに後暗い真似したらアクシズ落とししてやるからな。」

 

 

「まぁIS技術教えて貰った恩返しはするけど寝覚めの悪いことしたら篠ノ之神社にコロニー落としするからね?」

 

 

っておもっくそ死刑宣告されてるし…というか2人とも制裁方法が人類の半数を死に追いやる被害が出るんですけど頭デラーズかよお前ら。

というか私の実家はジャブローかよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、お姉ちゃん…私は気にしてないから…。」

 

「かんちゃん、それISスーツ宣伝用のマネキンだよ?」

 

 

「ほら見なさい!憧れの姉を追いかけて必死に努力して代表候補生の座を手に入れて念願の専用機受領って時に製造中止の連絡来た簪ちゃんを!!錯乱して鼻メガネ付けて、着る必要もないのにISスーツで街中を歩いてここまで来たのよ!?」

 

 

「そ、それは止めてあげましょうよ…というかアレってISスーツじゃなくてただスク水にニーソ履いただけなんじゃ…。」

 

 

 

日本政府の偉い人も大変だなぁ…まぁ束さんが『応対するの気まずいから代わりに相手してね』って押し付けたんだけど……。

 

 

 

 

 

「機体本体とISコアを渡して貰えるなら自分で組み立てますから…。お姉ちゃんも1人で組み立てたそうですから…。」

 

 

「簪ちゃん……それテレビに映った天気予報のお姉さん。っていうかその話は…まぁ後で話せばいいか。」

 

 

「重症だね〜。」

 

 

 

「そ、それならば…わかりました、倉持の方に掛け合ってみます…。」

 

 

 

 

 

 

 

「え、えっと…お、お姉ちゃん…簪ちゃんと一緒にお父さんに何も言わずに家飛び出してここまで来ちゃったから…帰りのタクシー呼んでくるわね?」

 

 

「かんちゃん、元気だして!私も手伝うから……だからいい加減スク水ニーソ止めて着替えてね?ここにIS学園の制服置いておくからね。」

 

 

 

 

 

 

「うん、私はここで篠ノ之博士にISの作り方教えて貰うから。」

 

 

 

「…簪ちゃん、それ観葉植物だから。」

 

 

「かんちゃん本当に重症だね…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、いうわけで気まずいからついそのまま帰って来ちゃってさ……いやぁ、束さんもこればっかりは悪い事したなぁ…ってあれ?いっくんとあっくんは?」

 

 

「今通りかかったタクシーに飛び乗って倉持技研に行きましたよ。ちなみに今の話は全部千冬さんに伝えましたから。」

 

 

「箒ちゃん!?そんな事したらまたちーちゃんが束さんに突うずるっ込みに来ちゃうじゃん!?」

 

 

「いいじゃないですか、お通じが悪いとか言ってましたし。」

 

 

「ちーちゃんのせいで今はドライブスルーみたいになっちゃってるよ!!こうしちゃ居られない!今すぐ逃げないと…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう遅い。」

 

あっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お姉ちゃん…本音…私に気を利かせて一人にしてくれたのは有難いけどまさか呼んだタクシーに乗ってそのまま帰るのはどうなの……。

まぁ電話して聞いてみたら別のタクシーを呼んでくれたみたいだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「すいませんでしたッ!!!」

 

 

 

タクシーと一緒に………世界初の男性操縦者の兄弟がボンネットと屋根に土下座の体勢で乗ってやってきた……。

 

え?何これ…?金さえ払えばタクシーの何処に乗ってもセーフ説?

