とりあえず、アースラに戻り怪我の手当てをした俺。シーニーが回復魔法を使えたことに驚いた。
ほら、シーニーって戦闘魔法しかなさそうだから。それを言ったら
「私はそんな
と言われた。一度その豊かな胸に手を当てて、考えて欲しい。
その後は、はやてから連絡が来て手配されてる少年を見つけたんだけど......
「えぇ!?何で翔悟さんが!?」
『トーマ、シーニー師匠もいるよ!』
とても、盛り上がっていらっしゃるが、誰だこいつら?
「あのー」
「『はい!』」
「えーと、管理局嘱託魔導師なんだけど、話を聞きたいのでついてきてもらっても良いですか?」
『しょ、翔悟さんが私達に丁寧語?』
「八神指令もだったけど、どうなってるんだ?」
「なぁ、シーニー。八神指令って誰?」
「八神というと、はやてさんを思い出しますが違うと思います」
「とりあえずは、連れていくか」
『ちょっと待ってください!』
「翔悟さんでしょ!?特務六課
「いや、人違いだと思うけど」
「中から声。私と同じ融合機ですかね?」
2人組?の方はまだ、わいわい騒いでいる。時々、ヤバイとか、シバかれるとか言ってるけど、そんなにその翔悟隊長さんは怖いのだろうか?
(同名だけど、怖そうだなぁ......この少年達はかわいそうに)
「ロード翔悟、やっぱり拘束しましょう。怪しすぎます。何ですか、あのイカした刺青は?」
確かに、あのトーマと呼ばれていた少年の身体中には刺青がいっぱいだ。趣味なのだろうか?
「ヤバイって!訳がわからないよ、リリィ」
『そうだね、トーマ。やっぱりここは......』
「『緊急離脱!!』」
「あ、ちょっと待て!行くぞ、シーニー!」
「了解!」
少年達を追っていくが、近くにある本から魔力弾が放たれた。
「おわっ!」
「ロード翔悟!これは魔力弾ではありません!」
「え、魔法じゃなかったらなんなんだ?」
「わかりません。未知のエネルギーでしょうか?」
「それは、ファンタジーなことでっ!」
俺は加速し少年に斬りかかる!
「あぶなっ!」
ガキィッ!
「そう言ってもちゃんと、受け止めてるじゃねぇか!」
ガッ!ギィィンッ!ガァンッ!
「クリムゾンスラッシュ!」
ドコォォォォンッ!
「爆発系?シーニー!」
「了解!」
『銀十字!』
シーニーが魔力弾を放つも、やはり本から出るエネルギー弾によって相殺される。
「くそっ!らちが明かねぇ!」
●●
「くそっ!らちが明かねぇ!」
(おかしい。なんで、超過駆動をやってこないんだろう?)
いつもの翔悟さんなら、僕とリリィに笑いながら超過駆動をやってくる。正直言って恐ろしい。アイシスもとても怖がってた。出力5%らしいけど。
それに翔悟さんとシーニー師匠の攻撃も、いつもより避けやすい。どうなっているんだろう?訓練じゃないのだろうか?
『トーマ、やっぱり......』
「リリィ、ここは早く逃げよう。翔悟さんも怒らせたら怖いけど、なんかおかしい。
『わかった!逃げる準備するね!』
「逃がすかぁ!」
翔悟さんが斬りかかってくる。だけどいつものように、隙のない動きじゃない。
「やめて下さい!翔悟さん!」
「だから、人違いだろ!」
「くらいなさい!」
シーニー師匠が横から攻撃してくるが、剣でいなす。これは翔悟さんから教わった技だ。
『トーマ、準備完了!』
「わかった!ごめんなさい、翔悟さん!シルバーハンマー!」
「っ!結べ、悲嘆の怠惰!」
ドォォォォンッ!
「『アクセル!』」
「ちっ!」
どうやら、ぎりぎり逃げられたみたいだ。
●●
「逃げられましたね」
「ああ、爆風を使った煙幕か。それにしても俺達のこと知ってた風だな。人違いだとは思うんだが。」
「そうですね。師匠だとかなんとか。まるで......未来から来たようですね」
「未来か。なら俺達はあいつらの鬼教官か?トーマだっけ?あの少ね......」
「どうかしましたか?ロード翔悟」
(なんだ?今、なにが引っ掛かった?)
頭の中でグルグル回るさっきの会話。そして、この世界のこと。
未来、リリカルなのは、トーマ、闇の欠片
(そうだ、未来だ。確か未来から誰か来て、それで......)
