状況は完全に膠着状態へと入っていた。
否、男が操作している浮遊剣は完全にジョレンを包囲しているし、ジョレンが変わらず不利であるこの状況ですぐさま攻撃に移らない理由も、ジョレンがこの包囲を突破するために、不意をついてすぐさま行動しない理由も、本来なら無い。
今のこの膠着状態は、目の前で起きている現象を両者共に理解できていないからに他ならない。
ミイラ化した足、突如回転を始めた爪、そして浮遊している謎の生物。
全てが二人の手に余っていた。一介の学生に過ぎないジョレンのみならず、かなりの位階の魔術師であるはずのダークコートの男まで。
「なんだ……その右足も爪もなにがどうなってそうなっているッ!?」
「……?」
理解できない、とばかりに問う男の言葉に、ジョレンは若干の違和感を覚える。
(あいつ……俺の隣で浮いている奴のことは聞かないのか……? まさか見えていないのか?)
確かに、相手の視線は一回もこの生物に向けられてはいなかった。目に入っていないとしか思えない。この中で一番異様なのは、間違いなくこの生物であるのに、それには気を取られないというのはおかしかった。
「……どうやら、貴様も理解できていないようだな」
「……」
押し黙るジョレンの姿に、男はそう判断したようだ。そして、その考えはほとんど正しい。
「貴様は……なんというか興味深い。魔術師として貴様を生け捕りにして、研究してみたいという欲が確かにある。だが、今回、我々がここに来た目的は別だ……そして、貴様のその力、実力。我々の目的を妨害し得る『敵』であることに違いはない。惜しいことだが……ここで始末するッ!」
(ッチ、来るかッ!?)
男の宣言と共にまた、ゆるりと動き始める浮遊剣。
ジョレンも咄嗟に右手のひらの中にある鉄球を回転させようとして―――
『チュミミィ~ン』
「なッ……!?」
しかし、謎の生物が鉄球を回転させようとしていた右手に触ると、ジョレンの意志とは別に右腕が動き、今まさに振り下ろされようとしている浮遊剣に向けて、人差し指で指さした。
この体勢では、回転させた鉄球を投擲することができない。防げない。
この生物は敵だったのか―――そんな思考が浮き上がりそうになるも、次の瞬間、そんな考えは吹き飛ぶことになる。
『チュミミィ~ン』
剣が振り下ろされる瞬間、それを指さしていた人差し指の爪が回転し―――ドン、という音ともに射出されたのだ。
射出された爪は真っすぐ剣へと突っ込み―――まるで鉄球を使った時のように、剣を弾いていた。
「さっきと一緒だ……その爪! やはり射出出来るのか! 『さっき剣を弾いた時と同じように』射出出来るんだなッ!」
「そ、そうか……俺が目をつぶっていた時に剣を弾いたのはこれだったんだ……回転のエネルギーで推進力を得た爪……『爪弾』ッ! さっき弾いたのはこれだ、この爪のカッターのような回転はそういうことだったんだッ!」
それを理解した瞬間、ジョレンの表情から迷いは消えていた。
すぐさま、残り三本の浮遊剣に向けて、右手の小指、中指、親指を向けて、『爪弾』を同時発射した。
射出の仕方などまるで分からなかったはずだが、今の一回の射出を見て、何故かその方法が本能のように、頭に浮かんでいた。精神的な操作によって打ち出せる爪が、さっきと同様に真っすぐの軌道を描いて、浮遊剣に向かって行き、ガキィン!と高い音を立てて、弾いた。
「クソッ……」
「うぉぉ――――――ッ!」
五本の浮遊剣全てを弾いて、突破口が出来上がる。ようやく出来た穴をくぐるようにして、浮遊剣の包囲をジョレンが突破すると共に、男は浮遊剣全てを自分の近くに呼び戻してから、再び、ジョレンに向けて斬りかからせる。
