ガーリー・エアフォース RTA 難易度ACE COMBAT   作:TLS中毒患者

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近所のブックオフでHGフルドド二機ゲットしたので初投稿です。


~中国本土上陸

 

 空にフリージャズとバラードが鳴り響くRTAはーじまーるよー。

 前回は主にNRTN君関連のフラグ回収や好感度調整をしたところまで来ました。

 

 作戦開始当日の最初はホモはバスの中で眠っていますが、この時点で必要な小松三人娘及びNRTN君の好感度調整は済んでいるので起きる必要はありません。ロード時間を短縮する為にも眠っておきましょう。好感度調整に問題が発覚した場合はバス内の会話で少しだけリカバリーすることが出来ます。

 

 今作戦での母艦、ジェラルド・R・フォードに到着したら格納庫に強制連行され、ライノ姉貴とジャズ野郎と再会します。

 

 「あたしこれあんまり好きじゃないんだけどな~、重いし」

 

 「つっても、追加の増槽みたいなもんだろ? 確かにセンサーとか余計な物外せなかったのかとは言いてぇが……」

 

 何かライノ姉貴の機体の背中に余計な物が付いてますね……そうなんです、この時代では無人偵察機はEPCMで電波をシャットアウトされると制御不能に陥るのであまり使われません。なので、廃棄同然の物を買い取ってこのように追加ブースターとセンサー、増槽を兼ね添えた所謂『ゴーストブースター』として搭載した仕様が存在します。ジャズ野郎曰く『強化形態って言ったらフルアーマー一択だろ』という事でペットネームがフルアーマー・ライノになっていますが……。ゴーストブースターは尾翼が二基ある機体なら大体搭載可能です。モルガンもTLSを捨てれば搭載可能ですが、RTAで火力源を捨てる訳無いよなぁ?

 

 シャンケル博士の役に立たない作戦概要を聞いたらライノ姉貴に連れられて船内でパーティーです。みんな踊れ~!! DJDJ……(届かぬ願い)

 

 お小遣い稼ぎをしたいならここでイーグル姉貴とファントム姉貴の飲み比べ、または米兵とグリペン姉貴の輪の中に入って掛け金を募りましょう、どちらが勝っても儲かります。結局イーグル姉貴が勝つんですけどね。グリペン姉貴は10人抜き達成に掛けておけば一攫千金です。いつもならスルーするのですが、前章でガバ被弾をやらかしているのでこのままだと三章終了時にTLS強化集束レンズのパーツ開発が追い付きません。なので、ここで少しでも稼ぎます。

 

 お小遣い稼ぎが終わったらさっさと寝ましょう。因みにホモの種族が唯のアニマだった場合、謎の声にうなされるイベントが入ります。これのせいで翌日の作戦でシンクロ率が低下し、アニマコントロールの強誘導ミサイルや機銃の高精度レティクルが使用不可になり、Himatマニューバにも支障が出ます。純正アニマのレスポンスの高さに慣れているとここで苦労します。だから、種族で改造アニマを引く必要があったんですね。

 

 さて、長い長い三章章末ミッションの始まりです。本難易度では出撃前にジャズ野郎の演説が追加されます。

 

 「本作戦でアタッカーを任されているライノのパイロット、DARPAから派遣されたレオン・アークライト技術中尉だ。一応戦闘機用レールガンの開発主任というかスポンサーでもあるが、まぁ戦場(ここ)じゃ立場なんて物は糞の役にも立たねぇ。一介の兵士として作戦に参加する以上、祖国と人類の為には全力で戦ってやる。だが、俺とライノは途中の散発的な戦闘には一切参加しない。温存したフルアーマー・ライノとブロウラーⅡの戦力を持って、高高度から後方に控えている敵主力を一気に叩く」

 

 「言い方が悪いが、この際包み隠しはしない。お前らには俺の盾になって貰う。雑魚のガラス共相手は任せる……俺は空を飛ぶのが好きだ。自分の力を増幅させてくれる戦闘機が好きだ。好きで好きでしょうがなくて、全身の血液が沸騰しそうになる。だからこそ、俺は奴らが許せねぇ」

 

 「俺の、俺達の空を穢したガラス共には相応の報いを受けて貰う。あばよ、兄弟。この作戦には若干一名ティーンエイジャーが含まれているが未成年も関係ねぇ、生き残ったら乾杯だ!! よし、行くぞぉ!!」

 

 デッデッデデデデッ カーン デデデデッ(イキSGT)

 

 ジャズ野郎の演説を聞いたらいよいよ出撃タァイムです。

 TDN人間の場合は第一戦隊に回され、機体スペックの差もさることながらでそのザイとの数の差に地獄を見ますが、アニマの場合は第三戦隊に配置される他、PMC所属なので米軍に一度だけ高精度の援護射撃支援を要請することが出来ます。ただし本難易度ではライノ姉貴がジャズ野郎共々高高度にいるので、第三戦隊の数が一機少ないです。その代わりに後方で待機している重爆撃機タイプがジャズ野郎によって破壊されるので増援の数が減ります。

