ガーリー・エアフォース RTA 難易度ACE COMBAT 作:TLS中毒患者
二回目があったら行きたいなぁ……
日本海近海 深度300m 『ガラスの棺桶』艦内 秘匿区画
『教主様が撃墜されてもうすぐ一週間になる……確かに教主様は無事なのだろうな?』
「えぇ。無事に自衛隊の方々に回収されたのは姉さまが確認しています。それに、私たちの体はそう易々と壊れる物ではありませんよ」
日本近海を回遊する巨大な影。彼ら『組織』の面々が『ガラスの棺桶』と呼称している全長400m足らず程の超大型潜水空母。それは、ここでは無い何処かから齎された技術により製造された、今現在から見てもあと10、20年は建造に要するとも言われている、文字通りオーバーテクノロジーの塊である。
その中でもごく一部の人間しかその存在を知らない区画に、黒のドレスと白のドレスをそれぞれ纏った姉妹が二人。まるで
「引き続き指示は私たち姉妹が出します。私たちは彼女のクローンですから、未来予知こそ出来ませんが、現状維持程度であれば出来ますので」
「それよりも技術班にとっととあの四機からのこれまでの戦闘データのバックアップを急がせなさい。
『……了解しました。部下にもそう伝えます』
そう言って技術班幹部の男からの通信が途絶え、部屋に再び静寂が訪れると、二人はガラス製シリンダーの中を覗き込む。その中に収められていたのは一人の少女だった。瞳こそ閉じられたままで、整った顔立ちや腰まで届くほど長い銀髪は彼女ら姉妹やその妹と同質だが、肌の色は褐色であり、その点が決定的な違いを醸し出している。
そのシリンダーの横に無数のケーブルで繋がれているのは、厳重にケースに封じ込まれた小型の機械的なユニットで、表面の装甲板には『Z.O.E.』の刻印が刻まれていた。二人はガラスのケースに細長い指をそっと這わせ、同時に呟く。
「「覚醒の時はもうすぐですよ……ゾーイお姉さま」」
◆◇◆
ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃ なRTA第五部はーじまーるよー。何か黄金の風が吹きそうな名前してんなお前。
第五章ではじょっぱなから五郎島難民居留区でのデートとなります。本編であればNRTN君とグリペン姉貴の二人きりで行った場所ですね。ですが、MNHA姉貴完全和解ルートに進行している場合は彼女とホモを含めた実質ダブルデートになります。ホモの中身は一応男ですが、傍から見るとNRTN君がTDNハーレム状態にしか見えませんねクォレハ……
麻花のお店に着いたらNRTN君とMNHA姉貴がどの味を買うかで軽く衝突が起きますが、やっぱり僕は王道を行く……金平糖入りですかね……ですが、ここでの選択肢は
「オジサンが両方買ってあげるから」
です。資金の消費速度がさらに加速しますが、今更気にするな!! これにより資金を対価にNRTN君とMNHA姉貴の好感度を両方上げることが出来ます。休憩所の椅子に着いたら会話イベントです。
「そう言えば、貴方とこうして話すのは初めてだよね。食堂で何度も会っているから分かると思うけど、私は宋明華。慧の幼馴染よ」
「慧の幼馴染……私はJAS-39のアニマ、グリペン。戦場では慧のパートナーを務めている。一蓮托生の仲」
「へぇ~……そうなんだぁ……ふぅーん」
(空気がバチバチと音を立てている気がする……こいつら、一体何をそんなに牽制し合っているんだ!? と言うか二人とも何でそんなに俺を睨むんだ!?)