「あ」
思い出した。未来から何人か現代にくること。ラスボスとなるキャラが復活させられること。そして......そのラスボスがメチャクチャ強いことを。
「ヤバイッ!GODか!何回もコンティニューしたぞ、俺。復活する前に止めないと!はやてに連絡しないと!」
はやては今、
『あ、翔悟くん』
「はやて、よく聞け!“砕け得ぬ闇”を絶対復活させるな。ヤバイことになるぞ!」
『そのことなんやけどな、翔悟くん......』
「え?」
『復活、もうしてしもうた』
「まじんこ?」
『まじんこ』
「えーーーーーーっ!!!」
『王様達もヤミちゃんもどこかに消えてもうたし......、闇の欠片も増えてるし』
どうしよう、復活されてしまった。正直俺、あれに勝てる自信がない。ゲームではなのは達は勝っていたがその確証もない。
若干パニクっている俺の横に新たな通信ディスプレイ。
『取り込み中すまない。こちらクロノだ』
「クロノ、お前どこ行ってたんだよ?こっち大変だぞ?」
『出張だ。状況は聞いている。とりあえず、僕も出る。その前に』
「なんだよ?早く言えよ」
『その前に君に聞きたいことがある』
「は、何を?」
『君のその武器、
場所は変わってアースラ。リンディ提督の部屋。
「さっきも言ったが、聞きたいのは君が持っている
(どうする?シーニー)
(ここは、正直に言いますか)
「まずは、大罪武装とはいったい何なのですか?」
「えーと、ですね」
まさか正直に、大量破壊兵器なんです。アースラもやろうと思えば沈められます、とは言えない。
「大量破壊兵器です。防御専門のもありますが」
正直に喋っちゃう人がいた!
「な、なんだって!?」
「ご心配なく。そうできるのは、ロード翔悟だけですし、今のところはできませんよ」
「それはなぜ?」
「まず、魔力の問題です。大罪武装が大量破壊兵器となる超過駆動をするには多くの魔力が必要です。ロード翔悟は今は魔力が足りません、連戦しましたから。それに、多くの魔力を使うので戦う場合はあまり効率がいいと言えませんから」
「なるほど......ロストロギアなのか?」
「それとは違います。大罪武装の超過駆動はロード翔悟しか使えませんし、通常駆動なら他の人も使えますが。私の付属品といったところでしょう。元々、私が持っていたものを、ロード翔悟に権限を全て与えたようなものですから」
確かに原作だと選ばれた人しか超過駆動を使えなかった。通常駆動は使えるみたいだけど。
「実際どのような能力なのかしら?」
「それについては、俺が説明します」
俺は悲嘆の怠惰を出し、
「これは悲嘆の怠惰です。大罪武装は九種類あります。今は悲嘆の怠惰意外使えないんですけど」
「それはなぜ?」
「まだ、形になってないんだっけ?シーニー」
「はい。他のはまだ未完成です。後少しで完成するかと」
「能力については通常駆動と超過駆動があります。悲嘆の怠惰の通常駆動は、剣砲として使えます。あとは削ぎ落としの斬撃ですね。こうゾリッと」
「随分変わってるな」
まぁ、削ぎ落としと言われてもイメージはできないだろう。俺もよくわからん。
「超過駆動は掻き毟りの砲撃ですね。出力30%で3㎞届きます。そうなるまで、撃ってからのタイムラグはありますけど」
俺は畳をガリガリ引っ掻いて掻き毟りを再現する。
「なら誰が造ったのか教えてもらえるか?」
これはこれで、答えづらい質問だ。原作者なのか、それとも本の中の人なのか。本の中なら松平元信だ。
「それは、おそらく私を創った人と同じだと思いますが、覚えていません」
特典だもんな。言えるわけない。
「そうか。大罪武装については今のところ危険はない、と考えていいのか?」
「ええ、ロストロギアのように暴走はしませんし、第一奪われたとしても本当に使えるのはロード翔悟だけですから」
「俺は破壊なんて興味ないですし」
「いや、逆にあっては困るんだが」
「まぁ、安心はしました。話は聞けたので。翔悟君達は休んでていいですよ?疲れているでしょう」
「なら、そうさせてもらいます」
部屋から出て、転移装置へ向かう。
「とりあえず、帰って何か食べて、少し寝よう」
「そうですね。添い寝しましょうか?」
「いらねーよ」
とりあえず、連絡しておくか。誰がいいかな?
「そういえば、フェイトさんと一回も話してませんね」
「たしかに。じゃ、フェイトで。フェイト、聞こえる?」
『しょ、翔悟?どうした、の?』
変だ。なんか動揺してる。
「いや、今一回家に帰るから報告を、ってね」
『そうなんだ......最近忙しかったみたいだもんね』
「まーな。あ、次元渡航者はどうだ?」
『まだ捕まえてないよ。マテリアルの子達もどこか行っちゃったし。闇の欠片のほうもいっぱいいるし』
「そうだな。俺もすぐ戻るから、気を付けてな」
『わかった。ありがとう』
『(ほら、いつもの翔悟だろう、フェイト?)』
『(そうだけど......)』
「どうかしたか?」
『いや!なんでもないよ?そ、それじゃあね!』
ブチッ!と通信を切られた。
「どうしたんだ?フェイトのやつ」
「ロード翔悟。貴方の将来が心配ですよ」
何故かため息をつく、シーニー。
「なにが?」
「なんでもです」
よくわからない。とりあえずは今は帰ることが大事。襲撃とかされなければいいが。
未来からは他に誰が来ているのだろう?
アドバイス、感想などよろしくお願いいたします。