ありふれたマスターで世界最強   作:自宅警備員予備軍

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今回はステータス発表です。



第二話 みんなのステータス

わたしのターン、ドロー!

わたしのステータスカードを見ると、そこには衝撃的な事実が!

 

 

藤丸立香 17歳 女 レベル:1

天職:マスター

筋力:30

体力:40

耐性:20

敏捷:40

魔力:130

魔耐:60

技能:令呪、応急手当、緊急回避、瞬間強化、全体強化、ガンド、オーダーチェンジ、全体回復、霊子譲渡、コマンドシャッフル、オシリスの塵、イシスの雨、メジェドの目、召喚(ガチャ)触媒生成(課金)、冥界の護り、毒耐性、忍術(早着替え)、■■■■、■■、■■■■、槍術、ルチャリブレ、言語理解

 

・・・・は?

天職マスターって何?あれが天職だったのかぁ・・・。礼装なしで魔術が使えるようになってるのはどゆこと?魔術回路が増えた感じはしないのに・・・ん?魔術師じゃない辺りですべてを察した。

文字化けしてるのは何なんだろう…?

すごい力が覚醒することを期待しておこう。

召喚(ガチャ)触媒生成(課金)・・・まあ、これに関しては触れないでおこう。筋力が異常に高いのは、女子力を疑ってしまう。槍術・・・師匠のスパルタ訓練を思い出してしまった・・・。ルチャリブレは・・・うん、ね。

 

「先輩・・・私のステータスプレートも見ますか?」

マシュのステータスプレートを見ると、格の違いを見せつけられた。

 

 

マシュ・キリエライト 17歳 女 レベル:1

天職:守護騎士

筋力:70

体力:130

耐性:100

敏捷:30

魔力:50

魔耐:80

技能:魔力防御、全属性耐性、魔力耐性、毒耐性、麻痺耐性、恐慌耐性、金剛、回復魔法、盾術、槍術、料理、言語理解

 

チートやん。槍術は、おそらくだが、レオニダスを師としていたので、その時に覚えたのだろう。圧倒的な格差に打ちひしがれていたわたしだったが、南雲くんはさらに肩をがっくりと落としていた。

 

「な、南雲くん・・・大丈夫だよ」

なんとなく察したので、深く聞かないでおこう・・。

 

「ステータスは、日々の鍛錬で上昇するし、魔術具なんかでもあがる。あと、お前らには、国でも最上級の装備を選ばせてやる。宝物庫大開放だな!」

なるほど、じゃあ筋トレと魔術の鍛錬だけで簡単に強化できるのか・・・魔術回路とか関係なしに魔術が上手くなるってこと・・?まあ、そこはそもそもの魔術の体系がちがうっぽいから、もう少し調べてみよう。

 

「あと、天職っていうのはいうなれば才能だ。技能に連動していて、その分野において、無類の強さを発揮する」

ということは、わたしが槍や銃を持っても、本職には及ばないということか・・。ってことは、マスタースキルが若干強化されているかもしれない。

 

「ちなみに、レベル1では、ステータスは10くらいが平均だ。まあ、お前らはその数倍や数十倍だ!全く羨ましい限りだ!あと、見終えたら報告に来てくれ。訓練のメニューを考えねばならんからな」

南雲くんは絶望した表情をしていた。やめて、彼のライフはもう0よ!

 

 

天之河光輝 17歳 男 レベル1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適正、全属性耐性、物理耐性、複合魔法、剣術、剛力、縮地、先読、高速魔力回復、気配感知、魔力感知、限界突破、言語理解

 

 

そういえば、雫の道場で剣道を習っていたらしい。うん。イケメン勇者でオレTUEEEEとか、ふざけんな。

 

「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か・・・・・技能も普通は二つ三つなんだがな・・・・規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

 

「いや~、あはは……」

団長の称賛に照れたように頭を掻く光輝。ちなみに団長のレベルは62。ステータス平均は300前後、この世界でもトップレベルの強さだ。しかし、光輝はレベル1で既に三分の一に迫っている。成長率次第では、あっさり追い抜きそうだ。

 

しかも、基本的に技能は才能らしいから、後天的につくものはないらしい。

唯一の例外として、派生技能というものがあるらしく、それは、長年磨いて壁を超えることで、得られるらしい。

これで、わたしのスキルレベル10になっていたマスタースキルが技能になっていたり、死んでも冥界の門から引っ張り出すという教育方法で叩き込まれた槍術がついていたのだ。ルチャリブレに至っては、死ぬ寸前まで何回もどこかの神霊(ケツァルコアトル)に技をかけられたので、受け身は完璧だ。

 

「ほお、守護騎士・・耐久もかなり高いし体力も多い。スキルも大量にある。勇者と同じくらいの強さかも知れんぞ!」

次はわたしの番だ・・・こわい。

 

「ステータスも全体的に高め、魔力は勇者すら凌ぐほどか・・・。だが、天職も技能も見たことがないものばかりだ・・・。文字化けなんてはじめてだな・・」

このあと文字化けが治るかと思ってもう一度試したが、変化はなかった。

 

「ああ、その、何だ。錬成師というのは、行ってみれば鍛冶職だのことだ。鍛冶するときに便利だとか・・」

 

「薬品の合成や、生成なんかもできるんですか?」

そう尋ねると、団長は大きく頷いた。ちょっと南雲くんを慰める意味もあったのかもしれない・・。

 

「人体錬成とか禁忌犯したら身体持っていかれたりするから気を付けてね!」

某鋼な錬金術師の話をするが、落ち込んだ様子で俯いている。

 

「おいおい、南雲。もしかして、お前非戦系か?鍛冶職でどうやって戦うんだよ?メルドさん、その錬成師って珍しいんですか?」

 

「・・・いや、10人に一人くらいは持っている。国のお抱えの鍛冶師は全員持っているな」

 

「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるのか?」

檜山くんが、南雲くんに絡んでいく。

 

「さあ、やってみないと分からないかな」

 

「じゃあさ、ステータス見せてみろよ。天職がショボい分ステータスは高いんだろ?」

檜山くんの取り巻きと、男子生徒たちはニヤニヤしている。

香織や雫に惚れていて、香織と雫の不愉快そうな顔に気づかない時点で、香織と雫には見合わないよ、男子諸君。

 

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1

天職:錬成師

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

技能:錬成、言語理解


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