バンドリ 無口なギタリスト Re:Try 作:NoMuSoN34
皆さんこんばんは!
唐突なんですけど、今回新キャラクターが登場します。
想像しながら書いてるとこうなりました。
変だと思いますがよろしくお願いいたします。
皆、突然だが聞いて欲しい。
オリコンが発表され、はや1週間が経ったのだが……ふと通帳の更新した後に内容を見ると……
5000万入ってたんだ。
流石の俺も焦った。
すぐに事務所に連絡入れたらさ。
「たったそれだけなのか?多分次は10倍になると思うぞ?」
と言われた。
音楽業界怖い。
俺は3人を強制で招集して、事を話した。
「5せ!?はぁ!?」
「大規、嘘つくなら持っと上手くつけ。」
「大くん、そんな嘘には騙されないよ!」
とか言うからさ。
俺は個人情報とか無視して通帳をテーブルに叩きつけた。
流石にその態度に3人は驚いていたが、渋々中を覗いて……
「ワッツ!?」
「リアリィ?」
「なんで英語!?マジかよ……」
3人は発狂した。
聞けば3人にはサラリーマンの月給程は入ったらしい。
それでも普通は凄いんだが……
「印税って2文字が恐ろしいな。」
「大くん、どうするの?」
まぁ、貯金かな。家はあるし、機材も注文して困ってない。
「大規、提案がある。」
蒼二が悪い顔しながら手を上げる。
却下。
「なんでだよォ!!聞けよ!!」
「蒼二君、印税欲しかったら作曲すれば?」
雫も悠博も流石に冷たい目で蒼二を見つめた。
「仕方ない。これもリーダーのお陰だな!」
「それは同意する。それは大規が使ってこそだ。」
「うん!」
3人の心遣いに感謝しつつ。せっかく集まったしティータイムする事にした。
「大規、思ったんだが。そろそろマニピュレーターを誰か雇った方が良いんじゃないか?」
悠博が紅茶を片手にそう言った。
確かに、それは思っていた。
現在のバンド編成ではCDと同じクオリティーで演奏が出来ない。
つまりは俺が作った曲の世界観を完全再現出来てないのが現実である。
「俺達の名前は、オリコンのお陰で広く知れ渡ったはずだ。なんなら明日明後日と雑誌のインタビューやら、テレビ出演が入ってる。誰かしら力になってくれる人がいるはずだ。」
「そうだね、これを機に探してみようよ!」
「そうだな!……オーディションとかやってみるか?」
それが良いだろうな。
そう思った俺は。早速事務所に連絡して、予定をくんで貰えるようにした。
レコード会社にも連絡したのだが、好意で人を集めてくれるようになった。
これは、波乱の予感がするな。
そして、オーディション当日。
場所は事務所の面接室にて行われる。
俺達4人は面接官として、受けてくれた人達と面接する事になっている。
「いやー、前までは受ける側だったのにな〜」
「ね〜。」
「こら、シャキッとしろ。舐められるからな。」
悠博は2人に喝を入れる。
確かに、そうして欲しいところだ。
手元に資料があるのだが…受けてくれた人は全部で50人とかなりの人が来てくれている。
その中のたった1人だけがサポートメンバーになるのだ。
これは気が抜けないな。
「で、どんな奴を選んで行くんだ?」
「とりあえず、音楽が好きで真摯に向き合っている人が大前提…だよな?」
悠博が俺に聞いてきたので、頷いた。
「だよな〜、プロになってから音楽を趣味で聴かなくなる人もいるしな。」
「後は?」
女の子が良い。
「大くん!あたしだけじゃ飽き足らず他の女にも手を出すの!?」
「落ち着け……理由があるんだろ?」
俺はまた頷いた。
理由はいっぱいあるが……まず1つ
雫だ。
このバンドで紅一点な彼女は中々男通しの会話に入れなかったりすることが多い。
少しは居心地良くしてあげたいのだ。
2つ、これから先作る曲で、女性に歌って欲しい曲があるから。
雫が、新しい人に歌って欲しいのだ。
3つ、男臭いので花が欲しい。
「おい!男臭いとはなんだ!」
「大くん……そんな事考えてくれてたんだ。抱いて!」
抱かない。
「けち!でも、ありがとう!」
「分かった。なら女性は……って1人しかいねぇよ!?」
マジで?
俺は慌てて資料を見直すと……確かに1人だった。
「やっちゃったな。」
「うん。」
「オワタ。」
まて!その人が大前提に当てはまって常識がある人か分からん!
