Story in ancient times, and then…   作:名も無き呟き

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Underground world
Birth of the opening(始まりの誕生)


「···おめでとうございます、国王陛下、並びに女王陛下。この地下の世界の未来を担うご子息の誕生、ハーピー族を代表してお祝いの言葉を贈らせて頂きます。また···」

 

「···F()i()o()r()a()、そんなに畏まらないでちょうだい。私達と貴女は友達でしょう?それにここには私とゴアちゃんしか居ないわ。」

 

「あぁ、そうだねトリィ。私もその方が嬉しいよ。」

 

「······分かりました。おめでとう、Asgore、Toriel。私達全員、この知らせを聞けてとても嬉しいわ。」

 

Homeの一室、柔らかい色のクリスタルが照らす部屋の中で、Fiora(フィオラ)は赤子を抱くTorielとAsgoreに向かって、微笑みながらそう言った。Toriel達も顔を見合せて笑い、Fioraに二人揃って微笑む。

 

「ふふ···ねぇ、せっかくだから貴女もこの子を抱いてちょうだいな。ほら···」

 

最初は辞退したものの、Toriel達の優しい頼みに根負けし、Fioraは()()()()()()()()()()()()()()()()()赤子を抱き上げた。TorielとAsgoreにそっくりなその子供は、ぱっちりと開いた眼で不思議そうにFioraの事を見つめた。まるで「ママじゃないの?」とでも言いたげだ。Fioraはそんな腕の中の子供ににっこりと笑いかけながら、微笑ましそうにその光景を見ている二人の方へ向き直った。

 

「二人にそっくりね。名前はもう決めたの?」

 

「ああ。私達で生まれた瞬間に決めたよ。」

 

「うふふ···Fiora、当てられるかしら?」

 

「···そうね······『Asriel』、とか?」

 

「大正解よ!」

 

「ふふ···だって2人にそっくりだもの。······あら?」

 

Fioraの腕の中の赤子(Asriel)が、ややぐずり始めていた。FioraはそっとAsrielをTorielに返し、Asgoreにハートの形をした金色のロケットを渡した。

 

「おや、これは?」

 

「私からの出産祝いです。持つ人を加護する魔法をかけておいたので、もしもAsriel君がいたずらっ子でも安心ですよ?」

 

「まぁ、とっても安心ね!でもきっと大丈夫よ。」

 

「何故?」

 

「だって子供は『ゴア』がりかもしれないでしょ?」

 

「はははっ!!最高なジョークだね、トリィ!」

 

「···ふふっ、そうね。」

 

笑い声が響く室内。そしてHomeの外や Flapperhide、Hotland、Waterfall、Snowdinのそれぞれの場所で祝い声や魔法の花火、歓喜の叫びが上がり続ける。こうして全てのモンスターから祝福され、将来この地下世界を統治するであろう王子、Asrielは生まれたのであった。

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