主人公に勝てなくても幸せにはなったオリ主 作:ヅダはISなんぞに劣る筈がない!!
秋十がシャルロットに出会う少し前…
「「お邪魔しまーす。」」
「おう!ゆっくりしてけ。」
俺の名前は五反田弾、絶賛彼女募集中のピカピカの高校生だ。
それで目の前にいるイケメン双子が兄の織斑一夏と織斑秋十…俺の中学からの友達だな…誰に説明してるんだろ俺。
「いやぁ弾くん、久しぶり!相変わらず彼女できない顔してんね。」
「うるせー、そういう秋十はどうなんだよ?」
「ほら…俺は打倒兄貴に集中してるし?それに俺の理想はパリジェンヌだし?べっつにー…まだ恋愛に現を抜かす時期じゃないし?」
そう言えば秋十はパツキn…パリジェンヌが好きとか言ってたな…1度もそんな相手に会ったこと無いくせに。
というか相変わらずのグラサンノースリーブだな…中学の頃も学ランとジャージの袖を引きちぎってたし、そのせいで「イケメンだけどファッションセンス無い人」みたいな評価で兄の一夏と比べて秋十はそんなにモテて無かったなぁ……まぁあん時は俺がナンパに誘うまで本当に一夏一筋だった所も本当にあるけどな。
「まぁ一夏の方h」
「弾くん?」
「あ、す…すまねぇ…。」
「ん?どうしたんだよ?」
「え?あぁ!いや!なんでもねえよ!!」
やっべ、危うくまた一夏の事茶化し過ぎて秋十にキレられる所だった……一夏のやつ…ISのせいで女尊男卑社会になったのと千冬さんが有名になりまくって女子のファンクラブがあちこちにできたのもあって『自分に告白してくる女子はみんな俺じゃなくて織斑千冬を見てるだけなんじゃないか…織斑一夏を見てくれる人はいないんじゃないか。』とか思い込んで無意識に恋愛事に気づかないフリしてる……って秋十が言ってたからな。
「何でも無くないだろ?…そう言えば弾、お前最近俺に唐変木とか言わなくなったよな?」
「え?あぁ…まぁ一夏には一夏のペースってもんがあるだろうし!な?」
「それより兄貴。ISバーサススカイの新作で遊ぼうよ?DLCでセシリアさんと凰さんの機体が使えるらしいよ?」
「お!本当か?俺、鈴の甲龍使ってみたいな。」
「え?俺どっちも高いからダウンロードして無いけど…。」
「えー…なら買ってよ弾くん。」
「いやいや、秋十…弾に無理強いさせようとすんなって…別にDLC無くても充分面白いし。」
「ん…お、兄貴!『DLC全部購入するとキャンペーンモードに特別ミッション追加!クリアーするとプレイキャラに『織斑千冬:暮桜改』が使用可能になります。』だってさ。」
「いやいや、いくら千冬さん大好きな一夏でも…。」
「買え。」
「えっ?」
うわびっくりした…一夏がいきなり千冬さんみたいな表情でヴィラン連合仕切ってそうな声出してきたぞ…。
「か・・・ 買えと言われても、自腹は切れません・・・」
「PlayStation st○reの残高があるではないか・・・買え。」
「ぷ、PlayStation st○re~~!?身に覚えが……ってそれ妹のアカウントですよォォォォォ!?」
というか蘭…アイツ勝手に俺のプレステでアカウント作るなや!!
「関係ない 買え。」
「は・・・ はいいィィィィィィィ~~~!!」
「おかしい!!完全に背後を取ったのにあんな理不尽な反応速度で斬り伏せてくるだなんてこっちをなんだと思ってるんだ!!!」
「死角を狙えば見えてるかの様に避けるしこっちは見失った途端に一撃で倒されて…ふざけてるのかこのゲームは!!」
「あ、あの…先輩?それ敵キャラ現役時代の織斑先輩ですよね?」
「黙ってろ山田くん!!くそ!後ろにも目を付けてるってのかよ!!」
「あの…ちーちゃん?独身女三人集まってする事が酒飲みながら格ゲーって悲しくならないの?」
「お前が持ってきたゲームだろうが!!そうやって脇から見てるだけで!人を弄んでばかりで…っ!」
「ちーちゃん!?アスラnじゃなかった錯乱しないで!?」
「現実なら上手くできるのに…!!理不尽を押し付けて楽しいのか!?答えろ束ッッ!!」
「凡人共は現実の方が上手くいかないってんだよ!!」
「現実で世界最強ともなると現実とゲームは違うってセリフがこうも違う意味で伝わるものなんですかね…。」
「束ぇ!!コントローラーにイメージ・インターフェイスを搭載しろ!!この仏頂面女を倒すまで絶対このゲームやめないからな!!」
「ISの技術をゲーム攻略に使うんじゃねぇよ!?あとその仏頂面女はゲームのお前だよ!?」
「あの…このマンション、壁が薄いので余り叫ばないで欲しいんですけど…というか織斑先輩も篠ノ之博士も何で私の部屋に遊びに来たんですか…特に宅飲みの約束とかしてないのに。」
「な、なぁ兄貴…DLC全部買ったら5万は入ってた蘭ちゃんのアカウントのPS storeの残高が0になったんだけど…これバレたら弾くん殺されちゃうんじゃ…?」
「ワハハハハハハハハハハハハハハハーッ!こ…ここまでやったんです!俺の命はッ!一緒に妹にこの件を弁明してッ!!この五反田弾の命だけは助けてくれますよねェェェェ~~ッ!」
「だめだ。」
「わはははははははははははーッ!!」(そ…そうか!これは夢だッ!この五反田食堂長男の俺が死ぬわけがないッ!夢だ!夢だ!バンザイーッ!)
