ガーリー・エアフォース RTA 難易度ACE COMBAT   作:TLS中毒患者

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気が付けばガリフォ11巻発売&アニメ放映から1年経っていたので初投稿です

イベントパート盛り沢山なんですがそれは……


三章スタート~シミュレーションゲイ♂ム

  

 『ガラスの棺桶』艦内 二番格納庫

 

 日本海近海をゆったりと回遊する全長300mのガラスの潜水艦の艦内で、とある機体の調整が進められていた。搭乗者の四肢は義手義足で、その先端部が可変して特殊な形状のコンソールと一体化しており、意識を傾けるだけでノズルが偏向し、フラップが開閉され、機銃の照準が作動する。だが、搭乗者は一連の動作を行った後に不満げな顔をした。

 

 「左フラップと右エンジン偏向ノズルフィンの反応が0.05コンマ遅いです。もう少し何とかなりませんか?」

 

 「む、無理ですよ!! そんな殆んど誤差と変わらないようなレベルの調整なんて!! その程度であればマニュアルの範囲内でしょう!?」

 

 「貴方たち技師はマニュアル通りの仕事をしていればそれで良いのかもしれませんが、戦場で機体に命を預けているのは僕ら自身なんです。もし僕が教主ゼロツーだったら、彼女はお許しにならないでしょうね」

 

 「っ……分かりました。すぐに調整に取り掛かります」

 

 「頼みます」

 

 義手義足の青年は悲鳴を上げた整備班を黙らせると、両腕の接続を機体から解除し、機内に持ち込んでいた音楽プレーヤーを再生させる。シートに背を預けて鋼鉄の義手で組んだ腕を後頭部に回し、物悲し気なバラードが格納庫に僅かに響く中、青年はポツリと呟いた。

 

 「……整備士はDARPAにいた頃の方が良かったなぁ」

 

 先程の整備士の悲鳴を思い出すなり、彼は以前所属していた場所を思い出した。

 ここの整備士達は所詮寄せ集めだ。確かにモグリの技術屋にしては様々なオーバーテクノロジーの塊をよく整備してくれている方だが、自分がまだDARPAにいた頃の様な完全なる誤差ゼロの調整はそう望めそうにない。さっきの数値だって、少しくらいの誤差は仕方ないと大分大目に見た方なのだ。

 

 「大変そうだな、そのシステムの調整は」

 

 そう言って機体の縁に腰掛けたのは、いつもの黒いレザーの様な拘束服にも似たNFI内蔵特殊服では無く、おおよそ鉄くさいこの場には似つかわしくない漆黒のイブニングドレスを纏った少女、ゼロツーだった。黄昏色のもみあげを持つ灰色の髪もいつもの降ろし髪では無く、後方で結んでいる。

 

 「おかえりなさい、教主ゼロツー。その様子ですと、商談は上手く行ったようですね」

 

 「あぁ、新たなスポンサーを得るのも苦労したよ。だが、これも計画の為だ。次の戦いには出せそうか?」

 

 ゼロツーが機体の縁に腰を預けたまま、()()()()()()()()()()()()()()()()()を見渡す。見た目からして戦闘機の持つ物としては異質なそれは、かつてアメリカで開発が進められていた技術だ。義手と義足を用いた神経接続による機体との真の意味での一体化。即ち、人間の耐G性能を考慮しなければアニマと同等の戦闘力を持つに至れるのである。

 そして彼は夢見ていた。自分が参加していた研究の成果が認められれば、自分の様な手足を失った者でも自由に空を飛べる日が来る、と。

 そう信じていた。()()()()()()()()()

 

 「えぇ、次の戦闘には出せます。間違いなくアイツが来るのでしょう?」

 

 「あぁ、私が()()限り、上海近海の上空で、君はあの男と再び出会うだろう」

 

 「それは良かった」

 

 青年の義手がカタカタと震える。それは恐怖にでは無い、歓喜からだった。

 あの男が来てからと言うものの、自分は散々な目に遭った。

 DARPAの技術コンペンションにて最後に立ちはだかったのが、あの男が開発していた戦闘機用の電磁加速投射砲だったのだ。

 国は次世代戦力検討モデルとして、搭乗者に対して複雑な手術が必要なナーヴ・サイコ・デバイス(神経、及び精神の操縦系列接続機構)よりも、資材さえあれば幾らでも量産が出来る電磁加速投射砲を選んだ。

 コンペンションに敗退した自分には雀の涙と言わんばかりの僅かな謝恩金が払われただけで、DARPAから追い出されてしまった。

 本来であれば、操縦系統が近しい自分こそが()()の横に立つのに相応しいと言うのに、あの男がそれを横から奪っていった。

 

 『よう、義足野郎』

 

