主人公に勝てなくても幸せにはなったオリ主   作:ヅダはISなんぞに劣る筈がない!!

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話を畳みたいので雑に伏線巻きます。


主人公に勝てなくても幸せへ進むオリ主

 

 

 

「これがAIS-E04…『エトワール・シュバリエ』…俺が設計しデュノア社技術研究部が形にした第三世代機…以前作った『ディッカーマン』の正式量産型って所かな。ディッカーマンはIS学園を始めとした重要施設の警備防衛を目的とした実戦配備を想定した機体だからそれに見合った性能を引き出す為に高性能な部品や機器類を使ったせいで少数生産限定の高級機になっちまったが、こっちはあくまで量産前提の試合用の機体として過剰な性能を落としつつほぼラファール・リヴァイヴのフレームに多少付け足しを加えた程度で生産ラインを流用、ディッカーマンの可変ウィングは高機動パッケージのオプションパーツにする事でオミットして整備性も向上、ディッカーマンの時は3つあったジェネレーターは高出力の新型を一つだけにする事で開発コストも抑えられてまさに正統進化と言える機体になってるな。」

 

 

 

「なんというか…ラファールを全身装甲にしましたって見た目だねダーリン…あと違いを上げるとしたら某シナンジュみたいに両足に稼働するスラスターと背面のウィングがまんまシナンジュになってるね……これS社に怒られたりしない?」

 

 

「ま、まぁ…ほらヒュッケバインも許されてるし。」

 

 

「許されてるってのは一度許されなかったって事だよねダーリン…。」

 

 

「…………ウィングはラファールmkⅡのやつの強化型にします。」

 

 

「僕の専用機のウィングならセーフだね。」

 

 

「………じゃぁ、続きを話します。」

 

 

「あ、うん。」

 

 

 

 

今僕のダーリン…秋十が僕に説明しているのはデュノア社とIS委員会が共同開発する予定となっている第三世代機だ、まぁ表向きの話で実態は実力を兼ね備えた金食い虫こと『ディッカーマン』(※10話参照)をIS委員会が運用できる程度に安くしたいとの要望に秋十が「デュノア社製のISとして作っていいなら廉価版設計しますよ。」と持ち掛けたらしい。

 

という訳で秋十が設計だけして開発はデュノア社が行うこととなり、僕のお父さんが「イグニッション・プランに我が社も参加できる!競合相手は手動操作ミサイルだの明らかに使いにくそうなワイヤーブレードとかグフのMSVみてぇなのしか無いから勝ち確だ!!」と大喜び。条約違反のISの開発やら数回の逮捕歴がある秋十と僕の交際に懐疑的だったお父さんは今では周りの企業に「織斑秋十ってしってます?あの子うちの婿なんですよー(笑)」(←英国式意訳)と他の企業に横取りされないように言いふらして回ってるとか。

 

 

 

 

話が脱線したけど、そんな経緯で作られたこの『エトワール・シュバリエ』ラファール・リヴァイヴの基本フレームを多少加工する事で生産ライン流用、そして既存のラファールも少し改修すればジムがジムⅡになるようにシュバリエに変更が可能。新型のジェネレーターによってエネルギー兵装の装備もできる、まさにラファール・リヴァイヴの正統進化だって秋十が言ってた。ラファールの利点を残したままディッカーマン程に優ることは無いけど劣らない機体性能だからね。

 

 

 

 

「…で、肝心の第三世代兵装が『イージス・エリア・システム』、ウィングに装備されたこいつは機体をすっぽり覆うようにバリアーを展開、そして特殊なナノマシン入りのガスを噴射してバリアーの外周に布が湿って水滴を垂らすように少しずつ染み出させる…こいつによってエネルギー・荷電粒子系統の攻撃を拡散または減衰させて無効化かダメージを大幅に軽減させたり、ミサイルやグレネードを始めとした爆発系統の攻撃に対してはナノマシンを放電させることで誘爆させて直撃を防ぐ事ができる。」

 

 

「弱点としては使ってるだけでナノマシンを消費するから無駄遣いすると使用不可になる事とレールガンや大口径砲等の強力な実弾兵装やブレードとかの実体武器による攻撃を受けるとシールドが破壊されることだっけ?」

 

 

「そうだね、アサルトライフルとかなら大丈夫だけどそれ以上の威力は数発喰らえばシールドが壊れて再展開するまで無効化されるね。もちろんシールドが破壊されたら出したナノマシンのガスが放出されて残量が減るけど。」

 

 

 

「どうせ距離詰めたら近距離戦か弾幕ばら撒くからその間は相手の牽制射撃とか気にせず撃てるのは結構いいかも…。大火力の砲撃とかは余程隙を見せなきゃハイパーセンサー越しに感知して避けれなくはないと思うし…。」

 

 

 

「それはハニーやボーデヴィッヒさんとかのエースパイロットありきの発言な気がするけど…。あぁ、それとスラスターを増設した高起動型と、ミサイルポッドや肩部ビームキャノンを追加した支援攻撃型、シールド付サブアームを展開できる重装甲型とバリエーションがあるけど…これ全て背部バックパックと両脚部スラスターの3つをハードポイント差し替えだけで変更できるようになってるよ。」