「(一夏さんと秋十さんが来てるってお父さんから聞いたけど……お兄がなんか気持ち悪くて部屋に入れない…。なんでお兄は泣きながら高笑いしてるんだろ……まぁいいや、お兄が落ち着いたら私も混ぜてもらって、欲しかったフロムゲー買って一夏さんと遊ぼうかな♪)」
「あのね兄貴…やっぱり弾くんに謝ろうよ…。流石にアレは悪いって…。」
「お前だってDLCの山田先生とか二代目ブリュンヒルデとかめっちゃ欲しがってただろ?」
「…………まぁ、後半辺りは俺がゴネる弾くんからコントローラー取り上げて爆買いしたのは否定できないけど…。」
「一夏さーん!♡どうかしたんですか?」
「「い、いいえ!!なんでもないです!!」」
「そっか、じゃぁお兄をシメるまでもう少し待っててくださいね♡」
「「は!はい!!」」
「しかしここに来るのも久しぶりだな…。鈴は逆に常連客何だな?」
「そうね…そういえば箒って五反田食堂でご飯食べた事無いわよね?」
「あぁ、深い理由は無いんだが……そういうタイミングに限って腹が空いてなかったからな。飲食店で何も頼まずに居座るなど言語道断だ。」
「なら今日は奢ってあげるから食べてきなさいよ。五反田食堂で食事した事無いなんて人生の半分損してるわよ?」
「ほう…鈴の(日本の)実家の中華料理店で鍛えられた私の舌を満足させられるかどうか……試してやろう!!」
「何言ってんのよ……。」
休みの日に偶然を装って一夏に会いに来ようとしたが、留守だったし神社に帰る途中に、娘のIS学園転入に合わせて日本に戻ってきた鈴の御両親に捕まって家に連れ込まれては『鈴ちゃんと遊んであげてね?』とか言われて鈴と2人で外に出されて………ドアが閉まると同時に男女の艶かしい声が聞こえてくるとか鈴の御両親はどれだけお盛んなんだ……『大丈夫、聞こえないわよ』……って丸聞こえしてたからな…鈴の気まずそうな顔が未だに頭から離れん………一夏を想うもの同士集まってガールズトークにでも花を咲かせようと鈴の提案で五反田食堂に来た訳だが。
ちなみに蘭は中学時代に弾を通して知り合った…一目見て一夏を巡るライバルだと気づいた私と鈴はその日のうちに仲良くなって2人で色々可愛がってやったもんだなぁ…。
「いででででで!?本当だって!本当に一夏が…!アルゼンチンバックブリーカーやめてくれぇ!!」
「一夏さんがそんな事する訳無いでしょ!!変な嘘着くなお兄!!」
「いや、蘭…本当に俺が全部悪くて……あの?蘭さん?」
なんだこの状況…弾が蘭にプロレス技決められてる…え?どういう事だ?