「おっ、おう。そうだな。」
「確かに……で、どうする?野郎は追い払うか?」
一応面接する。コネは多い方が何かと便利だ。
「了解!じゃあ始めようぜ!」
そして、面接は始まった。
いやー、色んな人が来た。
見た目がやばい人から、ガリガリな人。
頭が硬そうな人から、何考えてるかわからない人。
4人揃って頭を抱えそうだった。
そして、時は来た。
「大規、次は例の女の子だ。」
俺は3人に次はより一層の観察をするように伝えると3人からOKが来た。
「次の方どうぞ!」
「しししし、失礼します!」
入ってきたのは……
「(待って、可愛い。お持ち帰り!)」
「(アホか!ちゃんと面接しろ!)」
小動物みたいな女の子だった。
身長は150あるかないかくらいで、髪の毛は赤毛の襟でツインテール。
年齢は歳下だと思う。
にしても……
「(凄く緊張してるな。)」
「(私に任せて!)」
「お名前おしえて?」
「ははは、花見茜でででです!!」
「茜ちゃん!可愛い名前だね!緊張しなくていいよ?普通に話する感じで終わるから!」
「は…はい!」
どうやら少しは落ち着いた様だ。雫様様だな。
「じゃあ、始めるね!茜ちゃんは、今回応募してくれた理由はある?」
「えっと、私……家族が音楽一家なんです。小さい頃から世界中の音楽に触れてきて。音楽が大好きになったんです。中学生の頃から自分で色んな音楽を探すようになったんですけど。これだ!って思えた音楽に中々巡り会えなかったんです。、そこからDTMを始めて、自分で音楽を作ることの楽しさを知ってのめり込みました。そんな日々を送っていくうちに高校生になり、私は「これだ!」ってなった曲を見つけたんです!その曲を作ったアーティストさんの名前は「AXELL」さんだったです。そこからAXELLさんの曲を沢山聴いていたんですけど、今回AXELLさんがマニピュレーターを募集すると聞いて、是非とも応募したいと思って、今回応募しました!」
「そうなんだ!ありがとう!」
「俺から質問良いですか?」
蒼二が花見さんに問いかける。
「はい!」
「その、これだ!ってなった曲の名前は?」
「crimerです!」
「おぉ、マニアックな所から入ったね。」
「友達が教えてくれたんです!この曲聞いてって。」
「成程分かりました。」
「では、僕からも良いかな?」
「はい!」
「もしAXELLのサポートメンバーなれたらまず何をしたい?」
「皆さんと演奏したいです!」
「はい、分かりました。」
俺は雫を見つめる。
「茜ちゃん、もう1つ質問いいかな?」
「はい!」
俺は雫に質問を投げた。
「この先ね、多分いい事ばかりじゃないと思うんだ。悔しい思いや辛い思いもすると思うんだけど。これからもずっと…音楽好きでいられる?」
「……私、今まで辛い事が沢山あったんです。泣いたこともありました。でもそんな時、音楽が慰めてくれたんです。だから、私は音楽通して誰かを慰められる人になりたいと思ってます!いえ、なります!だから音楽を嫌いになんかなりません!!」
彼女は真剣な表情で訴えた。
俺はその目に濁りを感じられなかった。
ふと3人を見ると、薄ら笑っていた。
どうやら同じ考えらしい。
俺は3人に笑顔で頷いた。
「茜ちゃん。これで面接は終了だよ!お疲れ様!」
「はっはい!」
「じゃあ、そこの扉の奥にソファがあるから座って待ってて!」
「え……?」
「おめでとう、合格だ!」
「……ヒック」
花見さんは緊張の尾が切れたのか、今にも泣きそうな顔になった。
彼女はとてつもない覚悟を持ってオーディションに望んでいたのは面接途中で気づいた。この世界で生きるのは並大抵の気持ちでは無理なのをしっていたのだろうな。
「花見ちゃん、良く頑張ったな。」
「うぇぇん!」
彼女は泣き出した。
雫が急いで駆け寄りながら扉の向こうへ連れて行き介抱する。
「大規、担当に伝えた。」
「彼女の面接を最後にして良かったな。途中で追い払うのはきついしな。」
「おう。とりあえず茜ちゃんの親族はこの事了承してくれてるらしいから挨拶だけでも伺うか。」
「そうだな。」
「茜ちゃん、落ち着いた?」
「はいぃぃ!」
「ほーら、目が真っ赤だから顔洗っておいで?」
「こうやって見るとお姉ちゃんしてるな〜。」
「いや、お姉ちゃんだろ?」
2人を見ていると、昔の思い出が蘇った。
公園で雫とつくしと俺で遊んでる時つくしがコケて泣いてるのを雫がずっと慰めていた。その時を思い出して、俺はふと笑みが零れた。
「ニヤニヤしてんじゃねぇぞ色男!」
脇を来ずかれたので裏拳を入れといた。
「花見さん。とりあえず今日は帰って休んでね。また事務所から連絡するから。」
「分かりました!今日はありがとうございます!」
そう言って彼女は帰って行った。
さてと、また忙しくなるな。
「そして騒がしくもなる。」
「大いに結構、その方が楽しいだろ?」
「うん!」
