雁夜が直死の魔眼使いでそれなりに強かったら   作:ワカメの味噌汁

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第六十七話

セイバーがケイネスのサーヴァントとなり、ケイネスと雁夜が決闘すると誓い合ってから約一時間後。雁夜が去ったことでセイバーと二人きりになったケイネスは、先程までの戦闘で損壊した魔術工房の再構築を行いながら、セイバーと話していた。

 

「もう既に知っていると思うが...一応、自己紹介をしておこう。」

ケイネスはそう切り出す。

「私はケイネス・エルメロイ・アーチボルトだ。これからよろしく頼む。」

 

ケイネスが名乗ると、セイバーもそれに倣う。

「騎士として私も名乗らせて頂く。私はアルトリア・ペンドラゴンだ。、よろしくたのむ。」

 

自己紹介をしあった二人の会話は続く。

「ランサーが貴方について語っていました。貴方は素晴らしいマスターだ。」

セイバーは純粋に敬意を込めて言う。前マスターの切嗣とはロクに会話すらしなかった仲。

盟友であり好敵手であったランサーが褒め称えるケイネスが自身の新たなマスターになったのは純に嬉しい。

 

セイバーのその賞賛に、ケイネスは謙遜し、尋ねる。

「ははっ...それ程でもないよ。」

「私もからも質問して良いかね?」

 

「勿論です!何でも聞いてください。」

セイバーはマスターと会話らしい会話が出来ていることが嬉しく、興奮気味に言う。

 

そんなセイバーの様子を見て、その顔に微笑をうかべながらケイネスは尋ねる。

「そうだな...まずはバーサーカーと闘ってみてどう思った?」

「私はバーサーカーについての詳しい情報を持っているどころかバーサーカーを見た事すらない。」

「よってだ、セイバー。実際にバーサーカーと闘ったお前の意見が必要なのだ。」

 

マスターに頼りにされている...‼

セイバーはそんな当たり前の事に興奮を覚えながら答える。

「そうですね...私にも宝具の詳細などがあの戦闘ではわからなかったので能力の詳細まではわかりません。」

「ただ間違えなく言えるのは、バーサーカーが、強力なサーヴァントであるということです。」

 

セイバーの意見を聞いたケイネスは、さらに尋ねる。

「どのぐらい強力なのか、説明してくれるかね?」

 

セイバーは正直に答える。

「バーサーカーは筋力、スピード、そして技量の全てにおいて私を上回る物を持っています。」

「お恥ずかしながら、正面からの一対一での白兵戦においては、奴は私の遥か上を行くかと。」

 

セイバーの正直な回答を聞いたケイネスは驚き、答える。

「...!?」

「お前のそのステータスを持ってしても、かね?」

 

「はい。奴は素性はわかりませぬが、異様とも言える強さを誇っていました。」

 

「ならば対策をせねばならないな。」

「セイバー、バーサーカー早速攻略について話し合うぞ。」

 

「はい!」

セイバーが答える。そうして、新生セイバー陣営のバーサーカー対策会議が始まった。

 

 

セイバーとケイネスがバーサーカー攻略会議を始めてから約十数時間後、未遠川にかかる橋にて、王二人の決闘が始まろうとしていた。

 

約束の場に約束の時間に到着した両者は、盃を交わす。

「約定通り、完全な状態で来たようだな。」

ギルガメッシュは言い、ライダーはそれに同意する。

「ああ。戦車も軍勢も万全な状態だ。今宵のイスカンダルは完璧以上である。」

 

「確かにその充溢するオーラは、何時になく強壮だ。」

「どうやら何の勝算もなく我の前に立ったわけではないらしい。」

 

ギルガメッシュがそう言った直後、ライダーとギルガメッシュは乾杯をすると、酒を一気に飲む。

「バビロニアの王よ、最後に一つ尋ねる。」

「許す。述べよ。」

「例えばな、余の『王の軍勢』を貴様の『王の財宝』で武装させれば、間違えなく最強の兵団が出来上がる。」

「それで?」

「改めて余の盟友とならんか?」

「我ら二人が結べば、きっと天上の星すらも征服できるぞ。」

 

ギルガメッシュは高笑いすると、言う。

「つくづく愉快な奴よの。」

「生憎だがな、我が朋友は、ただ一人なのだ。」

「そして、お互いのたる者も二人は必要ない。」

 

「孤高なる王道か、そのあり方に、余は敬服を持って挑むとしよう。」

「良い。存分に己を示よ征服王。」

「お前はそれに値する賊だ。」

 

短い会話が終わった直後、二人は盃を天上に投げ、決闘が始まった。

 




第六十七話

本編に関係ないライダーvsギルガメッシュは好きなんで無理やり入れます。
ストーリーの続きが見たいな人すみません。

今日も駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
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