しかし、左手の指から発射される五発の爪弾がそれを次々と叩き落すかのように防ぐ。しかもよく見れば、撃ったはずの右手の爪が元に戻っている。普通ではありえない速さで再生しているのだった。拳銃のように弾切れを待つというのが不可能であった。
「《炎獅子よ》―――」
「今度は呪文か……ッ!」
左手をジョレンの方に向け唱えられる【ブレイズ・バースト】。圧倒的な熱量を持った火球が近づくジョレンに肉薄していくが―――
「ふっ―――」
今度は鉄球だ。鉄球がさっき【ブレイズ・バースト】を防いだ時と同じように、回転によって起こる空気の流れによって散らしてしまう。
完全に防ぎ切ったと見るや、左の中指を男に向け、今度は間髪入れずに爪弾を発射した。
「《大気の壁よ》―――」
すぐさま展開される
「馬鹿な―――」
さっきの鉄球とは違い、回転した爪弾は空気膜の障壁を簡単に破って通過してきた―――破られた空気が割れた風船のように破裂し、霧散していく。
「クソ、鉄球とは違い、『鋭い』のかッ!? この爪はッ! 打撃というよりも斬撃に近いのか―――ッグゥ!」
そして勢いそのままの爪弾が男の右耳を抉り飛ばした。
男が出血した耳を右手で抑える。構わず、更に距離を詰めるジョレン。目測7メトラ―――再び、鉄球による撃墜飛投距離に入った。
(今度こそ―――)
今度こそ、男の顔面に鉄球を叩き込んで気絶させる。思いっきり振りかぶって放つ渾身の一撃を―――
「《下僕よ・我が招致に応じよ》―――」
「呪文!?」
それを唱えると、男とジョレンの間の空間に、虚空から何かが大量に出現する。
それは骨で出来た動く人―――という様相。そして、盾と剣で武装しており、意志のような物はないはずだが、殺意のような雰囲気をジョレンの方に向けていた。
そして、その数は5―――10―――15―――と、見ているうちにどんどんと多くなっていく。ありえない数の
「『ボーン・ゴーレム』か!? 使い魔ってことなのか、こいつらはッ!?」
「やれッ! そいつを《殺せ》ッ!」
「ッチ―――」
男の
すぐさま、ジョレンは左手の指五本から、爪弾を五発発射するも―――
カン、という音を立てて、弾かれる。威力が威力なだけに、仰け反りはするものの、その骨の身体に何一つ傷をつけられない。
「つ、爪弾でもダメなのか!?」
「無駄だ、素材には『竜の牙』を使ってある。物理攻撃も三属
背後では、弾き飛ばした浮遊剣が再び、ジョレンに切っ先を向けている。最早、後退することすら許されない構図へと変貌していた。前方には大量のボーン・ゴーレム。後方には五本の浮遊剣。それにこれだけの魔導機や使い魔を同時操作しながら、男は魔術での攻撃も可能だ。本来なら、ここから逆転なんて出来るわけがない。
だが―――
(今の俺には、この回転がある……)
右手に持つ鉄球と、今さっき発現した回転する爪を見て、物思う。ここまでダークコートの男を相手にして粘れたのは、間違いなく、この二つの武器のおかげだ。この二つの『回転』がここまで自分を導いた。
一度絶望した自分に勇気をくれたのは、この『鉄球』だ。妹を治すための力には残念ながらならなかったけれど。最初に戦う勇気をくれたのは、間違いなく、この鉄球の回転の力で。
今さっき、死地から救ってくれたのは、この『爪弾』だ。今も全く理解できない不可思議な力だけれど。それでも、自分の命を助けてくれたのは、間違いなく、この足と今も浮遊している謎の生物で。
この二つが揃っていると、改めて感じた時、ジョレンの中にはもう迷いは現れなかった。
(ここまで来て途中で降りるなんてことは絶対しない! 『途中で投げ出すようなどうしようもない人間』にはもうなりたくないッ!)