「どうしたのよ蘭…弾が何かやらかしたの?」
「あっ!鈴さん!それに箒さんも!聞いてくださいよ!!お兄が私のお金で勝手にISバーサススカイのDLCを爆買いしたんですよ!!」
「いや、だ、だから一夏が…。」
「嘘付け!秋十さんが…『兄貴が…ヒェ…だ、だだ弾くんが!「うぉぉおおお!千冬さんの下乳うぉぉおおお!」とか言いながらやりました!!』って一夏さんに後ろからあすなろ抱きされながら証言してたのわすれてないからね!」
「いや、秋十…一夏に首絞めらて脅さr」
「篠ノ之流アルゼンチンバックブリーカー!!」
「ぐぉおあぁああっ!!??」
「勝手に私の実家をプロレス道場にするんじゃない!?」
「流石は蘭…私と箒に鍛えられただけはあるわね。」
いや、確かに蘭に武道を教えたが痴漢撃退に簡単な奴を教えただけだぞ……こんな大の男を持ち上げてグルングルン回るような鍛え方絶対してないぞ…。
「「本当にすいませんでした…。」」
なんかヒソヒソ話していたのは聞こえていたから秋十に篠ノ之流尋問術『夜斬之玉津神』……まぁ『縮んどるぞ!しっかりせぃ!!』と言いながら握り締めるだけの技なのだが…まぁ秋十の玉を掴んで質問してみれば一夏が珍しく暴走したというわけか…一夏ってこんな事する奴では無いと思っていたが………私が想像していた以上に千冬さん大好きっ子だったのかもしれん。
尋問が終わり床に正座する織斑兄弟へ鈴がジト目で見下ろしながら私に続いて口を開く。
「ったく、いくら弾でも濡れ衣着せるなんてやっていい事と悪い事考えなさいよアホ兄弟。」
「秋十ならともかく…一夏!お前がこんな真似をするなんて幼なじみとして情けないぞ!」
本当に他人に迷惑かけるボケは姉さんか秋十だけにしてくれ…まぁ2人ともそこまで暴走した事は……ダメだ、片や無人機を学園に落として暴走させて、片や夢の国にシュールストレミングばら撒く極悪人若干2名とか擁護できなさすぎる。
「篠ノ之さんが地味に凰さんと蘭ちゃんにマウント取ってる…。」
「でもよぉ箒…千冬姉だぞ?」
「だったら自分のアカウントで買えばいいだろう!!全く…見ろ!!弾がバックブリーカーされ過ぎて腰が曲がったまま戻らないぞ!」
「ちょうど3時と4時の中間くらい曲がっちまったよ…。」
ギャグマンガ日和に出てくるグラ郎みたいになってる赤髪チャラ男なんて何処にニーズがあるんだ…。
「まぁまぁ箒さん、一夏さんも悪気があった訳じゃ無いんですから…。」
「悪意無しで他人のアカウントの金使い込む方がヤベー奴だと思うんだけど…。」
鈴の言う通り一夏もやばいかもしれんが人体の骨格を無視した曲がり方してる兄に無反応の蘭はもっとやばいんじゃないだろうか…。
「もういい!!画面から出てこい!!ブリュンヒルデを教えてやるッッッ!!!」
「落ち着いてちーちゃん!?たかがゲームだよ!?おい!3LDKで物干し竿振り回しちゃダメだって!!」
「せめて洗濯物外してください!?さっきから私の勝負下着がばら撒かれてます!!!」
「と、まぁ逆からバックブリーカーすれば元通りというわけです。」
「大丈夫?弾の腰が使い古したガンプラ並にヘタレてない?」
「大丈夫だ一夏、ちょくちょくバックブリって慣れてるから。それに身体柔らかい男って……なんかモテそうだろ?」
「弾…腰だけ首の座ってない赤ちゃんみたいになってる男は正直ナシだと思うぞ?」
「私も箒に賛成。」
「私も腰がグワングワンしてるお兄は無いかな…。」
やった本人すら否定するのは酷くないだろうか………とりあえず一夏にはお仕置として…アレだな、私がしばらく学園の剣道場で付きっきりで根性を鍛え治してやる必要があるな、うん。
決して鈴やセシリアに抜け駆けして一夏との時間を過ごしてやろうとかそんなの無いからな?
そう思っていると鈴から死刑宣告が放たれた。
「とりあえず全部千冬さんにチクっとくわね。」
「えっ……。」
「兄貴ざまぁ。」
「言い出しっぺは秋十ってしっかり伝えとくから。」
「えっ……。」
多分…今の織斑兄弟ほど『絶望』の似合う顔をしてる男はいないだろうな。
「はい……揉み合いになって…そこからズブリといきました……今思えば私はゲームごときに熱くなって…とんでもない事をしたと思っています。」
「先輩!私は刑事さんじゃありませんよ!?現実逃避してないで抜くの手伝ってください!!」
「は…破城槌みたいに押し込みやがった……た、束さんじゃなきゃ死んでるよぉ……っ」
「むしろこんなに咥えこんで何で生きてるんですか篠ノ之博士……。」
シャル「一夏の唐変木が無意識の演技って本当?」
秋十「それ俺の口からでまかせだよ…お涙頂戴な話をでっち上げたんだよ。中学時代、兄貴に好きな女子取られた男共がちょっと煩かったから。」
弾「えっ……。アレ嘘なの…?というかお前彼女できたの…?」