 あれ? これ本編と違ってイケるんじゃね? と誰もが思いますが、ところがギッチョン!!(焼け野原ひろし)。謎の衝撃波でアニマ達のシンクロ率低下とブロウラー乗っ取り事件が起きたらイベントシーンに入ります。

 

 ◆◇◆

 

 「何だよコレ……レールガンのノイズじゃねぇ、どこの誰だ!! 俺以外にラジオ鳴らしている馬鹿は!!」

 

 ライノ管轄のブロウラーⅡと、レールガンの火力を持って後方に控えていた重爆撃型ザイを二機撃墜したレオンは、通信に交じる謎のノイズと、先ほど走った謎の衝撃波に焦りを感じた。その直後だ。自機の右後方を飛んでいたブロウラーⅡ二機が、瞬く間に撃墜された。レーダー担当のライノが下方からの敵機の接近を警告。所属不明機が一機。

 

 一瞬見えたその機体は見た事も無い機体だった。欧州の試作機やその正式採用型の機体とも違う、大型の機体。ブラックバードとも見間違えたが、あんな速度特化の機体では今自分が目にしている様な機動力は出せない。また一機、また一機と撃墜されるブロウラーⅡ。しかし、ブロウラーⅡを盾にしている間に見えた相手の動きは、かつて自分が見た事がある物だった。周波数を切り替え、呼びかける。かつてDARPAのコンペンションで使っていた頃の周波数だ。

 

 「別格に速いな……その動き、あぁ間違いねぇ、お前だろ!! 義足野郎!!」

 

 『レオン・アークライト……お前は俺から空を、彼女を奪った……!!』

 

 「はん、女を寝取られてご立腹ってか? ガッカリだぜ、俺に勝ってDARPAに評価の再検討を申し込むとかだったらまだ見直したんだがなぁ!!」

  

 旧知であろうが既に攻撃をされている以上、相手は敵機だ。中に人間が乗っていようが容赦をする必要はない。機体をクルビットで反転させてから所属不明機に狙いを定め、レールガンを発射。しかし、

 

 『その武器の発射ラグは知っている!!』

 

 かわされた。かつて模擬戦闘で相対していただけあって、相手もこちらのスペックは熟知していた。あの日よりマシになったと言えば動作の確実性ぐらいで、電力がコンデンサーにチャージされるまでの時間は変わっていない。そして何より、機体の性能差が著しい。と言うよりは……

 

 「ライノォ!! 照準が甘ぇぞ!! どうなってやがる!?」

 

 「……」

 

 『どうした!? 彼女がいなければやはりその程度か、ジャズ野郎!!』

 

 「クソッ……テメェ、ライノに何をしたぁ!?」

 

 ライノから応答が無いのが気になるが、今は後ろを気に掛けている余裕はない。レオンは操縦席からパネルラインを操作して火器管制システム及び機体制御のライノとのリンクをカットし、機体に備わっているアニマ制御に比べたら色々な意味で貧弱なアビオニクスに切り替える。今この瞬間、この機体は普通のホーネットとそう変わらなくなった。

 レールガンを照準、発砲。しかしライノによる高精度の補正が無いせいで先程よりも着弾のブレが甘い。あと8発。ミサイルはもう撃ち尽くしている。機銃とレールガンだけで戦わなければならない。生物の如く機動性を発揮する化け物機体相手に。

 

 『このサイコ・ヴィルコラクの機動性でなら!!』

 

 「答えやがれ!! テメェ、さっきの衝撃波を知っているな!?」

 

 『俺は何も聞かされていない。だが、俺はあんたを殺せればそれで良い……っ!!』

 

 『彼女は……僕にとって希望だった、光だった。実験漬けでこんな体になった僕を蔑まず、いつも笑顔で傍にいてくれたんだ。戦闘力だって僕の方が上だ。お前さえ……お前さえいなければ、そこにいるのは僕の筈だったのに!!』

 

 「……テメェ、ふざけるのもいい加減にしろよ」

 

 レオンの中で怒りが沸き立つ。彼女が彼に向けていたのは決して本物の笑顔では無い。自分が来る前からそうだと言うのなら尚更だ。上辺だけの笑顔、当たり障りのない付き合い、気遣いの出来るおせっかい焼き。そんな物は上が都合のいい道具にせんとするべくプログラミングされただけの動作に過ぎない。多少リミッターが外れている今でさえ、本当の彼女が分かっていないのだから。

 だからこそ、義足野郎がその上辺だけの彼女を見て、それが彼女の全てだと、まるで自分だけが彼女をよく知っていると思い込んでいる事に怒った。

 そして、自分の技術こそが人類の希望と信じてやまないその幻想にも。

 