 

 

「今度はゲルググから運用思想受け継いでる……。前々から言いたかったけどダーリン……秋十はあれなの?サン○イズに媚びてるの?それとも喧嘩売ってるの?」

 

 

「えっ…違っ……確かに俺の作るISがどれもこれもガンダムシリーズの機体からアイディア得てるけども…。でもアイディアを得てるだけで一向にオリジナルだから問題無いと思うし…。」

 

 

「頭アナハイムかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果的に言えば秋十は敗北した。

 

事の始まりは俺は秋十に誘われ白式用ビット兵器『ドローン・ビット』の試験ついでに勝負する流れとなった。ビット兵器の試験なので俺は白式をビット兵器の運用を中心としたカスタムし、秋十はデュノア社の新型を自分専用のカスタムをした状態の機体に乗り込んだ。

 

ドローン・ビット…D-ビットは簡単な命令だけ脳波コントロールで行い、攻撃や回避と言った細かい挙動はビットに内蔵されたAIが担当する事でBT適正の無い人間でもマルチタスク擬きのオールレンジ攻撃を可能としているそうだ、ただ実戦に使えるようになるまでにはAIのメモリーに『パイロットはどんな状況でどう判断しビットをどのように動かすのか』と様々なデータを蓄積しなければならず、結局はプログラムに沿った起動しか描けないのでそれを読まれてしまえば簡単に撃ち落とされてしまうらしい。例えば『敵が回り込もうとするならビットは先回りして正面から射撃』というプログラムがあり、それを見破れば全く同じ状況をもう一度作る、後は何も考えずに目の前に銃口を向けておけばビットの方からやって来るわけだ。もちろんパイロットが指示を出して避けさせればAIがそれを学習してプログラムを手直ししてくれるそうだが……なんでビット側にAI仕込んだんだろ…これビット破壊されたら一からやり直しなんじゃねぇかな…。

 

 

俺は開始のブザーと同時に秋十へ突貫、あいつがアサルトライフルの二丁持ちで乱射して迎撃してくるが何度も秋十との勝負に付き合って行くうちに攻撃を避けながら空を飛ぶ事にすっかり慣れた俺にとっては相手の射線を避けながら接近するのも苦では無くなってきた、零落白夜無しでもセシリアの射撃を掻い潜れる自身がある……まぁ実際挑戦してみたらセシリアも成長して自分さえ動かなければビットと同時に自身も射撃が可能になっていてビットで執拗にメインスラスターを狙われて気を取られた隙を突かれて撃ち落とされたんだけど。

 

先週戦った『シルバリオ・クロス』という秋十がアメリカ軍人の人のISデータ(無断複写)を元に第2世代仕様で作った対空迎撃特化型の機体に比べれば牽制にもならない銃撃に俺が秋十の目の前に近づき雪片を振り上げる、秋十がスラスターを吹かして体当たりしてくるがこちらも急上昇してそれを避ける、最初から俺は囮だ。俺の背後にピッタリ並んで着いてこさせた4機のD-ビットが四方へ展開して上下の位置はバラバラだが秋十を包囲して一斉射撃を行う、ビットの内蔵火器であるレールガンの弾丸は秋十が瞬間加速する事で更に前へと突進したことによって避けられ秋十が居た場所に4つの弾丸がぶつかり爆ぜた。

 

無論だが俺も黙って見ていた訳じゃない、あいつが瞬間加速した事に気づいた時点で俺は最近会得した連続瞬間加速…2回連続を1度の試合に3回程、1度使うと5分以上インターバルを置かないと白式と俺の身体が持たない不完全なものだが…それで強引に秋十の背中へと張り付く、そうされれば当然秋十は俺を迎撃しなきゃならない、そして俺に足止めされ得意の一撃離脱戦法ができなくなった秋十へD-ビットのレールガンの一斉射撃が降り注ぐ。

 

とうとう我慢できなかったのか秋十の機体の腰部分の装甲が前後共に開き複数の銃口が現れる…轟音と共に発射された散弾がD-ビットを貫いた……まぁビット自体は絶対防御とかあるわけないからそうなってもおかしくないけど………ビットの運用試験なのに肝心のビットを撃ち落としちゃっていいのかと疑問に思ったが秋十に距離を取られる前に俺は零落白夜を展開して切りつけ試合を終わらせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………なんか、兄貴強くない?」

 

 

「ダーリンが毎回勝手の違う機体で戦いを挑んで来るんだからアムロと同じ理論で嫌でも対応力も実力も成長するでしょ?というかさりげなく別の機体も含めて合計2回負けてるよね?しかもまた逮捕案件やらかしてない?」

 

 

「まぁ不起訴になったからセーフでしょ。」

 

 

「デュノア社の社長令嬢的には逮捕案件控えて欲しいなぁ…。所でダーリン。」

 

 