その思いに呼応するように、身体は動いていた。
突如ジョレンは天井に向けて、両手を向け―――爪弾をなんと十発全て発射した―――
「なんだとッ!?」
当然、十個の弾痕が出来る天井、そこから穴と穴が繋がるようにどんどん亀裂が走っていき―――
「うおらぁぁ――――――ッ!」
魂が震えるほどの咆哮。それと同時に放たれる回転した鉄球が穴だらけの天井に直撃し―――ボーン・ゴーレムの真上で崩壊し、瓦礫が降り注ぎ、男の前にいた骨の兵士たちを生き埋めにしてしまった。
「ぬぅ……」
天井が破壊された際に発生した粉塵で視界が塞がれている。
しかし、一番の問題は降ってきた瓦礫の山のせいで、射線が遮られてしまったことだ。ここからでは魔術で攻撃することが出来ない―――そのため、位置を移動しようとした瞬間。
「おおぉぉ――――――ッ!」
「クッ!?」
瓦礫の山を駆け上り、跳躍し、男の頭上を取ってくるジョレン。上から叩き落すように投げ放たれる鉄球。それをさっきまでのジョレンのように後退して躱す男。
着地するや否や、男の横を通り抜け―――一閃。
「ァ―――これはァ……!?」
突如、ジョレンが通り抜けた方の脇腹が出血した。見れば、ジョレンの回転した爪に血がついている。
「円盤のように回転した爪を本当にカッターのように……直接切り込んできた……!」
「とどめッ―――」
脇腹を抑えてうずくまる男の背に向かって、右手の人差し指を向けるジョレン。今度こそ相手に致命傷を負わせる―――その意志でもって、爪を回転させる。
「まだだ、《来い》ッ!」
「!?」
その呪文とも思えぬ、たった一言の言葉で、再び虚空の穴が開き、そこからボーン・ゴーレムが現れた。しかも、今度は最初からジョレンを取り囲むように。どこもかしこも骨の戦士で埋まっていく。
「……」
「もうどうしようもないだろう……お前の鉄球も! 爪も! 下僕であるボーン・ゴーレムには効かないッ! 追い詰めたぞッ!」
「あぁそのようだ。俺の回転じゃあ、周りの骨は倒せない……」
鉄球が回転しだす。シルシルシル……と穏やかな音を立て、ゆっくりと、ゆっくりと加速していく。
「だけど、それだけじゃない。この
「御託はいいッ! 終わりだ、少年魔術師ッ!」
そして、一斉に襲い掛かってくるボーン・ゴーレム。それらを前にジョレンは―――
「ッ!?」
「――――――ァァァァ!」
くるりと男に背を向け、走り出した。
何故? どうして? ボーン・ゴーレムは取り囲んでいるんだ、後退したところで同じだ、どの方向に逃れようとしても同じなんだ。そっちに向かえば、また距離が離れる。ジョレンからしたら、それが最も避けたいことのはずだ―――
「ッ? なっ、馬鹿なッ!?」
瞬間、男の視界に一つ、別の景色が映し出されていた。
そこに映し出されていた景色には、縛られている男が一人、立っている男の少女が一人ずついた。
もしもの時のために起動していた、遠見の魔術に、一応の警戒を払っていた非常勤講師の男と、チンピラ男が連れて行った学院の女子生徒が立って―――生きて映りこんでいたのだ。
そもそも、非常勤講師には別行動をとっていたもう一人の仲間が接触していた。本来ならば、そいつに殺されているはずだったのだ。
しかし、何の誤算か―――非常勤講師は生きている。しかも無傷で、チンピラ男―――ジンも何もできずに敗北を喫していた。
そして、その瞬間、男は目の前のジョレンを見て、思い至る。
もし、目の前の少年がこの事実を知っているのだとしたら……?
突如現れた救援とも呼べる存在。あの非常勤講師と合流しようとしているのだとしたら?
