襲撃とかされなければいいが、というのはフラグだったようだ。先に行け!、と言ってやられる感じで。
俺達は海鳴市に戻ったが、その間に闇の欠片と戦闘。さらには、
「えぇ!翔悟パパも来てたの?」
「シーニーさんも!やっぱり、過去に来ていたんですか?」
オッドアイな少女が2人。記憶がある。確か、格闘系だったような気がする。ヴィ......なんだっけ?というか、俺の遺伝子から金髪が生まれるのだろうか?国際結婚だろうか?
「ロード翔悟、いつの間に子どもが出来たのですか?犯罪ですね」
「いや、普通に考えろよ。未来から来たんだよ、あの少女達は」
「少しボケてみただけです」
「つーか誰?」
「私だよ!ヴィヴィオだよ!」
「知らねーよ!なんだよ、パパって!」
「(あの、ヴィヴィオさん)」
「(なに?アインハルトさん)」
「(もしかして、あの翔悟さんは過去の翔悟さんではないのですか?)」
「(でも翔悟パパ、なのはママ達と違って身長も高......あ)」
「(どうしたのですか?)」
「(そういえば、子どもの頃私と一緒で大人モード使ってたって言ってた。私も翔悟パパから教えてもらったし。それに少し身長が低い気がします!)」
「おーい、ばっちり聞こえてるぞー」
俺の身長は大人モード使用時は176
㎝。それで、低いって未来の俺はどこまで大きくなってるんだ?
「ヴィヴィオさん、これは不味いですね」
「そうですね......なら」
「「逃げましょう!」」
「だから、そう何度も逃げられるわけにはいかないんだって!」
最近、やられっぱなしだからな。手配はかかってるし、逃げられるわけにはいかない。俺が未来でどうなっているのか気になる。でも、過去の人が未来のことを知っちゃいけないんだっけ?
「俺は“自称俺の娘”を捕まえる。そっちは任せた!」
「了解です!」
「え、翔悟パパこっち!?」
「とりあえず、気絶!」
「危ないよ!」
今回は避けられてばっかりだ。刃の部分では攻撃していない。パパと言われたので、なんかためらった。
「覇王空破断!」
「ナックルー!」
ドパァァァァンッ!
シーニーはもはや別次元の戦いをしていた。ネーミングセンスひどいな!
「翔悟パパ、ごめん!」
「へ?」
「アクセルスマッシュ!」
ドスッ!
「げぅっ!」
ものすごく、痛い!顎にもらった一撃でフラフラする。
「ちょっ、おまっ」
「あー!翔悟パパ大丈夫?」
「ぜんぜん、大丈夫......じゃない」
「だっていつも翔悟パパ、片手で受け止めるから大丈夫かなーって......」
「それ、俺じゃねぇんじゃねぇか?やっぱ人違い?」
未来といえど、俺がそんなに強くなってるとは思えない。
ズパァァァァァンッ!
「なかなかやりますね。最近模擬戦をやっていませんでしたから。久しぶりに楽しめました」
「(さすがはシーニーさん。やはり強いです)」
普通に話してる。良いのか?シーニーと闘っている少女も
「アインハルトさん、早く逃げましょう!」
「わかりました!」
「させません!ユーノさん直伝、チェーンバインド!」
ビュンッ!と 伸びていき、緑色?の髪の少女の腕に絡まるが、
バキィンッ!
「うそんっ!」
しかも、なんか撃ってきた!
「翔悟パパ、シーニーさん、本当にごめん!ディバインバスター!」
俺達は砲撃に飲み込まれた。
「あー、いってー!」
一応、防御はできていたので大したダメージはないが、まだ顎が痛い。
「まさか、私のチェーンバインドが砕かれるとは......やりますね」
「俺は負け続きで泣きそう」
今回の事件は、全くいいところがない。対象は逃がすわ、ぼこぼこにされるわで。
「落ち込まないでください、ロード翔悟。そのうち勝てるようになりますよ」
「つーか、悲嘆の怠惰以外の大罪武装、まだできねぇの?」
「もう少しですが、超過駆動はまだできないでしょう」
「だよなぁ、やったら一気に魔力なくなるもんなぁ」
『翔悟くん』
「おや、通信ですか」
「なのは達か、どうした?」
『アミタさんがね、U‐Dにやられちゃったの。キリエさんは何処かに行っちゃったし......』
キリエ、というのは確かアミタさんの妹だった気がする。ゲームの内容については、よく覚えていないが、このあと確かクロノが何かしたような。
「アミタさんは大丈夫なのか?」
『大丈夫みたい。今、アースラの医務室で眠ってる』
アミタさんとキリエさんは、ギアーズと呼ばれる機械だ。感情を持ってたから人間として暮らしてたんだっけ?
『クロノ君は、リーゼさん達と捜索してるし』
「リーゼさん?」
はて、そんな人いたっけ?
『クロノ君のお師匠さん達だよ』
全く思い出せない。やはりゲームしかやってないと、全く覚えていないな。ゲームに居たかどうかすら思い出せない。
「なのは達はどこにいるんだ?」
『アースラ。クロノ君が少し休んでてって。U‐Dについて話したいから来てもらえるかな?』
「わかった。俺も休もうと思ってたし。まぁ、結局戦ってたんだけど。俺も話したいことあるから」
未来から来たと思われる人達について
とかね。
『うん、待ってる』
家に一旦帰ろうかと思ってたが、また戻るか。
「シーニー、またアースラ行くぞ」
「わかりました。体の方は大丈夫ですか?」
「まぁ、あっち行って話終わったら、仮眠でもとるさ」
●●
「翔悟くん、こっちに来るって」
「ほんなら、準備せなあかんな」
「そういえば、翔悟ってリーゼさん達のこと知らないんだよね」
「そやね。というか私達の関わった事件のことも」
それは、この少女達悲しい記憶。それがあって今の楽しい時間があるのだが。
「私は別に、教えてもいいと思ってるよ。翔悟君やしな。なんか、友達で同じ魔導師やのに、秘密にしてるみたいやし」
「そうだね」
「ねえ、なのは、はやて」
「どないしたん?フェイトちゃん」
いつ言おうか迷ってたけど、今言おう。
「聞いてほしいことがあるんだ。翔悟について......」
●●
「ふぅ、逃げ切れましたね。アインハルトさん」
「やっぱり、過去でもシーニーさんは強かったです」
「それにしてもここは何年なんでしょね?早く帰らないとママ達とパパが心配します」
「やっぱり、原因を見つけないと」
「それにしても、翔悟パパ大丈夫かな?痛がってたけど......、怒ってなきゃいいな」
「そうですね、怒ると翔悟さん怖いですよね」
一番新しい記憶では......ダメだ、思い出したくもありません!
「と、とりあえず原因を探しましょう!」
「そ、そうですね、早く帰りましょう!」
色々な思いを抱きながら、しかしまだ事件は終わらない。
感想、アドバイスなどよろしくお願いいたします。