 

 

 

「ええっと…ひょっとして千冬ちゃんの弟くん達?」

 

 

「あ、貴女は…!千冬姉のクラスメイトで…。」

 

 

「束さんとロボットアニメ談義で『種運命とR2は無い』と言って殴り合いに発展したという…その名は!」

 

 

 

「「篝火ヒカルノ!!!」」

 

 

「Yes! I am !!」

 

 

 

ノリがいいなぁこの人達…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、自分の専用機のせいで私の機体の開発が中止されるかもしれないって話を聞いてIS学園の受験勉強を放り出して慌ててここまで来たと…。」

 

 

「そういうの嫌いじゃないけどタクシーは座席に座って移動しないとダメだぞ少年達。」

 

 

「「ほんっっっとすいませんしたっっ!!」」

 

 

私とヒカルノさんの目の前で土下座のまま不動の姿勢を貫く男性操縦者2人、スク水の女の子2人に土下座する男2人って何この絵面…というかなんでヒカルノさんはスク水着てるんだろう…。いやそれ以前に何でヒカルノさんはここに…?

 

 

「ん?あぁ、私はほら…これ忘れ物だろう?」

 

 

「あ、私の制服…なんでここに…?」

 

 

お姉ちゃん達がなんか言ってたのは聞こえてたけどひょっとして着替え置いてくれてたのかな…気づかなかった。

 

 

「それはそれとして何でスク水来てるんですか2人とも。」

 

 

 

「「それはいいから。」」

 

 

改めて聞かれると恥ずかしいからやめて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…つまり開発途中の専用機…打鉄弐式は引き取って自分で完成させると…まぁ確かにISコアはともかく本体造るなら1人でも……。」

 

 

「いや、1人では造らないけど…。」

 

 

「秋十、それできるの多分お前と束さんだけだからな…。って…入学式まで1ヶ月無いけど間に合うんですか?」

 

 

「そんなの1週間あればできるだろ?」

 

 

「1週間ごとに新しいメカを出せるのは束さんとお前とジオンとドロンボーくらいしかいないって…。」

 

 

今グラサンの方が1人で造るとか言ったけど冗談だよね?

1週間とか言ったけどジョークだよね?

 

まぁ倉持技研が『申し訳ないから良かったら…』って入学式までの間設備を貸してくれるらしいから……それでも人手が足りないのは変わりないけど……せめてマルチロックオンと荷電粒子砲のデータが手に入れば…。

 

 

 

「で、これが完成予想図ね。」

 

 

「へぇ…ばら蒔いたミサイルが別々の目標を狙う事ができるのか…。」

 

 

「どうせならアプサラスみたいにビーム砲にすればいいのに…。」

 

 

って何機密中の機密の第三世代機のデータを勝手に見せてるんですかヒカルノさん!?それ私の専用機ぃ!

 

 

「アプサラスかぁ…楽しかったなぁ08小隊ごっこ…。」

 

 

「あぁ、篠ノ之さんが何故かノリス役で姉ちゃん相手に大立ち回りしてたね。」

 

 

「え?何それ!?それ俺は聞いてないけど!?」

 

 

「あぁ、ごめん兄貴、誘うの忘れてた。」

 

 

「千冬姉も秋十も揃ってお兄ちゃんハブるのは良くないと思うぞ。」

 

 

「まぁまぁ少年、ほら撮影したビデオ貸したげるから、しかもNG集付き。」

 

 

「ちなみにサンダースとカレンはあの五反田兄妹が起用されてるぜ兄貴。弾くんの親父さんが『…間に合うものか』ってカッコ良くキメる所が俺的にはイチオシかな。」

 

 

「あのおじさんノリノリだったよねぇ…。まぁサハリン兄妹一人二役したり陸ガンからマゼラ・アタックまでメカを全部作っちゃった束が一番ノリノリだったけど…。」

 

 

「みんなして俺を除け者にしてない?お兄ちゃんいっぱい悲しい。」

 

 

 

なんか全然関係ない話題でヒカルノさんと織斑兄弟で盛り上がってるし…。

 

 

 

「まぁ、俺的に一番楽しかったのは束さんと一緒にアプサラスを5分の1サイズで完全再現で造り上げた時かなぁ…。」

 

 

「あぁ、プラモも買う時か作る時が一番楽しいもんな。」

 

 

 

私の専用機の話をしに来たんじゃないのコイツら…ん?

