雁夜が直死の魔眼使いでそれなりに強かったら 作:ワカメの味噌汁
自身のマスターである切嗣の令呪の使用にともなう空間転移で雁夜と切嗣が闘っている戦場についたセイバーは、あの切嗣が令呪一角を使ってまでサーヴァントのサポートを得なければならないと判断した敵がどんな者なのかを確認する。
鍛えている東洋人といったところであろう...瞳が異様に蒼いのが少し気になるところであるが...それ以外に特にコレと言って変わったことはない。
得物はナイフか...あれ一本という訳ではあるまい。恐らく他の武装も持っているはずだ。
セイバーは冷静に雁夜を分析し、切嗣がどの程度のダメージを負ったのかを確認するべく、切嗣の方に目を向ける。
上半身、下半身共に問題はないが...!?手が一つないだと⁉
セイバーは驚く。あの切嗣の手を切り落とせるのなら、あの男は凄腕の戦士であろう。セイバーもまた切嗣同様に何故ナイフで手首を綺麗に切り落とせるのかが気になったが、その疑問は伏せておいた。
セイバーのサーヴァントを令呪による強制空間転移で援護として連れてきたのか...
セイバーが突然現れたのを見た雁夜は冷静に分析する。
コレでは分が悪いな…
仕方が無い、こちらもサーヴァントに頼るとしよう。
そう考えた雁夜は、直ぐ隣に霊体化し待機させていたバーサーカーにパスを使って現界せよとの命令を出す。
次の瞬間、雁夜の隣に黒い霧と共にバーサーカーが現界した。
「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■‼」
それを見たセイバーは驚き、言う。
「バーサーカー⁉」
そんなセイバーの驚きなどは無視して、雁夜はバーサーカーに命ずる。
「バーサーカー、そこのセイバーを殺せ。」
雁夜のその命を受けたバーサーカーの行動は素早かった。
先程与えられ、既に宝具化してあった日本刀を手にセイバーに斬りかかる。
「■■■■ッ!」
セイバーはバーサーカーのその斬撃をギリギリのところで躱すが、斬撃によって生じた風で負傷する。
「完全に躱してこれか...」
セイバーは言う。l
その間にも切嗣がセイバーに治癒魔術を掛けてその怪我を癒した。
しかし、バーサーカーの猛撃は止まらない。その斬撃は限りなく力強い物であるのと同時に、尚且つ限りなく洗練されている。
奴め、本当にバーサーカーなのか?
セイバーがそんな疑問を抱くのも無理がない斬撃が、セイバーを襲い、状況はバーサーカー圧倒的優位。セイバーは防戦一方だ。
奴のあの技量。私の遥か上を行っている...
セイバーは悩む。バーサーカーをどう倒せば良いのかを。
同刻。セイバーが突然目の前から消えた事によって倒すべき敵がいなくなったランサーとそのマスター、ケイネスは結界から得た情報セイバーがら魔術工房内にまだ残っていることを確認し、セイバーの元に向かっていた。
「結界から得た情報によると、セイバーの他に後三人いる。油断するなよ、ランサー」
ケイネスは自身サーヴァントがそう簡単に負けるとは思ってはいないが、警告する。
「あと三人とは...了解しました主よ。」
ランサーは答え、ケイネスとランサーは戦場へと急いだ。
第六十二話です。
この二次創作のランスロットのステータスって、十二の試練が無ければ白兵戦では五次バーサーカーよりも強いんですよね…今更気が付きましたが笑
今日も駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。