 「やっぱりお前にはガッカリだぜ、義足野郎!! 根暗義足野郎に格下げだぁっ!!」

 

 コックピットに括り付けたポータブルプレーヤーから流れるジャズの曲が切り替わる。まるで雄叫びの様な先程よりも激しいアップビートな曲に。同時に相手の曲も切り替わる。こちらはより歌詞がドロドロした、悲恋の歌だ。

 

 決して分かり合う事の無い二人の激闘は、今暫く収まる事を知らない。

 

 

 ◆◇◆

 

 

 やっぱ、戦闘機乗りに三角関係は付き物なんやなって……

 さて、向こうが激闘を繰り広げている間にもこちらもこちらで激戦です。謎の衝撃波でブロウラーの制御が全部乗っ取られて大参事世界大戦が繰り広げられていますが、120秒間は全力で逃げましょう。どうせ中国本土に上陸したら謎パゥワァーで残弾が全回復するので、ザイも撃墜しつつ、本当にやばかったらフレアも惜しまず使いましょう。金属箔ホイルを機体のケツからドバーッ!! っと出してきた。もう空中フレアまみれや。嫌だねぇ。

 

 今回は何とか爆風が一回掠った程度で済みました。120秒が経過すると、どこからともなく現れたX-02Aと四機のSu-30が、潜水艦から放たれたミサイルと共に暴走したブロウラーと周辺のザイを焼き払ってくれます。が、ホモ達の味方では無いので当然こちらに牙を剥いてきます。

 ゼロツーは相変わらずグリペン姉貴のケツをひたすら追い回してくるので、こちらも追いかけてTLSをぶち込んでやりましょう。

 ゼロツーは装甲を50%削り切ると撤退していきますが、その前に支援要請を後方のザイに挟まれつつある部隊の支援に使ってあげましょう。ここでこれを忘れると、Sランク取得が不可能になります(2敗)。

 

 いつの間にか味方のいる空域から離れすぎたグリペン姉貴とホモ、そこに義足野郎に逃げられたジャズ野郎が合流してきます。

 ここでの選択肢は、

 

 「ライノ姉貴に呼びかける」

 

 を10回連打です。まさか10回も同じ選択肢を選ばさせるとは思わなんだ……こうする事によってライノ姉貴が表面上元通りになり、完全な闇落ちを防ぐことが出来ます。が、まだ油断はできません。

 本チャートはライノ姉貴をザイノ姉貴化させた上で生存させると言うかなり綱渡りなチャートとなっております。と言うのも、そもそもザイノ姉貴化させるには好感度一定値以下にする必要があるのですが、当然味方にするには好感度一定値以上が必要な訳で、本チャートを成し遂げるにはその中間地点に上手いこと好感度を調整する必要があります。なので、KSKして飛ばした二章終盤のイベントCG回収等では一番好感度が上がる選択肢だけでなく、二番目に上がる択や寧ろ下がる択を選ぶ必要すらもありますね。 

 ですが、逆に言えばそこに関しては覚えゲーなので電卓片手に好感度を調整をしましょう(3敗)。本当の問題は後述します。

 

 全員が燃料に警告が出ますが、グリペン姉貴の提案により中国の浦東国際空港に一時着陸する事になります。

 

 「何か静かだねぇ~。格納庫の中に人の気配はしないし、アプラとか小松とは凄い違いだよ」

 

 「あぁ、しかし、中国って二か月前に完全に陥落したんだろ? そんな所に人がいるとも到底思えねぇが」

 

 どっかの団長が射殺されそうなセリフが流れると着陸です。自分の種族がアニマ系の場合、着陸したら座席裏のサバイバルキットごと備えられた武器を持ちましょう。空港を脱出する際に一役買ってくれます。TDN人間の場合はホテルの部屋に着いてから電気スタンドを確保しましょう。とにかく武器を拾う事が大事です。

 調子の悪いグリペン姉貴を介抱しつつ空港に着くと、先行していたライノ姉貴が食料を持ってきて食べるよう勧めますが、ここでホモはサバイバルキットに入っているもの以外は何も口にしてはいけません。ここでスタミナ特化型ビルドが生きてきます。空腹だとダッシュの速度が鈍ったりしますが、スタミナ特化型はそう簡単にその圏内にはなりません。

 ちなみに仮に食した場合、ホモの精神がポジられて即刻ガメオベラします。こんな所見殺し気付く訳無いだろ……。(1敗)

 

 部屋の番号ですが、本難易度ではライノ姉貴の好感度次第では自分で指定が出来ます。動画的には810とか1919とかが良いんでしょうが、移動の利便性と動画バエルを狙って部屋番号114を選択した所で今回はここまで、小時間のご拝読、ありがとうございました。

 


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