 今でも思い出せる。あの男の軽薄な笑み。なぜあんな軽そうな男に彼女やみんなが……

 憎い、妬ましい、だからこそ……

 

 「今度会った時は必ず仕留めてやるよ。ジャズ野郎」

 

 どす黒い闘志を燃やした青年は、静かにそう呟いた。 

 

 

 ◆◇◆

 

 

 お前を……俺の女にする!!(LYRE兄貴)RTA第三部はーじまーるよー。

 

 前回は武器を開発しようとしたら、二章章末ミッションでだらしねぇ♂被弾をしたせいで火力の底上げが出来なかった所まで来ました。

 三章の最初は唐突なアンフィジカルレイヤーから始まります。ここで重要なのはNRTN君よりも早くグリペン姉貴に会いに行くことなのですが、これはまぁ余程時間を掛けない限り大丈夫でしょう。NRTN君は自宅からですが、ホモは兵舎からスタートなので、すぐに彼女に会いに行くことが出来ます。

 ただ、会いに行く前にグリペン姉貴の部屋に入るのを忘れないようにしましょう。お邪魔するわよー。

 

 なーぜーか持っていた鍵で開けた部屋に入ったら、すぐに本棚を調べます。

 すると、『中国自家用操縦士・学科試験問題集』を発見します。パラパラと読んでいくと

 

 「……ひどく懐かしい本だ」

 

 と、妙な笑みを浮かべたホモのセリフが流れたらフラグ回収達成です。ページをめくるの選択肢を五回連打して挟まっていた受注票を確認しないとフラグ達成にならないので注意しましょう。(2敗)

 フラグ回収をしたら急いで滑走路に向かいます。余談ですが、グリペン姉貴の部屋に寄らずに神社に行くと、トゥルーエンドフラグを犠牲に装備すると装甲のオートリジェネが付与されるパーツの一つ、『コマツ=タリスマン』を入手できます。

 

 滑走路に立ったらイベントシーンに入ります。

 NRTN君がいる場合といない場合でムービーの長さが変わりますが、当然前者の方が長くなるので彼が合流する前にイベントを発生させる必要があります。

 こ↑こ↓でなら全てを覚えていると言うグリペン姉貴に来ちゃダメと言われます。ホモは半分人間だからね、仕方ないね♂。ですが、無視して彼女の方へ歩み寄るホモ。ホモはせっかち。この時にグリペン姉貴が首を傾げる描写が入ります。

 すると、数歩目を踏み出した辺りでNRTN君が合流し、グリペン姉貴に色々質問責めをしますがタイムリミットが迫り、「慧、正しい選択を」と言われた所で夢から覚めます。

 

 ちなみにフラグを回収しているか否かによってこのイベントの内容はだいぶ変化します。フラグを一切回収していないのであれば、一足早くこの世界の真実を知ることができます。フラグを回収する場合TDN人間のだと滞在可能時間が短いので注意しましょう。

 

 夢から覚めた当日は襲来とかも起きず平和な一日です。

 小松三人娘とNRTN君をを模擬戦で育成しておきましょう。また、NRTN君に話しかけ、『明後日なら良いが、明日は予定を入れるな』と注意しておくことを忘れてはいけません。(1敗)

 

 さて、二日目です。

 注意喚起した事により、NRTN君が何の問題も無く厚木基地に向かうことが出来ます。アニマや改造アニマの場合はこの際にホモも同行させられます。

 

 もうお気づきだと思いますが、この日付調整によってMNHA姉貴がNRTN君とどっか出掛けようとする際に毎度の如く発生するドタキャンを全て回避させているんですよね。前章でNRTN君と外出したイーグル姉貴を遭遇させなかったのもこの為です。これによりMNHA姉貴のNRTN君への好感度が一定値以上がキープされ続けた場合、MNHA姉貴理解ルートが解禁され、NRTN君のSAN値が滅多な事で減らなくなります。やっぱり正妻じゃないか……(幼馴染ヒロインを推す派)

 

 厚木基地に着いたら、ジャズ野郎とライノ姉貴、そして三章の大戦犯であるシャンケル博士と合流します。そんなもの(ブロウラー)作らなくていいから……(良心)

 ただ、本難易度ではライノ姉貴に追加の武装『ブロウラーⅡ制御』が追加されるので一概に無能と言う訳ではありません。こっちだけ作っておいてくれよ……

 ライノ姉貴が生存した場合、章を増すごとに制御数が増えていく非常に強力な武装ですが、ザイノ姉貴化していた場合は最大3機までの制御で止まります。それでも十分強力ですが。

 シャンケル博士の役に立たないゴミ(ブロウラー)の説明が終わると、YSRDOR兄貴との言い合いが始まり、そこから逃げる様にして外の広場に出て食事会が始まります。

 

 余談ですが、僕がブロウラーをボロカスに言っているのは、この後の三章章末ミッション『上海奪還作戦』であれに何回も落とされたからです。無駄に並みのドーター顔負けの機動力を持ち、尚且つミサイルの搭載数から総火力も高いので、ザイ制御になった場合は非常に回避が困難です。フォルネウスやカリバーンでなら避けるのはまだ易しいのですが、モルガンは最大の欠点としてフレアが2回しか使えません。架空機はフレア使用可能回数が少ない傾向があります。それでも他の架空機ですら最低3回は使えるのですが、モルガンとファルケンは輪に掛けて少ないです。

 これにより自衛面が厳しく、幾らレーダーを注視していても完全に避けきれないことがまぁまぁあります。頭に来ますよ!!