それは最も避けなければいけない。今、目の前の敵にすら翻弄され、苦戦しているのだ。魔術戦の多対一は、ただでさえ不利だ。いくら大量の下僕を操り、軍用魔術を一節で起動し、複数の剣の魔導機を使えるとしても―――計算結果、敗北濃厚。しかも、自分は目の前の戦いに集中するあまり、非常勤講師がどんな手段でもってジンを下したのかを把握できていない。何らかの秘術を使ったのには違いないが、その性質を把握するチャンスを逃してしまったのだ。これでは余計に勝率が下がる。
少年が非常勤講師と接触する可能性はどうやっても避けなければいけない。逃げられてしまった瞬間、終わってしまう、それだけは何としても防がなくては。
「ボーン・ゴーレム! そいつを止めろォ――――――ッ!」
「ァァァァァァァァ―――ッ!」
烈風の如き勢いで走り、掴もうとしてくるボーン・ゴーレムの手を身を捻り、躱―――し、切れない。速さが足りていない。もう1秒もない時間で、腕を掴まれ、その後、大量のボーン・ゴーレムが次々と喰らいついてきて、身動きが取れなくなる。
だが、ジョレンの烈火のような眼は未だに健在―――何の絶望も浮かんでいない。
その眼を見て、男は確信していた。まだ何かあるのだと。目の前の少年にはまだ何かあるのだと、この短い時間の戦闘だけで、それが分かるまでになっていた。
「『筋肉には悟られるな』……!」
絶体絶命の状況の中で、ジョレンがぼそりと何かを口走る。それは、相手に向けてというより、自分自身に言い聞かせているようで……
次の瞬間、男は見た。ジョレンが何をしているのか。
鉄球だ。鉄球がジョレンの足に当たっていた。凄まじい回転をしている鉄球がジョレンの足に食い込んでいたのだ。
それが何を意味しているのか、男は嫌という程思い知らされてしまう。
「な、何ィ―――ッ!?」
跳躍した―――回転していた鉄球が当たっていた足が不意に爆発的な力を出して、地面を蹴りこみ、跳躍し、ボーン・ゴーレムの包囲網を突破したのだ。
通常の人間の肉体的構造からはあり得ない力み方。だが、それをあの鉄球が引き出したのだ。それがあの回転の力の一部だった。
だが、これで終わらせるわけにはいかない―――
「ぬ、抜けたッ! これで―――ッ!?」
ジョレンは、無理やりの跳躍から着地を決めてから、ボーン・ゴーレムと男の方に振り返る。
だが、ジョレンの方も敵の底力を見誤っていた、ということを思い知らされた。
浮遊剣―――一つの浮遊剣が先ほどよりも速い速度で突っ込んできて―――それを認識した時には、もうどうすることも出来ない距離であった。
鉄球が戻ってきて、キャッチすると同時に、鉄球をキャッチした右手―――それと身体を繋ぐ右腕に浮遊剣がぶっ刺さった。
「グァァ――――――ッ!?」
そのまま剣は右腕を貫通し、ジョレンの身体を引きずるようにして、突き進み続け、廊下の壁に釘のように自ら打ち付け、まるで画びょうでカレンダーを壁に留めるように、ジョレンを壁に縫い付けてしまった。
右手に持った鉄球も、右腕が動かなくなってしまえば、投げることが出来ない。再び、いや前以上に追い詰められてしまった。
「く、クソ、まだ……」
まだ諦めずに、フリーの左手の指の爪を回転させる―――
「いや、終わりだ。ようやくな」
「!」
男がボーン・ゴーレムよりも前に出てきて、左手を構えていた。
「その鉄球を捨てろ」
「なんだと……?」
そして、その要求の意図を読めず、ジョレンが困惑する。
既に封じられた鉄球を更に捨てろというのだ。
「お前の鉄球……確かに隠された力があった。もう最早、投擲が出来ないからと言って、その鉄球を……『回転』を甘く見ることは出来ない」
「……」