「何かなハニー。」

 

 

「なんでビーム兵器対策マシマシの機体で実体兵装メインのレールガンビット装備の白式と戦ったの…?」

 

 

「あ、兄貴の単一仕様はエネルギーブレードだし。」

 

 

「普通にレールガンでバリアー破壊されてから叩き斬られてたよね?」

 

 

「…………やーい!ハニーのお父さん好色男!!」

 

 

「なっ…やーい!ダーリンの義父になる人浮気者!!」

 

 

 

この後ダーリンと喧嘩ップルから仲直りックスしようとしたら布仏さんに「安眠妨害マジやめろ」ってダーリンがローリングソバットされました。

 

にんげんってよくとぶんだなぁって思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋十の奴がおかしい…今回も勝負が終わると用事は済ませたと言わんばかりに帰って行った。前回も…前々回も…何か引っかかる。

 

そう思考していた俺に勝負の様子を見ていたのか鈴が声をかけてくる。

 

 

「…しかしあれね…秋十の奴、毎回一夏に負けてる癖に懲りないやつ。」

 

 

「まぁ目標に向かって諦めないのは1つの長所だからな、お兄ちゃんとしてはいっぱい嬉しいと思うよ。」

 

 

「でも最近は明らかに一夏の方が優勢な時が多いじゃない、今回は機体の相性もあったけど……ほら、『アラクネ・Ⅱ(ツヴァイ)』とかいうアイア○マンの背中から蜘蛛の脚を生やしたような殆ど人間サイズの機体で一夏に挑んできた時も対IS捕獲用兵装の…『ウミヘビ』だったかしら…粘着性のナノマシンの糸を飛ばして相手を捕まえて糸伝いに電流を流すことでISコア周りの電子機器をショートさせてISを強制的に停止させるとかいうやつ……八本の脚から出したのぜーんぶ一夏に避けられてたし。」

 

 

 

「皆の知らないところで連敗記録が増えてる…。」

 

 

「え?どうかしたの箒?」

 

 

「いや、何でもない。………一応、秋十は弱い訳では無いのだろう?」

 

 

いつの間にか来ていた箒が話に入ってくる…そう言えば最近、箒と一緒に訓練したりする機会が減ってるような気がする…女子だけで特訓してるのか?

 

 

「まぁ、弱いわけじゃ無い…秋十はアレだからな……なんていうか。」

 

 

 

「私や他の専用機持ちが『実力を上げて強くなる』ってんならアイツは『性能をあげて強くする』って感じよね…。」

 

 

そうなんだよな、秋十はどんな機体も乗りこなせるという意味ではパイロット適正ってやつが高い…頭ジェリドかよってくらい乗り換えまくる。…以前、『エースパイロットなんてもん育てるより強い機体量産した方が絶対コスパ良いじゃん。どうせ育てて伸びるかどうかわかんねぇんだし。』と、アニメでザクウォーリア達にボコボコにされるストライクを見ながら言っていたしな………いや、アレは秋十が錯らn…じゃなくてアスラ○も○ラも嫌いなだけか。俺は種シリーズ好きなんだけどなあ…00の次くらいに。

 

 

 

 

「一夏?いーちーかー!…ダメね、考え込んじゃってる…。そういえば箒、あんた最近放課後見ないけど何してるの?」

 

 

「む?あぁ、少し前から秋十に機体操縦のコツという奴を実戦形式で教えて貰っているんだ…本当にISを乗りこなすだけならピカイチだからなあのグラサンノースリーブ男は。紅椿の運用理論を一緒に考えたり、私に展開装甲を含めた紅椿の整備の仕方を教えてくれたりと助かってるよ。」

 

 

「へぇー……第4世代の紅椿の整備なんて……整備なんて必要なの?」

 

 

「そりゃISはパワードスーツだ、整備を怠って良い理由があるわけないだろう。……と秋十に言われてな、姉さんからメンテナンスフリーと聞いてほったらかしてた身としては耳が痛い話だな…。」

 

 

 

「…………ふーん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのね…ちーちゃん。別に束さんはね説教したいわけじゃ無いんだよ。」

 

 

「…………その、束…なんだ。」

 

 

「有給だからって酔っ払って束さんに『これがホントのアナサラスだなww』っていいながら束さんのターニングポイントにMG1/100のEz8を突うずるっこんできやがった親友を責めたいわけじゃないんだよ。ちーちゃんが酒癖悪いの知ってるから。」

 

 

「あの……あれなんだ……誤解だ、束。」

 

 

「生徒がいない隙に逆バニー姿で部屋に入ってきたおっぱいメガネに現場を見られて『違う!!違うんだ真耶!こいつが無理矢理…!』ってまるで束さんが自分からちーちゃんにガンプラフィストファッ○強要したみたいに言い訳しやがった事を怒ってるんだよ。」

 

 

 

「その………本当にすまん。」

 

 

 

「しかも何でそんな馬鹿みたいな言い訳を信じて帰っちゃうんだよ…あのおっぱい……。」

 

 

 

 

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