バンドリ 無口なギタリスト Re:Try 作:NoMuSoN34
その名の通りリトライです!
ライブハウス「circle」
そこはガールズバンドの聖地とされ、毎月沢山のガールズバンドが演奏を行い人々を沸かせている。
そう、1例外を除いては……
「よっしゃあ!!皆気合い入れるぞ!!」
「おー!」
「あぁ!」
「…」
彼らの名は「AXELL」
元々YOHTUBEに演奏した動画を配信する。アーティスト達が集結したバンドだ。
湊悠博
ボーカル担当で、何時も皆をまとめるリーダーの様な存在である。
その歌声は天使のように優しく、時にナイフのように鋭い。攻守整った。オールラウンドなボーカリストだ。
中濱蒼二
ドラム担当 このバンドのムードメーカーの1人
彼の迫力があり、人々を魅せるドラムテクニックでバンド全体を支えている。まさに大黒柱である。
双葉雫
ベース担当 ムードメーカーその2
時々お茶目な行動を取り、悠博を困らせている。
しかし、ベースの演奏は幅広く、ゆったりとして安定感のあるオーソドックスな演奏から、スラップを持ちいたテクニカルな演奏をする。
まさに気分屋な司令塔である。
そして、このバンドで1番異彩を放つ者が1人
野村大規
ギター担当 沈黙を貫く者
何時も黙々としていて、その声を聴いたものは両手で数える程…
しかし実力はプロ同等、もしくはそれ以上である。
以上4名で結成されたこのバンドは数々のライブハウスのイベントを総ナメにして、とうとうガールズバンドの聖地であるcircleにも特別に出演する事になった。しかもそれだけでは飽き足らず大トリを務めるという快挙を成し遂げた。
「見て!お客さん始まる前から盛り上がってる!」
「向こうは準備万端と言うことか」
「俺達も負けてられねぇな!」
3人は観客の歓声を前に身が締まる思いを感じてるが、彼は変わらない。
やることは1つ、全力でやりきるだけ。それだけを頭に入れ、その時を待つ。
「AXELL」さんお願いします!!
スタッフに呼ばれたため、俺達は意を決して楽屋を後にする。
その時の4人の顔は、何かを感じているようだ。
何かがここから始まる。ライブではなくまた別の、もっと大きなことが
「3人とも、準備はいい?」
「おう!」
「おっけー!」
「……」頷く
準備が整ったことを聞いた悠博は、スタッフに合図を送った。
その数秒後、seが始まる。
「GOahead!」
「year!!!」
「うちはいつからゴリゴリのバンドに……」ため息
「………」
「初めまして、俺達が!!」
「AXELL」
「AXELL」
…………
「AXELLだぁ!!」
こうして、俺達4人の長い、長い道のりを歩む旅が始まった気がした。