 

 

 

 

 

 

「アプサラス作ったの!?」

 

 

「ぐぇっ、つ、造りました!アプサラスIIIだけ…他はハリボテ…!」

 

 

 

「うぉ!?か、簪さん!?締まってる!!秋十の首が締まってる!?」

 

「あぁ!?ちょっとやめたげなって、グラサン少年が死んじゃうから!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「荷電粒子砲はガンダムのビームライフル、マルチロックオンはアプサラスのOS…どっちもデータが揃ってる…。」

 

 

「こ、こんな事もあろうかとグラサン型メモリーカードにデータ入れたまんまにしといて良かった…。」

 

 

「お前のグラサンどうなってんの?お兄ちゃん凄い気になる。」

 

 

「設備もデータも揃ってる…機材も資材も足りなけりゃすぐ用意できる。うん、これなら入学式までに間に合わせられるね!微力ながら私も手伝うよ。」

 

 

 

「ヒカルノさん…!」

 

 

 

「俺も、機械弄りとかさっぱりだけど…手伝います!」

 

 

「織斑くん…。」

 

 

 

倉持の所長、アプサラスを作った男、そして…えっと、好青年!この人たちが力を貸してくれるなら……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺はパス。」

 

 

 

 

 

 

 

「秋十!?」「少年!?」「織斑くん!?…の弟の方」

 

 

「秋十でいいよ。」「俺も一夏でいいぜ。」「あ、なら私も簪で…あと2人とも敬語使わなくていいから。」

 

 

 

「おい秋十!どうして…!」

 

 

「だって、俺IS委員会の方で呼び出されてるから…。」

 

 

「そうか…まぁ秋十が持ってたデータがなきゃそもそも造れなかったんだし感謝しても文句は言えないな。」

 

 

 

「となるとこの三人でやるのか…。」

 

 

ヒカルノさんが不安そうに呟く、やっぱり迷惑をかけられないし諦めた方が…。

 

 

「なぁ秋十、そのアプサラスって実物はあるのか?」

 

 

「え?うん…悪用されないように束さんが隠してるけど…頼めば3日で届けてくれるんじゃねぇかな。」

 

 

「ヒカルノさん、例えばだけどISって全く違う種類の機体を分解して別の機体に取り付けるってできますか?」

 

 

「……!なるほど、考えたじゃないか少年。私そーゆーの嫌いじゃないぞ。」

 

 

「……となると送るパーツはアプサラス以外にも…。」

 

 

 

突然織斑くんが2人へ質問したと思ったら何かを察したように2人が話を進める…。

実物…データ、取り付け……そうか!それなら…!

 

できる!私達三人でも打鉄弐式を完成させられるんだ!!

 

 

「ふふっ、この篝火ヒカルノ。1ヶ月とは言わず1週間で仕上げてやるよ!」

 

 

 

「やったな簪さん!!これで全て解決だな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出来上がったアプサラスからマルチロックオンや荷電粒子砲を取っ払ってISへ取り付けるなんて単純だけど良い考えじゃんか少年、ほら!お礼にお姉さんの胸もませてやるよ!」

 

 

「要りません!要りませんから!た、助けて簪さん!!」

 

 

 

 

3日とは言わずまさか昨日の今日で届けてくれるなんて…流石は『世紀の天才』篠ノ之博士…。

お礼を言いたかったけど倉持技研の倉庫に届けるなりすぐに帰っちゃったから挨拶もできなかった…手紙を書いて一夏くんに届けて貰おうかな。

 

 

 

 

 

 

 

「よーし、お姉さんが早速OSをIS用に手直し……手直し……て……なお………。」

 

 

「ヒカルノさん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………ははっ……流石天才…全然わからない。」

 

 

 

「「えぇっ!?」」

 

 

 

 

 






千冬「束の煩悩を消すためにパイプクリーナーをハッカ油に浸して108回突いたら動かなくなった……。」


クロエ「粘膜に付けちゃダメって書いてあるじゃないですか…。」



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