「いいか、少年魔術師、よく聞け。左手をこちらに向けるな。そして鉄球を捨てろ。その両方を守れば、【ライトニング・ピアス】でとどめを刺してやる。急所を一撃で刺し穿ち、苦しみも何もなく殺してやる。だが、もし反抗の意を示すのなら、私は【ブレイズ・バースト】を撃つ。それも何度も、だ。一発では防がれる可能性が否定できない。即死ではないぞ。焼かれても1秒、2秒は激痛が走るだろう。最後の瞬間を苦しみによって幕を下ろすことになる。どっちか選べ……無論、どっちを選んだとしても結果は同じだがな。お前が動くよりも早く、私の呪文が先に完成する。試してみるか?」
嘘ではないだろう。先に照準を合わせれば、爪弾の方が早いかもしれない。だが、今、自分の左手を動かそうとしたばかりで、指先が明後日の方向を向いている。先に撃たれるのは、相手の呪文。それは間違いなかった。
だが……
「『捨てていい』のか?」
「……は?」
それでもジョレンは不敵に笑っていた。
その眼の光は失われていなかった。
そして吐き捨てるような言葉に、男は思わず間抜けな顔をしてしまう。
「いいのか、と聞いているんだ」
「……」
「本当に『捨ててしまう』ぞ……?」
それと同時に、ジョレンの縫い付けられた右手が鉄球を離した。
重力に従って、自由落下を始める鉄球……それは1秒もしないうちに床に落ちるだろう。
……床に落としてはいけなかった、と男が知ったのは、もう落ちた後だった。
「ぬァ!?」
回転していた。手を離すまでの一瞬の間に、回転が加えられており、落ちた瞬間、回転が床を削り出し、欠片が男に向かって飛び散った。
反射的に腕を交差させて防御する。それが致命的な隙となる。
「《雷精よ・紫電の衝撃以って―――」
混乱した思考の中に響いてくる、相手の呪文。【ショック・ボルト】だ。ならば、それに対して唱える呪文は決まっている。
「《霧散せよ》ッ!」
「―――ッ……!」
黒魔【トライ・バニッシュ】。三属
見事に先に完成した【トライ・バニッシュ】がジョレンの唱えようとしていた【ショック・ボルト】を完璧に打ち消していた。
「終わりだ! 《炎獅子―――」
ドスドスドス―――【ブレイズ・バースト】を唱えようとしていた男の身体から、何かが刺さったような―――そんな音がした。
次の瞬間、男は膝をついた。腿の辺りから血が流れ出ていた。何かが撃ち込まれ、足に力が入らなくなっていた。
「あが……が……っは」
呪文を括れなかった。声が何かに遮られているようだった。
何かがこみあげてきて、それを吐いた。血だ。喉を触れば、穴が開いていた。何かが撃ち込まれ、呪文を唱えられなくなっていた。
ジョレンを見て分かった。爪弾だ。両足と喉に爪弾が撃ち込まれてしまっていたのだった。
「あんたは強いよ、あんたが何人魔術師を殺してきたのか、俺は知らない。考えつかないほど多く殺してきたんだろう。だからだよ、俺が【ショック・ボルト】を撃とうとすれば、間違いなく最適解で対処する。そう、【トライ・バニッシュ】だ。予想外のアクシデントで混乱して、突然入ってきた呪文という情報に、あんたは対処した。それに食いつかざるを得ない。あんたは『魔術師』を殺してきた人だから……魔術を全く使わなかった俺の事を最後まで『少年魔術師』なんて呼ぶくらいだったからな……」
「そこまで俺のことを見切って……貴様……」
「あんたみたいなのに、殺されそうだったことがあっただけだよ、クソ、痛ぇ......」
集中力が切れたのか、ボーン・ゴーレムが退散していく。浮遊剣がその力を失って、ただの剣へと成り下がる。
戦闘終了。
その場に立ち続けていたのは―――ジョレン=ジョースターだった。
オリキャラの設定集の投稿は必要?
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いる
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いらない