「諦めろ少年。今回ばかりは少年が100%悪い。それに、100人が見たら100人がギルティ―と呼ばれる状況だぜ? これ」
「ほんっと、モルガンさんの言う通りだよ。けど……もう四か月も前になるのかな? ほら、中国本土からの避難船を助けてくれた赤い戦闘機。あれ、貴方なんだよね?」
「肯定。明華もあの時避難船にいたの?」
「うん。しかもあの時、慧ったらいきなり海に不時着した貴方を助けに行こうとするんだもん。春の海なんて冷たかっただろうにさ。ってまぁそれは置いといて……ありがとう、私たちを助けてくれて」
何の勝利確信をしたのか、ふんぞり返って麻花を追加で要求するグリペン姉貴にNRTN君が突っ込みを入れた所で移動開始ですが、本難易度では先に会うべき人物がいるのでそこを目指します。モブにぶつからないように調整しながら移動し、焼き菓子店に着いたら再びイベントです。
「おっとと……」
「だ、大丈夫ですか!? って、手が冷たい……?」
「あぁ、ゴメン。驚かせてしまったようだね。僕、両腕義手だから。ついでに言うなら両足もね」
不幸にも黒塗りの天パ義足野郎に激突してしまったMNHA姉貴がよろけた彼を支えてあげます。なんでも、白と黒のドレスを着た銀髪の双子のお嬢さんを探しているらしいので、見つけたら教えてほしいとの事です。言われるまでも無くフギムニ姉妹の事ですね。ここでは義足野郎のサイドストーリー「大した事の無い音程とリズム」を回収する必要があるのでフギムニ姉妹の捜索は後で行ってあげるのですが、姉妹の移動ルートとの兼ね合いもあり、先に暴力団員の連中を潰しておく必要があるので一度NRTN君たちから離れます。
黒社会の連中は工業地帯の倉庫にいます。ここでちょっと回り道をすると突入の機会を窺っているブーランジェ姉貴に出会えるのですが、フラグ云々のうま味はありませんので単機で殲滅します。道中のイベントを色々すっ飛ばしたせいで経緯がハッキリしていませんが、なーぜーかー、グリペン姉貴が捕まっているので、
「小石を投げて気を逸らす」
「右の奴から」
を選択して戦闘開始です。暴力団員の持つ武器はモノホンなのでこ↑こ↓で被弾すると致命傷を負い、後の出撃に支障が出ます。TDN兵士ならともかく、肉体的スペックが追い付いていない一般通過学生で走る場合は先に制圧する本チャートはお勧めしません。因みに被弾すると強制的にブーランジェ姉貴たちが突撃してくるので最速エンディングRTAではわざと食らった方が早いです。その代わり強制的にこの居留区イベントが終わってしまい、義足野郎のフラグを回収できなくなるので本RTAでは行いません。
当身のコマンドは各相手ごとに固定です。初手こそ決められますが、その後は完全にランダムです。微妙に髪型などの服装が違うので、良く見て対処しましょう(2敗)。
三人を倒した辺りでブーランジェ姉貴たちが突入してきます。じっとしてろお前!! 逃げられねぇぞお前。警察だ!! コイツは証拠として押収させてもらうからな~?
「この度は犯人検挙へのご協力、感謝します」
「気にすんな。ダチが捕まってたから、成り行きでこうなっただけだって。それよりも、俺がここで暴れた事は伏せておいてくれよ?」
「……恩を仇で返す様な真似をするつもりはありませんが、一つ忠告を。こんな人形にの為に、貴方が命を掛ける必要はありません」
ここで「穏便に済ます」では無く「本音をぶちまける」を選択します。
「生憎、俺はその人形に命助けられてる身なんでなぁ。それを言うなら、俺自身をも否定する事になるぜ? ミス・ブーランジェ。DSSD所属のエージェントだってんなら、俺の事くらい調べは付いてるだろ?」
「初対面で見破られるとは、つくづく侮りがたいですね。貴方は」
「勘だよ。んなこたぁどうでも良いとして、確かに俺も、こいつ等も、アンタの言う通り所詮ドーターの制御ユニット、道具なのかもしれねぇ。だがな、例えばの話をしよう。そうだな、時計は好きかい?」
「……いや、特にそう言った趣味は」
彼女の吸っていいか? には勿論「構わない」を選択。
「じゃあ、アンタが今取りだしたライターでもいいよ。見たとこ随分年期物のモデルだなぁ。その割には見た目は綺麗だ、よっぽど大事にしていると見える。ちょっと前の俺なら欲しがってたかもな」
「何が言いたい?」
「俺や少年がアイツらに抱いてる気持ちってのは、あんたにとってのそのライターと同じって事だ。モノだろうが何だろうが、大切だからこそ手塩を掛けて手入れをしてやるんだろうが」
ホモの言葉にライターとグリペン姉貴を交互に眺めるブーランジェ姉貴が警官隊に呼ばれたら、グリペン姉貴を連れてそそくさと去りましょう。ヒーローは多くを語らずクールに去る物です。
お次はフギムニ姉妹の捜索です。黒社会検挙イベントを起こして時間調節をした今であれば、ほぼ確定的に居留区と工業エリアの中間地点にフギンが……あれぇ? 丘ピーポー? なぁんで誰もいないんですかねぇ……(少女困惑中)。いや、もしかして……もしかするかもしれませんよ?(少女条件確認中)。やっぱり歩いて探した方が早い気がするので他の条件でいる場所を探します。
(少女探索中……)
すいませーん。木下ですけどぉ~。ま~だ時間掛かりそうですかね~?