 

 さて、広場に着いたらジャズ野郎とライノ姉貴が大量の食糧を持ってきます。ここでの選択肢が最後のライノ姉貴とジャズ野郎の好感度稼ぎ所さんです。

 レールガンフラグを全て回収していた場合、ジャズ野郎のセリフが

 

 「ここまでの実戦経験とライノの助言で大分仕上がった」

 

 となります。まぁこれはフラグ回収チェッカーぐらいしか機能しないので頭の片隅に入れておく程度で構いません。

 この後の『ストイックな質問』では目に光の無いライノ姉貴が見られますので、イベントCG保存派は速攻で保存しましょう。

 「アニマもいつか対立の芽を探していくのか?」と聞かれた際の選択肢は

 

 「そいつはお前次第だ」

 

 です。本編ですと地雷選択肢なのでトラップに引っ掛かった兄貴も多いのでは無いでしょうか? 本難易度でのライノ姉貴はジャズ野郎のお陰で、ある程度の感情抑制リミッターが外された状態にあります。その為、日常パートでは割と辛辣なライノ姉貴を見る事も出来ます。気遣いできる子は本質が見えてるからね、しょうがないね。

 ライノ姉貴との好感度調整はこれにて工事完了なので、お次はシャンケル博士に呼ばれて謎のゲイ♂ムに挑戦します。

 この回答は生産拠点と都市を全て放棄して人類をひたすら逃がし、一定人数以下にすれば良いだけなので簡単ですが、それをやるとイベントシーンが入る上に特にフラグにも影響しないのでまず味です。事前にやっていたNRTN君同様、全兵力を適当に特攻させましょう。大和魂を見せてやる!! バンザ~イ!!(にほんへ)

 

 ダメみたいですね……ってのが分かった所で最後にグリペン姉貴が正解を導き出します。そのデータに興奮したシャンケル博士がグリペン姉貴を検査装置に掛けようとしますが、好感度の為にも全力で阻止しましょう。暴れんなよ……暴れんな……

 時間稼ぎが済むと、YSRDOR兄貴が迎えに来てくれます。ここは素直に彼の指示に従いましょう。I will 撤収!!

 

 帰宅便の中でYSRDOR兄貴がNRTN君にシャンケル博士はアニマが何なのか分かっていないと愚痴りつつも、唐突なベビーシッター宣言を横で聞きつつ、ホモが眠りに入った所で今回はここまで、小時間のご拝読、ありがとうございました。

 

 

 ◆◇◆

 

 

 ??? ある男の独白

 

 

 男は本質の世界に足を踏み入れていた。訳あって偽っている今の姿では無く、本来の姿で、本来の性格で。熱くも寒くも無い無意識の海を漂っている。

 ()()()()()()()この肉体を失ってどれくらいの時が経っただろう? あの世界を何回彷徨っただろう? もはやその回数すら不確定な物になっている。10回か? 20回か? 下手をすればもっと多いかもしれない。

 あと何回走れば、自分は答えに辿り付けるのだろうか? 途方も無い思索のループが続く。

 

 それでも諦める訳にはいかない。()()を意地でも連れ戻すと決めたあの時から、時間が掛かるのは覚悟の上だ。自分の(アニマ)がどのくらい自分が自分である事を覚えていられるかがタイムリミットになる。それを過ぎれば、()()()()()()()()()そのものが消滅してしまう。それでは何もかも意味がないのだ。下手をすれば、()にも影響が出てしまう。それは今はマズい。

 

 あぁ、あの時の手紙の差出人の、あの文言に込められた気持ちが今なら分かりそうな気がする。

 

 もし答えに辿りついた時に()()が自分では無く()を選んだ時、自分はそれを素直に祝福できるだろうか?

 

 決まっている。間違い無く否だ。

 

 ()はそんなにお人好しじゃあない。

 

 その時が来たら、俺は間違いなく()を殺すだろう。存外健気な()に絆されかけている自分に若干呆れるが、それでも容赦はしないつもりだ。

 

 

 

 

 

 

 例えそれが、()()()であっても。 

 

 

 

 

 

 

 




週一ペースは崩さないように頑張ります。
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