「AXELLに、新メンバー!?」
「えぇ、とは言ってもサポートメンバーよ」
友希那が唐突にアタシ達5人の前でその話題を振ってきた。
「そうなんですか!良いなぁ〜!」
「あこ、私達は今のこのメンバーで十分よ。彼らは世界観を完全再現すると言っていたわ。」
「確かに、CD音源とライブの演奏で明らかに違いましたね。」
「じゃあ新しい人はキーボード担当なのかな?」
「違うわ、マニピュレーターよ。」
「「「ま、まに?」」」
リサとあこと燐子が首を傾げる。
「マニピュレーター、音源を操作する人ね。」
「後で調べておくといいわ。この担当がいるか居ないかで世界観や迫力が違ってくるのよ。」
「へぇ〜、これは次のライブがたのしみだね!」
「えぇ。」
「そういえば、大規さん、印税が沢山入ったって噂が立ってましたよ!」
「あこ、それは本当に?」
「友希那、なんでそんな食いつくの?」汗
「いえ、失礼したわ。」
「印税ですか。彼らはここ数ヶ月で大きくなりましたね。」
「そうだよね〜、前まで一緒に対バンとか沢山してたのにな〜。」
「私達も、負けていられないわよ。見習ってどんどん前へ進まないと。」
「そうだね!」
「友希那さん!早く練習しましょうよ!」
「えぇ。」
「同感ですね。」
「がっ、頑張ります。」
「ではこれから会議を始めます!」
という訳で唐突だが、会議が始まった。
あの後、花見さんのご両親に挨拶をしに行ったのだが…好きな音楽で意気投合した。
そこからはトントン拍子でことは進み、無事彼女は俺達のサポートメンバーとして、これから共に活動する事になった。
とりあえず会議をしようとのことで、彼女をうちへ招待したらアワアワと言って何故か震えていた。
やはりうちの環境に驚いたのだろう。
説明はしていたのだが…。
「とりあえず花見さんにはマニピュレーターの練習をしつつまずやって欲しいのは……」
「大君との意思疎通だね!」
「がっ、頑張ります!」
「あー、茜ちゃんそんな気張らなくてもそのうち出来るようになるから大丈夫。コイツ意外と分かりやすいし。」
とりあえず蒼二にチョークスリーパーを決める。
「悪かったァァ!!俺がわるかったぁぁぁ!!。」
「あわわ!中濱さんが!」
「大丈夫!いっつもだから。それより皆のこと下の名前で呼んでいいよ?もう仲間なんだから!」
「はっはい!しっ雫さん?」
「いいね!」
「そうだな。その方が助かる。」
「おうよ…ゲボっ!俺も蒼二でいいぜ!」
「はい!悠博さん、蒼二さん!…あっ、私の事も茜って呼んでください!」
「分かった。よろしくな茜ちゃん!」
ちょっとづつ打ち解けて言ってくれたら助かるな。
「そうだね!」
「え?」
「あぁ、大規が今テレパシー飛ばしてたんだ。ちょっとづつ打ち解けて言ってくれたら助かるって。」
「そ、そうなんですか……。」
彼女は俺の事を見つめてくる。
こうやって見ると、どこか幼さが残っていて、守ってあげたくなるような可愛らしい顔だ。
「だっ、大規さん!」
?
「私はマニピュレーターの事……実はまだ分かってない所があるんですけど…教えて下さい!」ペコっ
そう言って頭を下げる彼女、そんな彼女をつい……
なでなで
「ふぇ?」
頭を撫でてしまった。
別にそんな頭を下げなくても元々教えるつもりだったけどな。
「ふにゃ〜」
どうやらとろけてしまったようだ。
「可愛い〜!!」だきっ!
「しっ雫さん!?」
「どうやら、上手くやってけそうだな。」
「そうだな!」
という訳で、あれから2人で基礎のおさらいをした。
茜は飲み込みが良く、言ったことをすぐ出来る子だったのは本当に助かった。
そこから改めて、新曲の会議を始めることになり、現在5人で卓を囲んでいる。
「新曲はせっかくなら茜ちゃんに活躍して欲しいな〜。」
「えぇ!?私ですか?」
「そうだな、茜ちゃんここにあり!って感じ。」
「えーっと…。」
「大規、お願い出来るか?」
俺はその願いを受ける前に1つ、茜ちゃんに聞きたい事があるので、それをシカトして茜ちゃんに聞く。
それは、彼女が中学の頃に吹奏楽部に入部していた事だ。
「はい!トランペットやってました!」
「……おいまさか!?」
出来る?
「えっと……ライブでですか?」
彼女は……少し悩む仕草をしつつも
「今でも家では趣味で練習してたので……楽譜と練習時間があれば出来ます!」
自信満々でそう言った。
俺は彼女の言葉を信じて、ある曲をスピーカーから流す。
トランペットを基調とした楽曲で、トランペットのソロもある曲だ。
良ければこれを皆で演奏したい。
「この曲……凄い好き!!」
雫もやる気になったようだな。
「本人が良いなら、俺も賛成だ!」
「茜ちゃん、大丈夫か?」
「任せてください!皆さんをあっと言わせてみせます!」
どうやら皆同意の様だ。
これからこの曲に詞をつけないといけないな。
テーマは
「新しい仲間」にしよう。