とか何とか言っていたら飲食店のテラスに居ました。こ ん な と こ ろ に白と黒の銀髪ドレス幼女とかちょっと目立ちすぎやしませんかねぇ……発見したら声を掛けて義足野郎が探していたことを伝えてあげましょう。
若干ゃロスが発生してしまいましたが、姉妹が同時にいるパターンを引けたのでトータルではそこそこ良いですね、いや、良くは無い!!(どっちだよ)
無事にNRTN君たちと合流すると、そこには既にフギムニ姉妹と合流で来た義足野郎がいます。お礼に奢ってくれるらしいので甘んじて受けましょう。
ここでの会食イベントで唐突な義足野郎の自分語りが入ります。短縮版のここで明らかになっているのは
1:名前はスレイン・ローレンスである事。
2:中東の紛争地生まれで地雷を踏み抜き、その際に両足と右腕を失った事。
3:どこから聞きつけたのかDARPA所属を名乗る研究員に人身売買される形で身柄を引き取られ、その際に残りの左腕も切り落として今の姿になった事。
です。その他詳しくはこのイベントを発生させて入手できるサイドストーリー「大した事の無い音程とリズム」で知ることが出来ます。
「まさか、レオンさんの言っていた義足野郎って……」
「うん、僕の事だと思う。けれどそれはそれ、今日は今日だ。初めての場所で良く分からなかったけど、案内をしてくれてありがとう、鳴谷慧君。でも……もし戦場の空で、僕があのジャズ野郎を……レオンを殺すのを邪魔するようなら、その時は容赦しないからね」
「っ!? 貴方、俺達の事を知っていて……っ!!」
「あぁ、別に刺客とか送る気は無いそうだからそこは安心してほしい。教主様曰く、君達を『空で倒さなければ意味がない』そうだから。現に僕も、今ここで君達を殺そうと思えば殺せたからね」
変形した義手から伸びる刃とかどこぞの錬金術師かな?
「でも、君達にはお世話になった借りがある。戦場ではいざ知らずだけど、プライベートでは仲良く……は無理でも、穏便には済ませたいかな? 僕としては」
「……随分と勝手な言い分ですね。わざわざ慧の殺害予告までしておいて」
「譲れない物は誰にだってある。そうだろう? 例えば、君とJAS-39のアニマと鳴谷君の三角関k----」
「わーっ!! わーっ!? それは今関係ないでしょう!?」
「……慧、この男を今すぐAIM-7で吹き飛ばすべきだと、私は考える」
初対面の義足野郎にすら関係割れているとかあのさぁ……敵の言葉で取り乱すとか、二人ともそんなんじゃ甘いよ。まぁ、顔を真っ赤にした二人とも可愛いからOKか。
殺意と照れが混じったグリペン姉貴の気配を受けて、それまで傍観を決め込んでいたフギムニ姉妹が介入してきます。
「あら? ミカエラ相手に相打ちまでしか持ち込めないような戦闘機が、彼や私たちに追いつけるかしら?」
「姉さま。あまり場を荒らさない様に。ですが……強いて言うなら、私たちは彼と違って義妹を傷つけられたと言う明確な理由があります。この場で戦いを挑むような無様な真似をするつもりは毛頭ありませんが、少なくとも、あなた方に対する敵意は彼よりは高いとだけは心に留めておいて下さいませ」
「まぁまぁ二人とも落ち着いて……このまま放っておくとここが戦場になりそうだ。僕たちはこの辺りで失礼するよ。会計は此方で済ませておくから」
義足野郎が去った辺りで五郎島難民居留区イベントは終了です。
翌日になったら好感度が一定以上になっているため、朝早くからバイトに来たMNHA姉貴がNRTN君とグリペン姉貴とホモの三人分の弁当を持ってきてくれます。MNHA姉貴の手作り弁当温かいナリィ……
技本執務等の休憩室で机の上で突っ伏しているグリペン姉貴に話し掛け、弁当を渡してあげましょう。
何やら機種変更訓練を二機体分同時にやらされているそうで、片方は同系列機体であるF型なのでまだどうにかなるそうですが、もう片方はエンジンが双発だったりで余りにも勝手が違うらしく難儀な思いをしているようで今回はここまで、小時間のご拝読、ありがとうございました。
何処で見たのか忘れましたが、「ガーリーエアフォースは終わり方は綺麗だけど、もうちょっと最後の最後で主人公にご都合主義とか奇跡とか起きても良かったんじゃ」とか「なんかグリペンルートノーマルエンドだけを見た気分」とか書いてあったのを見て激しく共感しました。
あと、自衛隊からファントム姉貴の実機が引退するようですね……(軍事はガバいので詳しくは知らず)。
何やらベルクト姉貴の音声作品が出るらしいのでサンプルボイス聞いたら無事仰げば尊死しました。