バンドリ 無口なギタリスト Re:Try 作:NoMuSoN34
早弾き
皆様はこの奏法をどのように思いますか?
左手の指蜘蛛の様に指を指板に這わせ、右手の親指と人差し指で持ったピックを最小限の動きで上下から弦を弾く。
ギターの知識の無い人でも凄いと思われる方は多いのでは無いでしょうか?
勿論すごいことである。
しかしながら、俺はギターで人に凄いと思って欲しいとは思わない。
俺は、人に「感動」して欲しいからだ。
ここからは持論だが、人を感動させるのはチョーキングとビブラートとだと思っている。
1件、1番最初に習得すると言っても過言ではない奏法だが、それが何よりも重要だ。
簡単なものほど奥が深い、この奏法は一人一人が全く違い、1億のギタリストがいれば、1億のチョーキングとビブラートがある。
そこから自分だけの奏法やテクニックを編み出して、物にしていく。
こうやって唯一無二のギタリストになっていくものだと俺は信じている。
何故こんな事を語っているかと言うと、新曲のギターソロを考えているからだ。
今回のテーマは「春」
春といえば、新しい事に挑戦したり、沢山の状況が一変する季節だ。
曲調は季節通り暖かく、明るいものにしている。
現在考えているギターソロは先程語った通り、新しい挑戦を意識してメロディ重視で、今まで使ったことの無い奏法やテクニックを用いるつもりだ。
「大規、そろそろ一息入れたらどうだ?はいミルクティー」
………
「新しい挑戦か、……俺はもっと飛び道具増やしたいな。」
「分かるー!高速でフィンガーしようかな?どう思う?」
「雫、これ以上やったら変態を超えるぞ?」
「えー!そんな事ないよー、最近のベーシスト皆やってるじゃん!」
「ならピックでやったら?俺ベースのピックで弾く音好きなんだよな〜」
「確か、大規も好きだよな?」
俺は音の全てが好きだから取り分け嫌いとかは無い。
しかし、尊敬するバンドのベーシストはピックが多いのでそのサウンドは極めて大好物である。
「分かった!ピックする!!」
「見事なまでに手の平返しだな」
しかし、新たな挑戦はいい物だ。
こうやって、皆が前へ前へ進んで行こうとする気持ちや行動は「AXELL」の本当の意味を成しえているからな。
「ギターソロ決まったか?」
そう言うと、彼は頷いた。
「じゃあ、もう1回合わせようぜ!」
「はーい!」
「了解」
「皆どうだ?」
「今までで、1番いい出来かも!」
「だな!ライブまで日にちはまだあるからもっと全体の底上げしたいがな」
「とりあえず、今日はここまでにしようか。ライブまでじっくり煮詰めよう!」
あれから、俺達は血のにじむ努力をしてきた。
お互いの間違いを指摘しまくり、俺は寝る間を惜しんで練習しまくり、
目が廃人になる寸前で皆に止められ説教までされた。
俺は好きなことに真っ直ぐ突っ込むタイプだからこんな展開も度々ある。
しかし、それでも止めてくれるアイツらは本当の意味でいいメンバーだなっと思ってしまう。
だから、アイツらが嫌じゃ無かったら……ずっと一緒にいたい。
そう思う。
「いよいよ明日、対バンだ!皆!!気合い入れて行こうぜ!!」
いぇーー!!
おはようございます。
次の日の午前四時、俺は起床した。
早くに起きて来た理由は、練習と今回使うギターをメンテナンスする為である。
なぜ当日やるのかは、完璧にチェックして新鮮な音を出したいからである。
今回使用するギターは2つ
prs se custom22
これはレギュラーチューニング、元いポップとロック系の曲を演奏する為である。
なぜ廉価版のseを使ってるか?
普通のcustomも持っているが高価なため、中々外に持ち出せないからである。
安心してください、モディファイしてるので音は最高である。
2本目は 自作したギターで見た目はespのスナッパーそのままのギターである。
特徴はアームレスタイプのブリッジにEMGのピックアップを搭載している。
チューニングはドロップDで、ハードロックやメタルの曲をやる時に使う。
今回のライブはとてもあつい物になりそうだ。
さて、メンテナンスを完了した。後は、待つのみだ
楽しませてくれよ、Roselia